2015年 09月 10日 ( 2 )

沖縄から-辺野古埋め立て承認取り消し、今月中旬に手続き開始へ

 最後の集中協議も平行線に終わった中で、沖縄県の対応について、朝日新聞は2015年9月10日、「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画をめぐり、翁長雄志(おながたけし)知事は移設予定地の名護市辺野古の埋め立て承認を取り消す手続きを今月中旬に開始する方針を固めた。県関係者が9日、取材に明らかにした。辺野古移設をめぐる県と国の対立は決定的な段階に入る。」と、報じた。
 一方、沖縄タイムスは2015年9月10日、安倍晋三政権側の対応について、「菅義偉官房長官は10日の会見で、名護市辺野古の新基地建設をめぐって、翁長雄志知事が近く前知事による埋め立て承認取り消しを表明するとの見通しについて、『おととしに仲井真(弘多)前知事から埋め立て承認をいただいており、行政的判断を示されてる。行政の継続性という観点から既に承認されてる埋め立て工事を進めてくということには変わりない』と述べ、移設作業を進める考えを示した。」と、伝えた。
 朝日新聞は、安倍晋三政権の今後の対応について、「政府は今秋にも辺野古の埋め立てに着手する構えで、承認取り消しを受けて行政不服審査法に基づく不服審査請求などの対抗措置を取るとみられる。」との見込みを伝えた。

 確かに、このままでは法廷闘争になる可能性が高い。
 
 以下、朝日新聞及び琉球新報の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2015-09-10 16:10 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄から-三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記第30回

 沖縄の地で、体を張って新しい歴史を作ろうとしている人たちがいる。
 そこには、その煌めきの記録を残そうとしているジャーナリストがいる。
だとしたら、その生きざまの瞬間を私たちは受け取る必要がある。
三上知恵の沖縄撮影日記

 
 今回の報告では、まず最初に、「辺野古協議決裂」について、「政府は突如として辺野古の基地建設強行の手を休め、沖縄県と話し合う期間を設けた。しかし、お互いに打開策も腹案も用意せずに臨んだ5回の協議内容は不毛だった。その休止期間も今日で終わる。」と、始める。

 特に、今回の報告は、 前回のコラム「標的の島 驚愕の宮古島要塞化計画」に続ける。
 宮古島での、元・宜野湾市長の伊波洋一さんを講師にした勉強会での伊波さんの発言(エア・シーバトル構想について)を引用する。


「かつて沖縄の基地は米軍が出撃していく場所だったが、今は違う。この島々が戦場になる前提の訓練をするようになっている」「日本列島を補給基地・後方基地にして戦い、沖縄壊滅後は日本本土が戦闘地域になる。その想定の演習が日米で既に行われている」
「本来の目的は、米中の全面戦争にエスカレートしないために、日本国土の中に標的の島々を作り出して、そして日本の国土で“制限戦争”をする。中国も、アメリカも、自分の国土は攻撃されることなく、私たちのこの島だけで戦争をする。そういう想定で事態が動いていることを頭に入れておかなくてはならない」


 そして、最も重要なことは、「驚くのは、初期攻撃には同盟国だけで耐えてもらうと戦略論文の中に書かれていること。」ということ。
 これについては、次のように補足する。


「『え? アメリカ軍がいても2週間も持ちこたえられないの?』といぶかしく思うかもしれない。持ちこたえるどころではなく、軍事衝突が勃発したら、米軍はまず後方へ退く。逃げるのだ。南西諸島に駐留はするが、闘うのは米軍ではなくて自衛隊だと2006年の米軍再編の中に合意がある。アメリカ軍はその後、体制を整えてから、グアム・ハワイや本国から出直すという順番なのだ。いま、中国の持つミサイルのレベルが高くなり沖縄までは射程圏内に入ってしまうので、危ないから逃げるということだ。」


 最後に、三上さんは、次のように結ぶ。


「沖縄にいるから解ることがある。だから沖縄から警鐘を鳴らしてきた。だが、もう手遅れなのかも知れない。私は焦るばかりだ。でも、一方の伊波さんは、怖い話ばかりだった講演の最後に言った。『今ならまだ間に合う。止めましょう』と。
 だからこそ、皆さんには島の要塞化計画の内実を知ってもらい、早く全体像に気付いて欲しい。目を覚まして、日本国民が崖っぷちにいることを今こそ正視して欲しい。」


 以下、三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記第30回の引用。




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by asyagi-df-2014 | 2015-09-10 05:43 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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