2016年 03月 27日 ( 3 )

沖縄-中谷元・防衛相、久辺3区と「頭越し」会談。地方自治の本旨を崩壊させる暴挙。

 標題について、沖縄タイムスは2016年3月27日、「中谷元・防衛相は26日、米軍普天間飛行場の移設先周辺にある『久辺3区』と呼ばれる名護市の辺野古、豊原、久志3区長と市内で会談した。国は、移設に反対する市の『頭越し』に3区とパイプを築き、補助金を出す枠組みを整えた。3区はインフラ整備や住民への補償を求めているが住民の思いは一様ではない。」、と報じた。
 このことについては、稲嶺進名護市長の「『地域の分断以外の何物でもない。こういう形は前代未聞で例がなく、地方自治を脅かすものだ』と厳しく批判した。」、「久志区に住む森山憲一さん(73)も補助金に反発。『周りには移設反対の人も少なくない』と話し、地元には多様な考えがあると訴えている。」、との批判の声を伝えた。


 以下、沖縄タイムスの引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-03-27 17:28 | 沖縄から | Comments(0)

労働問題-大阪高裁は、大阪市が行ったアンケートについて、設問の一部が「憲法上の権利を侵害し、違法」と判断、約30万円の賠償を命じた。

 標題について、毎日新聞は2016年3月25日、「大阪市が全職員に労働組合、政治活動への関与を尋ね、回答を義務付けたアンケートは違法だとして、職員ら59人が市に計約1950万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決が25日、大阪高裁であった。田中敦裁判長は1審・大阪地裁判決と同様、設問の一部が『憲法上の権利を侵害し、違法』と判断、市に約30万円の賠償を命じた。」、と報じた。
 また、この判決内容について、「1審は、組合活動への参加の有無などを尋ねた5問について権利侵害に当たると認定。高裁の田中裁判長は5問のうち組合費の使途を把握しているかを尋ねた1問は団結権の侵害には当たらないとして、1人当たりの賠償額を1審より1000円減額した。判決によると、アンケートは2012年2月に市特別顧問らの第三者チームが実施し、橋下徹市長(当時)が職務命令で回答を義務付けた。しかし、労働組合の反発を受け、集めた回答は未開封のまま廃棄された。」、と伝えた。


 しかし、大阪市の労働者の権利の実態が、「原告団長の永谷孝代さん(60)は『橋下氏が辞めても職員が自由に発言できない実態が残っている。この判決をきっかけに市政を変えていきたい』と話した。」、というものであるなら、早急に改善されなければならない。


 以下、毎日新聞の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-03-27 12:12 | 書くことから-労働 | Comments(0)

沖縄から-三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記第45回

沖縄の地で、体を張って新しい歴史を作ろうとしている人たちがいる。
そこには、その煌めきの記録を残そうとしているジャーナリストがいる。
だとしたら、その生きざまの瞬間を私たちは受け取る必要がある。
三上知恵の沖縄撮影日記。

 
 今回の報告は、「キャンプ・シュワブの兵士レイプ事件の激震」、について。
三上さんは、この事件について、こう訴えている。


 敗戦国に生き、そのまま占領された島に住んで、嫌でも屈辱を味わってきた沖縄の人々には構造的な差別、システムとしての日米同盟のいびつさははっきり見えている。

 たまたま犯人が米兵だっただけでしょう?
 女性の落ち度もあったのでしょう?

 そう言いたい人たちがどういう心理で、なにと向き合いたくないのか、それも見えている。安易にセカンドレイプまがいのバッシングで溜飲を下げ、問題をすり替え、本当に立ち向かうべきものから逃げようとしていること、そんな人間の弱さも含めて知っているからこそ、悲しい。被害に遭う本人も、助けられなかった周りも、向き合いきれない人の方多いと知っているからこそ、この事件が起きるたびにとてもじゃないがやりきれないのだ。


 沖縄に「0.6%で73.8%」がもたらしている事実は、このことが続くかぎり、人にとって悲嘆でしかないということを、日本人に知ってもらわなければならない現実こそ、確かに「悲劇」である。
 しかし、三上さんは、やりきれなさの中で、このように報告する。


