沖縄-辺野古- 高江-から-2017年7月14日

二つの議会で議案の可決。
沖縄県議会は、名護市辺野古の新基地建設を巡る岩礁破砕の差し止め訴訟に関する「訴えの提起」議案。
北谷町議会は、米軍嘉手納基地への最新鋭ステルス戦闘機F35Bなど外来機の飛来・暫定配備に抗議し、即時撤去を求める抗議決議と意見書。
 いずれもが、日本政府の沖縄の負担軽減策の欺瞞の結果。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。

 2017年7月14日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-辺野古差し止め訴訟議案を可決 県議会、与党賛成多数-2017年7月14日 11:59


 琉球新報は、「県議会は14日午前、6月定例会最終本会議を開き、名護市辺野古の新基地建設を巡る岩礁破砕の差し止め訴訟に関する『訴えの提起』議案を与党の賛成多数で可決した。県は早ければ週明けの19日にも提訴に踏み切る構えで、判決までの工事停止を求める仮処分も同時に申し立てる。採決では野党の自民は反対し、中立会派の公明は退席した。」、と報じた。
 また、「本会議では、県公安委員の天方徹氏の任期満了に伴い、後任に阿波連光弁護士を充てる人事案についても採決があり、全会一致で可決した。公安委員の人事案については委員会採決で、自民と公明が人選の過程で不透明な部分があるなどとして退席していた。」、と報じた。


(2)琉球新報-外来機の即時撤去要求 北谷町議会が決議-2017年7月14日 10:47


 琉球新報は、「北谷町議会(田場健儀議長)は14日午前、臨時会を開き、米軍嘉手納基地への最新鋭ステルス戦闘機F35Bなど外来機の飛来・暫定配備に抗議し、即時撤去を求める抗議決議と意見書を賛成多数で可決した。抗議決議では米軍嘉手納基地にF16戦闘機やU2偵察機が5月に飛来し、F35やFA18戦闘攻撃機が6月に飛来するなど、事故の危険性と騒音が増えている現状を指摘した。その上で『「負担軽減とは逆行し、受忍限度を超えている』として、外来機の即時撤去や在沖米軍基地の整理縮小・撤去などを求めている。決議の宛先は米大統領や米国防長官ら。意見書は首相や防衛相ら。」、と報じた。


(3)琉球新報-辺野古 抗議中の女性1人逮捕 工事車両52台が基地内へ 周辺一時渋滞-2017年7月13日 17:20


 琉球新報は、「米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る新基地建設で13日、米軍キャンプ・シュワブの第2ゲート近くで抗議していた女性が県警に逮捕された。この日は基地建設に抗議する約70人が工事用車両のゲート前に座り込んでいたが、機動隊に強制排除されている間に、石や重機を積んだ工事車両52台が基地内に入った。車両搬入は約40分間続いた。女性は工事車両を止めようと抗議していた。この日はゲート前に座り込む人たちと国道329号で工事車両を止めようとする人たちがおり、工事車両が搬入する間、一般車両が渋滞に巻き込まれた。ゲート前にいた数人は『不当逮捕だ』として名護署に向かった。名護市の大浦湾では『K9護岸』で袋に入れた砕石を並べる作業が続いた。」、と報じた。


(4)琉球新報-辺野古新基地、工事護岸付近にサンゴ 破壊の恐れも-2017年7月14日 07:30


 琉球新報は、「普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、ヘリ基地反対協議会ダイビングチームレインボーが13日、大浦湾の陸側から沖に向けて工事が進んでいる『K9護岸』の延長線上の海底を調査し、岩礁にあるコブハマサンゴを確認した。護岸の先端から約20メートル離れた地点にあり、今後石の投入で破壊される可能性が高い。コブハマサンゴは横45センチ、縦30センチほどの大きさ。周りでは黄色やピンクの魚が泳ぎ回っていた。撮影したチームレインボー代表の牧志治さん(67)によると、周囲にも多くのサンゴが目視できたという。牧志さんは『護岸が延びればサンゴも魚も殺される。埋めていいのか』と憤った。」、と報じた。


(5)沖縄タイムス-辺野古新基地:資材積んだ車両約60台がシュワブ内に K9護岸では石材投下-2017年7月14日 11:38


 沖縄タイムスは、「名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブでは14日午前10時半までに、新基地建設の資材を積んだ車両約60台が入った。資材搬入は8時ごろと10時20分ごろの2回。抗議行動の市民約20人を、2倍以上の機動隊員が強制排除した。機動隊は強制排除した市民を歩道の一画に集めて15分ほど拘束。市民は『「不当拘束』『憲法違反』などと訴えた。大浦湾の新基地K9護岸建設現場では、100メートル超に延びた護岸の先端で石材の投下が進められた。カヌーで抗議する市民5人がフロートを越え、海上保安官が制止した。」、と報じた。


