沖縄-辺野古- 高江-から-2017年6月29日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 例えば、沖縄タイムスの次のような記事をどう受けとめればいいのだろうか。
 「沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局がキャンプ・シュワブ沿岸のK9護岸建設現場に設置を始めた消波ブロックが、県に提出した工法手順と異なることが28日、分かった。また、辺野古崎西側で建設を始めた工事用仮設道路も、防衛局が2014年に県へ提出した設計概要の変更申請には記載がない工事であることも判明した。」
 もちろん、「設計変更の手続きが必要だ」、ということになる。
 それにしても、「一時的な敷設」と「防衛局が県から承認を得た工事内容とは異なり、変更申請が必要だ」のどちらが行政的に正しいかと問われたら、「変更申請」が必要なことは、行政担当者にとっては当たり前のことだ。
 つまり、それほど劣化しているということだ。


 2017年6月29日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)沖縄タイムス-防衛局が辺野古新基地で計画外工法 消波ブロックと仮設道路の2点-2017年6月29日 08:20


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局がキャンプ・シュワブ沿岸のK9護岸建設現場に設置を始めた消波ブロックが、県に提出した工法手順と異なることが28日、分かった。また、辺野古崎西側で建設を始めた工事用仮設道路も、防衛局が2014年に県へ提出した設計概要の変更申請には記載がない工事であることも判明した。県や市民団体からは「設計変更の手続きが必要だ」との指摘が上がり、防衛局の手法に疑念が強まっている。」
②「防衛局の埋め立て承認願書の『設計概要』には、海中に投下した護岸の基礎となる捨て石を固定するため、(1)被覆ブロック(2)消波ブロック-の順に施工すると明記している。だが防衛局は27日、被覆ブロックの手順を飛び越して消波ブロックを設置した。また、設計概要には波の影響を避けるために護岸の外側に設置するとしているが、実際には護岸の内側に置いている。辺野古崎西側では、石材を投下して既存道路と海側に造る仮設道路をつなぐ作業に着手したが、14年に前知事から承認を得た設計概要変更申請には今回の工事は記載されていない。」
③「防衛局は本紙の取材に『消波ブロック設置は高波による護岸への影響を防止するための一時的な措置』として変更申請は必要ないと主張。仮設道路に関しても『一時的な敷設』とし、そもそも設計概要に記載されるものではないとの認識を示した。」
④「平和市民連絡会の北上田毅氏は「防衛局が県から承認を得た工事内容とは異なり、変更申請が必要だ」と指摘。K9護岸には消波ブロック2千個を設置する予定で、「一度設置した消波ブロックを今後取り外し、改めて被覆ブロックを設置する作業は現実的ではない」と疑問視した。


(2)沖縄タイムス-金武漁港でも燃料廃棄 別の従業員証言「最悪な行為」 辺野古新基地の警備艇-2017年6月29日 09:06


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「名護市辺野古沖の新基地建設に伴う海上警備業務を沖縄防衛局から受注しているマリンセキュリティー(沖縄市泡瀬)の警備艇が、故障で漏れ出た燃料を海中廃棄していたと従業員が告発した問題で、別の従業員は28日、3月ごろに金武漁港内でも警備艇『かしま』から燃料を海に捨てていたと証言した。従業員の40代男性が沖縄タイムスの取材に答えた。」(中部報道部・赤嶺由紀子)
②「男性によると3月ごろ、金武漁港で停泊していた警備艇『かしま』の船底にたまった燃料を、船長の指示で複数の従業員がバケツを使って海中に捨てる作業を目撃したという。投棄後は液体洗剤も海にまいていたという。男性は『船が故障していることは会社側も知っていた。修理もぎりぎりまで行わず、燃料の廃棄は長島付近以外でもやっていた』と話し、日常的に海中廃棄が行われていたと証言した。」
③「また、警備艇の船長による暴言や嫌がらせなどのパワーハラスメントも横行していると明かした。『こんなこともできないのか』『作業が遅い』と怒鳴り散らすなど、日常的なパワハラが原因で退職に追い込まれた従業員もいたという。夜間勤務の際には会社が禁止しているにもかかわらず、船内でビールや焼酎などの飲酒も恒常的に行われていることも明かした。男性は『海上での業務に携わる会社としてふさわしくない最悪な行為。警備業務になっておらず、税金の無駄遣いだ』と指摘した。」


