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沖縄-辺野 高江-から-2017年11月20日

米海兵隊法務部から『公務外』との回答があった米兵が、米軍車両を運転していて、飲酒運転かつ信号無視で車両衝突をおこし、61歳の会社員男性が死亡。
 今回は、「ニコルソン四軍調整官(中将)は同日、亡くなった男性と遺族に対し『深い遺憾と哀悼の意を表明する』とのコメントを発表した。」(沖縄タイムス)、とされるが、はっきりしていることは、日米両政府にとって、手前味噌的なごまかしでは、もはやすまされないいうことだ。




 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。

 2017年11月20日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)沖縄タイムス-飲酒運転、信号無視、公務外・・・米兵が車両衝突、61歳の会社員男性が死亡-2017年11月20日 07:25


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「19日午前5時25分ごろ、那覇市の国道58号泊交差点で、南向けに飲酒運転で直進してきた米軍2トントラックと、対向車線から右折しようとした那覇市宇栄原の会社員の男性(61)の軽トラックが衝突し、男性は搬送先の病院で死亡した。那覇署は同日、米軍トラックを運転していた在沖米海兵隊牧港補給地区所属の上等兵の男を容疑者(21)を自動車運転処罰法違反(過失運転致死)と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕した。」
②「上等兵の呼気からは基準値の約3倍のアルコールが検出された。調べに対し、『間違いありません』と容疑を認めているという。上等兵も救急搬送されたが、軽傷で命に別条はない。同乗者はいなかった。亡くなった男性は出勤途中だったという。」
③「署によると同日、米海兵隊法務部から上等兵について『公務外』との回答があった。米軍トラックが赤信号を無視して交差点に進入したとの目撃証言もあるといい、同署は慎重に裏付けを進めるほか、危険運転致死容疑への切り替えも視野に捜査している。」
④「米軍トラックは上等兵個人の所有ではないため、同署は軍の車両を運転していた経緯を含め、飲酒場所や時間なども調べる方針。」
⑤「日米地位協定上、米軍車両の財産権を持つ米側は同日午後、署から上等兵が運転していたトラックを回収した。署は『事故発生から車両の回収までに、検分など一定必要な捜査をした。今後、必要な場合は捜査協力を求める』としている。」
⑥「在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官(中将)は同日、亡くなった男性と遺族に対し『深い遺憾と哀悼の意を表明する』とのコメントを発表した。」
⑦「外出時間や飲酒規制を盛り込んだ在沖米軍のリバティー制度では、午前0時から午前5時までの基地外飲酒などを規制しており、上等兵が違反している可能性もある。」
⑧「現場は片側3車線の道路で、会社員の男性の軽トラックは同市安里方面に曲がろうとしたところ、第3通行帯を直進してきた上等兵の米軍トラックと衝突した。会社員の男性は胸などを強く打ち、心肺停止の状態で搬送されたが、約1時間半後に死亡が確認された。」


(2)沖縄タイムス-米軍ヘリ事故など政治的な文言削除 沖縄県、芸術文化祭パンフから-2017年11月20日 06:00


①「『第46回沖縄県芸術文化祭』(主催・県、県文化振興会)のパンフレットに寄稿した屋良朝彦審査委員長(美術部門)の総評原稿から、衆議院の解散や東村高江の米軍ヘリ炎上事故などに触れた部分が県の意向で削除されていたことが18日、分かった。県側は『総評と直接関係のない個人の見解』などとして政治的な文言を削除。屋良委員長は『文言の削除に納得も承諾もしていない』と県の対応に反発している。」(学芸部・与儀武秀)
②「県芸術文化祭は県民文化の向上を目的に開催。総評原稿は書道、写真、美術部門の各受賞作の画像や審査講評などが収録されたパンフレットに掲載され、各部門の総括的な作品内容や傾向などが書かれている。屋良委員長が執筆した当初の原稿では、冒頭『静謐(せいひつ)に芸術に向き合えるかと思ったが予期せぬ衆院解散により巷(ちまた)は気忙しい雰囲気となってきた』『追い打ちをかけるように高江での米軍ヘリ炎上事故の発生、平和であることが芸術活動の大前提である。それさえも危うい沖縄の現状は容認できないし、やるせない』と書かれていた。」
③「屋良委員長によると10月中旬に原稿提出後、県文化振興課から『文字数が多い』『総評と直接関係のない個人の見解』などとして、冒頭部分の削除を求められた。屋良委員長は『芸術活動は平和が根拠になることを強調したい』として応じなかったため、県担当課から『県の責任で削除する』と連絡があり、冒頭部分が割愛されたという。」
④「県側は本紙の取材に『パンフレットに掲載された内容については県が責任を負うことになる。県の発刊物に個人の見解を載せることに対しての疑義が寄せられる可能性がある』などと説明した。」
⑤「屋良委員長は18日の県芸術文化祭の表彰式の講評で、自身の総評の一部が削除されたと説明。本紙の取材に『記録として残る大事な資料が県の責任で文章を削除された。承諾も納得もしていないと県にも伝えている』と話している。」
⑥「翁長直樹さん(美術評論家、元県立博物館・美術館副館長)の話:
 県芸術文化祭の総評の執筆をお願いした当該分野の審査委員長の文章に、県が一方的に手を入れたとすればまずい行為であり、やってはいけないことだと思う。執筆者が納得でき、不満を持たないような対応ができなかったのかと感じる。
 沖縄戦後美術は、沖縄のその時々の政治的、社会的な動きに翻弄(ほんろう)される状況で創られた作品が多い。政治的、社会的文脈と密着し、無視できない状況で美術活動が行われており、その文脈を抜きにして作品を語ることはできないのではないか。
 先日は、うるま市のアートイベント『2017イチハナリアートプロジェクト+3』で作品が非公開になったことが報道で取り沙汰された。表現や発言の自由の判断は、一方的にならないような慎重さが求められると思う。」


