沖縄-辺野古- 高江-から-2017年6月26日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 慰霊という言葉の重みを考えさせられる。
沖縄で行われる慰霊の積み重ね。
 人の思いが加わる度に、未来もまた見えるようにしなければ。
 「うちなーてぃーどぅしまや/いちんいくさゆ/やしやしやしとくらす/しちやいちが(沖縄という島は/いつも戦争なのか/安心して暮らせる時代は/いつ来るのか)」
 今は、この歌を魂に置こう。


 2017年6月26日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-父と涙の“初対面” 宜野湾の米須さん 慰霊碑訪問で刻銘確認-2017年6月25日 14:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「戦後72年になる『慰霊の日』の23日、糸満市摩文仁の平和祈念公園で開かれた沖縄全戦没者追悼式をはじめ、県内各地で慰霊祭や平和を考える催しがあった。週末となった翌24日も慰霊祭が執り行われた。慰霊祭を訪れた遺族らは沖縄戦で亡くなった犠牲者の冥福を祈るとともに、恒久平和への誓いを新たにしていた。」
②「徴兵された父を沖縄戦で亡くした宜野湾市の米須清一さん(73)が23日、糸満市真壁の独立重砲兵第百大隊の慰霊碑に父の名前が刻まれていることを初めて知った。宜野湾市遺族会の企画で慰霊碑を初めて訪問した。戦後72年で、父の名前が刻まれた慰霊碑にたどり着いた米須さんは『父も喜んでいるはず』と涙を抑えきれなかった。」
③「独立重砲兵第百大隊は戦死した734人のうち、52人が旧宜野湾村出身者だった。市遺族会は例年、糸満市の平和祈念公園と魂魄の塔などを訪れていたが、同隊の慰霊碑はこれまで訪問していなかった。今回、自身も父が同隊に徴兵され亡くなった玉那覇祐正さん(84)が、宜野湾出身の戦没者が多いとして市遺族会に訪問を提案。23日は85人が参加し、碑の裏に連なる名前から家族を捜した。」
④「沖縄戦当時1歳に満たなかった米須さんは、父清次さん(享年32)の顔を覚えていない。写真も遺骨も残っていなかった。糸満市真壁で亡くなったことは国の資料で分かっていたため、これまで真壁周辺を訪れてはどこともなく手を合わせていた。米須さんは父の名前を見つけると、その場を少し離れ、ハンカチで目を押さえた。『お父さん、私は幸せですよ。元気に頑張っていますから』と声を詰まらせ、『感無量だ。来て良かった。毎年来るようにしないといけない』と語り、名前が刻まれた場所を静かになでた。」


(2)琉球新報-祖父へ届け三線の音 鳥越さん、高江に眠る魂案じる-2017年6月25日 11:17


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「鳥越佐代子さん(74)=宜野湾市=は沖縄戦で亡くなった祖父照屋唯良(いりょう)さんの名が刻まれた刻銘板に向け、三線を奏でた。照屋さんはほかの家族を山に逃がして一人だけ東村高江の家に残り、家とともに焼かれて亡くなった。鳥越さんは今でも高江の自宅跡では『祖父の魂を感じる』と話す。」
②「祖父に会ったことはない。でもマッサージの仕事を始めた40年前、父から祖父がはり・きゅう師をしていたと聞き、親近感を持った。『人を元気にするところが祖父に似ていると言われてうれしかった。それから祖父は私の心にいる』。しかし、祖父の本当の死因を知ったのは今から10年前。それまで『病死』と聞いていた。『ひどい死に方で、話せなかったのかもしれない』と目を潤ませた。」
③「祖父の魂が眠る東村高江には米軍の新しい着陸帯ができた。『残念。静かな場所であってほしかった』と悔しがる。『うちなーてぃーどぅしまや/いちんいくさゆ/やしやしやしとくらす/しちやいちが(沖縄という島は/いつも戦争なのか/安心して暮らせる時代は/いつ来るのか)』。鳥越さんの歌が礎に響いた。」