(1)キャンプ・シュワブの兵士レイプ事件

今度の犠牲者は観光客の女性だった。今月13日、那覇市内のホテルが恐怖の事件現場となった。彼女は沖縄旅行を楽しみ、友人と部屋で楽しく飲食をしていたのだろう。追加の飲み物を買いに出たところ、戻ると友人が眠ってしまったようで部屋に入れない。こんな風に眠ってしまった家族にオートロックの部屋を閉め出された経験は私にもある。あなたならどうするか。ドアを激しく叩くのも迷惑だし、フロントの人を呼ぶのも気が引ける。私なら、寒くなければ廊下で気長に膝を抱えて待つだろう。やがて被害女性は廊下で眠ってしまう。そこに見知らぬ米国海軍の兵士が現れ、彼女を部屋に連れ込んで暴行に及んだ。
 その兵士は辺野古のキャンプ・シュワブの兵士だったので、翌日からゲート前は荒れた。基地がある限り、兵士の暴力によって女性の人権がズタズタになるこの手の性犯罪が止まない。70年続いている屈辱的な痛みや苦しみから解放されない。だからいつもの「新基地建設反対」に加えて「米軍は出て行け!」という抗議の声一色になったのは当然だった。

(2)沖縄からの抗議

 その兵士は辺野古のキャンプ・シュワブの兵士だったので、翌日からゲート前は荒れた。基地がある限り、兵士の暴力によって女性の人権がズタズタになるこの手の性犯罪が止まない。70年続いている屈辱的な痛みや苦しみから解放されない。だからいつもの「新基地建設反対」に加えて「米軍は出て行け!」という抗議の声一色になったのは当然だった。
 そんな蛮行などはたらかない立派な兵士もたくさんいるだろう。毎日の業務でゲートを通る度に「Go Home!」と書かれたプラカードを突きつけられたらいい気はしない。自分たちはそんな人間じゃない、と悔しい思いもするだろう。かといって、これだけ犠牲者が出ているのに「悪いのは一部の人よね。だからあなたには抗議しないわ」という態度をとっていたら、沖縄県民の怒りは伝わるだろうか。米軍が本気で再発防止策を打つだろうか。沖縄県民が大声を出さなければアメリカ軍もだが、他府県の人だってこの痛みに気付いてくれないではないか。

(3)もう一つの「事件」

 15日、同じキャンプ・シュワブに所属する兵士たちにレイプ事件の抗議をしていたところ、ある兵士が車から中指を立てて挑発した。このポーズが意味するところは、書くまでもないだろう。自分たちの仲間が日本女性にしたことを少しでも悪いと思っているならできる仕草ではない。また相手を最大限に侮辱するこのサインを見て怒らない人間はいないだろう。
 辺野古の反対運動に熱心でみんなに頼られているヤスさんと呼ばれる男性が、この米兵の態度に激怒して抗議し、ボンネット側に回ろうとしたとき黄色い線を越えたということで軍警察に拘束された。ゲート前のリーダー、ヒロジさんの右腕とも言われるヤスさんの逮捕にヒロジさんの怒りも炸裂した。

(4)事件のたびに沖縄側に浴びせられる「レイプは悪いけど、どうもそれに対する沖縄の怒りは毎回過度な印象がある」とした意見。

 私も20年以上ここに生活をしてよくわかったことだが、米兵によるレイプの事実があっても、その後に待っている苛酷な運命を考えたとき、警察に行かない選択をする人がどれほど多いか。昔は私も「勇気を出して警察へ」などと思っていたが、身近な被害者の話や目撃談などを聞いていると、自分ならセカンドレイプも覚悟で警察に行けるだろうかと年々否定的になっていく。
 相手が米兵なら、まずはマスコミに追いかけられ、好奇の目で見られ、外も歩けなくなる。仕事を失う可能性も高い。必ず本人の落ち度の話になる。彼氏がいたらギクシャクするだろうし、結婚していたら夫の仕事にさえ影響するかもしれない。息子や夫が、一緒に闘ってくれるか。仮にそうでなかったら、それこそ家族の絆を含めてレイプ前に持っていたものすべてを失ってしまうだろう。一人で抱えることに決めて、心に深い傷を追って沈黙している女性がどれだけいることか、と思う。 

