2016年 04月 23日 ( 3 )

沖縄-国地方係争処理委員会で、翁長雄志沖縄県知事は、「辺野古の埋め立ては『人類共通の財産を地球上から消失させた壮大な愚行として後世に語り継がれることになりはしないかと危惧している』」、と意見陳述した。

 国地方係争委員会における翁長雄志沖縄県知事の意見陳述について、琉球新報は2016年4月23日、「米軍普天間飛行場の移設問題を巡り、翁長雄志知事による名護市辺野古の埋め立て承認取り消し処分に対する石井啓一国土交通相の是正指示の適否を審査する国地方係争処理委員会は22日、総務省内で第3回会合を開き、県、国の双方から意見を聞いた。県からは翁長知事が意見陳述し、辺野古の埋め立ては『人類共通の財産を地球上から消失させた壮大な愚行として後世に語り継がれることになりはしないかと危惧している』と訴えた。」、と報じた。
 また、国側の対応について、「国側は『承認には瑕疵(かし)がなく、万が一瑕疵があったとしても関係者の信頼保護の見地から取り消しは許されない』などと主張した。」、と報じた。
今後のことについては、「同委員会は意見陳述後に非公開で議論し、県と国に質問書を送ることを決めた。県が求めている稲嶺進名護市長らの参考人陳述は次回以降の委員会で検討される。」、と伝えた。


 以下、琉球新報の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-04-23 17:37 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄-2015年度に来沖した外国人観光客の県内消費額は、基地関連の収入や経済波及効果を上回る需要があることが分かった。

 米軍基地よりも観光などの産業活動の方が県経済にはプラスであり、それを裏付けるデータが、明らかにされた。
 このことについて、沖縄タイムスは2016年4月22日、「2015年度に来沖した外国人観光客の県内消費額は2325億円6800万円に達し、関連産業への生産誘発効果が4011億6700万円、付加価値誘発効果が2357億8千万円、雇用効果は6万1319人で、いずれも基地関連の収入や経済波及効果を上回る需要があることが21日、県参与の富川盛武沖縄国際大学名誉教授の試算で分かった。富川氏は『外国人観光客の経済効果だけをみても軍関係をしのぐ。米軍基地よりも観光などの産業活動の方が県経済にはプラスであり、それを裏付けるデータ』と話している。」、と報じた。
 その内容については、「試算は県や観光庁のデータをベースに産業連関表を用いた。消費額は県がまとめた15年度の外国人観光客数(167万300人)に、観光庁の『訪日外国人消費動向調査』(15年1~12月、全国平均値)から各国の宿泊費や飲食費、交通費、買い物代、娯楽などの消費単価を求め、国別観光客数に掛け合わせた。消費額から生産、付加価値の誘発額を導いた。一方、米軍へのサービス提供や軍雇用者所得、軍用地料などの軍関係受け取り額(13年)は2088億3100万円。生産誘発効果は2633億3200万円、付加価値誘発効果は1526億1300万円、雇用効果は2万8429人。いずれも観光関連の数値を下回った。」、と伝えた。


 沖縄県における米軍基地問題の真実である。
 いや、日本にとっての。


 以下、沖縄タイムスの引用。




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by asyagi-df-2014 | 2016-04-23 11:03 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄から-三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記第48回

沖縄の地で、体を張って新しい歴史を作ろうとしている人たちがいる。
そこには、その煌めきの記録を残そうとしているジャーナリストがいる。
だとしたら、その生きざまの瞬間を私たちは受け取る必要がある。
三上知恵の沖縄撮影日記。

 今回の報告は、「南西諸島に自衛隊を置く理由~宮古島市長に切り込む女性たち」、について。
 三上さんは、このように今回の報告を始めた。


「先月末、日本最西端の与那国島に配備された自衛隊部隊(160人)の発足式典があった。沖縄が本土に復帰して初めての自衛隊基地の新設。だが自衛隊はこれから石垣・宮古・本島・奄美に次々とミサイル部隊を展開していく。南西諸島は急速に中国を睨む「軍事要塞」に変えられようとしている。島民の運命も、いつか来た道に引きずり戻されようとしている。」


 これに対して、宮古島の「てぃだぬふぁ 島の子の平和な未来をつくる会」(てぃだぬふぁの会)の行動の様子を次のように伝える。


①「てぃだぬふぁ 島の子の平和な未来をつくる会」(てぃだぬふぁの会)の女性たちは怒っていた。自衛隊基地と地下水の保全をめぐって学術的な検討が進められている審議会を密室で行わないで欲しいと要請し、市議会で採択されたにもかかわらず議事録が開示されないのだ。下地市長は「開示はするがすべて終わって結論がでてから」と突っぱねている。
②一体どういう施設ができ、どんな運用が見込まれているのか、市として把握しているはすの情報さえまるで市民に公表されない。それなのに「疑問があるなら防衛省が説明会をすると言っているからその場で聞いたらいい」「納得するかどうかは皆さん次第だ」とかわすだけの市長に対して、「てぃだぬふぁの会」共同代表の石嶺香織さんは声を荒げた。
 「ちょっと待ってください。そしたら市長の役割ってなんですか? 防衛省が市民に直接説明し、市民が防衛省に意見を言う。それだけですか? 防衛省の説明を受けて宮古島市が市民に図って、そして市民が受け入れるか受け入れないかを決める。そのプロセスが全部抜けてるんですよ。市長は市民の意見を代表するために存在するんでしょ?」
③たたみ掛けて楚南有香子共同代表が市長に問う。
 「市長は有事の際、自衛隊は宮古島の市民を守るのが任務であると認識していますか?」。怒りに満ちた横顔はまるで切れ味の鋭いナイフのようだ。
 「市民も守るし、宮古島の国土も守るんじゃないですか?」と言う市長に対し、有香子さんは続ける。
 「有事の際の自衛隊の任務はまず『国土を守ること』です。国民の命を守るのは、国と地方自治体、行政の仕事です。有事の際の避難計画、国民保護計画も策定せず、自衛隊配備を推し進めるのは宮古島市がやらなければいけない義務を放棄しているに等しい」
 「防衛省の資料を見ますと、配備されるのはどう見ても可動式のミサイルです。島中を発射台にできる。イコール、島中が標的になると言うことです」