(3)琉球新報-知念さん「平和の詩」記念碑に 「みるく世」願い込め-2017年6月26日 07:31


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「戦後70年の2015年に『児童・生徒の平和メッセージ展』で最優秀賞を受賞し、沖縄全戦没者追悼式で朗読された詩『みるく世がやゆら』の記念碑がうるま市具志川の具志川アシビナーに建立された。『慰霊塔改修・【平和の詩】記念碑建立委員会』が25日、記念碑の建立記念式典と慰霊祭を開いた。作者の知念捷(まさる)さん(19)=東京在住、大学生=は具志川区の出身。記念式典で『後世に戦争の記憶を伝え、平和を築く、みるく世への懸け橋となることを祈ります』と願いを込めた。参列者は日露戦争や沖縄戦などで亡くなった字出身者271人の冥福を祈った。」
②「『平和の詩』が記念碑として建立されるのは県内で初めて。記念碑建立委員会の実行委員長を務める知念恒男元うるま市長(77)は『金武湾を一望し、風光明媚(めいび)な由緒あるアシビナーに建つ。平和を希求するウチナーンチュの思いを未来へつなぐ発信地にしていただきたい』とあいさつした。」
③「詩は、認知症を患った祖父の姉が戦争で失った夫を想起する姿を描写し、沖縄戦の記憶の継承を訴えている。1年前に碑の建立計画が決まり、区民や区出身の海外移民、企業などから寄付を受けて完成に至った。慰霊塔は1947年に具志川グスクに建立され、57年に現在のアシビナーに移転した。今回、慰霊塔の改修も行われ、追加刻銘と併せて平和の詩の記念碑が建立された。」
④「戦争で亡くしたきょうだい3人が慰霊塔に追加刻銘された比嘉幸徳さん(76)は東京から参列した。『ずっと平和であるように願った。きょうだいも具志川に戻って安堵(あんど)するだろう』と述べ、冥福を祈った。慰霊祭では、遺族代表として義田充さん(81)が『ありったけの地獄を集めたと言われる戦争で、多くの県民の命が奪われた』と述べ、戦没者に手を合わせた。」


(4)琉球新報-対馬丸の悲哀を劇に 那覇の児童生徒熱演-2017年6月25日 16:36


 琉球新報は、「那覇青少年舞台プログラム(玉城祐子会長)は23日、那覇市の対馬丸記念館前広場で平和劇と詩の朗読会を行った。市内の小学5年生から高校3年生までの32人が、対馬丸の悲劇を描き、平和への思いを込めた踊りや歌を披露した。劇は同会が平和について考える企画として2012年から毎年実施している。子どもたちは、同記念館の屋上が対馬丸の甲板の高さに合わせて造られているのを利用して出航や沈没の場面を演じた。歌や踊りを交えて疎開する学童らを乗せた対馬丸が撃沈した悲劇を表現した。」、と報じた。
 また、「力強いダンスを踊った多和田百恵さん(13)=上山中2年=は『つらい思いをして亡くなった人の代わりに伝えようと、100%の心で演じた』と述べた。那覇商業高3年の城間慶さん(17)は詩の朗読で『平和ってあるんだろうか』と問い掛け、与儀小5年の城間奏生君(10)は『何で戦争をするのか分からない』と語った。」、と報じた。


