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沖縄-辺野 高江-から-2018年1月26日

 「与那覇会長は『自分たちで仏像を設置したことで、これからもガマを訪ねて手を合わせてほしい』と語り、『少年たちは反省していた。作業を通して変わったと感じた』と振り返った。金城さんは『作業着を着て、黙々と仕事をしている様子を見てうれしかった。少年たちが後世に沖縄戦を伝えることを期待している』と話した。」、と琉球新報。
チビチリガマを損壊した少年たちの保護観察所のプログラムの一環。
やりなおしの大切さ。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年1月26日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-「歴史を知らず大きなことを犯した」 チビチリガマ損壊4少年 仏像12体設置-2018年1月26日 06:20


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「少年たちは23~25日、保護観察所のプログラムの一環で保護司らと共にチビチリガマを訪ねた。あらかじめ遺族会や金城さんが土台部分を制作した仏像に顔や腕を付けて完成させ、ガマ周辺に12体を設置した。3日間、ガマの中の遺骨にも手を合わせた。」
②「【読谷】沖縄戦で住民が「集団自決」(強制集団死)に追い込まれた読谷村波平の自然壕チビチリガマを損壊した少年4人が25日、ガマ入り口にある『世代を結ぶ平和の像』を制作した金城実さん(79)らとガマ周辺を清掃し、新たに仏像12体を設置した。沖縄戦や『集団自決』の事実について、チビチリガマ遺族会(与那覇徳雄会長)から話を聞き、沖縄戦最大の悲劇に数えられる『集団自決』を語り継ぐ大切さを学んだ。」
③「与那覇会長によると、少年たちは活動を終えて『歴史を知らず、大きなことを犯してしまった。今後、このような事件がないようにしたい。沖縄戦を伝えていきたい』などと述べ、改めて謝罪した。遺族の言葉にも真剣な表情でうなずいていたという。」
④「与那覇会長は『自分たちで仏像を設置したことで、これからもガマを訪ねて手を合わせてほしい』と語り、『少年たちは反省していた。作業を通して変わったと感じた』と振り返った。金城さんは『作業着を着て、黙々と仕事をしている様子を見てうれしかった。少年たちが後世に沖縄戦を伝えることを期待している』と話した。」
⑤「少年たちは昨年9月にガマ内部の折り鶴を引きちぎったり、遺品や看板などを破壊したりして、器物損壊の罪で逮捕され、保護観察処分を受けた。ガマの入り口に設置された平和の像にも損傷が及んでおり、遺族会は今後、少年たちと修復作業を進めていくことを検討している。」


(2)琉球新報-辺野古崎、名護市教委が来月調査 遺物出土なら工事影響-2018年1月26日 06:10


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「新基地建設工事が進む名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ内の辺野古崎突端部にある『長崎兼久遺物散布地』の陸上部分で名護市教育委員会と沖縄県教育委員会が2月にも文化財調査を始めることが25日までに分かった。同遺物散布地は埋め立て工事で建設される『N3』護岸と『N4』護岸の予定地に隣接している。調査に長期間かかったり、考古学的に重要な発見があったりした場合は工事に影響を与える可能性もある。」
②「集落跡などの遺構などが見つかった場合、同法に基づき、事業者である沖縄防衛局と名護市が保存の是非など遺構の取り扱いで協議する必要がある。同遺物散布地での陸上部の調査は2016年7月の遺跡認定以降では初めて。同遺物散布地付近を含め、新基地建設で埋め立てられる水域では昨年4月から、名護市教委などが文化財調査を実施してきた。」
③「同遺物散布地付近での工事予定について、防衛局は『文化財の取り扱いについては、調査の結果を踏まえ、地元教委と調整の上、関係法令に従い、適切に対応する予定だ』と述べるにとどめた。」
④「県教委は2016年7月に同遺物散布地をシュワブ内8カ所目の遺跡として認定。遺跡認定前に名護市が実施した調査では同遺物散布地周辺から、近世琉球期(1609~1879年)や近代の陶器の破片などが見つかっている。本島東海岸では初めて、船のおもりに使う琉球王朝時代の『碇(いかり)石』も発見されている。平敷昭人県教育長は『文化財保護法に基づき、淡々と調査を進めたい』とした。」(塚崎昇平)


