2016年 02月 15日 ( 2 )

沖縄-英国人ジャーナリストによる情報公開請求で分かったこと。2015年5月には発がん性物質が流出したが日本側には通報されなかった。

 標題について、沖縄タイムスは2016年2月15日、「沖縄県米軍嘉手納基地内で2001年以降、泡消火装置の誤作動や民間地域への流出が相次いでいることが、英国人ジャーナリストのジョン・ミッチェル氏による情報公開請求で分かった。昨年5月には発がん性物質が流出したが、日本側には通報されなかった。」、と報じた。
 その内容について、 「米軍嘉手納基地で昨年5月、発がん性物質を含む泡消火剤が民間地に流出していたことが分かった。原因は酒に酔った海兵隊員が、格納庫内の消火装置を起動したことだった。ジョン・ミッチェル氏が情報公開制度で内部文書を入手した。
 消火剤は『JET-X2・75%』と呼ばれるタイプで、がんのほか神経や生殖機能の障がいをもたらす可能性がある。1500リットルが誤噴射され一部は基地外にも流出したが、日本側には通報しなかった。米軍は当初、消火剤を無害だと誤認。流出が夜間だったため『消火剤は朝までに散ってしまい、大勢の注意を引くことはない』と書いた電子メールもあった。一方、海兵隊員の行動は『蛮行』と非難していた。
 同じ消火剤の誤噴射は他に少なくとも4回あり、やはり日本側に通報しない事例があった。嘉手納基地周辺の水源で検出され問題化している残留性有機汚染物質の有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)はこの消火剤には含まれていない。違うタイプの消火剤は2001年、12、13、14年に計2万リットルが誤噴射され、PFOSを含む可能性もある。」、と伝えた。
 また、「ミッチェル氏は内部文書に基づき英字紙『ジャパンタイムズ』に記事を寄せた。『米軍の安全管理には大きな問題がある。環境補足協定に基づき県の立ち入り調査に協力し、水源汚染の可能性について真実を明らかにすべきだ』と指摘した。」、と報じた。


 これが、基本歴人権を侵され続けている米軍基地を抱える沖縄の実情である。


 以下、沖縄タイムスの引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-02-15 09:22 | 沖縄から | Comments(0)

大分合同新聞特集「沖縄の叫び 日出生台の今 米軍訓練2016」から(2)(特集④⑤)

 大分合同新聞(以下、合同とする)は、「15日から大分県の陸上自衛隊日出生台演習場で11回目となる米軍の実弾砲撃訓練が始まる。19年前、県と湯布院、玖珠、九重の地元3町(当時)は沖縄の負担軽減を目的に苦渋の選択を強いられ、訓練を受け入れた。当時の目的は果たされているのか。地元3町などが要望していた将来に向けた訓練の縮小・廃止は進んでいるのか。米軍問題に翻弄(ほんろう)される沖縄、大分の現場を取材した。」、と特集を始めた。
  合同は、この特集で、(1)沖縄の負担軽減を目的に苦渋の選択を強いられ、訓練を受け入れた。当時の目的は果たされているのか、(2)地元3町などが要望していた将来に向けた訓練の縮小・廃止は進んでいるのか、という問いを設定した。
 今回は、特集(④⑤)から、この問い(2)についての報告。
 反対し続けることの辛さは生半端なものではない。
 (2)の答えを求めるために、「慣れとの闘い」が必要となっていると、合同は伝えるのである。
 残念ながら、虐げられ、圧迫を受けるの者の方が、自らの生活を通して、その間違い(人権侵害)を証明しなければならという構図がやはりここでも造られてしまっている。
 だから、虐げ、圧迫する者たちは、自らの利益のために既成事実を積み重ね、冷静に平気で次の手を打ってくる。まさに、米軍が「地元説明会」を拒否する段取りもこれにあたるのである。
闘い続ける人たちの声を、合同は、拾う。


「最近はこの時季だけしか話題にならない」

「寂しくなったもんですよ。将来は集落として成り立たなくなる」

「米兵を見かけることはほとんどなく、町民の多くは米軍による訓練という実感がないのでは。陸自玖珠駐屯地と共存共栄の面もある。防衛、安全保障にはさまざまな考えがあり、議会としても反対、賛成を明確に打ち出せない」


 合同は、(2)の答えとして、「“地元”置き去り」との結論で報告を終わる。
 「痛みにあえぐ“地元”をよそに、今年も砲撃音が鳴り響く。」、と。 
 それは、畜産業衛藤洋次さんや「ローカルネット大分・日出生台」の浦田龍次事務局長たちの怒りと、それでも不退転の意志を示す次の声たちでもある。


「なぜ開かないのか。地元を軽視しているのか」

「住民はただでさえ不安に思っている。分かっているのか」

「回を重ね、外出日程も非公表となった。少しずつ情報開示が後退している。このままでは訓練の中身が見えなくなる」

「訓練自体も大きく変わった。明らかに拡大している」

「僕は日出生に生まれ、日出生で生きてきた。水も空気も素晴らしく、住んでいる人の心も純粋。そんな大好きな大地で戦争につながる訓練をするのは許せない。無駄な抵抗かもしれない。ただ、いつの日か廃止されると信じて、死ぬまで反対運動を続ける」


 最後に、合同のこの特集に、この問題を自分たちの問題として捉えようとする意志を感じることができた。これからも、沖縄を大分を、追い続けて欲しい。できたら、沖縄タイムスや琉球新報のように。

 ただ、やはり、次の押さえが必要であると考えています。
 大分県の日出生台への米軍演習の移転が、大分県における「沖縄基地問題」の原点と理解することだけでは、正しい沖縄問題の理解に繋がるのか、沖縄問題の解決を実現させることになるのか。
 やはり、これまでの歴史を見た時、大きな疑問を持たざるを得ません。
 何故なら、新崎盛暉の次の視点を日本人が自らのものにしない限り、「構造的沖縄差別」を解決することはできない、と考えるからです。


「象徴天皇制、日本の非武装化、沖縄の(分離)軍事支配は、占領政策の上で、三位一体の関係になったのである。
 構造的沖縄差別の上に成り立つ対米従属的日米関係は、ここから始まる。一九四七年の、『沖縄を二五年ないし五〇年、米軍統治に委ねることに異存はない』といういわゆる天皇メッセージや、講和後も米軍の駐留を希望するという天皇のGHQへの積極的働きかけなどは、天皇がこの仕組みの中で自らに与えられた役割を果たしたものといえるだろう。
 日本の非武装化は、日本国憲法にも明記され、それは平和憲法と呼ばれるようになった。
平和憲法は、沖縄を除外することによって成立した。」
 

「構造的沖縄差別」の解決のために、私たち一人一人が何ができるかを考えることが、緊急な課題として、私たちに必要だと考えます。


 以下、大分合同新聞の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2016-02-15 06:15 | 米軍再編 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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