沖縄-辺野古- 高江-から-2017年7月9日

 「日本政府は沖縄の多くの民意を無視する形で名護市辺野古の新基地建設を進める理由として『日米合意が実現できなければ、信頼関係が崩壊しかねない』と主張する。というなら、米側に約束を守らせることができない状況をどう考えているのか。このままでは『従属国家」の姿を国際社会にさらし続けることになる。」、との琉球新報の指摘を、日本という国は、真摯に受けとめることができるのか。


 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。

 2017年7月9日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)沖縄タイムス-<嘉手納基地> 要求はシンプル「米軍に約束を守らせて」 密室の日米合同委、変革を-2017年7月8日 19:34


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県と嘉手納基地周辺の3市町長の抗議要請は、行動そのものは異例だが、内容は『日米両政府で約束したことくらい米軍に守らせなさい』という極めてシンプルなものだ。政治が決めたことを米軍の裁量でうやむやにされてはならない。日本政府が聞き入れるのは当然であり、この問題がなぜ生じたかを検証し、日本における『文民統制』を徹底する必要がある。」(政経部・福元大輔)
②「嘉手納基地周辺の騒音被害で、『爆音訴訟』の原告団は1次907人、2次5540人、3次2万2048人と激増している。『我慢の限界を超えた』という住民の怒りが高まっているのは明らかだ。結果はどうだろうか。裁判所は被害を認めながら、根源となる飛行の差し止めを命じることができない。騒音防止協定も抜け穴だらけで有名無実化している。司法も政治も手を出せないのが実態ではないか。」
③「『せめて、できることから』と日米両政府で負担軽減を約束したものの、米軍は移転したはずの旧海軍駐機場を使用したり、例外とするパラシュート訓練を繰り返したりしている。」
④「稲田朋美防衛相は7日の会見で『地元の要望に適切に対応する』と語ったが、そうではない。地元の要望で言うなら、沖縄21世紀ビジョン将来像で掲げた『基地のない平和で豊かな沖縄』である。究極的には『基地のない』」を望む県民を前に、両政府で『できることから』と始めた対策さえ、おぼつかない現状を重く受け止めるべきである。」
⑤「原因の一つは非公開の『日米合同委員会』といわれる。日本側代表は外務省北米局長、米側代表は在日米軍副司令官。官僚と軍人が密室で日米合意の内容を詰める作業が、軍優先の温床になるという指摘もある。政治を介入させず、軍の論理に偏りかねない仕組みを変えなければならない。」
⑥「日本政府は沖縄の多くの民意を無視する形で名護市辺野古の新基地建設を進める理由として『日米合意が実現できなければ、信頼関係が崩壊しかねない』と主張する。というなら、米側に約束を守らせることができない状況をどう考えているのか。このままでは『従属国家」の姿を国際社会にさらし続けることになる。」


(2)沖縄タイムス-ジュゴン1頭が生息不明 辺野古建設に伴う国の監視調査 アカウミガメ産卵も判明-2017年7月9日 05:00


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴う沖縄防衛局の監視調査で、大浦湾を含む沖縄本島北部の海域周辺に生息するジュゴン3頭のうち1頭の姿が2015年6月を最後に確認されず、生息不明となっていることが分かった。7日にあった第8回環境監視等委員会(中村由行委員長)で、防衛局が報告した。また、埋め立て予定区域にある砂浜の5カ所で5~6月、絶滅危惧種のアカウミガメの産卵があったことも明らかになった。」
②「不明の1頭はこれまで古宇利島沖と嘉陽沖を行き来し、大浦湾の餌場も頻繁に利用したことがある。最後の確認は古宇利島沖で15年6月24日。大浦湾で海底の掘削調査が進んでいた時期に当たる。非公開の委員会後、中村委員長は『死んだか、遠くに移動したのか確認できるかとの質問も出たが、現状では見つかっていない以上のことは分からないというのが結論との答えを頂いた』と説明。防衛局調達部の阿野貴史次長は『今年2月からの汚濁防止膜の設置という具体的な海上工事の影響かというと、そうではないのではとの議論があった』と述べた。」
③「ウミガメ類の産卵巣の周辺はフェンスで囲み、専用通路で保護したという。このほか、最新調査を踏まえてサンゴ類の移植範囲を再検討する方針や、汚濁防止膜設置前の環境調査結果なども報告された。」