(3)沖縄タイムス-不発弾処理:南城市大里の原野から5インチ艦砲弾 27日午前中、交通規制-2018年1月26日 08:30


 沖縄タイムスは、「沖縄県南城市大里仲間の原野で発見された米国製5インチ艦砲弾1発の不発弾処理作業が、27日午前9時50分から行われる。交通規制が午前9時40分~11時ごろまで周辺の市道などで実施される。処理現場から半径230メートルが立ち入り禁止で、避難対象は9世帯16人、1事業所。避難所は仲程区公民館、対策本部は当間区公民館に置かれる。」、と報じた。


(4)沖縄タイムス-午後10時過ぎても「騒々しい工場内」の騒音 米軍の連日訓練、宜野湾市に苦情17件-2018年1月26日 09:33


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「米軍機の深夜の飛行・騒音についての苦情が22~24日の3日間で計17件、沖縄県宜野湾市に寄せられた。米軍普天間飛行場周辺で県と市が実施する騒音測定でも、騒音規制措置(騒音防止協定)で活動が制限される午後10時以降の騒音も、同期間は連日記録されている。」
②「滑走路南側に近い市上大謝名公民館では24日午後10時33分に93・7デシベル、6分後に90・1デシベルが測定された。90デシベルは『騒々しい工場内』の騒音に相当する。市大山の測定局では、午後11時58分の騒音も記録された。」
③「市基地渉外課の職員によると普天間に司令部を置く第1海兵航空団は、例年2月にタイである米軍とタイ軍主催の多国間軍事演習『コブラ・ゴールド』に参加する。演習前は訓練が増加する傾向があるという。今週に入り、深夜騒音が連日続いていることも『演習前であることが影響している可能性がある』と話した。」
④「市嘉数の男性は『今日の爆音の回数と遅くまでの飛行はひどすぎる。ヘリの音が夕方からやかましくて仕方ない』、市我如古の女性は午後11時に『渡名喜村に不時着したのに、まだ飛ぶのか』などと市に訴えた。25日も午後10時20分すぎ、オスプレイ1機が那覇市久茂地上空を通過した。」


(5)沖縄タイムス-飛行停止要求、米軍応じず 小野寺防衛相「実際の状況みれば、そうだと思う」-2018年1月26日 10:35


 沖縄タイムスは、「【東京】小野寺五典防衛相は26日の記者会見で、米軍が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属AH1Zヘリコプターの飛行停止要求に応じる考えがないとの認識を示した。『実際に飛んでいる状況をみれば、そうだと思う』と述べた。」、と報じた。
 また、「23日の渡名喜村での不時着を受け、米側がとっている対応について技術的な観点から確認するよう、事務方に指示していることも明らかにした。」、と報じた。
 さらに、「米海兵隊のネラー司令官が「海外で起きた不時着のニュースが流れているが、非常に率直に言って不時着で良かった」などと発言したことについては、『沖縄の今回の予防着陸事案ではなく、海兵隊全体のことについて言及されたというふうに承知している』との認識を示した。」、と伝えた。


(6)沖縄タイムス-多すぎる米軍トラブル 運用に無理があるのでは?-2018年1月26日 05:22


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「植村秀樹・流通経済大教授:不具合が多すぎる異常事態で、米軍内で何らかのおかしなことが起きているのは間違いない。」
②「窓の落下や不時着などのトラブルがあっても、機体の構造には問題はないと飛行を再開してきた。確かに構造上の問題ではないのだろうが、私は運用に無理があると思っている。具体的にはパイロットや整備士が十分な訓練を受けていないために必要な技能を持たない、あるいはしっかり休養を取らないまま勤務していないかといったことだ。」
③「いずれにせよ本来なら米側がトラブルの原因を調査・検証し、抜本的な改善策を示すまで日本政府は飛行を認めるべきではないのに『大丈夫』『問題ない』と言われれば、すんなり受け入れてきた。さすがに小野寺五典防衛相も今回、同型機の飛行停止を求め、怒っているというポーズはしたが、無視される形で飛行が強行された。日本の弱腰を見透かしている米側に、なめられっぱなしでいいのかと言いたい。」
④「命に関わる大事故は、いつでも起こりうる。国民の生命財産を守る主権国家として、日本政府の本気度が問われている。」(談、安全保障論)