④「その上、防衛白書には、宮古海峡を宮古島と沖縄本島からのミサイルで挟み撃ちにすることによって、脅威である隣国の艦隊が太平洋上に出ないようにすると明記されています。それは言われている『宮古島を守るための最小限の装備』でないことは明らかです。隣国の艦隊を宮古海峡で止めるのは何のためですか? 市長はどう考えますか?」
 下地市長は絶句した上で「…島嶼防衛は必要だと思いますよ…」とようやく答えたのに対し、有香子さんは語気を強めて言った。
⑤「太平洋に艦隊が出て行くのを止めるんですから、答えは1つ。アメリカを守るためです。宮古島への自衛隊配備が宮古島市民の生命財産を守るためと言うのは、マヤカシです」


 こんな「てぃだぬふぁの会」のお母さん達をこう描く。


「このお母さんたちが見つめているものは次元が違う。パワーの源が違うのだ。天から子を授かり、島の土にしっかり根を生やして太い幹で立ち、島の宝をこれから育て上げていくために、それを邪魔するものは利権だろうが国家権力だろうが無限に伸びる枝葉で振り払っていく。その雲を突き抜けて天の力をも動員するような「大地と神に守られた正しさ」は女性の天性なのだ。
 女性が神と呼応して家族を守り、ムラを守る。それこそ沖縄の祭祀の中心をなす信仰であり、特に宮古島の女性のDNAの中に色濃く、脈々と受け継がれていると私は感じている。」


 また、カナダから参加した乗松聡子さんの発言を紹介する。


「与那国島への100人だか160人の自衛隊配備なんて国際的に注目されていないだろうと思うかもしれませんが、そんなことはないです。だって日本の一番最西端で、問題になっている尖閣諸島の近くに日本がレーダー基地を置いたって報道されてるんですよ。これは中国から見たらものすごい危機感、脅威感、挑発として受け止められる。やっぱり英語で記事を読むと、ああ、日米が中国に対して挑発を仕掛けてるなっていう。英語で読むとわかるんですよ、それ。日本語で読むとね。なんだか念のために自衛隊を置いておく、と思えちゃうんですけど」

 「海外から見たら事実上の『日本軍』が戦闘体制になった。それもレーダーだけでなくミサイル部隊を置いて、ディフェンスからオフェンス、攻撃態勢を作ろうとしていることはしっかり世界に報道されています」


 最後に、三上さんは、次のように訴える。


「集団的自衛権を手にした自衛隊を『専守防衛でいわゆる軍隊ではない』などと思っているのはもはや日本人だけだ。自衛隊は今後、中国の台頭で軍事的なバランスが目減りする一方のアメリカ軍を支え、もとい、先に消耗する先兵となって韓国軍とともに中国と向き合わされる、アメリカ軍の下部組織のような軍隊として縛られていくだろう。日本人が南西諸島に警備員を置くつもりで自衛隊を置いているとしても、対外的には乗松さんの言うように米軍とともに中国を威嚇する攻撃態勢に入ったとしか映らない。」

「防衛省は『島を守るための最低限のミサイル』と説明しているがおかしな話だ。軍艦が近くから攻撃したら応戦できるかもしれないが、中国本土から射程県内にある宮古島を攻撃されたら撃ち返せないのだから、どちらにしても島を守れない。逆に中国が海洋進出しようと思えば真っ先に標的になるだろう。とりあえずは防衛白書にあるように宮古―沖縄本島、宮古-石垣の海峡を通さないための飛距離のあるミサイルを置くのだから、それは『公海だが通ったらここから攻撃する』と世界に宣言しているようなものだ。」

「どこかの国の船が公の海を通ってどこかの国を攻撃しに行こうが、知ったことではない。武器がなければ眺めているしかない。ところが、両側にミサイルを置いてしまえば、友だちやボスから『まずお前のところで止めろ。威嚇しろ』といわれたら断るわけにいかなくなる。それは誰にとって都合のいい装置なのか。ミサイルを置いたほうが安心だという人はこの点をよく考えてみて欲しい。」


三上智恵監督新作製作のための製作協力金カンパのお願い

『戦場ぬ止み』のその後――沖縄の基地問題を伝え続ける三上智恵監督が、年内の公開を目標に新作製作取り組んでいます。製作費確保のため、皆様のお力を貸してください。

■振込先
郵便振替口座:00190-4-673027
加入者名:沖縄記録映画製作を応援する会

◎銀行からの振込の場合は、
・ 銀行名:ゆうちょ銀行
・ 金融機関コード:9900
・ 店番 :019
・ 預金種目:当座
・ 店名:〇一九 店(ゼロイチキユウ店)
・口座番号:0673027
・加入者名:沖縄記録映画製作を応援する会


 以下、三上智恵の沖縄(辺野古・高江)撮影日記第48回の引用。



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by asyagi-df-2014 | 2016-04-23 05:51 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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