(5)こういう時、必ず出てくる「レイプをするのはアメリカ兵だけではない」という意見。

普通の日本人もやるではないか、と言ってまでおぞましい行為をかばう意味が全く理解できない。軍人と一般人の最も大きな違いは、人を殺す訓練を受けているかどうかということだ。もちろん彼らの正義や大義があって、組織の決定に従ってやるのであって私利私欲のために殺すわけではないのだろう。国を守る、秩序を守る。理由は結構だ。でも、その大きな違いを知って欲しい。普通の精神状態では、人間は人間を殺せないものだ。
 しかし軍人の頭の中には常に「守らなければいけない大事な人間たち」と、「いざとなれば殺されても仕方のない悪い人たち」の2種類が必ずいるのだ。すべての人間に全く同じように人権がある、と信じていたら相手を殺すことはできない。つまり、女性にも自分と同じ人権があると100パーセント思っていたらレイプはできない。人権意識を狂わせ、縮小させ、暴力性、攻撃性を肥大化させる訓練を組織としてやっている軍隊の構成員に、一方で「綱紀粛正と道徳」なんて教えても染みこんでいくはずがない。攻撃と支配にアドレナリンが出るよう訓練された集団と一般の日本国民が一緒であるはずがない。

(6)2016年3月21日に掲載された沖縄タイムスの記事。

 たまたま今日(21日)の沖縄タイムスに、今回の抗議集会に参加する60代の男性の痛ましい話が掲載されていた。彼が幼い頃、姉が米兵にレイプされ、そのあとは家の中の1畳ほどしかない裏座(※民家の裏側に位置する収納部屋などのこと)に引きこもったままになったという。周囲は精神を病んでいると言っていたそうだが、原因がレイプと知ったのはつい最近、10年ほど前だそうだ。当時、父も兄も家に居た。「なぜ止めなかったのか?」と聞くと、母は「止めたら殺された」と言ったという。
 復帰前の植民地同然の沖縄で、腕力も権力も桁違いの米兵に目の前で娘を蹂躙されて何もできないでいる父の気持ちは、想像を絶する。父として、兄として、恋人として大事な女性を守れなかった時の男性の尊厳こそ、ズタズタだろう。憲法もなく、警察権もない、公平な裁判を受ける権利もない、そういう状況を恨み、米兵を憎んだとしても、何一つできない自分を悔やむだろう。責め続けるだろう。そんなやりきれない経験の蓄積がこの地域にはある。
 復帰して人権が憲法上は保障された。とはいえ、捜査権も裁判権も米軍相手だと制限されたままだ。これでは復帰前と何も変わってないじゃないか、という憤怒がこの事件が起きる度に腹の底から沸き上がってくるのは当然である。

(7)「由美子ちゃん事件」。

 今回のビデオ後半にある緊急抗議集会で照屋寛徳議員が言及しているが、沖縄県民にとって忘れようにも忘れられない「由美子ちゃん事件」がある。
 1955年、米兵が幼稚園児の由美子ちゃんを強姦、切り裂いた上、殺害してゴミ捨て場に捨てた。由美子ちゃんは歯を食いしばった表情のままで、幼い手には雑草が握られていたという。こうして書いていても怒りと涙が溢れてくる。弱い者が犠牲になり、周囲もそれを守れなかった苦さを抱いて生きる。それが日本の国とその国民が是とする「米軍の駐留」が作り出す構造的な不平等が温床になっている場合、問題を解決する責任は誰にあるのか。

(8)週に3回辺野古に通うダグラス・ラミスさんの話。

「残念ながら、軍隊は戦争で勝ち取ったものは〈戦利品〉だと思っています。この島も。女性は戦利品に付属する、ご褒美のつもり、ね」。そう言う目はとても哀しい色だった。


三上智恵監督新作製作のための製作協力金カンパのお願い

『戦場ぬ止み』のその後――沖縄の基地問題を伝え続ける三上智恵監督が、年内の公開を目標に新作製作取り組んでいます。製作費確保のため、皆様のお力を貸してください。

■振込先
郵便振替口座:00190-4-673027
加入者名:沖縄記録映画製作を応援する会

◎銀行からの振込の場合は、
・ 銀行名:ゆうちょ銀行
・ 金融機関コード:9900
・ 店番 :019
・ 預金種目:当座
・ 店名:〇一九 店(ゼロイチキユウ店)
・口座番号:0673027
・加入者名:沖縄記録映画製作を応援する会


 以下、三上智恵の沖縄(辺野古・高江)撮影日記第45回の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-03-27 05:51 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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