2016年 05月 15日 ( 2 )

沖縄-沖縄防衛局が発注の海上警備で、「表現の自由」の侵害が。

 標題について、沖縄タイムスは2016年5月14日、「名護市辺野古沖の海上警備で、警備員が新基地建設に抗議する市民の名前を特定し、行動を記録していることが分かった。約60人分の顔写真や名前を記したリストがあって、撮影した写真と照合している。警備業務は沖縄防衛局が発注しているもので、『表現の自由』の侵害との批判が出そうだ。沖縄タイムスは市民の名前を特定する必要性やプライバシーとの関係を防衛局に問い合わせているが、防衛局は『回答を準備中』として答えていない。」、と報じた。
 また」その内容については、「海上警備を請け負うマリンセキュリティー(沖縄市泡瀬)の複数の警備員によると、会社の船にはマニュアルが備えられている。リストはその中の一部で、市民の顔写真に加えて名前が分かる範囲で掲載されている。名前を把握できていない人には番号が振られている。警備員は船やカヌーに乗った市民をデジタルカメラで撮影、画像を拡大してリストと照らし合わせる。『操船者』『乗員』『カヌー』などに分類して名前、進行方向などを把握。報告は現場指揮を執る母船や現地本部を通じて防衛局に伝わっている。」、と伝えた。
 さらに、「こうした監視は、立ち入り禁止の臨時制限区域の外でも実施している。また、市民が拠点とする汀間漁港敷地内の車からも監視していて、出港準備の段階から把握する。
 警備員によると、リスト掲載の市民の顔写真は覚えるように指導される。報道関係者の写真や名前はリストにはない。ただ、腕章などから報道機関名を特定したり、海域を見渡す名護市瀬嵩の丘の上にテレビカメラなどが見えるときには報告したりすることを求められる。」、と報じた。


 以下、沖縄タイムスの引用。




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by asyagi-df-2014 | 2016-05-15 17:31 | 沖縄から | Comments(0)

産経は、「教職員の政治活動に罰則 自民、特例法改正案、秋の臨時国会にも提出」とリーク。

 私自身も、政権がマスコミを利用して観測記事を書かせて、それを判断基準にしてきたという経過を身を以て知ってきた。
 なかなか産気新聞を直接読む機会はないため、2016年5月10日の澤藤統一郎の憲法日記の「アベ政権が牙をむいてきた-「教特法に刑罰導入の改正法案」については、安倍晋三政権のやり方に驚かされるでけでなく、いよいよ感が強い。
 この産経新聞の記事は次のものである。


①「自民党は9日、今夏の参院選から選挙権年齢が『18歳以上』に引き下げられることを踏まえ、公立高校の教職員の政治活動を禁じる教育公務員特例法を改正し、罰則規定を設ける方針を固めた。早ければ今秋の臨時国会に改正案を提出する。」
②「同法は『政党または政治的目的のために、政治的行為をしてはならない』とする国家公務員法を準用する規定を定めているが、罰則がないため、事実上の『野放し状態』(同党幹部)と指摘されていた。
③「改正案では、政治的行為の制限に違反した教職員に対し、『3年以下の懲役又は100万円以下の罰金』」程度の罰則を科することを想定している。また、私立学校でも政治的中立性を確保する必要があるとして私立校教職員への規制も検討する。これまで『国も自治体も、私立には口出ししない風潮があった』(同党文教関係議員)とされるが、高校生の場合は全国で約3割が私立に通学する実情がある。党幹部は『私立でも政治的中立性は厳格に守られなければならない』と指摘。小中学校で政治活動をした教職員に罰則を科す『義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する臨時措置法』を改正し、私立高の教職員にも罰則を適用する案が浮上している。」
④「日本教職員組合(日教組)が組合内候補者を積極的に支援するなど選挙運動に関与してきた過去を踏まえ、組合の収支報告を義務付ける地方公務員法の改正についても検討する。」


 澤藤統一郎の憲法日記は、この問題について、まずは、「教育現場での教員の政治的問題についての発言は、残念ながら萎縮しきっていると言わざるをえない。それをさらに、刑罰の威嚇をもって徹底的に押さえ込もうというのだ。闘う力もあるまいと侮られての屈辱ではないか。」、と現場の闘う状況を概観する。
 そして、問題点を次のように指摘する。


①「この改正法案の当否以前の問題として、罰則をもって禁じなければならないような『高校教職員の政治活動』の実態がどこにあるというのだろうか。1954年教育二法案制定当時と今とでは、政治状況はまったく違っている。かつての闘う日教組は、今や文科省との協調路線に転換している。「日の丸・君が代」問題でも、組合は闘わない。個人が、法廷闘争をしているのみではないか。
②「教育二法とは、『義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する臨時措置法』(教員を教唆せん動して特定の政治教育を行わせることを禁止)と、『教育公務員特例法』(教員の政治的行為を制限)とのこと。当時の反対運動の成果として、教特法への刑事罰導入は阻止された。それを今、60年の時を経て導入実現しようというのだ。
③「『政治的中立』の名をもって圧殺されるものが政権批判であることは、現場では誰もが分かっていることだ。さらに、萎縮を求められるものは『憲法擁護』であり、『平和を守れ』、『人権と民主主義を守れ』、『立憲主義を尊重せよ』という声だ。憲法に根拠をおく常識も良識も党派性を帯びた政治的発言とされてしまうのだ。」
④「教育基本法(第14条)は、『良識ある公民として必要な政治的教養は、教育上尊重されなければならない。』と定める。明日の主権者を育てる学校が、政治と無関係ではおられない。18歳選挙権が実現した今となればなおさらのこと。刑事罰導入はいたずらに、政治的教養教育、主権者教育の限りない萎縮をもたらすことが目に見えている。それを狙っての法改正と指摘せざるをえない。


 澤藤統一郎さんは、この問題に対して、次のように主張する。


①「今、教育現場において『教育基本法の精神に基き、学校における教育を党派的勢力の不当な影響または支配から守る』ためには、政権の教育への過剰な介入を排除することに主眼を置かねばならない。」
②「教育公務員も思想・良心の自由の主体である。同時に、教育という文化的営為に携わる者として、内在的な制約を有すると同時に、権力からの介入を拒否する権利を有する。」
③「『教職員の政治活動に罰則』という、教職員の活動への制約は、政権の教育支配の一手段にほかならない。憲法をないがしろにし、教育基本法を敵視するアベ政権が、危険な牙をむいてきたといわなければならない。」                    ④「改憲反対勢力がこぞって反対しなければならないテーマがひとつ増えた。」


 この安倍晋三政権による「教職員の政治活動に罰則」化は、憲法をないがしろにする、日本国憲法改正への一過程である。
 確かに、これまでも「政治的中立」とは、政権政党への権力集中を補完するものでしかない。そこで求められるものは、『憲法擁護の萎縮』であり、『平和を守れ』、『人権と民主主義を守れ』、『立憲主義を尊重せよ』という憲法に根拠をおいた真っ当な思想信条の否定やそれに基づく憲法実現のための運動の排除である。
 やはり、何としても、安倍晋三政権の教育への過剰な介入を阻止しなけねばならない。


 以下、澤藤統一郎の憲法日記及び産経新聞 の引用。




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by asyagi-df-2014 | 2016-05-15 05:56 | 書くことから-憲法 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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