2015年 08月 21日 ( 3 )

原発問題-川内原発、2次冷却水に海水が混入した恐れがあるため、予定していた出力上昇を延期

 時事通信は2015年8月21日、「九州電力は21日、再稼働した川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)について、2次冷却水に海水が混入した恐れがあるため、予定していた出力上昇を延期すると発表した。点検に少なくとも1週間程度かかる見込みで、25日に予定していたフル稼働は遅れる。」と、報じた。
 また、この事故について、「九電は『3台ある復水器のうち、1台に微量の海水が混入していると推定されるが、除去できており運転継続に支障はない』と説明している。」、「同様のトラブルは全国で過去に50回ほど起きているといい、川内原発では初めて。九電では玄海原発1号機(佐賀県玄海町)で1997年、99年の2回あったという。」と、伝えた。

 以下、時事通信の引用。





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by asyagi-df-2014 | 2015-08-21 15:46 | 書くことから-原発 | Comments(0)

沖縄から-辺野古第2回協議は、「空手形」・「ポーズ」なのか。

 翁長雄志沖縄知事と政府側との2回目の会談の様子について、沖縄タイムスは2015年8月19日、「翁長雄志知事は18日、首相官邸で菅義偉官房長官らと会談し、米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古への新基地建設をめぐり政府側と2回目の協議に臨んだ。菅氏は普天間飛行場の5年以内の運用停止について『地元の協力がなければ難しい』と辺野古新基地建設が条件との考えを示し、運用停止は困難だと明言した。」と、報じた。
 この「地元の協力がなければ難しい」と辺野古新基地建設が条件との考えを示し、運用停止は困難だとの明言について、「『辺野古が唯一と言うのはやめてもらいたい』と批判。市民が収容所にいる間に接収された普天間飛行場の形成過程に触れ、『老朽化し、世界一危険になったから代替案を示せというのは日本政治の堕落だ』と政府を批判した。」との県知事の反論を伝えた。

 この辺野古第2回協議について、琉球新報は「『空手形』は誰のせいか」、沖縄タイムスは「単なるポーズか」と、批判した。

 なお、辺野古第3回協議は、「県、政府は安慶田光男副知事、杉田和博官房副長官による事務レベルでの作業部会を立ち上げ、3回目の協議を24日に沖縄で開催する方針を確認した。」と、伝えた。

 琉球新報及び沖縄タイムスの主張は、次のとおりである。

(琉球新報)
(1)米軍普天間飛行場の5年内運用停止という2013年末の政府の約束が、単なる口約束、「空手形」だったことがこれで明確になった。
 辺野古新基地建設をめぐる県と政府の第2回協議で、菅義偉官房長官は5年内運用停止について、「地元の協力がなければ難しい」と述べた。あたかも知事のせいであるかのような口ぶりだ。
 5年内停止について安倍首相は「知事との約束は県民との約束だ。できることは全てやる」と述べていた。
 だが4月の日米首脳会談でも日米外務・防衛閣僚会合(2プラス2)でも日本側は米側に要求すらしていないし、共同声明にも盛り込んでいない。「できること全て」どころか、何一つやっていないのが実態だ。そもそも当初から米側は完全否定の姿勢で、政府がそれを覆そうと努力した形跡はまるでない。最初から実現するつもりなどなかったのに、知事の責任に帰そうとするのは悪質なすり替えだ。
 政府は、どうせ5年後に県民は忘れている、と高をくくっていたのではないか。そうであれば「朝三暮四」の猿のごとき扱いである。不誠実極まりない。
(2)沖縄への基地の集中がミサイル攻撃を誘発し、沖縄を危険にさらすという指摘は論理的で正当なものだ。元米国防総省高官などの発言も引用し、説得力があった。
 これに対する中谷元・防衛相の「ミサイル攻撃は日本全体が対象」という発言は、基地が最大の軍事目標になるという軍事常識に反する。「ミサイル防衛で対処する」とも述べたが、ミサイルの集中攻撃を1発の撃ち漏らしもなく防げるはずがない。どちらが合理的かは火を見るより明らかだ。
 本島中南部は過密だから基地を北部に移すという論理に対し、知事が「自然や文化など北部のソフトパワーが死んでしまう。北部を殺すことになる」と反論したのも説得力がある。
(3)沖縄関係予算は大部分が、どの都道府県も受け取っている通常の予算である。だが「振興予算」と呼んでいるため、他県より特別に多いかのように誤解されている。県は資料まで用意し全国の記者に配ってそのことを説明していた。