(3)琉球新報-宮古島市陸自工事 生活環境の悪化懸念 住民説明会、中止の要求も-2017年11月20日 07:10


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【宮古島】陸上自衛隊駐屯地建設工事が20日から宮古島市上野野原の『千代田カントリークラブ』で本格的に始まるのを前に、沖縄防衛局は19日、近隣の千代田部落会(下地吉夫会長)と野原部落会(平良信男会長)に対しそれぞれ住民説明会を開催した。住民らは工事に伴う生活環境の悪化を懸念し、市に対する許可申請に不備があるとして工事中止を求めた。しかし防衛局は20日午前9時、着工式を実施する。」
②「沖縄防衛局によると、建築工事が行われる18年4~8月ごろの期間、工事現場では1日最大200台の大型トラックが往来する。また『千代田カントリ-』周辺には、県外からの作業員が宿泊するために、最大400人規模の仮設住宅が建設される。」
③「野原部落会での説明会では、防衛局側は県からは建築確認を得たが、市からはまだ一部許認可を得ていないと説明。住民から『今の時点では工事は止めるべきだ』と声が上がった。」
④「千代田部落会での説明会は非公開だった。千代田部落会の根間源徳さん(65)によると、騒音や土ぼこりなどの排出抑制を求める声などがあった。根間さんは『千代田はわずか約30世帯で半数が高齢者だ。反対したいが、どう対応していいか分からない』と肩を落とした。」
⑤「防衛省は新編される宮古警備隊(仮称)を配備するため、19年2月末までに駐屯地を完成させる計画だ。準備工事は10月30日に始まった。」


(4)沖縄タイムス-米軍の性的暴行被害、嘉手納110件 在日基地で最多 過去4年-017年11月20日 06:20


 琉球新報は、表題について次のように報じた。


①「【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米国防総省が17日に公表した報告書で、2013米会計年度(12年10月~13年9月)から16年度までの4年間で、米軍施設内で性的暴行が2万5千件以上起きていたことが明らかになった。陸軍8294件、海軍4788件、海兵隊3400件、空軍8876件が報告されている。」
②「施設別の報告件数をみると、在沖米軍基地では、空軍の嘉手納基地が最多の110件(13年度28件、14年度26件、15年度19件、16年度37件)だった。次いで海兵隊のキャンプ・シュワブ96件(31件、21件、24件、20件)、キャンプ・コートニー76件(22件、19件、18件、17件)、キャンプ・バトラー60件(13件、10件、22件、15件)、普天間飛行場54件(23件、15件、11件、15件)と続いた。」
③「同省の性的暴行予防・対策室(SAPRO)が報告書をまとめた。件数は、被害者が性的暴行を報告した場所であり、必ずしも暴行が起きた場所ではない。被害の報告は軍人をはじめ、軍人から被害を受けた民間人、軍人の家族(18歳以上)を含んでいる。」
④「一方、沖縄以外の在日米軍施設では、空軍の三沢基地(青森)が47件(15件、12件、11件、9件)、横田基地(東京)が37件(6件、9件、10件、12件)、海軍の厚木基地(神奈川)が37件(4件、11件、9件、13件)、陸軍のキャンプ座間(同)が36件(3件、10件、15件、8件)だった。」