(3)沖縄タイムス-「尋常ではない。米軍に被害軽減の姿勢ない」 嘉手納基地、F16配備で100デシベル超の騒音激化-2017年6月29日 07:35


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「米コロラド州軍所属などのF16戦闘機が米軍嘉手納基地に暫定配備され、訓練を始めた5月8日から6月27日までの51日間で、沖縄県嘉手納町屋良で100デシベルを超える騒音が訓練開始前の51日間より4倍に増えていたことが28日、分かった。當山宏嘉手納町長が沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長に対し、騒音軽減を求めた要請で明らかにした。外来機による訓練で騒音が増大し、生活環境の悪化している実態が浮き彫りになった。」
②「調査は町内3地点での測定を元に、町がF16の訓練開始前の51日間と比較して騒音状況をまとめた。滑走路に近い屋良の100デシベル超は開始前8回に対し、開始後は32回に増えた。90デシベル台も2・08倍の442回を数えた。また町嘉手納では2・75倍の11回、兼久は2・08倍の27回といずれも2倍を超え、町全体での騒音激化が裏付けられた。」
③「開始後の騒音発生は、日中を含む午前6時~午後10時の時間帯で増えていることが特徴。兼久で1・65倍の1603回、嘉手納で1・63倍の1279回、屋良は1・42倍の3398回だった。住民の苦情も全94件のうち日中の騒音についてが52件と半数を超え、開始前9件から6倍近くに急増している。深夜早朝の騒音も3地点全てで増えた。屋良は1・54倍の309回、嘉手納は1・39倍の75回、兼久は1・03倍の34回だった。町によると、28日は午後5時までに屋良で100デシベル超が4回発生。最大騒音は午前10時22分、102・3デシベルを記録した。」
④「要請で、當山町長は『外来機訓練のため、ここ数日の騒音の激しさは尋常ではない』と強調。『被害軽減に最大限努力する姿勢は米軍から抜け落ちており、騒音防止協定違反だ。米側に強く被害軽減を申し入れてほしい』と求めた。防衛局の伊藤晋哉企画部長は『外来機の問題だと米側に強く求めたい』と応じた。」


(4)沖縄タイムス-「子孫に未来残す」 辺野古の海でサンゴ産卵-2017年6月29日 08:01


 沖縄タイムスは、「辺野古新基地の建設が進む沖縄県名護市の大浦湾で28日夜、サンゴの産卵が確認された。サンゴはミドリイシの仲間。撮影したヘリ基地反対協ダイビングチーム・レインボーの牧志治代表は『工事が強行される中、子孫を未来に残そうとする自然の営みに感動した』と語った。」、と報じた。


(5)琉球新報-学校空調補助廃止に知事「憤り」 国に継続要請へ-2017年6月29日 12:28


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「基地周辺の学校を対象にした防衛省の防音事業で、空調機更新に伴う空調機『維持費補助』」の廃止が県内6校で決まった問題で、翁長雄志知事は29日の県議会6月定例会代表質問で『憤りを感じている』と政府の決定を強く批判した。その上で『関係市町村と連携し、空調補助の継続を求めていく』と述べた。赤嶺昇氏(おきなわ)への答弁。」
②「翁長知事は空調補助の廃止について『軍転協(県軍用地転用促進・基地問題協議会)が継続を要請し、また昨年には稲田朋美防衛相に私から要請もした。全国一律の制度改正とは言っているが、金額で全国の68・7%が沖縄に影響があることからも納得し難い』と反発した。」
③「防衛省によると6校の内訳は沖縄市2校、那覇市1校、宜野湾市2校、西原町1校。対象校名は法人運営の施設があるとして明らかにしていない。維持費補助の廃止は昨年4月、防衛省が県教育庁などに通知した。教育関係者らから見直しを求める声が上がり、県市町村教育委員会連合会が継続要請をし、各自治体の議会が継続を求める意見書などを採択していた。」


