2016年 04月 11日 ( 3 )

沖縄-米軍嘉手納基地などで1998年から2015年の間、汚水約48万リットル、ジェット燃料約4万リットル、軽油約1万3千リットルの流出事故。

 標題について、沖縄タイムスは2016年4月11日、「米軍嘉手納基地などで1998年から2015年の間、汚水約48万リットル、ジェット燃料約4万リットル、軽油約1万3千リットルの流出事故があったことが、米軍文書で分かった。英国人ジャーナリストのジョン・ミッチェル氏が情報公開請求で入手した。」、と報じた。
 この流出の状況については、次のように伝えた。


①「 詳細が分かる事故では例えば10年11月、未処理の汚水約5万7千リットルが白比川(北谷町など)と海に流れ出した。糞便(ふんべん)性大腸菌の濃度は、水浴場に関する日本の環境基準の36倍に達した。13年6月にもマンホールからあふれた汚水約20万8千リットルが比謝川(嘉手納町、読谷村など)に流れた。」
②「残留性有機汚染物質のフッ素化合物PFOS(ピーホス)を含む可能性がある作動油も、嘉手納基地で08年以降に約1670リットルが流出した。」
③「軽油はうるま市のキャンプ・マクトリアスで11年12月、約1400リットルが流れ、天願川を汚染した。担当者が警告を無視したためだという。12年6月、担当者が食堂にいて電話に気付かず、事故への対応が1時間20分遅れた事例など、ずさんな管理態勢を示す文書もあった。10~14年は計206件の流出事故が発生したが、日本側に通報されたのはうち23件だけだった。
④「流出事故のほか、弾薬などを焼却する溶鉱炉周辺の汚染も報告されていた。1993年には、土壌から日本の環境基準の92倍に達する鉛が検出された。」
⑤「米軍の隠蔽(いんぺい)体質をうかがわせる電子メールも。2014年7月に薬品入りのドラム缶が発見された後、軍内部で交わされたメールには『目立たないように。報道機関に知らせたくない』という記述があった。」


 英国人ジャーナリストのジョン・ミッチェル氏の「土地や飲み水が安全かどうかを知るという沖縄の人々の基本的な人権を米軍が侵害している。根底には汚染隠しを許す日米地位協定がある。完全な透明化が必要だ」との指摘が、沖縄の現状を告発する。


 以下、沖縄タイムスの引用。






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by asyagi-df-2014 | 2016-04-11 16:07 | 沖縄から | Comments(0)

ヘイトクライム-自民、公明両党は「ヘイトスピーチ」をなくすための法案を参院に共同提出。

 標題について、朝日新聞は4月8日、「自民、公明両党は8日、特定の民族や人種を標的にして差別をあおる『「ヘイトスピーチ』をなくすための法案を参院に共同提出した。すでに独自案を提出している民進党など野党との修正協議に入り、今国会での成立をめざす。修正協議では、ヘイトスピーチの範囲や禁止規定を盛り込むかどうかが焦点になる。」、と報じた。
 この法案の内容について、「与党案ではヘイトスピーチについて、在日外国人や家族に対する『差別的意識を助長または誘発する目的で、地域社会から排除することを扇動する不当な差別的言動』と定義。差別解消のため、国や自治体の取り組みの必要性も盛り込んだ。一方、旧民主党など野党が昨年提出した法案では、『人種などを理由とする差別』全般を禁止するとした。内閣府に審議会を置き、ヘイトスピーチに対する調査や勧告の権限を与えることも規定した。」、と伝えた。
 さらに、2016年4月9日には、「声明では『ヘイトスピーチを許さないことを宣言する法案を提出した意義は大きい』と与党案に一定の評価をしたうえで、実効性を持たせるため『ヘイトスピーチを違法と宣言することが不可欠』とし、国際人権基準に合致する包括的法制度整備に向けた第一歩とするよう求めた。」「与党案が対象を『適法に居住する本邦外出身者』に限ったことに対しては『不法滞在者とされた外国人に対する差別の扇動を促す危険性がある』と懸念を表明した。」、という「外国人人権法連絡会」の「緊急声明」を報じた。


 以下、朝日新聞の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-04-11 12:34 | 書くことから-ヘイトクライム | Comments(0)

沖縄から-三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記第46回

沖縄の地で、体を張って新しい歴史を作ろうとしている人たちがいる。
そこには、その煌めきの記録を残そうとしているジャーナリストがいる。
だとしたら、その生きざまの瞬間を私たちは受け取る必要がある。
三上知恵の沖縄撮影日記。


 今回の報告は、「先島台風、本土上陸!~宮古・石垣の要請団が東京行動~」、について。
 三上さんは、このように今回の報告をまとめます。
 そうです。三上さんは、あるべき民主主義の夢を見ています。


「琉球王府に抵抗した英雄オヤケアカハチを生んだ石垣島も、人頭税と闘ったアララガマ精神の息づく宮古島も、離島苦を乗り越えてきた団結力と反骨精神は島々の土に染みこんでいる。そこから起き上がってくるパワーが、西から戻って来る台風のように沖縄本島に逆上陸し、長年基地に喘ぐ本島の邪気まで力強く払っていく。そんな夢を見ながら今日は眠りにつきたい。宮古・石垣・与那国・東京と撮影した数日間の映像を全部見終わった今夜は、今まで見たこともない夢が見られそうだ。」


