2016年 03月 15日 ( 2 )

原発問題-九州電力川内原発周辺に設置されたモニタリングポストのうち、ほぼ半数が事故時の住民避難の判断に必要な放射線量を測れない、と。

 驚くべき事実である。こうしたことが許される社会という存在そのものへの強い危惧感がある。
 標題について、朝日新聞は2016年3月14日、「運転中の九州電力川内原発(鹿児島県)周辺に設置されたモニタリングポストのうち、ほぼ半数が事故時の住民避難の判断に必要な放射線量を測れないことがわかった。9日の大津地裁の仮処分決定で運転が止まった関西電力高浜原発(福井県)の周辺でも、計画する数が設置できていなかった。事故時の住民避難の態勢が十分に整わないまま、原発が再稼働した。」、と報じた。
また、このことについて、「東京電力福島第一原発事故後、国は原子力災害対策指針を改定。原発から5キロ圏は大事故が起きたら即時に避難し、5~30キロ圏はまず屋内退避したうえで、ポストで測った放射線量の値をみて避難させるかを国が判断することにした。毎時20マイクロシーベルトが1日続いたら1週間以内に、毎時500マイクロに達したらすぐに避難する。
 指針などでは、原発から30キロ圏の市町村に避難計画の策定を、道府県にはポスト設置と、地区ごとに避難の判断基準とするポストを定めることを求めた。鹿児島県は昨年8月の川内原発1号機の再稼働までに、5~30キロ圏に判断の基準となる48台のポストを設置。うち22台は毎時80マイクロまでしか測れず、すぐに避難する判断には使えない。」、「県原子力安全対策課は『緊急時には近い別のポストで測ったり、(持ち運んで据え付ける)可搬型ポストを配備したりするので問題ない』と説明。だが、県が配備した可搬型ポスト44台のうち30台は毎時100マイクロまでしか測れない。」、と伝えた。

 朝日新聞は、記者の視点として「避難計画も客観的に審査する態勢を」と、次のように指摘した。


「放射線量測定に万全さを欠いたまま原発の再稼働が先行していた。事故時の住民避難に責任を負う自治体がもう大事故は起きないと高をくくっているなら、『安全神話』が続いていると批判されても仕方ない。
 住民避難の計画作りは、原発30キロ圏の全国の自治体で進むが、渋滞や複合災害の想定が不十分で、実効性に疑問の声が出ている。こうした指摘に、鹿児島県の伊藤祐一郎知事は会見で『マイナーな話』『計画が実際にワークするケースもほとんどないだろう』と語っている。
 原発事故が起きた時に国が避難指示を出すには、状況を正確に把握する必要がある。福島第一原発事故ではそれがなされず、情報も伝わらずに大混乱した。まずは屋内退避を求められ、線量次第で逃げる5~30キロの住民の不安を解消するためにも、測定が漏れなく行われることは大前提だ。
 避難を円滑に行うには綿密な避難計画が欠かせない。だが、その計画づくりは自治体の責任とされ、規制基準による国の審査の対象外だ。避難対策は原発の規制基準と並ぶ『安全の両輪』。国が責任を持ち、計画の実効性を客観的に審査する態勢を整えるべきだ。」


 以下、朝日新聞の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-03-15 17:16 | 書くことから-原発 | Comments(0)

ワシントン・ポストの社説で、「報道圧力 安倍政権はやめよ」、と。

 標題について、琉球新報は2016年3月9日、「米有力紙ワシントン・ポストは6日、政治的に公平でない放送を繰り返す放送局に電波停止を命じる可能性に言及した高市早苗総務相の発言や安倍晋三首相に近い自民党議員による勉強会での沖縄2紙への圧力などを取り上げ、安倍政権はメディアに圧力をかけるべきではないと批判する社説を掲載した。」、「ワシントン・ポスト紙は高市氏の発言の背景には安保法制に関する報道など『メディアに対する安倍晋三首相のいら立ち』があると分析した。NGO『国境なき記者団』が調査した2015年のランキングで、日本の『報道の自由度』が180カ国中61位となっていることも紹介した。」と報じた。
 また、ワシントン・ポスツの社説の内容について、「『日本が戦後に成し遂げたことの中で最も誇るべきものは、経済の奇跡ではなく、独立したメディアを含む自由主義制度の確立だ』と指摘。『首相にいかなる目標があっても、それら(自由主義制度)を犠牲にして追求するべきではない』と強調した。」。と伝えた。


 日本のマスコミは、このワシントン・ポストの指摘をどのように受け止めることができるのだろうか。


 以下、琉球新報の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-03-15 06:20 | 書くことから-憲法 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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