2015年 08月 28日 ( 2 )

鹿児島県知事が、「女子に三角関数教えて何になるのか」と本音?の発言

 標題について、毎日新聞は2015年8月28日、「鹿児島県の伊藤祐一郎知事は、県教育委員らが参加した会議で『高校教育で女子に(三角関数の)サイン、コサイン、タンジェントを教えて何になるのか』と発言したことが分かった。28日の定例記者会見で、発言について『自分自身も使ったことがないよねという意味。口が滑った』と述べ、訂正した。」と、報じた。
 伊東流で言うと、高校数学にサイン、コサイン、タンジェントは必要ないということを言っているわけで、間違っても女性には必要ないとは言ってないはずだから、日本の教育が間違っていると言いたいのだろうか。
 この人が、川内原発の再稼働を進めている。
 納得しているわけではないが、どうだろうか、伊藤祐一郎知事の考え方に根本的に間違っているところがあるのではなかろうか。
 安倍晋三政権は、人文科学系の分野を否定し、新自由主義的効率化にひたすら走ろうとしているが、果たして伊藤知事は。

 以下、毎日新聞の引用。






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by asyagi-df-2014 | 2015-08-28 19:45 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

沖縄から-三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記第29回

 沖縄の地で、体を張って新しい歴史を作ろうとしている人たちがいる。
 そこには、その煌めきの記録を残そうとしているジャーナリストがいる。
 だとしたら、その生きざまの瞬間を私たちは受け取る必要がある。
 三上知恵の沖縄撮影日記。

 
 今回の報告では、米軍再編の本質-「このままでは自衛隊は、同盟ではなくアメリカ軍の下部組織になる」-を、次のように指摘する。


「沖縄のメディアが、政府の言う『普天間代替施設』という言葉を使わなくなり、『辺野古の新基地』と呼ぶようになった背景には、政府が明らかにしない辺野古の基地の本質について調査報道してきた積み重ねがある。核兵器や科学兵器もあったとされる辺野古弾薬庫。それに直結する二本の滑走路と、何よりも『軍港機能』を備えたかつて無い総合運用が可能な基地だ。完成すれば、強襲揚陸艦が大浦湾に入り、オスプレイを乗せ、水陸両用戦車を艦内に搭載して「ならず者国家」にむけ出撃していく戦略上の最重要拠点になるのだ。しかも辺野古の基地には陸上自衛隊も常駐する方針だ。目下陸上自衛隊は自前の海兵隊の養成に躍起になっている。日本版の海兵隊『水陸機動団』を新設し、その教育・育成はアメリカ海兵隊が担当している。軍事訓練上の日米の一体化はこの10年で格段に進んでいる。日米、日米韓、様々な合同訓練はそのたびに沖縄ではニュースになるが、本土の人はあまり聴いたことがないという。20年ここで報道してきた経験からすれば、このままでは自衛隊は、同盟ではなくアメリカ軍の下部組織になるのではないかと心配になる。」


 そして、「こまで武装強化を進める日本を、諸外国は脅威に思うのではないか。『空対地ミサイルは自国にしか使いません』という言説が信じられるだろうか?」と、その実態を次のように指摘する。


「この一連の変化はアジアの周辺諸国にどう映るだろうかという点だ。日本人は『中国の軍事費が跳ね上がった。襲われるのではないか』と、こればっかり危惧しているようだが、自国の防衛費も年々膨れあがり、過去最高の5兆円に迫る勢いで伸びていることをご存じだろうか(平成25年度予算4兆9801億円)。そして今、初めての日米両方の軍隊が出撃拠点にする軍港を、これまた初めて日本のお金で沖縄に造っているのだ。今まで沖縄にあった基地は、敗戦後アメリカ軍が無理矢理造ったという言い訳も成り立つ。でも、今回は日本の意志で、日本の予算で、弾薬庫と軍港と滑走路が一体になった軍事拠点の建設に過去最高額の軍事費を背景に乗り出しているのだ。これは周辺国からすれば立派な挑発になるのではないのか。」


「まずは自衛隊内の海兵隊的な機能に関するものから見てみる。来年、陸上自衛隊は水陸両用車AAV7を52両も購入する予定だ。アメリカ海兵隊の水陸両用車と共に敵陣への着上陸を目指すものだ。そして今普天間基地には24機のオスプレイが配備されているが、これに負けじと自衛隊は17機購入する。しかも1機あたり米軍より5~7倍高い値段で買うと言うのに、それを追及しない国民もどうかしていると思う。そのオスプレイは高温の排気を真下に向けて排出するので、従来の母艦では甲板が溶けてしまう。そのため米軍の強襲揚陸艦ボノムリシャールはオスプレイ用に特殊な鉄板にリニューアルして佐世保港に配備された。案の定、大浦湾の軍港はちょうどボノムリシャールが着岸できる長さを持っている。しかしこの軍港を使うのはボノムリシャールだけではない。自衛隊最大の護衛艦「いずも」「ひゅうが」「おおすみ」はオスプレイを搭載できるように大幅に改造して高温に耐える全通甲板の母艦となる。その改装費用も計上されている。
 次期戦闘機F-35Aの取得には4機で693億円かかるという。42機購入予定だから7200億を超える。航空自衛隊の戦闘機による衛星誘導爆弾JDAMや、AGM158といった空から地上を狙うミサイルが導入されるのだが、これは外国に撃ち込むのではなく、日本の離島が他国軍に占拠された場合を想定したお買い物だという。
 ここまで武装強化を進める日本を、諸外国は脅威に思うのではないか。『空対地ミサイルは自国にしか使いません』という言説が信じられるだろうか?」