(3)琉球新報-学習会の公民館使用断る 「備品の管理責任」辺野古区長強調-2017年7月9日 10:15


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「『新基地建設問題を考える辺野古有志の会』は8日、辺野古交流プラザ(公民館)で学習会を開こうとしたが、嘉陽宗克辺野古区長に断られたと説明した。有志の会によると、20年間、毎年辺野古区で学習会を開いてきたが、断られたのは初めてという。有志の会は『公民館は、区民が自由に使用できるはずだ』とし、今後、区に公民館の在り方や断った理由について説明を求める。」
②「有志の会で区民の金城武政さん(60)が6月末、学習会のため公民館の利用を区に申し入れたが、嘉陽区長から『学習会をしても区民が来ないから』との理由で断られた。有志の会によると、4月22日に公民館で開かれた学習会には区民15人も参加していた。」
③「嘉陽区長は『基本的に土日は公民館は休み。これまで貸していたのは、区民を対象にするという約束だった』と説明。『区外からもたくさんの人が来ているので、公民館にある財産を守るという意味で、(備品がない)コミュニティーセンターを貸した。今後も公民館は土日は貸すことはできない』と管理責任を強調した。」


(4)琉球新報-シュワブ内生コン施設 海から確認 新基地建設にも転用か-2017年7月9日 10:19


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う米軍キャンプ・シュワブ陸上部での施設整備に関連し、2月から建設が進められている生コンクリートプラント(製造機)の外観が8日、辺野古の海上から確認された。外側は完成しているように見えるが、内部機能などが稼働しているかは不明。」
②「沖縄防衛局はこれまで用途は陸上工事で、埋め立て工事には転用しないと説明している。ただ既に消波ブロックの型枠のような資材も搬入されており、基地内で辺野古新基地建設に関連するブロック製造もできる環境が整うとみられる。」
③「プラントは灰色の建物をしており、通常の生コン工場と同様に、骨材とセメントを混ぜ合わせるミキサー部分とみられる建屋が中心。隣の塔と比較すると5階以上の高さとみられる。ミキサー建屋に接続して骨材を搬入するベルトコンベヤーとみられる斜め状の構造物も確認できる。手前に複数階建ての建屋もある。」


(5)沖縄タイムス-PAC3積んだ米軍車両に不具合 実弾を装着 沖縄の国道渋滞、白煙目撃も-2017年7月9日 06:24


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県嘉手納町水釜の国道58号で8日午前11時ごろ、実弾を装着した地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を積んだ米陸軍車両がブレーキ系統の不具合のため停止した。北向け3車線の右側車線が午後0時40分ごろまで約1時間40分にわたって使えなくなり、付近は最大で約500メートル渋滞した。」
②「車両の前後と右側には、赤字に白抜きの『火』と書かれてプレートが掲示されていた。危険物の搭載を表示していたとみられる。午前11時すぎ、停止直後に車両を目撃した人によると、車両前方の右側から白い煙が上がっていた。」
③「嘉手納署の米軍側からの聞き取りによると、運転手はけん引する車両のブレーキの効きが悪くなったと判断して一度停止し、整備関係の部署の応援を求めた。別のけん引車両が到着してPAC3を移動させた。車両は米軍嘉手納基地内を出て、沖縄市白川の第3ゲートを目指していたという。」


(6)沖縄タイムス-鳥たちの“聖域”、アジサシ3千羽が繁殖する沖縄の無人島 「最長寿」の1羽を発見-2017年7月9日 08:08


 沖縄タイムスは、「夏の渡り鳥ベニアジサシ約3千羽が沖縄県・渡嘉敷(とかしき)村の通称チービシのナガンヌ島で繁殖している。県環境部自然保護課と沖縄野鳥の会、山階鳥類研究所の調査チームが7日、現地で確認した。県はレジャー客や釣り人らに対し、繁殖地に近づかないよう呼び掛けている。」、と報じた。
 また、「調査は県のチービシ鳥獣保護区の3島で実施。ナガンヌ島ではエリグロアジサシ約40羽、マミジロアジサシ約12羽も確認。神山島とクエフ島でもベニアジサシ、エリグロアジサシの繁殖が確認された。また、24年前にナガンヌ島で生まれたベニアジサシ1羽が同島で見つかった。沖縄野鳥の会によると、これまで調査してきた中では『最長寿』という。沖縄野鳥の会の山城正邦会長は『ベニアジサシの繁殖が順調。繁殖数も近年で最多。立ち入り防止柵の設置など、保護区指定の効果が見られる』と話した。」、と報じた。





by asyagi-df-2014 | 2017-07-09 18:15 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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