2016年 04月 29日 ( 2 )

沖縄-普天間機能の馬毛島移転について、地権者が土地の賃借・売却条件を政府に提示した。

 標題について、沖縄タイムスは2016年4月28日、「おおさか維新の会が米軍普天間飛行場の『5年以内の運用停止』に向けて、暫定的な機能移転先の候補として政府に提案している鹿児島県・馬毛島(西之表市)の地権者が土地の賃借・売却条件を政府に提示したことが27日までに分かった。年間20億円で5年間の賃借契約後に売却する意思を示す要望書を、同党を通じて菅義偉官房長官と防衛省に提出した。」、と報じた。


 以下、沖縄タイムスの引用。




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by asyagi-df-2014 | 2016-04-29 08:25 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄-「4.28」の意味を考える。

 1952年4月28日に発行した対日平和条約(サンフランシスコ講和条約)について、改めて考える必要がある。
 例えばそれは、沖縄にとっては、「72年の日本復帰まで県民には日本国憲法が適用されず、米国民政府の布令・布告が県民生活を統治した。米軍基地が本土から沖縄に集中するきっかけとなった日」(沖縄タイムス)、という位置づけられている日のことである。
このことについて考える。


 当然ではあるが、沖縄タイムスと琉球新報は2016年4月28日付けで、社説を掲載した。
 沖縄タイムスは、「今、問うべきは、講和発効から64年たってもなお、米軍基地の集中によって沖縄の『自治・自立』が大きな制約を受けていることである。」、と主張する。 また、日弁連の「地位協定改定を求める提言」から「米軍基地や米軍をわが国の法のコントロール(規制)の下に置くことは、市民の生活や人権を守る上でも、また、地域の自然や生活環境を守り、地方自治体の行政を円滑・効果的に行う上で、大変重要なことなのです」を引き、「この当たり前に向かって日本全体が進むことが重要だ。」、と指摘する。
 琉球新報は、この「4.28」を、「この日を境に日本本土が独立を回復する一方で、沖縄は米国の施政権下に置かれた。米軍は基本的人権を無視し『銃剣とブルドーザー』によって農地を奪い、東アジア最大の軍事基地を建設した。まさに沖縄にとって『屈辱の日』である。同時に自己決定権の回復に向けて県民が行動を本格化するきっかけになった日でもある。『屈辱』の記憶を次代に伝えつつ、沖縄の将来は沖縄県民が決めるということを誓う日としたい。」、と位置づける。
 その上で、「在日米軍施設の73・8%が沖縄に集中し、米軍絡みの事件事故による人権侵害が続く。この理不尽な状態を解消するためにどうすればいいのか。64年たった4・28の日に考えたい。」、と日本人全体に訴える。


 この事実を、渡辺豪は「日本はなぜ米軍をもてなすのか」のなかで、「このときの『不平等条約』に相当するのは、ポツダム宣言に基づく占領体制」、と規定し、「戦後の日本と国際社会の関係は、ポツダム宣言に由来しているとも言えます。」、と規定する。
あわせて、「しかし結果的には、一九五二年四月の講和条約発効とともに本来徹底するはずの占領軍は『駐留軍』と名を変え、日本の『独立』後も居座ることになります。講和条約と同時にアメリカと結んだ安保条約とその細則を定めた日米行政協定は『不平等』そのものでした。行政協定で与えられた在日米軍基地と米軍人関係者の特権は、日米地位協定に引き継がれ、とくに米軍基地が集中する沖縄県でさまざまな軌轢を生んでいます。」
、と指摘している。


 日本政府は、「4.28」が日本にとって「屈辱の日」の面を持つにもかかわらず、「日本が主権を回復した日」と位置付けてはばからない。
 つもり、沖縄の構造的差別の発症の基であるということ。
 ただそれだけに留まらず、「4.28」には、沖縄と「日本」の間に、「認識の乖離(かいり)」が、国策として深く横たわらされてきた歴史的事実がある。
 あたかもそれは、植民地主義をどのように克服するのかという歴史的事実として。


 以下、沖縄タイムス及び琉球新報の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-04-29 05:54 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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