(5)沖縄タイムス-米軍オスプレイ、奄美大島でも低空飛行訓練 環境報告書に記載なし-2017年11月20日 17:50


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「昨年12月に普天間飛行場所属の輸送機MV22オスプレイが名護市安部の海岸に墜落した事故で、米軍が公表した事故調査報告書と付属資料から、米海兵隊が奄美大島上空で低空飛行訓練を実施していることが、19日までに分かった。この低空飛行ルートは普天間配備に伴う米軍作成の環境審査報告書(レビュー)に明記されていないが、恒常的に訓練している可能性もある。米軍の活動を監視する市民団体リムピースの頼和太郎編集長が分析した。」(政経部・福元大輔)
②「事故調査報告書には『奄美低空飛行ルートを高度500フィート(約152メートル)、速度240ノット(時速444キロ)で飛行していた』と記述されている。奄美上空で訓練を実施した事実は明らかだが、ルートの詳細は示されていなかった。頼氏は、当日の事故機を含むオスプレイ2機の機首の向きや飛行距離、高度などを直線区間ごとに記録した資料を分析。普天間を離陸後、通過した地点を線で結び、奄美大島上空に低空飛行ルートが設定されていることを見つけた。事故機は、奄美大島の南西から低空飛行ルートに入り、反時計回りに約28分で2周した後、ルートを抜けた。低空飛行ルートは奄美大島の西半分と、一部海上を通っている。高度は海上で500フィート、陸上で地上から500フィートを飛んでいたことが分かるという。」
③「奄美大島上空で最も高く飛んだ地点は1980フィート(約603メートル)。近くに奄美最高峰の湯湾岳(標高684メートル)があることから、山頂より80メートルほど低く飛んでいたとみられる。」
④「米軍の環境レビューによると、オスプレイは山口県の岩国基地と静岡県のキャンプ富士を拠点に、六つの訓練ルートで低空飛行訓練すると明記し、うち一つは奄美諸島からトカラ列島に至る『パープル』と呼ばれるルートだが、奄美大島上空は含まれていない。」
⑤「事故機の当日の飛行計画は奄美大島で低空飛行訓練した後、キャンプ・ハンセンやシュワブで夜間着陸訓練を繰り返し、沖縄本島の東海域で空中給油訓練することになっていた。頼氏は『複数の訓練を組み合わせるために、沖縄本島周辺に低空飛行ルートが必要で、新たに設定したのではないか。米軍が都合良く利用できるのだろう』と話した。」
⑥「低空飛行ルートを設定したかどうかについて、沖縄タイムスは10月26日、在沖米海兵隊に質問したが、11月19日までに返答はない。」


(6)沖縄タイムス-根拠規定なく 区域外で訓練【オスプレイ奄美訓練】-2017年11月20日 18:10


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「奄美大島上空を含め、オスプレイの低空飛行訓練ルートは、そもそも日本が米軍に提供している施設・区域ではなく、また、米軍が提供施設・区域の外で訓練できる根拠は、日米地位協定などで明確な規定はない。日本政府は、日米安保条約の目的達成のため、即応体制を整える観点から、低空飛行訓練を含む必要な訓練を施設・区域の外で実施することを『当然の前提』と解釈しているが、『「説明が不十分』」との批判も多い。」
②「安保条約では、日本が施設と区域を提供し、米軍が使用することを認めるが、施設・区域の外での訓練に関する規定はない。地位協定も、米軍は施設・区域の間や日本の港、飛行場との間を移動することができると定めるが、施設・区域外での訓練については明記されていない。」
③「政府は2013年の福島瑞穂参院議員の質問主意書への答弁書で『安保条約は、その目的達成のため、米軍が軍隊としての機能に属する諸活動を一般的に行うことを当然の前提としている』とし、低空飛行訓練はその諸活動に含まれると説明している。さらに、地位協定は実弾射撃訓練のように本来施設・区域内での実施を想定している活動を除き、施設や区域の外で訓練することを認めていると解釈し、施設・区域の外での訓練を容認する姿勢だ。」
④「軍隊の駐留を認める以上、軍隊としての諸活動を当然に認めるという考え方だが、法律家の間でも『提供施設・区域の中で成り立つ解釈であり、その外で訓練することを認める根拠にならない』と批判が多い。」
⑤「県は今年9月に日米両政府へ提出した地位協定の見直し要請書の中で、『演習または訓練については、提供施設・区域内において行われるべきである』と求めている。」


