沖縄-辺野古- 高江-から-2017年6月20日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 米軍が引き起こした名護市安部での米海兵隊輸送機MV22オスプレイの墜落事故(2016年12月13日)は、住民を恐怖に落とし込んだが、事故原因は不明なまま「機体の安全性に問題がない」とされ、飛行再開が強行されてきた。
 しかし、「米軍による事故調査報告書が、日米合意で提供期限になっている19日までに米側から日本政府に提出されず、9月まで提供期限が延長されることが分かった。」、琉球新報は伝える。
 問題は、安倍晋三政権が主権国家として、県や名護市への情報提供をどのように行うことができるのかである。


 2017年6月20日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-米、オスプレイ墜落調査書提出せず 期限9月まで延長-2017年6月20日 06:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「昨年12月に名護市安部で墜落した米海兵隊輸送機MV22オスプレイの米軍による事故調査報告書が、日米合意で提供期限になっている19日までに米側から日本政府に提出されず、9月まで提供期限が延長されることが分かった。県や名護市など地元自治体への公表が遅れる。」
②「墜落事故は昨年12月13日に発生し、日本政府は事故から6日後の昨年12月19日、日米合意に基づき米側に公表可能な報告書の写しの提供を求めていた。防衛省によると、報告書は19日の時点で米側から提供されていない。合意では提供要請から6カ月が経過した後は、提供期限が3カ月ごとに更新されるため、9月まで延長される。」
③「防衛省は事故調査報告書が提供され次第、県など関係自治体に説明するとしているが、19日時点で米側からの提供がないため、県や名護市への情報提供はできない。日米合意では提供要求から6カ月で準備ができない場合は米側が事故調査終了の見込みを提示することになっているが、それもない。」
④「米軍は事故原因が不明なまま『機体の安全性に問題がない』として、今年1月には事故発生時に実施していた空中給油訓練を含めて全面的に飛行再開しており、事故調査報告書にどのような内容が記載されるか注目が集まっている。」


(2)琉球新報-宮森小ジェット機墜落「事件なのか、事故なのか」 伊波中で生徒発表-2017年6月19日 17:01


 琉球新報は、「宮森小学校に、米軍ジェット機が墜落してから30日で58年になる。中学校演劇祭で、宮森小学校の悲劇を題材にした『フクギの雫』を演じた伊波中学校の生徒が19日、演劇を通じて学んだことを道徳の授業で発表した。」、と報じた。
 また、「2年3組で行われた授業では、宮森小学校で起こった墜落に『事件だったのか。事故だったのか』と、同級生たちへの問い掛けから発表は始まった。演劇の練習が始まる前には、宮森小学校に建てられた慰霊碑『なかよし地蔵』に手を合わせ、遺族への聞き取りも行ったという。劇中、ピアノ演奏を担当した田場千愛里さん(13)は『遺族の話を聞いて、感情を込めて演奏した。1人でも多くの人に伝わってほしい』と話した。」、と伝えた。


(3)沖縄タイムス-流弾の原因究明求める 恩納村議会が意見書を可決-2017年6月20日 11:35


 沖縄タイムスは、「恩納村議会(仲田豊議長)は20日の6月定例会本会議で、4月に米軍キャンプ・ハンセン内の安富祖ダム工事現場で作業員の車や水タンクが傷つき、銃弾のような物が見つかった事件について、原因究明の早期実現を求める意見書案を全会一致で可決した。意見書案では事件について『村民に大きな不安と衝撃を与えた』と指摘。米軍による原因究明がいまだになされておらず、地域住民は不安を抱えたままだとして、①事件の早急な全容解明、報告②事件・事故発生時、地元自治体、県警が速やかに基地内に立ち入り調査できるよう、日米地位協定の改定―を強く求めている。宛先は内閣総理大臣、外務大臣、防衛大臣など関係閣僚。」、と報じた。


(4)沖縄タイムス-東京弁護士会が沖縄戦写真展 「共謀罪」「安保法制」「辺野古」考えて 24日まで-2017年6月19日 21:00


 沖縄タイムスは、「東京弁護士会は19日から、東京千代田区の弁護士会館で沖縄戦の写真展を始めた。慰霊の日を前に、沖縄戦の悲惨さを伝えるとともに安保法制や『共謀罪』法、辺野古新基地建設などが与える影響を考えてもらうことが狙い。24日まで。」、と報じた。
 また、「約60点の写真は、12日に亡くなった大田昌秀元県知事が理事長を務めた沖縄国際平和研究所や沖縄タイムス社などが協力した。東京弁護士会の人権擁護委員会の神谷延治副委員長は『戦争をできる国になる懸念がある今、改めて戦争の悲惨さを考えるためにも、住民が被害に遭った沖縄戦の実情を知る必要がある』と企画の趣旨を説明した。最終日の24日には同会館で、対馬丸記念会常務理事の外間邦子さんや辺野古を巡る訴訟に詳しい成蹊大学の武田真一郎教授を招いて、沖縄シンポジウムを開催する。」、と報じた。


