2014年 11月 08日 ( 2 )

沖縄から-嘉手納など騒音賠償、日本100億肩代わり

 嘉手納など騒音賠償、日本100億肩代わり」といった記事を見るたびに、日本という国の主体性をつくづく考えさせられてしまう。
 こうした日米の構造が、辺野古の新基地建設に現れている。
 沖縄タイムスは、2014年11月5日、次のように報じた。


沖縄タイムス-嘉手納など騒音賠償、日本100億肩代わり-2014年11月5日

 在日米軍基地などの騒音被害で周辺住民への損害賠償が確定した13の判決をめぐり、米国側が日米地位協定で規定されている分担に応じず、日本側が全額肩代わりしたままとなっていることが5日、分かった。損害賠償金と遅延損害金の総額は約218億円に上り、日本側の肩代わり分は、少なくとも100億円を超えるとみられる。

 判決が確定した騒音訴訟で米国が支払いに応じていないのは、米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)3件、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)1件、米軍横田基地(東京都福生市など)4件、厚木基地(神奈川県)3件、航空自衛隊小松基地(石川県)2件の計13件。

 日米地位協定では、米国のみ責任がある場合、米国が75%、日本が25%を負担し、日米双方に責任がある場合は均等に負担すると規定されている。(共同通信)


by asyagi-df-2014 | 2014-11-08 18:08 | 沖縄から | Comments(0)

沖縄から-三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記第14回

沖縄の地で、体を張って新しい歴史を作ろうとしている人たちがいる。
 そこには、その煌めきの記録を残そうとしているジャーナリストがいる。
だとしたら、その生きざまの瞬間を私たちは受け取る必要がある。
三上知恵の沖縄撮影日記。
 
 11月16日の沖縄知事選挙がやはりこれからの中心的話題にならざるを得ない。
 この第14回報告では、その様子を次のように伝える。

「彼(翁長候補)の行くところに熱狂があり、彼の言葉に固唾を飲んで聞き入る聴衆の横顔を見ると、今までこじ開けることができなかった新しい窓を、今度こそ県民の総力で開けられるのではないかと総毛立つような感覚にとらわれる。
 翁長候補を追う現職の仲井真候補の陣営も、応援弁士の数も多く迫力では負けていない。しかし鉢巻をしめて居並ぶ支持者の眼差しの中には、翁長候補に向けられたような希望、羨望や祈るような必死さは感じられない。彼の言葉一つ一つに集中する大衆のエネルギーも感じられない。二人の候補者が作り出す場の空気は、全然違う。」

 三上さんは、今回の選挙について、「それでも、である。今回の選挙が沖縄の歴史を塗り替えるものになるであろうことは論を待たない。」と、位置づける。
 それは、「生まれ育った生活の場が戦場(いくさば)になり、愛する人達を殺され、先祖の土地まで基地に奪われた沖縄。戦後、『本土復帰』まで植民地同然の27年間の辛酸をなめながら、ベトナムの爆撃基地として戦争の島であり続けた沖縄。日本に復帰すれば日本国憲法に守られると信じて闘ってきたものの、未だに土地は戻らず、財産権も平和的生存権も手中に収めることができない沖縄。さらにオスプレイ100機が飛ぶ計画に向けて新しい基地の建設を強行する沖縄。 あの戦争から、ずっと「戦場」であり続け、嘆きの声止まぬ沖縄。『戦後70年、もう、終わりにしたい』『ずっと戦場(であることから解放されないばかりか、今は辺野古崎が防衛局と海上保安庁の船に制圧されている。まるで戦争だ』。」との報告に集約される。
 そして、「あの沖縄戦から今日まで、戦場であり続けたこの島の運命を今度こそ断ち切りたい。」とし、「少なくとも、向こう4年間の知事を選ぶ選挙ではなく、自分たちが舐めた70年に及ぶ辛酸の日々を子や孫の世代に絶対に受け継がせてはならないという闘いなのだ。」と、今回の知事選挙の役割(意味)を伝える。
 
 以下、三上知恵の沖縄撮影日記の引用。




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by asyagi-df-2014 | 2014-11-08 05:40 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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