2015年 11月 23日 ( 3 )

本からのもの-「逃げられないのになぜ再稼働なのか!」


著書名;DAYS JYAPAN 2015年12月号 逃げられないのになぜ再稼働なのか!
著作者;話/阿部悦子 草薙順一 写真/広河隆一 まとめ/丸井春 
出版社;DAYS JYAPAN 


 見開きの伊方原発の俯瞰図と「県指定の災害危険箇所418 佐田岬半島危険地図」が、見る者を圧倒する。
 不安から、思わず周りを見回す。
 これで、本当に、再稼働なのかと。

 

 三つの指摘を挙げる。

(1)伊方町の原子力災害時避難行動計画では、原発から5キロ圏外の住民は、原発の状況がA~Dの4段階のうち、3段階目のCレベル「全面緊急事態段階」になっても、基本的には「屋内待機の指示を実施する」と書かれている。伊方原発をとめる会の草薙順一事務局長は「自宅待避をさせた後、放射能が充満する場所に誰が助けに来られるんですか?買い物にも行けない、助けも来ない、ライフラインも使えるかどうかも分からない。『屋内退避じゃなくて、これは屋内安楽死だよ』と言う人たちもいます。」と話す。
 さらに同計画には、住民への事故の周知に際して、Cレベルまでは、「現在のところ、環境の放射能の影響はありません」とアナウンスし、最悪段階の「運用上の介入レベル事象」になってはじめて「避難の際にはマスクの着用や、ハンカチなどで口を覆うなどしてください」というアナウンスを入れることが明記されている。
 これが福島原発事故を経験した日本の安倍首相が「合理的」だと「評価」した避難計画なのだ。

(2)「河田恵昭さんという、国の中央防災会議・南海トラフ巨大地震対策検討ワ-キンググル-プの主査を務めた関西大学の教授が、南海トラフ地震が来たら、四国は全部の火力発電所が津波で被災し、5ヶ月以上停電するという論文を出しています。5ヶ月停電したらどうなるか。非常用外部電源の燃料は10日分しか備蓄がありません。外部電源喪失が原因でメトルダウンした福島の二の舞が伊方原発で起こります。浄水場のポンプも電気を使いますから水も来ない。愛媛県は、南海トラフ巨大地震が起きたときの断水などによる水の被害人口を、約140万人の県民のうち地震直後で110万人、1ヶ月後でも40万人と想定しています。断水などによる避難者は5ヶ月停電を考慮せずに約56万人です。 県は、このような地震時の想定シュミレ-ションを出しながら、他方で避難計画も曖昧なままに原発の再稼働を容認しているのだ。

(3)11月2日付けのの愛媛新聞によると、中村愛媛県知事は当初より「再稼働の是非の最終判断は、防災訓練とリンクしない、と強調」し続けてきたという。再稼働を容認した26日にも「訓練は未来永劫続けるので、(再稼働とは)切り離して考えた」と発言している。

 この記事は、最後にこう結ぶ。


 草薙さんは言う。
 「万が一を許さないこと。それが一番大事なんじゃないですか?」この原発を、絶対に動かしてはいけない。

 あらためて、最初の草薙さんの言葉に戻らせる。


「事故が起きた後だけが大変なのではなくて、原発を再稼働させるということは、人々を不安の奴隷にするということですよ」


by asyagi-df-2014 | 2015-11-23 17:22 | 本等からのもの | Comments(0)

沖縄から-沖縄県と事前協議しないままに、防衛局は埋め立て準備で辺野古に巨大ブロックを搬入。

 標題について、琉球新報は2015年11月23日、「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で沖縄防衛局は22日、辺野古の沖合にクレーン付き作業船1隻を現場海域に搬入した。防衛局は埋め立て本体工事の海上作業を始める前に、近く海中の濁りが広がるのを防ぐ汚濁防止膜を設置する予定で、これを固定するために合計238個の大型コンクリートブロックを海中に投下する。作業船はこれらのブロックを積んでいる。一方、県側はこのブロックの大きさが昨年8月に県に対する岩礁破砕許可申請で防衛局が説明したものを大きく上回るとして、実際の投下前に県との事前協議に臨むよう求めており、防衛局がこのままブロックを投下すれば県側の反発は必至だ。」、と報じた。

 以下、琉球新報の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2015-11-23 08:22 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄の地に思いを馳せることは。

 この地で生き、沖縄の地に思いを馳せること、とは。
 趙博さんの黄土(ファンド)通信を覗きました。
11月19日の通信は、次のように趙博の決意が綴られていました。


指令。

同志諸君に訴う。
辺野古・高江現地で共に闘う/伊方・おおい・川内…再稼働阻止のために闘う/福島の避難民に寄り添って闘う。
…すべて、素晴らしいことだ。
しかし、基地と原発を無くすために我々大阪人民がなすべき最優先課題は、橋下を打倒し安倍政権を殲滅することだ!
これが、金城実、知花昌一、石川真生、真喜志好一、趙博、5者による、読谷・那覇での11月合意である。
以上。

追記:辺野古へ行ったなら「辺野古社交街」で1万円くらいの飲食をすべし。アメリカーと地元の人々と語り合ってくるべし。「本土から基地反対の人たちが来たら、地元振興になるね」…そういう世論の形成に助力せよ!