(7)沖縄タイムス-深夜以降も米軍機の騒音 8カ月で611回 宜野座村城原区、すでに前年度2.7倍-2018年1月26日 05:33


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「米軍キャンプ・ハンセンに近い沖縄県宜野座村城原区で2017年4〜11月、午後10時〜翌朝7時までに米軍機とみられる60デシベル以上の騒音が611回あったことが24日、沖縄防衛局のまとめで分かった。すでに通年値である15年度151回の約4倍、16年度226回の約2・7倍に達している。」
②「防衛局が城原区に設置した騒音測定機のデータを区に提出した。同区での深夜・早朝の騒音が急増する異常な実態が裏付けられた。」
③「城原区の崎濱秀正区長らは24日、嘉手納町の沖縄防衛局に中嶋浩一郎局長を訪ね、オスプレイのつり下げ訓練や米軍ヘリの低空飛行などに抗議。住宅地に近いハンセン内の着陸帯『ファルコン』の撤去と区周辺での飛行訓練の禁止を求めた。」
④「崎濱区長は深夜・早朝の騒音に『相当増えており、とても住民が暮らせる状況ではない』と訴えた。中嶋局長は『安全性はもとより住民生活への配慮が大前提』と述べるにとどめた。城原区の防衛局への抗議は13年1月から18回目。状況は悪化の一途をたどり、出席した区民から批判の声が相次いだ。」


(8)沖縄タイムス-「米軍は本当にタイミング悪い」 政府が異例の飛行停止要求 強硬姿勢の背景は?-2018年1月26日 05:45


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「在沖米海兵隊は24日、飛行停止を求めた日本側の意向を無視し、渡名喜村に不時着したAH1Z攻撃ヘリコプターの運用を継続した。名護市長選の投開票を2月4日に控える中、各政党から選挙への影響を懸念する声が漏れる。即座に飛行停止を要求した日本政府の対応に、県庁内からは『選挙対策』との冷ややかな見方も広がる。」(政経部・大野亨恭、銘苅一哲、東京報道部・大城大輔)
②「『米軍に同型機全機の緊急総点検と飛行停止を求めた』。小野寺五典防衛相は24日午前、防衛省で記者団に向け、こう強調した。」
③「米軍からしてみれば『予防着陸』は事故ではなく、軽微な事案。住民への被害もなく、防衛省が飛行停止まで求めるのは異例だ。防衛省関係者は『米軍が簡単に聞くはずもなく、高めのボールとは分かっている。いろいろ議論もあったが、繰り返し指摘しないと変わらないのではないか。いくらなんでも続きすぎる』と一転、強硬姿勢に出た理由を語る。」
④「素早い対応の背景には、名護市辺野古の新基地建設を左右する名護市長選もある。28日に告示が迫り、政府関係者は『米軍は本当にタイミングが悪い』とこぼす。」
④「『我々が頑張っても米軍の事件や事故で水を差されることがある。選挙期間、米軍は県外で訓練し、静かな沖縄で戦わせてほしい』。公明県本の金城勉代表は、選挙イヤーの幕が開けた1月10日、自民党県連の新春の集いで、こう訴えた。名護市長選で自民、公明、維新が推す新人の陣営幹部は『昨年の衆院選直前にはヘリ炎上、一昨年の参院選前には県民が犠牲になった事件があった。米軍がわざと選挙に合わせて事件や事故、トラブルを起こしているのかと思うほどだ』といらだちを隠さない。」
⑤「一方、県幹部の一人は『タイミングが悪いのではない』と否定する。『県内では時期を問わず、それだけ多くの事件・事故が起きているということだ』と語り、基地が集中し、負担が重くのしかかる沖縄の現状を訴える。」
⑥「新基地建設反対を掲げる『オール沖縄』勢力の政党幹部も県内で相次ぐ不時着事案を念頭に『沖縄全島どこでも事故が起きるということがはっきりした』と指摘。『市民は新基地はいらないという選択をするだろう』と選挙への影響を分析した。」
⑦「この日、米軍は日本政府や県の飛行停止要求を無視し、不時着と同型ヘリの運用を継続した。米軍は『安全な機体しか飛ばさない』と繰り返すが、不時着は頻発。県幹部の一人は『不具合が見つかったらそこだけ直して安全だという。対症療法の繰り返しでは、事故は絶対に減らない』と訴える。さらに、県の不信は日本政府にも向く。飛行停止を求めた防衛省の『異例』の対応については『遅きに失した』と切り捨てる。その上で、県庁上空を飛ぶ米軍機の音を聞きながら、こう吐露した。『米軍の一司令官の判断は、日本の大臣の発言を容易に超えている』。