(7)沖縄タイムス-辺野古新基地:「県民の苦しみ、なくしたい」 抗議の市民ら60人が座り込み-2017年11月20日 11:56


 沖縄タイムスは、「名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では20日午前、新基地建設に反対する市民約60人が集まり『新基地建設止めよう』『辺野古の海を守ろう』と声を上げた。午前9時ごろには、機動隊員がゲート前に座り込む市民を強制排除し、資材を積んだ工事車両など95台が基地内に入った。マイクを握った県統一連の瀬長和男事務局長は、前日にあった米海兵隊員の酒気帯び運転による事故に触れた上で『米軍の事件事故が繰り返されている。綱紀粛正、米兵の教育もいいかげんだ。沖縄の不条理、県民の苦しみを無くしたい』と強く訴えた。」、と報じた。
 また、「一方、辺野古崎西側の『K1』護岸では午前10時半ごろ、新基地建設に反対する市民5人がカヌーに乗ってオイルフェンスを乗り越え、海上保安庁に拘束された。」、と報じた。


(8)沖縄タイムス-飲酒事故絶えない米軍、機能しない防止策・・・過去10年でも多発-2017年11月20日 08:10


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「2009年12月、嘉手納基地所属の米兵が飲酒運転し、車両計3台に衝突。30代女性にけがを負わせて逮捕された。」
②「同年には、読谷村で米陸軍兵が男性を車ではねて死亡させるひき逃げ事件が発生。その後の捜査で陸軍兵の足取りが分かり、事件当時に飲酒運転していたことが判明したが、飲酒は立件できなかった。」
③「11年1月には沖縄市の国道で、米軍属の乗用車が対向車線に進入し、帰省中だった当時19歳の男性の車と衝突。男性は死亡したが、公務中を理由に不起訴処分になるなど、地位協定の不条理さが浮き彫りになった。その後、日米両政府が運用改善に合意し、起訴された。」
④「16年4月に発生したうるま市の女性暴行殺害事件を受け、在沖米軍は日米地位協定の対象となる全軍人・軍属とその家族に対し、基地外での飲酒や午前0時以降の外出を禁止。その期間中、在沖米海軍兵が酒酔い運転で嘉手納町の国道58号を逆走して2台の軽乗用車と衝突し、男女2人が重軽傷を負った。」
⑤「県警と在沖米軍は昨年12月、飲酒運転を防止し、地域の安全に取り組むことなどを誓う宣言式を開催。宣言書にサインした在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官は『飲酒運転がゼロになるよう努力する』などと述べている。」


(9)沖縄タイムス-在日米軍、全兵士の飲酒を全面禁止【那覇の飲酒死亡事故】-2017年11月20日 10:21


 沖縄タイムスは、「米海兵隊員の飲酒運転による死亡事故を受け、在日米軍は全兵士の飲酒を全面的に禁じる措置をとった。在沖海兵隊第3海兵遠征軍が公式ツイッターで明らかにした。在日米軍は、新たな通知を出すまで、全ての兵士を対象に飲酒と米兵への酒の販売を禁じるとしている。」、と報じた。
 また、「19日午前5時25分ごろ、那覇市の国道58号泊交差点で、米軍2トントラックと、対向車線から右折しようとした那覇市宇栄原の会社員の男性(61)の軽トラックが衝突し、男性が搬送先の病院で死亡した。運転していた在沖米海兵隊牧港補給地区所属の上等兵の男(21)の呼気からは基準値の約3倍のアルコールが検出され、那覇署は自動車運転処罰法違反(過失運転致死)と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕した。」、と報じた。


(10)沖縄タイムス-翁長知事「同じことの繰り返しで言葉を失う」【米兵の飲酒死亡事故】-2017年11月20日 10:30


 沖縄タイムスは、「沖縄県那覇市の国道で19日、在沖米海兵隊の上等兵が酒を飲んだ状態で車を運転、軽トラックに衝突し、軽トラックを運転していた那覇市宇栄原の男性(61)を死亡させた事故で、翁長雄志知事は20日朝、県庁で記者団に対し、『毎回同じことの繰り返しで、言葉を失う。同じことを言わなければならないことほどむなしいことはありません』と語った。」、と報じた。
 また、「県は20日午後にも米軍や日本政府の関係者を県庁に呼び、事件の報告を受ける予定。事件に抗議し、再発防止の徹底などを求めるとみられる。」、と伝えた。


