2016年 06月 25日 ( 2 )

沖縄-沖縄県は、国へ協議を求める文書を送付。係争委の判断に「不服はない」とし、県から違法確認訴訟を提起しないことを明記。

 標題について、沖縄タイムスは2016年6月25日、「名護市辺野古の新基地建設を巡り、総務省の第三者機関『国地方係争処理委員会』(係争委)が国と県に協議を促す結論を出したことを受け、沖縄県は24日、国へ協議を求める文書を送付した。係争委の判断に『不服はない』とし、県から違法確認訴訟を提起しないことを明記している。」、と報じた。
 このことに関して、沖縄県の考え方について、「県幹部によると、県は文書で係争委の判断に関し『違法とも適法とも判断していない』と指摘。係争委の結論に従い、協議を国へ促している。代執行訴訟で合意した和解条項では係争委の結論に不服があれば県は1週間以内に提訴できるとしている。28日がその期限で、県は国側に県の意思を明確に示す必要があるとして文書を送った。」、と伝えた。
 また、国の考え方について、「菅義偉官房長官は会見で、埋め立て承認取り消しに対する国の是正措置の適否を判断しなかった係争委の判断を受け、『国の是正措置は違法と判断していない』と主張。県は係争委の判断を不服として1週間以内に提訴すべきとの考えを示している。」、と伝えた。


 以下、沖縄タイムスの引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-06-25 12:03 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄から-三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記第52回

沖縄の地で、体を張って新しい歴史を作ろうとしている人たちがいる。
そこには、その煌めきの記録を残そうとしているジャーナリストがいる。
だとしたら、その生きざまの瞬間を私たちは受け取る必要がある。
三上知恵の沖縄撮影日記。




 今回の報告は、三上さんの思いをつなぎます
 まずは、「6・19沖縄県民大会」での稲嶺名護市長の「『風かたか』になれなかった」とのスピーチでの「風ゆたか」の意味について。
この言葉について、三上さんはこのように語る。


「親の愚かさだろうか。夏は団扇で手がしびれるほど風を送り続け、寒い日は体温で温めて幼子を守り抜いたその習いで、二十歳を超えた私の放蕩息子に対してでさえ、大きな波が来るならせめて防波堤にでもなりたいと思う。それが母の性だ。太陽と月と、天の神やご先祖さま、得られる恵みはすべて受けて、立派な人間になってほしい、花を咲かせてほしいと願うのは、万国共通の親の思いだろう。そして、できることなら世間の荒波を渡っていく段になっても、わが子の『風よけ』になりたい。この歌詞にたどり着いたとき、沖縄女性の多くが顔を覆っただろう。守ってやれなかった。胸が張り裂けるような痛恨の思いが会場で共有された。」


 しかし、三上さんは、こう綴る。


「人生、楽よりも苦が多いだろう。そして晴れの日より雨風の日が人を強くするかもしれない。しかしその雨風でさえ和らげてあげたいと思う親心を歌ったこの歌の切なさに身を震わせた次の瞬間、こみ上げてくる憤りは、繰り返される米軍の事件・事故・暴力が、人生につきものの『雨風』なのかという強い疑問だ。米軍に占領された27年は言うに及ばず、復帰後の44年の間でさえ、凶悪事件だけで570件余りなのだ。沖縄の大人たちはどれだけ頑張れば弱い者たちの『風よけ』になれるのか?」


 そして、「またも『風かたか』になれなかったと涙ぐむ稲嶺市長の心が、本土の親たちにわかってもらえるだろうか。」、と投げかける。
三上さんの思いは、今回はこれだけでは終わらない。
 「熱中症か? いや、なにか胸騒ぎというか、もどかしさにも似た気持ちが空回りしていた。」、と記す。
それは、「集まって留飲を下げただけとは言われたくない。お題目を連呼してあとは天任せという無責任なことはしたくないという気持ちは、大勢の参加者の中にあったはずだ。そういう大会にするためにはどうしたらよいのか? 6万人あまりのエネルギーをどこに向ければよいのか、開けるべき扉がどこにあるのか、半歩先が示されるような展開を県民大会の中に私は望んでいたのだ。」、ということだった。
 だから、「最後に『海兵隊の撤退』のプラカードを全員で掲げた絵は壮観だった。だがこの時に私は自分の中の重苦しさの正体に気付いた。勢いのある映像の背景には、全面撤退に追い込むために今すぐ動くべきいくつもの提案があるべきだった。それに呼応する会場の熱気が希望になるはずだったが、私は見過したのだろうか。次の行動を示唆するスピーチがあってほしかったし、海兵隊をなくすことが本物の追悼だというなら、それをどう形にするのか、「オール沖縄」としての覚悟や具体案がどんどん飛び出すような場になってほしいという期待が満たされず、目の前の光景とはちぐはぐな印象が自分の中で焦りとなって蓄積していた。」、と。


 三上智恵は、このように想いを吐露する。


「もう、政府や本土へのアピールという目的なら県民大会は虚しいのかもしれない。気持ちを示したら考えてくれるだろう、なんて考えは捨てたほうがいい。」、と。


 三上智恵は、さらに、続ける。


「では、なんのために集まるのか。本当に『最後の県民大会』にするための覚悟を確かめ合い、知恵を出し合い、共有し、作戦を練る場。集まった人たちから勇気をもらい、自分がやるべきことを確認できる集会。まさに県民同士が未来につなげるための県民大会に目的を整理したほうがいいかもしれない。」、と。


 三上智恵は、このようにあるべく姿を映す。


「例えば、会場にいた6万5千人のうち100人に一人でも辺野古のゲートにやってきたら、どんな工事もできないだろう。もし10人に一人が一斉に近くの基地に押し寄せたら、米軍も真剣に撤退を考えるだろう。6万人というのはそういう数だし、自覚しているよりもっと大きな可能性を秘めている。自分たちの力を何度も結集させるためのメソッドとして集会を位置づけるのもいいかもしれない。」


 最後に、三上さんは、このように想いを伝えます。


「この島に生まれたRINAさんの命を6万5千人で慈しみ、抱きしめた瞬間。それはかけがえのない時間だった。さらに彼女が受けた最期の苦しみを引き受けて、彼女が生きた証を沖縄の苦難の歴史の大転換点にできるかどうか。あの集会に集まった私たちはその課題を抱えて走りだしたのだ。県民大会は帰結ではなくて、現状を打ち破るためのスタート地点だった。
 文子おばあが言う。『人の命をもって何も変えられないなら、あと何があるの?』。87歳の老女が次の世代の『風かたか』になろうと毎日ゲートに立っている。わたしも、ちゃんと役割を果たしたいと思う。」


 確かに、「人の命をもって何も変えられないなら、あと何があるの?」、を受けとめました。


 
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『戦場ぬ止み』のその後――沖縄の基地問題を伝え続ける三上智恵監督が、年内の公開を目標に新作製作取り組んでいます。製作費確保のため、皆様のお力を貸してください。

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・加入者名:沖縄記録映画製作を応援する会


 以下、三上智恵の沖縄(辺野古・高江)撮影日記第52回の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-06-25 05:52 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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