 11月15日の通信には、ガンジーの訴え! が。


ガンジーの訴え!


(1939年にナチスドイツがポーランドに侵攻した。これに対抗し,イギリス等西欧諸国がナチスドイツに宣戦を布告,第二次大戦が勃発した。この時ガンジーは,とくにつながりの深かったイギリスの国民に宛てて,「民主主義を守るための戦争」の危うさを次のような言葉で訴えた。)

私はすべてのイギリス人に訴えます ―― 国家間の関係を調整するにも,その他の問題の解決をするにも,戦争という手段ではなく,非暴力の手段によるべきです。あなた方の政治家は,これは「民主主義を守るための戦争」だと宣言しています。しかし,この戦争がどのような形で終結しても,後には民主主義のひとかけらも残っていないだろうと,私は予言します。
今次の戦争では,戦闘員と非戦闘員の区別は消え去りました。誰一人として,何一つとして,戦争の圏外にいることはできないのです。この戦争は,人類を過去に無かったほど徹底的に野獣化するという意味で,私たちへの戒めに他なりません。壁に書かれたこの戒めを読み解く者が誰もいなければ,私たちは皆,獣と同じレベルにまで堕落してしまうでしょう。
あなた方はナチズムを抹殺することを目論んでいます。
けれども,ナチズムをそのまま真似ていてはナチズムを克服することなど,できるはずがありません。あなた方が送り出した兵士は,ドイツ兵とそっくりそのまま同じ破壊活動をしているのです。何か違いがあるとすれば,あなた方の兵士の破壊活動は目下のところ,ドイツ兵ほど徹底していないことくらいでしょう。
そうだとすれば,あなた方の兵士の破壊活動もやがてはドイツ兵をしのがないまでも,同じ程度に徹底したものになるに違いありません。そうしなければ,勝てないのが戦争だからです。言い換えれば,あなた方はドイツ人以上に無慈悲にならざるを得ないということです。どのような美辞麗句を並べ立てても,刻一刻と行われている無差別殺人を正当化することはできません。
イギリスが破れることを私は望んではいませんが,残酷さを競い合って勝ち残ることも望んでいません。あなた方自身も,ナチスとそのような不名誉な競争などしたくないでしょう。
そこで,敢えてあなたがたに,勇者に相応しいより気高く勇敢な方法を提案します ―― 武器に頼らずにナチズムと戦うのです。非暴力を武器とするのです。今手にしている武器は,あなた方や人類を守る役には立たないので,捨ててしまいなさい。あなた方のものだと呼んでいる領土にヒットラーやムッソリーニを招き入れ,何でも欲しいものを与えてやればいい。美しい島々も,壮麗な建物もあげてしまいなさい。それらの物をすべて与えたとしても,あなた方の魂と心は,決して与えてはいけません。
この訴えは,部外者がしていると考えないでください。私は50年を超える歳月,科学的な厳密さをもって非暴力とその可能性を実践してきました。私は,家庭,組織,経済,政治等生活のあらゆる場面において非暴力を実践してきました。失敗したことはただの一度もありません。失敗したように見えた事例でも,それは私の不完全さに原因がありました。私は完全な人間ではありません。けれども,常に情熱的に真理を追及してきました。真理を追究していて,私は非暴力に出会ったのです。そして,非暴力による紛争解決を広めることが私の生涯の使命だと確信するようになりました。その使命を果たす以外に,私の人生の目的はありません。
私は,イギリスの帝国主義と非暴力で戦い,今なお戦い続けているのです。私の非暴力は,普遍的な愛を基礎にしています。そして,あなた方は決して小さくはないその一部です。私の祖国インドの運命がどうなろうとも,私のあなた方への愛は,今も将来も変わることはありません。     ニューデリーにて  1940年7月2日
(機関誌『ハリジャン』1940年7月6日号掲載)


このガンジ-の訴えを届くかせることができるか。


by asyagi-df-2014 | 2015-11-23 05:58 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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