(9)琉球新報-「予防着陸心配していない」 会見でマッケンジー統合参謀本部中将 不安高めても「訓練は必要」 県民と認識隔たり-2018年1月26日 11:45


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米国防総省のマッケンジー統合参謀本部中将は25日、今月だけで既に3回起こっている沖縄県での米軍ヘリ不時着について、『予防着陸』であり、『特に心配していない』と定例会見の場で述べた。」
②「在日米軍は、日本との相互防衛のために駐留しており、『その責任を果たすために、訓練の継続が必要であり、沖縄の人々の不安を高めたとしても、同盟国を支えるために訓練は続けなければならない』と述べ、県民の認識との大きな隔たりを示した。」
③「マッケンジー氏は、23日に渡名喜村で起きた不時着について詳細は把握していないとした上で、『警告灯から航空機を速やかに着陸させるように指示が出たのだろう。こういった行動は慎重に期した上で行われることで、必ずしも危険な飛行活動を示すものではない』と説明した。また、県内で不時着が頻発していることについて、航空機の安全に関する統計や全体的な傾向について調べることが必要だとした上で、『統計を見ればよりよい答えを伝えることができるだろうが、現時点では、何らかの異常を示すことだとは思わない』と強調した。」


(10)琉球新報-ネラー海兵隊総司令官「予防着陸で良かった」 「昨年はひどい年」 講演で相次ぐ事故に言及-2018年1月26日 12:47


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米海兵隊のロバート・ネラー総司令官は25日、ワシントンにある米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)で講演した。海兵隊では昨年に、深刻な航空機の墜落事故が続き、『ひどい1年だった』と説明。沖縄で相次ぐ緊急着陸について触れ、『海外で予防着陸があったが、率直に言って、予防着陸で良かったと思っている。負傷者もなく、機体を失うこともなかった』と述べた。」
②「ネラー氏は、昨年度、機体の全損や死者が出るなど、事故の規模が最も重大な『クラスA』の航空機事故が12件発生しており、これらの大半が『機体の物理的な問題ではなかった』と述べ、訓練・整備不足や人為的ミスを示唆した。」
③「海兵隊にとって、航空部隊の即応態勢の回復が『今年の最も大きな課題だ』と述べ、新型航空機の購入や部品供給体制の合理化を進めることで飛行可能な航空機を増やし、『パイロットの平均飛行時間を月11~16時間に増やしたい』と飛行訓練強化を掲げた。一方、米連邦議会でつなぎ予算が成立せず、政府機関が一部閉鎖した事態について、予算の不確実性が機材の購入や新兵採用による兵力拡大を妨げているという認識を示した。」
④「国防総省が19日に公表した国家防衛戦略で、中国やロシアとの国家間競争が掲げられたことについて、『海兵隊は海軍と連携しながら、太平洋地域により焦点を当てていくことになるだろう』と海上治安活動の重要性などを指摘した。」


(11)琉球新報-工事車両114台がゲート内へ 市民ら約20人が抗議-2018年1月26日 11:55


 琉球新報は、「【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に関し、26日午前、建設に反対する市民ら約20人が米軍キャンプ・シュワブのゲート前で抗議した。午前9時ごろ、県警の機動隊が市民らを抱き上げて排除し、石材を積んだダンプやミキサー車など114台が基地内に入った。」、と報じた。


(12)沖縄タイムス-1300日目の抗議活動、20人が座り込み「違法工事中止せよ」 辺野古新基地-2018年1月26日 13:37


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の新基地建設に反対する市民らは26日も早朝から、米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議を続けた。工事車両の搬入を止めようと約20人が座り込んだ。抗議活動は1300日目になった。午後1時までに2回の車両搬入があり、ダンプカーやコンクリートミキサー車など計197台が工事車両専用ゲートから基地内に入っていた。キャンプ・シュワブ沿岸の護岸建設現場では沖縄防衛局による被覆ブロック設置の作業を確認。市民らは『違法工事を中止せよ』と訴えた。」、と報じた。




by asyagi-df-2014 | 2018-01-26 17:40 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人