 さて、今回の三上さんの問題設定は、「今着々と進められている先島への自衛隊配備が、どう戦争法と直結するか。日本の運命をどう変えるか。」、ということです。
このことについて、三上さんは、次のように指摘します。


①「アメリカの対中国軍事戦略の中ではもはや日本全体が防波堤の役割を免れない。アメリカが優位に立つための『制限戦争』の舞台となるのも恐らく日本であり、口火を切るのは南西諸島になる可能性が高い。」
②「もしも宮古・石垣に計画通りに自衛隊のミサイル基地が置かれてしまえば、台湾有事をきっかけに中国の軍艦が動き出した際、『これは我々西側諸国への挑戦だ。最初が肝心だ。威嚇攻撃しろ』とアメリカに指示されれば拒否できないだろう。近くに自衛隊があるんだから撃て、といわれ、例えば宮古島から攻撃すれば報復されるのは日本であって、アメリカではない。アメリカは自分の国土を戦場にせず、自国の兵士の犠牲も少なくして、日本の国土と自衛隊を防波堤にしながら中国をコントロールするための制限戦争を始めることができる。それがアメリカのエア・シーバトル構想だ。『集団的自衛権』で自衛隊が動いてくれるという確約があって初めて作動する防衛構想なのだ。」


 三上さんは、現状をこのように告発するとともに、希望について語る。


①「この大がかりな要請の直後、宮古島の自衛隊配備計画の一部が崩れた。宮古島の島民が目の色を変えて反対する地下水問題が浮上した、東海岸の福山地区への配備計画が白紙になったのだ。これは予想外の展開だった。どうやら宮古島の水源地を汚染から守ることができたのだ。それはきのう4月5日のニュースとなった。
 自衛隊の是非でもない、配備の有無でもない、とにかく『地下水しかない島で水を汚されたら島の生活は瓦解する』という一線で住民の共通認識を先に成立させた宮古島の人々の勝利だろう。生命線の上に無謀な計画図面を引いていたことに防衛省自ら気付き、撤回せざるをえなかったのだと思う。まだまだ反対を表明して行動できる人が少ない宮古島で、少人数ながら地道に声を上げ続けてきた女性たち、ママさんたちのグループや市議会に訴えてきた団体などの粘り強い抵抗が実を結んだ形だ。
②「一つの基地計画を住民運動が撤回させたことは、かなり喜んでいいことだ。もちろん、宮古島への自衛隊配備計画自体は変わっていないし、間もなく違う候補地の名前が挙がってくるのだろう。千代田ゴルフクラブへの兵舎配備も今のところ変更はない。でも、一つずつこうして計画を潰していくことで時間を稼ぎ、周知を図り、最終的にはこの島への配備を諦めさせることができれば大勝利だ。住民の気持ちも安全も度外視して進める基地建設は失敗するという前例を積み重ねることも大きな力になる。
③「特に、若いお母さんたちの会が誘致賛成派も含めてシンポジウムを計画し、大事な意見が対立する中でも水の問題に限っては危機意識を共有できたことも大きかったと思う。まずは、宮古島で反対の声を上げてきたみなさんにおめでとうと言いたい。」


 ただ、与那国島の状況につても、このように伝える。


「島を二分して住民投票までもつれ込んだ与那国島は、見事に『軍隊の島』になってしまった。28日の式典でそれを目の当たりにした。迷彩服を身につけた隊員が、それまで島では見たこともない大量の軍用車両を乗り回す光景。山の稜線から飛び出す奇怪なレーダー施設の数々。軍服姿の人で溢れる空港。町のあちこちに掲げられた自衛隊歓迎の横断幕。活発だった反対運動も意気消沈して、発足式典会場に抗議に駆けつけたのは十数人だった。すでに沿岸警備隊は発足したものの、賛成反対で口も聞かなくなった島民同士の絆は回復しない。電磁波の影響を恐れ、標的になることを恐れて島を出て行った人もおよそ200人いるという。果たして、誘致派はこの状況に満足しているだろうか。」


 三上さんは、大事なことは次のことではないかと、提起する。

「宮古島、石垣島の人々はこのあまりにも近く、リアルな与那国の事例から多くのことを学んでいるだろう。二束三文の土地を防衛省に売って土地成金になった人を羨ましいと思うか、工事で予約が埋まる民宿の経営をみてそれを狙うか、はたまた変わり果てた島の風景から取り返しのつかない物の大きさを知るか、副村長は自衛隊から、という提案を聞いて地方自治まで手放すことに気付くか。」


 最後に、「自衛隊には協力的だった翁長知事まで先週『先島を要塞化することに懸念』を表明した。」と。


三上智恵監督新作製作のための製作協力金カンパのお願い

『戦場ぬ止み』のその後――沖縄の基地問題を伝え続ける三上智恵監督が、年内の公開を目標に新作製作取り組んでいます。製作費確保のため、皆様のお力を貸してください。

■振込先
郵便振替口座:00190-4-673027
加入者名:沖縄記録映画製作を応援する会

◎銀行からの振込の場合は、
・ 銀行名:ゆうちょ銀行
・ 金融機関コード:9900
・ 店番 :019
・ 預金種目:当座
・ 店名:〇一九 店(ゼロイチキユウ店)
・口座番号:0673027
・加入者名:沖縄記録映画製作を応援する会


 以下、三上智恵の沖縄(辺野古・高江)撮影日記第46回の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-04-11 06:05 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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