(6)琉球新報-岩国基地からF35、3日連続飛来 嘉手納基地-2017年6月29日 11:15


 琉球新報は、「米軍岩国基地(山口県)所属の最新鋭ステルス戦闘機F35B2機が28日、嘉手納基地に飛来した。2機は午後2時半ごろに着陸、午後4時ごろに離陸して岩国基地に戻った。27日に飛来した1機は嘉手納基地にとどまっている。沖縄県や嘉手納町などが抗議しているにもかかわらず、飛来は26日以来、3日連続となった。」、と報じた。
 また、「28日は岩国所属のFA18戦闘攻撃機も2機飛来した。F15戦闘機やF16戦闘機も訓練し、午後5時までに嘉手納町屋良で100デシベル超の騒音が計4回確認された。」、と報じた。


(7)琉球新報- FA18、整備中に炎上 米加州、兵士2人重傷-2017年6月29日 11:26


 琉球新報は、「米カリフォルニア州サンディエゴのミラマー海兵隊基地で26日午後、格納庫で整備中だったFA18戦闘攻撃機が炎上し、整備に当たっていた兵士2人が重傷を負った。米海軍安全センターは27日、同事故を最も重大な事故であるクラスAに分類した。軍当局や米メディアによると、事故機はテキサス州フォートワース海軍航空基地所属の海兵隊予備部隊の所属で、午後10時18分ごろ火災が起こり、『数分以内に』鎮火した。原因は調査中。燃料と空気の混合の割合によっては突然発火する可能性があり、短時間での発火は火力が強いため、非常に危険だと報じている。」、と報じた。
 また、「米海軍安全センターの2017米会計年度(16年10月~17年9月)によると、27日現在、クラスAの航空機事故18件のうち、FA18関連が7件で最多となっている。」、と伝えた。


(8)沖縄タイムス-辺野古新基地:「K1」護岸の道路建設続く ゲート前では座り込み-2017年6月29日 12:39


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古の新基地建設問題で、沖縄防衛局は29日午前、『K1』護岸建設を予定するキャンプ・シュワブ内の辺野古崎西側海岸で、工事用仮設道路の建設を続けた。午前11時半までに少なくとも大型ダンプ9台が石材を運び、重機で下ろして既存道路と海岸の高低差を埋める作業を続けた。」、と報じた。
 また、「一方、キャンプ・シュワブゲート前には新基地建設に反対する市民100人以上が座り込んだ。正午現在、工事車両は来ていない。」、と報じた。


(9)沖縄タイムス-宮森の悲しみ伝えたい・・・キッズシアター復活 子どもの思い大人動かす 沖縄の米機墜落、劇で表現-2017年6月29日 12:01


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県うるま市石川の小中学生でつくる劇団「石川ひまわりキッズシアター」は28日、伊波小学校で、1959年6月30日に起きた石川・宮森小学校への米軍戦闘機墜落を題材にしたオリジナルミュージカル『私たちの空』を上演した。劇団は1月、事務局の継続が難しいとの理由で解散。だが、子どもたちから『大人の都合で決めないで』『もっと宮森のことを伝えていきたい』との声が相次いだ。事務局を変えて再結成し、この復活公演で新たなスタートを切った。」(中部報道部・大城志織)
②「劇団は2012年、音楽やダンスの好きな市石川の子どもたちで結成。だが、事務局を務めるNPO法人石川・宮森630会の久高政治会長が『墜落60年に向けた企画の準備などで、事務局運営が厳しい』と解散を決め、5周年を迎えた1月の公演で幕を閉じた。」
③「だが、メンバーは納得がいかなかった。宮森小出身で石川中1年の金城南和さん(13)は『大人の論理や都合で、勝手に解散を決めないで』と大人たちを批判した。『宮森のことをまだ知らない人、いまだに墜落の悲惨さを思い出して涙を流す遺族もいる。絶対に忘れてはならないし、ずっと伝えていくために劇団を続けたいと思った』。他のメンバーも同じ思いだった。」
④「久高会長は、意見を聞かずに解散を決めたことを子どもたちに謝罪。そして新たな事務局長には市ジュニアオーケストラの団長で墜落当時、宮森小1年だった上間順一さん(64)が手を挙げた。『子どもたちの声を聞き、ここで終わらせてはいけないと思った』と語る。3月の総会で再結成が決まった。」
⑤「現在メンバーは小4から中2までの9人。来年2月に小那覇舞天の劇も予定している。この日の上演後、上間事務局長は『うるま市石川以外でも公演し、多くの人に墜落の悲惨さや平和の大切さを伝えていきたい』と抱負を語った。」





by asyagi-df-2014 | 2017-06-29 17:57 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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