2016年 05月 24日 ( 3 )

ヘイトクライム-「ヘイトスピーチ法」および「取り調べ可視化法」が成立。

 標題について、朝日新聞は2016年5月24日、「特定の人種や民族を標的に差別をあおる『ヘイトスピーチ』の解消に向けた推進法や、取り調べの録音・録画(可視化)を一部義務づけるなどした刑事司法改革関連の改正法が24日、衆院本会議で可決、成立した。ヘイトスピーチに対応する法律の制定は初めて。」、と報じた。
 特に、ヘイトスピーチ法について、「法は『在日外国人や子孫らに対する差別を助長、誘発する目的で、生命や身体に危害を加えると告知するか侮蔑するなど、地域社会からの排除を扇動する不当な差別的言動』と定義。国や自治体に対し、相談体制の整備や人権教育の充実などを求める。罰則は設けていない。」、と伝えた。
 さらに、「刑事司法改革では刑事訴訟法などが改正された。日本では初めてとなる検察による司法取引の導入や、警察が通信傍受(盗聴)できる犯罪の対象拡大も盛り込まれており、犯罪捜査や公判を取り巻く環境が大きく変わることになる。
 また、離婚した女性の再婚禁止期間を現行の6カ月から100日に短縮する民法の改正案も可決され、参院に送られた。『100日を超える再婚禁止期間は違憲』とした昨年12月の最高裁判決を受けたもので、与党は今国会での成立を目指す。」、と報じた。


 以下、朝日新聞の引用。




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by asyagi-df-2014 | 2016-05-24 17:23 | 書くことから-ヘイトクライム | Comments(0)

沖縄-翁長雄志沖縄県知事が、オバマ米国大統領に面談を求めた。沖縄の現状を打開するために、交渉相手を対岸にいる『日本』ではなく『米国』を選択した。

 被害者の父親が23日、事件後初めて、遺体が見つかった恩納村の現場を訪ねた。娘の魂を拾いに来たという。
 県道脇の雑木林の地面にひざをつき、花を手向け、ふり絞るような声で娘の名前を呼んだ。
 「お父さんだよ。みんなと一緒に帰るよ。おうちに帰ろう」
 かけがえのない一人娘をなくした父親の震える声が木立を包み、周りに響く。


 沖縄タイムスは、こう綴った。
 かけがえのない一人娘をなくした父親の震える声は、テレビのニュースでも流された。

 翁長雄志沖縄県知事が2016年5月23日の安倍晋三首相との会談で、オバマ米大統領との面談を求めたことについて、沖縄タイムスは2016年5月24日、「翁長雄志知事が23日の安倍晋三首相との会談で、オバマ米大統領との面談を求めたのは、再発防止を幾度申し入れても米側に根本的な改善を求めることすらできない日本政府を見限り、自ら米側のトップに訴えざるを得ないという現状がある。」、と解説した。
 また、「沖縄での1972年の復帰から2014年までの米軍人・軍属とその家族による刑法犯罪の検挙件数は5862件に上る。県はそのたびに再発防止を申し入れたが、日本政府には当事者意識はなく、要請をそのまま米側へ伝えるだけ。米側からも実効性のある対策が示された試しはない。地位協定の抜本的な改定も、常に要請だけの一方通行だ。
 日本政府が対米追従を強めることで、かつて、日本・沖縄対米国だった構図は、今や沖縄対日本・米国の形に変わってしまっている。翁長氏は、沖縄の現状を打開するために、交渉相手を対岸にいる『日本』ではなく『米国』を選択した。」、と解説を続けた。


 沖縄タイムスは、沖縄の現実をこう説明する。


「この日、東京では翁長雄志知事が安倍晋三首相に会い、語気強く遺体遺棄事件の発生に抗議し、日米地位協定の見直しを求めた。
 『綱紀粛正とか再発防止とか、この数十年間、何百回も聞かされた』。だが、安倍首相から返ってきた言葉は『実効性のある再発防止策』というお決まりの文句だった。
 沖縄の現実は、再発防止策で事態を取り繕うような段階をとうに過ぎている。再発防止策は完全に破綻したのだ。
 本土の多くの人たちは知らないかもしれないが、沖縄でサミットが開かれた2000年7月、クリントン米大統領は森喜朗首相と会談し、米兵による相次ぐ事件に謝罪。その日の夜、クリントン大統領は、キャンプ瑞慶覧に1万5千人の軍人・軍属とその家族を集め、『良き隣人たれ』と訓示した。
 16年前の構図が今も繰り返されているのである。」


 それだけではない、この現実は実はここまで来ていると。


「事件発生のたびに米軍は夜間外出禁止や飲酒禁止などの再発防止策を打ち出し、外務省沖縄事務所は米軍関係者を対象に『沖縄理解増進セミナー』を開いた。さまざまに手を尽くしても米軍は軍人・軍属による性犯罪を防ぐことができていない。現実は、県民の受忍限度をはるかに超えて深刻だ。」