(沖縄タイムス)
(1)米軍普天間飛行場の「5年以内の運用停止」に関する政府の説明は、相変わらずその場しのぎで、一貫性がない。「見せ掛け」や「ごまかし」を含んだ「5年以内の運用停止」は事実上破綻した、というべきだろう。
(2)仲井真前知事も指摘したように、「1日も早い危険性除去」を実現したいのであれば、地元が強硬に反対している辺野古に新基地を建設するのではなく、県外の既存基地に移す方が早くて安上がりだ。新基地の完成を待たずにオスプレイの部隊を県外に移設することができれば「5年以内の運用停止」は可能だが、それが実現できれば、莫大な予算を投じ県民の反対を押し切って新基地を建設する必要はなくなる。
 「新基地建設」を実現するため、県民向けには「危険性除去」を強調する。その「真実」を問わず語りに明らかにしたのが菅発言である。
 2014年4月の日米共同声明は、辺野古への早期移設を含む基地の統合によって「長期的に持続可能な米軍のプレゼンス(存在)を確かなものにする」ことをうたっている。「抑止力」と「危険性除去」が新基地建設の便利な方便として利用されているのである。 実際、政府には、計画見直しや譲歩の兆しは全く見られない。県との集中協議は、対話の姿勢を公に示すだけの単なるポーズ、アリバイ作りになる恐れがある
(3)埋め立て承認に当たって県と防衛省は「留意事項」を交わし、実施設計や環境保全対策に関する協議を実施することを確認した。今回の集中協議は、「留意事項」で定められた協議とは全く別物だ。
 集中協議の期間中になし崩しに「留意事項」で定める協議が実施された場合、1カ月の集中協議期間が終わった段階で、政府は間髪を入れず埋め立て本体工事に入る可能性がある。
 県は、埋め立て承認の取り消しなど、次の手を早急に準備し、「協議決裂」に備える必要がある。


 以下、琉球新報、沖縄タイムスの引用。




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by asyagi-df-2014 | 2015-08-21 09:29 | 沖縄から | Comments(0)

憲法改悪阻止各界連絡会議(憲法会議)の「憲法改悪阻止各界連絡会議声明」を読む。

 憲法改悪阻止各界連絡会議(憲法会議)は2015年8月15日、「歴史をして奮偽る「安倍談話」を糾弾し、戦争法案廃案と日本国憲法が生きる日本とアジアをめざ闘します」との声明を発表した。
この「声明」について、考える。
 「声明」の主張は次のものである。
(1)植民地支配と侵略については日本が行ったという歴史認識を明らかにせず、植民地支配については、それと永遠に訣別するという一般論を述べたにすぎず、韓国・朝鮮についての言及もきわめて少ないものです。
(2)何が侵略にあたるかについては歴史家に委ねるという無責任な発言を記者会見で行い、結局、村山談話を否定する内容であることがはっきりしました。「反省」と「お詫び」についても、過去の首相談話を引用したのみで、安倍首相自らの見解として示したものではなく、これらのキーワードを入れたことは全くの欺瞞であることが明確になりました。
(3)「日露戦争が植民地支配下のアジア・アフリカの人びとを勇気づけた」と述べていますが、日露戦争の勝利が韓国併合へ直結した歴史的事実を無視し、あたかも日露戦争が植民地解放に役立ったかのようにいう近代日本の歴史の偽造といわなければなりません。
(4)日本軍「慰安婦」問題については、明確な用語を使用せずに「女性たちの尊厳や名誉が深く傷つけられた過去」とのみ表現し、しかも謝罪の言葉も問題解決のために努力するとの言葉もなく、「女性の人権が傷つけられることのない世紀にするため、世界をリード」するという空虚な言葉をならべているだけです。
(5)、「あの戦争には関わりのない次の世代に謝罪を続ける宿命を負わせてはなりません」と述べていることです。アジア諸国との間の未解決の問題を解決するという前提なしに、謝罪はもうしないという一方的な宣言とも受け取れる文言であり、これではアジア諸国民との緊張関係を増すことにしかなりません。
(憲法会議の考え方)
 私たちは戦後70年にあたり、日本国憲法の精神に立脚して、あらためて歴史の真実を見つめ、植民地支配と侵略戦争の責任を明らかにし、それに対する真摯な反省の上に立ってアジアとの友好・信頼の関係をつくり、平和なアジアと日本をつくりあげなければならないと考えます。
 同時に重要なことは、戦後70年を経てなお未解決の、日本軍「慰安婦」問題などをはじめとする戦後処理問題の解決に本格的にとりくむことです。これらの問題が、世界的にみても異常なほどの長きにわたってなぜ残されてきたのか、なぜアジアとの友好関係を築くことができなかったのか、戦後史とそのなかでの政治責任をあらためて検証し明らかにしていく必要があります。
(憲法会議の主張)
 私たちは、安倍談話の欺瞞を糾弾し、当面する戦争法案廃案に全力をあげるとともに、それを通して、日米安保条約を廃棄し、日本国憲法が生きる平和なアジアと日本をつくるために奮闘する決意をここに表明するものです。

 安倍談話の「談話」に載せられた言葉としてのキーワードは「全くの欺瞞」であり、近代日本の歴史の偽造とする見解に、深く頷く。

以下、「声明」の引用。




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by asyagi-df-2014 | 2015-08-21 05:34 | 書くことから-憲法 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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