2015年 08月 27日 ( 2 )

原発問題-「伊方事故による放射性物質 大分県にも飛来」と。

 伊方原発再稼働に関して、大分合同新聞は2015年8月25日、「再稼働に向けた手続きが進む四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)で、東京電力福島第1原発と同規模の事故が起きた場合、風向き次第では大分県にも放射性物質が飛来する―。民間のシンクタンク『環境総合研究所』(東京)が、そんなシミュレーションを明らかにしている。地域によっては『子どもや妊婦が看過できないレベルの放射線量に達する恐れがある』としている。」と、報じた。
 その測定方法と結果について、「伊方原発に関しては、風向きを従来実施していた16方位に加え、本紙の取材に合わせ、大分に向かって吹く2方位を追加した計18方位で予測した。風速は国内で「平均的」という毎秒2メートルに設定すると、大分県内におよぶ事故から24時間以内の空間放射線量は、値の高い順に▽杵築市役所 毎時16マイクロシーベルト(東北東の風)▽国東市役所 毎時13マイクロシーベルト(東南東の風)▽臼杵市役所 毎時12マイクロシーベルト(北東の風)。除染しなかった場合、1年後の累積線量はそれぞれ▽杵築市役所 32ミリシーベルト▽国東市役所 26ミリシーベルト▽臼杵市役所 24ミリシーベルト―だった。」と、伝えた。
 また、この結果について、「研究所顧問の青山貞一・東京都市大学名誉教授(環境政策)は『原発から半径30キロ圏内より線量は低いものの、幼い子どもを持つ母親や妊婦にとっては安穏とはしていられないのではないか』と分析する。青山顧問によると、気象庁の統計上、伊方町では年間を通じて南北の風が吹くことがほとんど。その場合、放射性物質が大分に飛来する可能性は低くなるが、『大分に全く関係ないとは言い切れない。放射性物質は一日で止まるとは限らず、収束まで風向きが変わったり、流れていった先の風で曲がって影響を受ける可能性もある』と指摘している。」と、その指摘を報じた。

 伊方原発の事故は、これまでも、「大分に全く関係ないとは言い切れない」ものであったし、当然「安穏とはしていられない」ものであった。
 ただ、こうして大分県の地元紙が真実に触れようとすることは、重要なことである。

 以下、大分合同新聞の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2015-08-27 12:29 | 書くことから-原発 | Comments(0)

「安保関連法案」に対して、法律の専門家及び全国の大学の「有志の会」が、「反対」の意思表示をする。

 「安保関連法案」を巡って、朝日新聞は2015年8月27日、「参院特別委で審議中の安全保障関連法案を巡って、元最高裁判事や元内閣法制局長官、憲法学者など法律の専門家ら約300人が26日、弁護士会館(東京都千代田区)に集まり、法案を「違憲」と指摘した上で反対の意思を示した。」、「安保関連法案に反対して、全国の大学で教員や卒業生らがつくる『有志の会』も26日、都内で共同記者会見を開いた。現時点で少なくとも108の大学が反対声明を出しており、うち80大学から教員ら250人が集まった。」と、報じた。
 この法律の専門家の集まりについて、「日弁連が専門家らを一堂に集め、立場の違いを超えて訴えようと企画。出席者の一人、中野晃一・上智大教授(政治学)は『法曹、憲法学の最高権威が並んだ。こんな場は見たこともない』」と評した。」と、伝えた。
 また、この集まりでの発言について、次のように報じた。


 「終戦時9歳だったと語り始めた元最高裁判事の浜田邦夫さんは『戦後民主主義教育の第一陣と自負する世代として容認できない』と安保法案の廃案を求めた。元最高裁判事の那須弘平さんも『法案正当化の解釈変更が広く国民に受け入れられるか、強い疑問がある』とメッセージを寄せた。
 内閣法制局長官経験者からは2人が登壇。大森政輔さんは、歴代内閣が集団的自衛権を『一貫して違憲と結論づけてきた』とした上で「(安倍政権は)閣議決定で覆し、法的安定性を自ら害した』と発言した。
 宮崎礼壹(れいいち)さんも『集団的自衛権は、自国が攻撃されていないのに他国間の紛争に介入する権利。憲法9条の容認するものであるはずがない』と指摘した。」


 さらに、「会見後には法曹以外の学者らも参加し、日比谷野外音楽堂で集会を開いた。会場内外に約4千人(主催者発表)が集まり、集会後に国会まで行進した。」。 

 この集会での次の発言を、この「安保関連法案」を考える上で、肝に銘じたい。


 「日本国憲法の体制の連続性、法的連続性が断たれるという事態は、革命もしくはクーデターだ」(石川健治・東大教授〔憲法学〕)。
 「憲法の危機のみならず、知性、学問、大学の危機だ」(上野千鶴子・東大名誉教授〔社会学〕)。

 以下、朝日新聞の引用。




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by asyagi-df-2014 | 2015-08-27 09:11 | 書くことから-憲法 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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