2016年 07月 13日 ( 2 )

沖縄-緊急事態。東村と国頭村にまたがる米軍北部訓練場へのヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に、政府は警視庁などから500人規模の機動隊を投入。

 標題について、沖縄タイムスは2016年7月13日、「東村と国頭村にまたがる米軍北部訓練場へのヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に向け、政府は警視庁などから500人規模の機動隊を東村高江のメインゲート前などに投入することが分かった。複数の政府関係者が12日、明らかにした。連休明けの19日から順次沖縄入りする。沖縄防衛局は近く、ヘリパッド建設工事に着手する見込みだ。」、と報じた。
 また、国と沖縄県の対応について、次のように報じた。


①「政府は昨年11月、名護市辺野古の新基地建設に反対する市民らの抗議活動に対応するため、キャンプ・シュワブゲート前に100人規模の機動隊を派遣した。今回はその5倍の人数で、反対する市民らの活動を抑制し、工事を円滑に進めるために投入を決めたとみられる。機動隊は複数の都道府県警から派遣され、北部市町村の複数の宿泊施設を使用するという。」
②「政府関係者によると準備が整い次第、未着手の4カ所のうち国頭村安波のN1地区でヘリパッド建設に着手する予定。ノグチゲラの営巣期間に入る来年3月までに、全工事を終わらせたい意向だ。」
③「一方、県はH、G地区のヘリパッド着工に向け、防衛局が11日に出した県赤土等流出防止条例に基づく『事業行為通知書(案)』の受理を保留することを決めた。ただ民間事業者と異なり、国は条例上、県による45日以内の審査を義務付けられていない。県が『受理する』『しない』にかかわらず、国が『通知した』とし、両地区の着工に踏み切る可能性もある。」
④「翁長雄志知事は12日の県議会で、防衛局が参院選翌日に資機材を搬入したことに『とんでもない話で、強圧的だ』と政府の姿勢を批判した。一方、中谷元・防衛相は会見で『必要な準備が整い次第、移設工事にかかりたい』と述べ、速やかに工事に着手する考えを示した。」


 さらに、抗議行動の現状を次のように報じた。


「米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設を進める沖縄防衛局は12日午前6時10分ごろ、東村高江の同訓練場メインゲート内へ建設に使うとみられる資機材を搬入した。県警機動隊100人以上が警戒に当たり、工事に反対する市民ら13人は囲まれ、身動きできなかった。資機材搬入は2日連続で行われ、工事再開に向けた緊迫度が高まっている。ゲート前に座り込む市民と機動隊は午後5時半ごろまで何度も衝突。もみ合いの末、63歳と55歳の男性が手足を抱えられ基地内に連行される場面もあったが、その後解放された。」


 以下、沖縄タイムスの引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-07-13 08:40 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄-国際自然保護連合(IUCN)の世界自然保護会議第6回総会で、日本自然保護協会など国内の非政府組織6団体が日米両政府、IUCNに沖縄島の外来種対策を求める勧告案を共同提出。

 標題について、沖縄タイムスは2016年7月2日、「9月に米ハワイ州で開かれる世界最大の自然保護団体、国際自然保護連合(IUCN)の世界自然保護会議第6回総会で、日本自然保護協会など国内の非政府組織(NGO)6団体が日米両政府、IUCNに沖縄島の外来種対策を求める勧告案を共同提出したことが1日、分かった。IUCN内で勧告案の文言を巡る議論が進んでいるが、島外から大量の埋め立て土砂が搬入される名護市辺野古の新基地建設計画に触れ、搬入前に第三者的立場の専門家が関与するよう求める内容を含む見通し。」、と報じた。
 また、「総会の『対立関係を視野に入れた保全の取り組み』分野のワークショップでは稲嶺進名護市長も新基地建設問題を報告、国際的な支援を呼び掛ける予定だ。」、と伝えた。
 このことについて、琉球新報は2016年7月5日、「IUCN勧告案 辺野古阻止へ国際圧力を」とする社説を掲げた。
 その要約は次のものである。
(1)経過
①「国内の環境保護6団体は普天間飛行場の辺野古移設計画を批判し、ジュゴンやウミガメ、サンゴなど貴重生物と自然環境の保護を訴えてきた。」
②「これを受け自然保護の国際的な権威であるIUCNは2000年、04年、08年の3度、日本政府に対しジュゴン保護などの勧告を行っているが、自然保護の国際世論に背を向け、政府は強引に辺野古新基地建設を進めている。」
(2)辺野古の状況
①「辺野古海域の埋め立てには2100万立方メートル、県庁70棟分もの土砂の投入が予定される。海域の埋め立てはそれ自体、海洋生態系を破壊するが、加えて土砂に混じって搬入される外来生物の影響がクローズアップされている。」
②「埋め立て土砂は国内6県7地区からも搬入する計画だが、これらの地区ではアルゼンチンアリやセアカゴケグモなど在来種を駆逐したり毒性があったりする生物9種が確認された。侵入すれば生態系への深刻な影響が懸念される。」
(3)問題点
①「昨年11月に外来生物の混入する土砂の搬入を規制する県条例が施行されたが、実効性には疑問がある。広大な海域を埋め立てる大量の土砂に微細な有害生物が混入していないかの万全なチェックが、果たして可能なのか。」
②「北部三村の陸海域の『やんばる国立公園』指定が決まったばかりだが、同地区は世界自然遺産の有力候補地でもある。近隣の辺野古地区に外来生物の侵入を許せば、やんばるの固有動植物、生物多様性に影響を及ぼす可能性がある。」
③「世界自然遺産はIUCNの勧告を受け決まる。辺野古基地建設によるジュゴンへの影響や外来生物への政府の対応は、やんばるの世界自然遺産登録の成否をも左右しかねない。」
(4)主張
①「日本政府は10年の生物多様性条約締約国会議の議長国を務めた。IUCN総会で審議される外来生物対策の勧告案の論議に、政府は真摯(しんし)に向き合う責任がある。」
②「IUCN総会には稲嶺進名護市長が参加を決めている。県も参加すべきだ。日本自然保護協会ほか国内、県内の各団体が連携し、無謀な辺野古基地建設を阻止する国際圧力を高めてほしい。」


 以下、沖縄タイムス及び琉球新報の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-07-13 05:45 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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