(5)琉球新報-悪夢苦しんだ戦後 米映画モデルのデズモンド・ドスさん 95年来沖-2017年6月26日 05:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「日本各地で24日から上映されている映画『ハクソー・リッジ』の主人公として描かれ、沖縄戦で武器を持たずに負傷兵75人を救出した衛生兵デズモンド・ドスさん(2006年死去)が1995年6月に沖縄を訪れた際、琉球新報の取材に応じていた。浦添市前田高地の戦闘で負傷したドスさんは戦後5年半、陸軍病院で入院生活を送り、戦時中の夢を見続けるなど、心的外傷後ストレス障害(PTSD)のような症状に苦しんだことを明かした。『悪夢を見続けてきたが、今はもう見ない。自身の体験を語ることで克服することができた』と話していた。」
②「ドスさんは取材時の95年は76歳だった。戦後に沖縄を訪れたのは69年に次いで2度目で、米陸軍の戦後50年記念行事などに参加するため、6月18日から28日まで11日間滞在した。ドスさんは1945年4月、米陸軍第77師団第307歩兵連隊第1大隊B中隊の衛生兵として沖縄に上陸した。キリスト教セブンスデー・アドベンチスト教会の信者で、聖書の『十戒』にある『汝(なんじ)殺すことなかれ』を守るため、銃を携行せずに従軍することを条件に志願した。『戦場に行って、人を殺すのではなく助けに行くためだった』と理由を話した。5月5日、前田高地の丘に上がったドスさんらB中隊の兵士は予想以上の激しい戦闘に巻き込まれていった。」
③「映画の題名になっている『ハクソー・リッジ(のこぎり崖)』とは浦添市の前田高地の切り立った崖を指す。映画のモデルとなったデズモンド・ドスさんは、45年5月5日に前田高地での戦闘にドスさんは同行した。所属していた米陸軍第77師団第第307歩兵連隊第1大隊B中隊の約150人は崖をよじ登って丘の上に立った。『頂上で仲間のために祈った。無事に戻ることができるようにと』と振り返った。しかし丘の奥には日本軍が潜んでおり、機関銃などで激しい攻撃を受けた。このためB中隊は撤退を決める。兵士が次々と崖下に下りたが、自力で動けない負傷兵は取り残された。このためドスさんは丘にとどまり、日本軍の攻撃が続く中、一人一人を崖の近くに移動し、足の根元と胸の辺りにロープを通して崖下に下ろす作業を4時間にわたって繰り返した。『母親が子どもをなりふり構わず救うのと同じ。夢中だった』と当時を思い起こす。」
④「翌日の戦闘で、塹壕(ざんごう)にいたドスさんは日本軍から手りゅう弾を投げ入れられ、足を負傷した。さらに5時間後に担架で運ばれている時、日本軍の銃弾を左腕に浴びた。グアムの陸軍病院に移送され、その後結核になって、片方の肺も摘出した。入院中のドスさんを襲ったのが、戦時の光景がよみがえる悪夢を見続けることだった。『眠れぬ日が続き、眠っても夢の中で爆弾が破裂して自分が死んだ。戦友たちも爆死した。なぜか戦場にいる私のところに母親が来て、目の前で爆弾で亡くなる夢も見た。途中で起きて、涙を流した。戦友たちの中に、精神的におかしくなってしまった人を知っている。今はもう悪夢を見ない。自身の体験を語ることで克服することができた』と振り返った。」
⑤「沖縄滞在中、前田高地を4度訪れた。理由について『行くことによって当時を確認する。そこで自分が体験したことを把握し直したかった』と話していた。」(松永勝利)
⑥「今月初め、映画『ハクソー・リッジ』の予告編をネットで目にした。信仰を理由に武器を持たない衛生兵が多くの負傷兵を救出した物語だった。聞き覚えのある話だった。具志川支局(現在は中部支社に統合)時代に取材した元米兵のことだと気づいた。自宅に保管している取材ノートを探してみた。見つかった。冒頭に『デスモンド・T・ドス氏』とボールペンで走り書きし、6ページのメモを残していた。」
⑦「取材した当時、社会部に記事を送ったが掲載されなかった。戦後年の節目の『慰霊の日』を目前に、紙面は沖縄戦の記事であふれていた。私の記事は時機を逸してしまったようだ。映画上映を機に、22年前の取材ノートをめくり、記事を書き直すことにした。」(松永勝利)


(6)琉球新報-ヘリパッド反対運動継続 高江座り込み10年報告会-2017年6月26日 07:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場への新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対し続けてきた『ヘリパッドいらない住民の会』が25日、東村農民研修施設で『高江座り込み10周年報告会』を開いた。約350人が訪れ、引き続き反対運動を続けていくことを確認した。米国出身の詩人アーサー・ビナードさんが講演した。」
②「新たなヘリパッド六つは東村高江区を取り囲むように建設され、2007年から同区の住民らが中心となって反対運動を続けてきた。一部訓練道の整備はまだ終わっていない。全ての工事は8月ごろに終了すると沖縄防衛局から地元自治体に伝えられている。現在は、国の特別天然記念物ノグチゲラの営巣期間のため、沖縄防衛局は工事を中断しており、7月からは再開される見通し。」
③「同会の安次嶺現達さんは『ヘリパッドが完成したといっても、赤土が海に流れるなどしている。これからも運動が広まっていけばいい』とあいさつ。講演したビナードさんは『森が破壊されて、次の軍事産業の拠点になる可能性が高い』と述べ、軍事産業に力を入れる米国の実情を危惧した。」