(5)沖縄タイムス-「知事の決断を待っていた」 辺野古差し止め訴訟を支援 オール沖縄会議が緊急集会-2017年6月20日 13:57


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、翁長雄志知事が20日開会の県議会に提案した工事差し止め訴訟を支持しようと、辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議は同日午後、那覇市の県庁前広場で緊急支援集会を開いた。」
②「オール沖縄の共同代表、稲嶺進名護市長は『日本政府は一体となって、県民の思いを押しつぶそうと、覆いかぶさってくるが、絶対に負けない。首を長くして翁長知事の決断を待っていた』と強調。『知事が自信を持って、県民の思いと誇りを訴えることができるよう強力に支え、裁判に勝利するまで、辺野古を止めるまで頑張ろう』と決意を示した。」
③「政党や県議会会派の代表らも県議会で訴訟関連の議案を通し、裁判で勝訴できるよう取り組みを強化することを確認した。約200人が参加し、『岩礁破砕行為を許さない』『辺野古の美ら海を守ろう』と声を上げた。」


(6)琉球新報-工事差し止め訴訟の議案提出 県議会に知事-2017年6月20日 10:46


 琉球新報は、「沖縄県議会6月定例会が20日午前10時、開会した。名護市辺野古の新基地建設で沖縄防衛局が岩礁破砕許可を受けずに工事を進めている問題で、翁長雄志知事は工事の差し止めを求め、国を提訴することに議決を求める議案と弁護士費用517万2千円を盛り込んだ補正予算案など13議案を上程した。会期は7月14日まで。」、と報じた。
 また、「県は7月14日の最終本会議での可決を経て、速やかに沖縄防衛局を相手取り、那覇地裁に差し止め訴訟を起こす。県は併せて判決までの工事停止を求める仮処分も申し立てる。開会の冒頭では議場の全員で12日に死去した大田昌秀元県知事への黙とうした。さらに翁長知事は大田氏の県民葬の開催を正式に表明した。」、と報じた。


(7)琉球新報-ゲート前でダンス披露 辺野古新基地建設-2017年6月20日 11:53


 琉球新報は、「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で20日午前、砕石などを積んだ工事車両約60台が米軍キャンプ・シュワブのゲート内に入った。ゲート前には建設に反対する市民ら約50人が座り込み、新基地建設に抗議した。」、と報じた。
 また、「東京を中心に活動する創作ダンスユニット『キニナルキ』がゲート前を訪れ、辺野古をテーマにしたダンスを披露した。メンバーの大前裕太郎さん(27)は『現場に足を運ぶことが大事だ。東京で沖縄のことを伝えたい』と話した。」、と報じた。
 さらに、「海上ではシュワブ内の工事現場『K9護岸』で砕石を投下する様子が見られた。」、と伝えた。


(8)琉球新報-北部訓練場着陸帯、建設費用が15倍に  計94億、うち警備63億-2017年6月20日 08:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍北部訓練場のヘリパッド建設を巡り、政府が当初予定していた工事予算(3工区・4着地帯)が約6億1千万円だったのに対し、『警備費』の増額などで合計94億4千万円に上り、費用が約15倍に膨れ上がっていることが19日、分かった。平和市民連絡会の北上田毅氏が沖縄防衛局への情報公開資料や福島瑞穂参院議員から得た資料を公表した。」
②「ヘリパッドは昨年12月に完成したが、進入路など関連工事が残り、政府は8月末までの警備を発注。警備費は2016年9月15日からの1年弱で63億円、1日当たり約1800万円に上る。北上田氏は『6億円で済むはずだった工事を強引に進めた結果、膨大な費用がかかっている』と批判している。」
③「工事費は当初の契約額では『N1』地区のヘリパッドが1億8900万円、『G地区』が2億520万円、『H地区』が2億1880万円だった。」
④「だが防衛局はその後、『工事を安全に進める』などの理由から、ヘリによる重機の空輸や警備、警備用仮設物の設置、工事用道路の整備などで契約変更を重ね、工事費は合計31億4千万円に膨れ上がった。また、ヘリパッド建設への抗議運動に対応して16年9月15日以降は、工事費の名目に入れていた警備業務を切り離し、単体で発注した。17年8月末までの警備業務を綜合警備保障(東京)に約31億4700万円、テイケイ(同)に約31億5800万円でそれぞれ発注している。」
⑤「一方、防衛局はノグチゲラの営巣期間に当たる3―6月は工事を中断している。北上田氏は『着陸帯が完成し、さらに工事も中断しているため、現在は大きな抗議運動もない。だが今もゲート前には多くの警備員が配置されている。政府は巨額の公金を無駄にしている』と指摘した。」


(9)琉球新報-絶滅危惧アジサシ飛来 大浦湾-2017年6月20日 05:00


 
 琉球新報は、「環境省レッドリストで絶滅危惧2類に分類される渡り鳥エリグロアジサシ2羽が19日午前、新基地建設工事が進む名護市辺野古の大浦湾に飛来しているのが確認された。2羽は砕石の投下が進む『K9護岸』の工事現場沖で、海中にダイブしながら餌の魚を捕っていた。工事に抗議する船の船長の牧志治さんによると、エリグロアジサシは5月下旬から6月中旬ごろにかけて大浦湾周辺に渡ってきたという。牧志さんは『国際的に保護すべき鳥だが、新基地建設の工事で豊かな海が壊され年々減っている』と危惧した。」、と報じた。





by asyagi-df-2014 | 2017-06-20 17:48 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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