 さて、今回三上智恵の本論は、「宮古島要塞化計画」を告発することである。


「まずは地対艦ミサイル、地対空ミサイルが置かれる。弾薬庫と、実弾射撃訓練場が併設される。沖縄本島でも実弾射撃訓練場は騒音と流れ弾の問題が頻発しているだけに最も住民の抵抗が激しい。現場に立ってみてその平坦さに驚く。山に向かって撃つ場所も見当たらない。流弾は避けられないのではないか。そしてホバークラフトや水陸両用戦車が海から乗り上げる訓練をする着上陸訓練場。映像でご覧戴きたいのだが、高野漁港と真謝漁港のあたりの砂浜は観光客も来ない、ウミガメの産卵も見られる天然のビーチ。そこでキャンプシュワブのような何十台もの水陸戦車が行き来するのかと思うとめまいがする。
 最も衝撃を受けたのは、『指揮所』を地下に造るという計画だ。それは、南西諸島防衛の司令部として奄美から八重山まで配置した自衛隊の指揮を執る本部の機能を持ち、宮古島の地下に置かれるというのだ。
 つまり、例えば中国の船団が台湾を囲むような事態になって南西諸島近くを航行したいと思えば、自分たちを攻撃する地対艦ミサイルの基地がある島をまず攻撃するだろう。その後、ミサイル部隊を殲滅するために上陸する。そして占拠されたら自衛隊は空から空対地ミサイルを撃ち込み、水陸両用戦車で逆上陸を試みる。司令部は、地下に置かなければならないのはそういう想定だからだ。さて、その中で宮古島の住民はどこにいたら生きていられるのですか?」


 結局、「宮古島要塞化計画」とは、「司令部は、地下に置かなければならないのはそういう想定だからだ。さて、その中で宮古島の住民はどこにいたら生きていられるのですか?」、というものなのだと。

 だから、三上智恵は、このように告発する。


「アメリカが西太平洋地域の安全のために、第1列島線の内部の制限戦争を想定して訓練をする」。安保条約を維持する日本は今のところそれに協力する以外にない。しかしそれは少なくとも我々沖縄県民の安全とは真逆の方向である。我々の命と生活を守るのなら、アメリカの安全戦略に付き合っていたらこっちが危ないのだ。日本全体も、今まさに考える岐路にある。自分たちの安全を守ることとアメリカの安全を守ることの整合性がとれなくなった場合に、一体どちらを選ぶのですか?
 我々は既にアメリカと命運を共にする泥舟に乗っているも同然だ。こんな大事なことをちゃんと考えてくれる政府を作り、沈まない船に乗り換えるために、日本に住む大人たちは今相当頑張らないといけない。」


 あわせて、三上智恵は、米軍再編における「オフショア・コントロール構想」や「海上制限戦争戦略」について説明する。


「米国としての提案として『オフショア・コントロール構想』や『海上制限戦争戦略』を提示している。どういうことかというと、たとえ中国が軍事的な動きを見せたとしても、『第1 列島線の内側での潜水艦攻撃や機雷敷設を通じて中国の海上交通を遮断して、それらの島嶼を防衛し、その領域の外側の空域及び海域を支配する』という計画だ。つまり台湾有事であっても中国が軍事的に動けば、大規模な通常戦争の脅威を回避するために中間ステップとしての『海上制限戦争』に入るという構えなのだ。」


 三上智恵は、「宮古島要塞化計画」の問題点は、次のことに尽きると。


「局地的な紛争に押さえ込み、国際協力で早期に火消しを計る。これは犠牲を極力排除できるし、悪いアイディアではない。米国本国にいたらそう思うかも知れない。しかし局地的な制限戦争の舞台にされた方はたまらない。米中の軍事衝突の力試しの土俵として、自分の島を提供していいと誰が言ったのか。そこは当のアメリカも危惧している。この作戦を遂行するには「同盟国に自国の国土から中国に対する攻撃を許可することを要求することになる。そこに困難がある」と分析している論文がある。その不安こそ、まさに「集団的自衛権」を確約させることでクリアできる。安倍総理は米国国民の前でそれを約束してくれた、アメリカにとって実に頼もしいリーダーなのだ。」


「安保関連法案」の行き着く先が、まさしく、私たちにも見えるではないか。

 以下、三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記第29回の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2015-08-28 05:46 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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