(7)沖縄タイムス-嘉手納で4月実施の降下訓練、米本土から移転 今後継続の可能性も-2017年6月26日 08:01


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「米空軍嘉手納基地で4月に実施されたパラシュート降下訓練について、これまで米本土で実施されていた各軍の特殊作戦部隊に所属する兵士らを対象にした合同訓練の一部を移転したものだったことが25日までに分かった。同訓練が沖縄で継続される可能性があることから、新たな負担増を招く恐れがある。」
②「米海兵隊は4月26日、公式ウェブサイトに『移動訓練チーム、米国外で初めて降下訓練を実施』と題した記事を掲載。沖縄に駐留する第3海兵遠征軍第31海兵遠征部隊の第3偵察大隊の主宰で、これまでアリゾナ州ユマ郡の米陸軍性能試験場内で実施されていた合同訓練の一部を嘉手納基地で実施。第3偵察大隊や海軍や陸軍、空軍の特殊作戦部隊に所属する兵士ら27人が参加したと伝えた。また、同訓練の沖縄での実施に際し、第3偵察大隊などから4人の指導教官を選び、移動訓練チームを組織したと指摘。今後は沖縄で特殊作戦部隊所属兵の合同訓練が可能になるとし、『政府の支出が削減され、沖縄に駐留する軍人の訓練能力が向上する』と利点を強調した。同訓練の詳細や今後の展開について、在沖米海兵隊や空軍第18航空団は現時点までに本紙の取材に回答していない。」
③「米軍は4月24日に6年ぶりに嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施。午前7時半から約2時間で30人、5月10日には午後7時から約30分間、計14人が降下したのがそれぞれ確認されている。」


(8)沖縄タイムス-米軍の暴力、解決へ連帯 国際女性ネットワーク会議-2017年6月26日 07:09


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「第9回軍事主義を許さない国際女性ネットワーク会議の公開シンポジウムと分科会が25日、沖縄大学で開かれた。米軍が駐留する国・地域の女性たちが集い、それぞれが直面する問題を共有。女性の人権侵害や環境汚染など共通の問題があらためて浮き彫りになり、解決に向けて連帯することを確かめ合った。国内外から150人以上が参加した。」
②「公開シンポジウムでは韓国、ハワイ、フィリピン、グアム、プエルトリコ、米国本土の女性たちが報告に立ち、問題を共有した。韓国のアンギム・ジョンエーさんは、米軍基地に隣接する歓楽街『基地村』の女性たちの性被害に触れ、『軍事主義は女性の安全保障と相反する概念』と強調した。グアムのサビーナ・ペレーズさんは、在沖米海兵隊のグアム移転に伴い予定されている実弾演習場建設を取り上げ、『絶滅危惧種がいて水源にもなっている聖地に建設されようとしている』と訴えた。」
③「五つの分科会は、軍隊に関連した性暴力や環境汚染のほか、安全保障の再定義などをテーマに開かれ、共通の課題にどう取り組むか議論を深めた。」


(9)琉球新報-F35が県内初飛来 嘉手納基地、騒音懸念-2017年6月26日 15:07


 琉球新報は、「米海兵隊の垂直離着陸型の最新鋭ステルス戦闘機F35B2機が26日午後2時16分、県内基地に初めて飛来した。F35はエンジンが単発な分、推進力が大きく、双発エンジンのF15戦闘機などに比べて騒音が懸念されている。地元の嘉手納町、沖縄市、北谷町はF35が飛来しないよう米軍嘉手納基地や米国総領事館などに求めていた。外来機の飛来や旧海軍駐機場使用でますます住民への負担が増加しており、反発が強まるのは必至だ。」、と報じた。
 また、「嘉手納町が道の駅かでなから測定した2機の着陸時の騒音はそれぞれ71・6デシベル、74・0デシベルだった。70デシベルは「騒々しい街頭」の騒音に相当する。F35は1月に米軍岩国基地(山口県)に米国外で初めて配備され、2月から県内の鳥島射爆場(久米島町)などで訓練しているとみられていた。」、と報じた。


(10)沖縄タイムス-違法建設をやめろ」 シュワブゲート前、辺野古新基地に抗議-2017年6月26日 12:21


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前では26日、新基地建設に反対する市民らが座り込み抗議の声を上げた。午前8時50分ごろから、機動隊が市民ら約70人を排除し、50分近く拘束した。その間にコンクリートミキサー車8台、ダンプカー51台を含む計67台の工事車両が基地内に入った。市民らは『違法建設をやめろ』『県警は人権侵害をやめろ』と抗議した。シュワブ内の砂浜では、トラックが運んできた採石をクレーンが次々と海に投入するなど護岸工事が続いている。」、と報じた。





by asyagi-df-2014 | 2017-06-26 16:45 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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