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沖縄-辺野 高江-から-2018年1月14日

 「沖縄県国頭村の安波ダム上空で11日午後3時40分ごろ、米軍ヘリCH53とみられる機体が低空飛行している様子をチョウ類研究者の宮城秋乃さんが撮影した。一帯は飛行ルート外で、近くには米軍北部訓練場がある。本島全域の飲料可能な水(上水道)の約8割が安波ダムを含む北部のダム群から供給されている。墜落や不時着など万一の事態が発生すれば県民の“水がめ”に多大な影響を及ぼしかねない。」、と琉球新報。
日米両政府は、『低空飛行だと、緊急時に安全な場所へ移動する時間も余裕もない。県民はいつも危険や水質汚染(の心配)と隣り合わせで生活しないといけないのか』、の声に明確に応えなければならない。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2018年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。
 2018年1月14日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-米軍機、ダム低空飛行 CH53か、経路外れる 国頭・安波-2018年1月14日 07:00


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「沖縄県国頭村の安波ダム上空で11日午後3時40分ごろ、米軍ヘリCH53とみられる機体が低空飛行している様子をチョウ類研究者の宮城秋乃さんが撮影した。一帯は飛行ルート外で、近くには米軍北部訓練場がある。本島全域の飲料可能な水(上水道)の約8割が安波ダムを含む北部のダム群から供給されている。墜落や不時着など万一の事態が発生すれば県民の“水がめ”に多大な影響を及ぼしかねない。」
②「宮城さんによると米軍機は2機編隊で、少なくともダム上空を2回旋回した。宮城さんは『低空飛行だと、緊急時に安全な場所へ移動する時間も余裕もない。県民はいつも危険や水質汚染(の心配)と隣り合わせで生活しないといけないのか』と憤った。」
③「2013年8月、米軍キャンプ・ハンセン内でHH60救難ヘリが墜落し、宜野座村が墜落現場から約70メートル離れた大川ダムの取水を約1年止める事態に陥った経緯がある。」


(2)沖縄タイムス-「軍国主義が沖縄に影響」 ボルチモア大で海外米軍基地シンポ-2018年1月14日 12:08


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「【平安名純代・米国特約記者】米首都ワシントン近郊メリーランド州のボルティモア大学で12日、海外米軍基地シンポジウムが開幕した。元陸軍大佐で元外交官のアン・ライト氏は基調講演で『沖縄では新基地建設に反対する人々の粘り強い闘いが今も続いている』と、沖縄の現状を紹介。抗議参加者らの逮捕が相次ぎ、沖縄平和運動センターの山城博治議長らが長期勾留されるなど『沖縄で人権が抑圧されている』と批判し、米軍基地のない沖縄の実現に向けた連携の強化を呼び掛けた。主催したのは、全米の16の平和活動団体と個人で構成する海外米軍基地反対連合で、初日は約200人が参加した。」
②「ライトさんの基調講演に続き、昨年12月に訪沖したベテランズ・フォー・ピースのタラク・カフさん(76)とウィル・グリフィンさん(33)が沖縄で撮影した山城氏のビデオメッセージを紹介。グリフィンさんは『米国の軍国主義は沖縄や世界の人々に大きな影響を与えている。世界を混乱させているのは米国防総省だ』と批判した。」
③「手作りの垂れ幕やチラシを携え、車で約6時間かけてニューヨークから参加した市民グループ『オキナワ・ピース・アピール』は、山城氏らの無実を訴えるキャンペーン『ジャスティス・フォー・ヒロジ』を展開した。グループ主宰の大山紀子さん=今帰仁村出身=と長島志津子さん=青森県出身、大竹秀子さん=福岡県出身=は『沖縄の米軍基地を維持するため、沖縄の人々の人権が侵害されている』と訴え、『裁判官に公正な裁判を求めるメッセージをはがきに託して』と協力を呼び掛けた。」


(3)沖縄タイムス-翁長知事、グアムとの連携確認 在沖海兵隊移転で-2018年1月14日 12:20


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「在沖米海兵隊の移転先・米領グアムの視察を終えた翁長雄志沖縄県知事は13日、那覇空港で記者団に『大変有意義な出張だった』と振り返った。グアムのカルボ知事からの一日も早く沖縄の海兵隊を受け入れたいとの発言などに触れ『今後、双方の課題解決に向けた連携を確認できたことは意義があった』と強調した。」
②「外務省を通して基地内への立ち入りを求めたが実現しなかったことには『日程的に厳しかったが、カルボ知事の話、軽飛行機での上空からの視察でグアムの全体像は確認できた』と述べた。上空からはオスプレイが駐機するとみられる場所や、海軍基地・アプラ港に停泊している原子力潜水艦などを確認したという。」
③「一方、知事は14日告示の南城市長選や2月の名護市長選などへの対応を問われ、オール沖縄側の候補者応援に力を入れる考えを示した。名護市長選に関しては『(辺野古新基地建設の)当事者の選挙。全力を挙げたい』と意欲を示した。」


(4)沖縄タイムス-「沖縄戦 心にも傷痕」蟻塚亮二医師、中山きくさんが講演-2018年1月14日 12:40


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「沖縄戦によるトラウマ(心の傷)や戦争の悲惨さについて学ぶ講演会(主催・沖縄戦・精神保健研究会)が13日、浦添看護学校であった。『戦争とこころ-沖縄からの提言』(沖縄タイムス社)の出版を記念したもので、著者の1人で精神科医の蟻塚亮二さん(70)と元白梅学徒隊で白梅同窓会の中山きく会長(89)が、沖縄戦の心的外傷後ストレス障害(PTSD)の問題や自身の沖縄戦の体験を語った。」
②「蟻塚さんは、戦争トラウマのある人は『生きることが迷惑』『不幸でいるのが一番楽』といった否定的な考えに陥りやすいと説明。戦争トラウマのある沖縄戦体験高齢者の中にはPTSDを引きずり、生活困窮状態や家族不和などの悩みを抱えるケースがあるという。一方で『今が一番幸せと思える人は戦争トラウマに侵されにくい』とし、困ったときに語れる相手がいるなど『今を大切に生きる意志や自己肯定できる環境づくりが乗り越えるために大事だ』と強調した。」
③「中山さんは自ら学徒動員に志願するほどの『軍国少女』だったと当時の自分を紹介。傷病兵の切断手術や看護に当たった時の生々しい体験を語った中山さんは『眠れないことはないが、米軍の事件事故やヘリが飛び回るたびに沖縄戦を思い出す』と話した。若い世代へ体験談を語る際、『私のような戦争のある人生を歩まないでください』と口癖のように訴えているとし、『戦争は人災で人類の忌むべきこと。二度と戦争は起こさせない』と誓った。」





by asyagi-df-2014 | 2018-01-14 17:29 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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