沖縄-辺野古- 高江-から-2017年7月4日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 「『普天間の前提条件であるところが整わなければ、返還とはならない』と明言し、新基地が建設されても普天間が返還されない可能性を繰り返した。」(琉球新報)。
 稲田防衛大臣の6月15日の参院外交防衛委員会での発言である。
 このことは、「返還条件は8項目あり、防衛省も従来、条件が満たされなければ返還されないとの見解を示している。ただ防衛相が『返還できない』と明言したのは初めて。辺野古新基地が建設されても普天間が返還されないと明示したもので、継続使用されれば負担が増大する可能性を示したことになる。」、と琉球新報は解説する。
 つまり、「今後、普天間飛行場についても、辺野古新基地が建設されても他の返還条件が満たされない場合、米軍が辺野古と同時に使用する可能性は否定できない。」、という
日米合意の『必要に応じて使用』が貫かれることになる。
 結局、これが沖縄の負担軽減なのだ。


 2017年7月4日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-「森を壊すな」 ヘリパッド建設で住民が抗議-2017年7月4日 13:36
ヘリパッド建設


 琉球新報は、「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設で4日午前9時ごろ、資材や重機を積んだ工事車両13台が北部訓練場内に入った。ヘリパッド建設に反対する東村高江に住む人たち約10人がゲート前に座り込んで『森を壊すな』と抗議の声を上げた。その後、機動隊員が座り込んでいる人々を排除した。重機1台が訓練場内に入る際、道路を傷つけないよう作業員がゴム製のシートを敷いて対応した。3日も同様の対応をしたが、重機がシートの外側を通ったため道路のアスファルト舗装を破損した。その跡が今も残っている。」、と報じた。


(2)琉球新報-「海壊され悔しくないか」 辺野古新基地建設で機動隊に市民抗議-2017年7月4日 11:59


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、米軍キャンプ・シュワブゲート前では4日午前、強烈な日差しの下で市民ら約30人が座り込み、建設に反対の声を上げた。午前9時と午前11時、県警の機動隊員が市民を強制排除した。市民は『毎日、沖縄の海が壊されて悔しくないか』『ウチナーンチュの誇りはないのか』などと機動隊員に語り掛け抵抗した。」
②「石材や発電機など建設資材を積んだトラック50台がシュワブ内に入った。市民がゲート前の歩道に日差しを防ぐためにブルーシートと木材、ブロックなどで簡易テントを設置したが、機動隊が一時、撤去した。市民が根拠を問いただして詰め寄り、一時騒然となった。」
③「大浦湾埋め立て区域の『K9護岸』では沖縄防衛局が重機を使って砕石を投下し、護岸造成作業を続けた。市民らはカヌー11艇、抗議船2隻で抗議した。カヌーの市民5人が海上保安庁に一時、拘束された。」


(3)琉球新報-「異常なほど過密状態」と外来機撤退要求 嘉手納町議会が抗議決議-2017年7月4日 10:48


 琉球新報は、「嘉手納町議会(徳里直樹議長)は4日午前、臨時会を開き、外来機の飛来による騒音激化に関する抗議決議と意見書を全会一致で可決した。F16、F35戦闘機、U2偵察機など外来機が多数配備・飛来していることを受け『嘉手納基地は異常なほど過密状態だ』と指摘した。①騒音防止協定を順守し、騒音軽減策を実施する②外来機を即時撤退させる③今後全ての外来機の飛来を禁止する―の3点を求めた。」、と報じた。
 また、「町議会は米コロラド州バックリー空軍基地所属のF16戦闘機が暫定配備された5月にも騒音軽減を図ることを求める抗議決議、意見書を可決し、関係機関に抗議・要請したが、その後も在韓米軍オサン基地のU2偵察機、米軍岩国基地のF35戦闘機が飛来した。町議らは4日午後に沖縄防衛局、7日に外務省沖縄事務所、県、県議会を訪ねて要請する。今後、嘉手納基地の米空軍第18航空団にも抗議決議を手交する。」、と報じた。