(11)沖縄タイムス-基地内含め酒の購入・摂取禁ず 在日米軍、期間区切らず-2017年11月20日 11:37


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「米海兵隊員の飲酒運転による死亡事故を受け、在日米軍は20日、日本に駐留する全米軍兵の飲酒を禁じる措置を発表した。基地内を含めアルコールの購入、摂取を禁じた。在沖米軍は基地と住居以外の立ち入りも禁止する。禁止期間は、新たな通知を出すまでとし、具体的な期間は明示していない。」
②「また、アルコール摂取の責任やリスク管理などに取り組む訓練を実施し、日本に駐留する全米軍人と米政府の民間人に出席を義務づけるとした。」
③「19日午前5時25分ごろ、那覇市の国道58号泊交差点で、米軍2トントラックと、対向車線から右折しようとした那覇市宇栄原の会社員の男性61の軽トラックが衝突し、男性が搬送先の病院で死亡した。運転していた在沖米海兵隊牧港補給地区所属の上等兵の男21の呼気からは基準値の約3倍のアルコールが検出され、那覇署は自動車運転処罰法違反(過失運転致死)と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕した。」


(12)沖縄タイムス-「あってはならない」「日本のルール守って」 周辺住民ら憤り【米兵の飲酒死亡事故】-2017年11月20日 11:50


 沖縄タイムスは、表題について次のように報じた。


①「19日早朝に那覇市の泊交差点で発生した21歳の米海兵隊員による酒気帯び運転事故で、会社員の男性の命が奪われた。乗っていた軽トラックはぺしゃんこにつぶれ、男性は意識不明の状態で搬送後、61歳で帰らぬ人となった。付近住民らは『あってはならない事故』『なぜ公務外で公用車が使えるのか』と憤った。」
②「事故は交差点の中央で発生。南下車線に長いタイヤ痕が残り、周辺には細かいガラスの破片が散乱。衝突地点から40メートル近く離れた泊高橋の路上は、トラックから漏れ出たオイルでアスファルトが変色していた。県警交通指導課によると、衝突した2台は2車線をまたぐようにして停車。捜査関係者は『強い衝撃だった可能性がある』と指摘し、目撃情報などから裏付けを進めるとしている。」
③「男性の遺体は午後1時15分、那覇署の安置所から黒のワゴン車に移され、遺族と共に署を後にした。署員らは下を向き、静かに男性を見送った。」
④「署の敷地内に置かれた男性の軽トラックは原形をとどめないほどに大破し、衝突の激しさを物語る。左前輪はひしゃげ、ダッシュボード部分には血痕が付いていた。米軍の2トントラックはバンパーが外れ、フロントガラスの全体に亀裂が走っていた。」
⑤「現場から約50メートル離れた民家に住む女性(70)は午前5時半ごろ、『バーン』という衝撃音で目が覚めた。パトカーや救急車が集まる音が聞こえたが、怖くて家を出なかったという。『まさか米軍関係者の事故だったとは。しかも飲酒運転だったとニュースで聞き、いたたまれない。沖縄にいるなら日本のルールを守ってもらいたい』と憤った。」⑥「現場近くのビルで働く男性(35)は発生から約1時間後の午前7時前に出勤し、事故を知った。交差点は北から南へ下り坂となっており、早朝はすいているためスピードを出す車が多いという。『飲酒運転をするのは米軍人ばかりではないが、飲酒運転はだめだという意識が低いのではないか。軍内の教育を徹底してほしい』と話した。」
⑦「交差点近くの事務所で宿直勤務をしていた男性(71)は、事務所近くにトラックのミラーらしき破片が散乱しているのを発見。『被害車両はぺしゃんこだった。相当なスピードでぶつけられたのでは』と推察した。」
⑧「沖縄戦犠牲者の遺骨収集活動をしている『ガマフヤー』の具志堅隆松代表は偶然現場を通り掛かり、事故を知った。『無念だ。公務外の米兵が、なぜ米軍車両を運転しているのか』と述べ、現場に手を合わせた。」
⑨「米海兵隊員が飲酒運転で死亡事故を起こした問題で、在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官は19日、『遺憾と哀悼の意』を発表した一方、飲酒の有無や公務外にもかかわらず米軍車両を運転していた理由、リバティー制度に違反しているかなどに関する本紙の照会に、米軍は回答していない。海兵隊は事実の把握に向け日本の捜査当局と協力しているとし、『再発防止を講じる』とした。ただ『現在捜査中で、追加で提供できる情報はない』としている。」




by asyagi-df-2014 | 2017-11-20 19:41 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人