 だから、「翁長知事は、安倍首相との会談で、サミット参加のため訪日するオバマ大統領に面談する機会をつくってほしい、と要請した」、と。


 沖縄タイムスは、「基地問題は今回の事件によってまったく新しい局面を迎えた。」と押さえ、次のように指摘する。


「米軍関係者による凶悪な性犯罪が、復帰後44年たった今も、繰り返されているのはなぜか。沖縄が世界的にもまれな、基地優先の『軍事化された地域』だからだ。
 日本政府がその現実を承認し性犯罪の発生に有効な手だてが打てない状況は主権国家として恥ずべきことである。政府の政策は、沖縄の犠牲を前提にした差別的政策というほかない。
 基地問題は今回の事件によってまったく新しい局面を迎えた。
 基地の撤去、海兵隊の削減・撤退、地位協定の見直し、実効性のある再発防止策-これらの対策を組み合わせた抜本的な解決策が必要だ。」


 この指摘を、日米両国政府は、日米両国民は深く自覚しなければならない。


 以下、沖縄タイムスの引用。






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by asyagi-df-2014 | 2016-05-24 13:21 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄-「いったいどこの国の役所なのか。情けないにも程がある。」。琉球新報が怒ったわけは。

 琉球新報は2016年5月19日、「いったいどこの国の役所なのか。情けないにも程がある。」、とその社説でオスプレイの沖縄(普天間)配備を糾弾した。
 何故、こんなにも琉球新報は怒っているのか。
 琉球新報はその経過とその意味を次のように指摘した。


①「米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの普天間飛行場配備直前、日本政府が米側に対し、『オスプレイの運用に制約を課すことなく取り得る措置』を提案していたことが分かった。
②「2012年7月の日米合同委員会の内部文書で判明した。オスプレイはその3カ月前の4月にモロッコで墜落、6月には米フロリダでも墜落した。配備反対の世論が高まっていた時期だ。日本政府は、民意を受けて配備中止を求めるどころか、逆に制約なしに飛んでもよいと自らお墨付きを与えたのである。」
③「普天間配備の際に政府が強調した安全策は、プロペラの向きも飛行高度も、いずれも守られていない。抜け穴だらけの『ざる合意』だった理由がこれではっきりした。」


 何と、日本政府は、「『オスプレイの運用に制約を課すことなく取り得る措置』を提案」していたというのだ。
 だから、沖縄では、政府が強調した安全策は日常的に守られない実態が続いているのだ。
 日本政府が用意したのは、最初から、「抜け穴だらけの『ざる合意』」というわけだ。


 琉球新報は、怒りもって告発する。


①「卑屈なまでの対米従属と言うほかない。日本政府は沖縄の住民の生命を守るどころか、むしろ積極的に危険にさらしているのである。」
②「もっと問題なのは、オスプレイの事故の報告書について『安全性を十分に確認させるもの』を出すよう、日本側から求めている点だ。最初から『安全だ』という結論を決め、それに沿って文書を作るように求めているのである。
③驚くのはそれだけではない。その年の6月、米国は日本全国に広がる低空飛行ルートを記した『環境レビュー』を公表したが、それについて日本側は『低空飛行が全国的な問題となり、対応に苦慮している』と苦言を呈した。
 これに対し米側は『申し訳ない』と述べている。昨年10月、横田基地(東京)にオスプレイを配備した際の米国の環境レビューには飛行ルートは書かれていない。
 日本側が情報隠蔽(いんぺい)を求めた結果だと見てまず間違いない。自国の国民を目隠しするよう外国に求める政府が、日本以外のどこにあるか。


 琉球新報の怒りは、私たちの深刻な状況をも見透かしているのだ。
 だから、当たり前のこととして、同じように次の声を、安倍晋三政権にぶつける。


「日本政府は沖縄の住民の生命を守るどころか、むしろ積極的に危険にさらしているのである。」
「自国の国民を目隠しするよう外国に求める政府が、日本以外のどこにあるか。」


 琉球新報は、こう続ける。


①「エンジン出力喪失時に関するやりとりも興味深い。『オートローテーション(回転翼の自動回転)か滑空のいずれの場合も安全に着陸できる場周経路を』と日本側が求めている。
②滑空で安全に着陸するには3千フィートの高さが必要だが、普天間の場周経路は1500フィートしかない。オスプレイはオートローテーション機能を欠くから、『いずれの場合も安全に着陸』できないのである。


 そうなのだ。
 普天間では、「『いずれの場合も安全に着陸』できないのである。」。


 琉球新報の「結論は明らかだ。今すぐにオスプレイの飛行を停止させるしかない。」、との結論は、誰が考えても当たり前のことだ。


 私たちも訴える。
 「結論は明らかだ。今すぐにオスプレイの飛行を停止させるしかない。」


 以下、琉球新報の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-05-24 05:48 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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