(4)琉球新報-稲田氏発言が波紋 普天間返還条件 未達成なら「返還なし」-2017年7月4日 11:00


 
 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の返還を巡り、稲田朋美防衛相が移設先の名護市辺野古の新基地建設が進んだとしても、それ以外の返還条件が満たされない場合は普天間が返還されないと明言し、沖縄県議会で議論になるなど波紋を呼んでいる。返還条件は8項目あり、防衛省も従来、条件が満たされなければ返還されないとの見解を示している。ただ防衛相が「返還できない」と明言したのは初めて。辺野古新基地が建設されても普天間が返還されないと明示したもので、継続使用されれば負担が増大する可能性を示したことになる。」
②稲田氏の発言があったのは6月15日の参院外交防衛委員会。民進の藤田幸久氏への答弁だった。藤田氏は普天間飛行場の返還条件の一つ『長い滑走路を用いた活動のための緊急時における民間施設の使用の改善』を挙げ、米側と調整が進まない場合に普天間が返還されないことがあるか確認した。」
③「普天間飛行場の返還条件は2013年4月、日米両政府が合意した嘉手納基地より南の米軍基地の返還・統合計画で決まった。
 条件は(1)飛行場関連施設等のキャンプ・シュワブへの移転(2)航空部隊、司令部機能、関連施設のシュワブへの移設(3)必要に応じた飛行場能力の代替に関連する航空自衛隊新田原基地・築城基地の緊急時の使用のための施設整備(4)代替施設では確保されない長い滑走路を用いた活動のための緊急時における民間施設の使用の改善(5)地元住民の生活の質を損じかねない交通渋滞、諸問題の発生回避(6)隣接する水域の必要な調整の実施(7)施設の完全な運用上の能力の取得(8)KC130空中給油機の岩国飛行場の本拠地化-の8項目となっている。」
④「藤田氏が問いただしたのは(4)の項目だ。普天間飛行場は滑走路約2700メートルだが、辺野古はオーバーランを含めても約1800メートルで、短くなる。そのため米側が『大型の航空機などが使用できる滑走路を求めている』(防衛省関係者)ため、民間空港の使用が想定されるという。ただ現状では日米間の協議で使用する空港は決まっていない。そこで、稲田氏は仮定の話だとした上で『普天間の前提条件であるところが整わなければ、返還とはならない』と明言し、新基地が建設されても普天間が返還されない可能性を繰り返した。」
⑤「返還条件の8項目については、防衛省も本紙の取材に対し、条件を満たしているのは(8)だけだと回答しており、稲田氏と同様の見解を示している。現在、嘉手納基地ではSACO最終報告に違反する形で移設したはずの旧海軍駐機場が使用されている。県や嘉手納町が問題視する中、米軍は2009年の日米合同委員会で『必要に応じて使用』に合意したと主張している。騒音問題に配慮して住宅地近くから嘉手納基地中央部に移されたため、旧海軍駐機場は使用されないとみられていた。だが、1月の移転完了後も外来機の飛来が相次いでいる。日本側は『必要に応じて使用』するとした合意の存在を否定する。一方で米側に対し、旧海軍駐機場の使用を禁止するようには求めておらず黙認している状態だ。」
⑥「今後、普天間飛行場についても、辺野古新基地が建設されても他の返還条件が満たされない場合、米軍が辺野古と同時に使用する可能性は否定できない。4月から新基地の埋め立て本体工事が進められているが、普天間飛行場の返還条件という根本の議論が改めて注視されている。」(仲村良太)


(5)沖縄タイムス-高江ヘリパッド:機動隊が座り込み排除、砂など搬入-2017年7月4日 12:00


 沖縄タイムスは、「東村高江周辺のヘリパッド建設で4日午前、沖縄防衛局は砂や木の棒のような資材、重機などをN1表出入り口から米軍北部訓練場内に搬入した。工事関係車両13台が入った。市民ら約10人は早朝からゲート前に座り込んだが、機動隊約20人に排除された。市民らは『森を壊さないで』と訴えた。」、と報じた。


(6)沖縄タイムス-辺野古新基地:機動隊、日よけテントを繰り返し撤去 シュワブゲート前-2017年7月4日 12:42


 沖縄タイムスは、「米軍キャンプ・シュワブゲート前で4日午前、新基地建設に反対する市民がゲート道向かいの歩道脇に簡易の日よけテントを立てたところ、機動隊が警告の上で撤去し、市民側と一時もみ合いになった。機動隊が没収したブルーシートを市民が回収し、立て直すと機動隊が再び撤去。これを4回繰り返し、市民側は『嫌がらせ以外の何物でもない』と抗議した。午前9時すぎにはダンプなど50台がゲート内へ入った。K9護岸建設が進むシュワブ沿岸では、カヌー隊の6人がフロートを越えて抗議し、海上保安庁に一時拘束された。」、と報じた。


(7)琉球新報-高江の野戦ごみ米軍が撤去報告-2017年7月4日 14:02


 琉球新報は、「東村高江の県道70号付近の空き地から米軍の野戦用携帯食料の空き袋など大量のごみが見つかった問題で、米軍は3日、ごみを回収したと沖縄防衛局に報告した。沖縄防衛局は現場で回収されたことを確認した。報道でごみの投棄を知った沖縄防衛局は2日、米側に回収を求め、3日米側からごみを撤去したと報告があった。防衛局は今後同様の行為を行わないよう米側に求めた。」、と報じた。





by asyagi-df-2014 | 2017-07-04 17:29 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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