(6)沖縄タイムス-海兵隊31MEUの県外移転、辺野古新基地の代案に NDがアメリカで提言-2017年7月14日 07:44


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①【平安名純代・米国特約記者】「元日本政府高官やジャーナリストらがメンバーのシンクタンク『新外交イニシアティブ』(ND)は12日、米首都ワシントン市内のイースト・ウエスト・センターでシンポジウムを開き、日米両政府が進める米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設計画は県民に受け入れられないとし、米海兵隊の運用の見直しを柱とする『辺野古に代わる選択肢』を発表した。日本側から具体的な代替案が提言されたのは初めて。」
②「代替案は、現行の米軍再編計画を見直し、普天間に駐留する第31海兵遠征隊(MEU)の拠点を沖縄以外に移転し、現行のローテーションをさらに拡大させる方策などを柱とする構想。」
③「シンポジウムは、屋良朝博氏(元沖縄タイムス論説委員)と半田滋氏(東京新聞論説兼編集委員)、猿田佐世弁護士(ND事務局長)、マイク・モチヅキ氏(ジョージ・ワシントン大学教授)が登壇した。」
④「屋良氏は、『沖縄の実戦部隊を別の所に移せば、問題の大部分が解消する』と指摘。『約7割もの県民が反対する計画を強行すれば抗議行動の矛先は嘉手納基地へと向かう』と、計画に執着する日米両政府の姿勢を批判し、米軍の運用や日米同盟にも影響を及ぼすと警鐘を鳴らした。」
⑤「モチヅキ氏は、『この問題を解決する鍵は、政治の膠着(こうちゃく)状態をどう打ち破るかだ』と指摘し、現行計画が最善で効率的だと主張する安全保障専門家らへアプローチする必要性も指摘した。」
⑥「屋良氏ら一行は、15日まで同市に滞在し、米議会や米政府関係者らと面談し、同提言の検討を要請する直接行動を展開する。」

「抑止力」論 克服へ一歩
⑦【平安名純代・米国特約記者】「米首都ワシントンで名護市辺野古の新基地建設計画に代わる提言を発表した『新外交イニシアティブ』(ND)。日本政府の主張の矛盾を示して在沖米海兵隊の『抑止力』を否定し、運用法の変更を柱とする同提言を新たな議論の幕開けと位置付ける。一方、政策決定機関へどうアプローチするかなど今後の課題も残した。」
⑧「東京新聞論説兼編集委員の半田滋氏は、日米両政府が強調する抑止力について発言した。2006年の日米合意時、日本政府は実戦部隊の移転で抑止力が低下すると拒否していたが、米側が6年後に移転を提案するとあっさり合意。『あれほど強調していた抑止力に関する説明は何もなかった』と主張の変化に疑問を呈した。」
⑨「元沖縄タイムス論説委員の屋良朝博氏は『日米両政府は移設先がどこかというこれまでの発想から抜け出し、米海兵隊の運用法の変更による現実的な解決方法を見いだすべきだ』と、新たな論議を促した。」


(7)沖縄タイムス-辺野古埋め立て:土砂規制の強化、福岡など6県に沖縄と連携呼び掛け-2017年7月14日 06:49


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「『辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会』の阿部悦子共同代表らは13日、沖縄県庁記者クラブで会見し、名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立て土砂の搬出候補になっている6県(福岡、長崎、熊本、鹿児島、山口、香川)に対し、沖縄県との連携を働きかける方針を発表した。沖縄県が『県外土砂搬入規制条例』に基づき、採石地で特定外来生物の有無を調査する場合などに、各県職員の現地への派遣など積極的な協力を求める。」
②「既に4県で各地の市民団体が要請活動を始めており、長崎県からは『沖縄県の要請があれば協力することになる』などと回答を得たという。」
③「各県に協力を求めるのは、沖縄県が採石地に立ち入って外来生物の有無を調査するケース、外来生物の発見後に防除対策が確実になされたか確認する時などを想定。沖縄県と各県による広域連携の仕組みについても可能性を探り、チェック体制を強化したいとしている。」
④「同協議会は、埋め立て土砂・資材の大量搬出が見込まれる西日本の団体を中心に構成。同協議会の湯浅一郎顧問は『6県とも生物多様性地域戦略を策定している。それを推進する立場で、沖縄県の条例に協力すべきだ』と指摘。搬出が見込まれる採石地の約7割が環境省の指定する『生物多様性重要海域』に面するとし『新基地建設は辺野古に加え、搬出地の環境も破壊する』と訴えた。」
⑤「阿部共同代表は『採石によって私たちの古里の山は崩され、海は汚れる。さらに辺野古の海を埋めれば、国の生物多様性国家戦略に真っ向から反す』と指摘した。」
⑥「同協議会は記者会見に先立ち県議会で議員学習会を開き、県議13人が参加した。」




by asyagi-df-2014 | 2017-07-14 16:56 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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