沖縄-辺野古- 高江-から-2017年6月16・17・18日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 「サンゴ産卵 海、ピンクに」。
 沖縄県伊江村阿良区公民館前の阿良の浜海岸前でのこと。
 夫婦で散歩していた人は、「神秘的な光景に巡り会うことができて良かった」、と感動を伝える。
 文字で書く表現の限界を感じながらなのだが、その美しさをせいいっぱい思い浮かべる。


 2017年6月16・17・18日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-サンゴ産卵 海、ピンクに 伊江・阿良の浜海岸-2017年6月18日 05:00


 琉球新報は、「伊江村阿良区公民館前の阿良の浜海岸で6日から7日にかけて、大量のサンゴの卵が打ち寄せ、浜辺をピンク色に染めた。昨年も同じ時期に伊江ビーチなどで確認され、大潮前にサンゴが産卵し、南風に乗って流れ着いた。いつもは青く透明な海が無数の卵で濁り、潮の香りを強くしたような特有のにおいを漂わせた。」、と報じた。
 また、「両日は、島の南海岸一帯でサンゴの卵が帯状になって赤く染まる現象が見られた。夫婦で散歩していた嘉手苅佳太さん(33)は「神秘的な光景に巡り会うことができて良かった」と感動した様子だった。」、と伝えた。


(2)琉球新報-土砂降りの中、市民を1時間以上雨ざらし 体温下がり、寒さ訴える人も-2017年6月17日 15:11


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設問題で17日午前、米軍キャンプ・シュワブゲート前では約120人の市民らが土砂降りの中、機動隊によって1時間以上も機動隊車両の間に閉じ込められ、雨ざらしのまま拘束された状態に置かれた。多くの人が雨具を着ていたものの、雨に打たれ続けて体が冷え、寒さを訴える人もいた。」
②「機動隊による排除は正午すぎに始まった。約150人の隊員が座り込んでいた市民らを排除し、石材を積んだトラックなど52台を基地内に入れた。その後、42台のトラックがゲートから外へと出てきた。こうしたトラックの出入りが続く間、市民は機動隊車両の間に閉じ込められた状態に置かれた。大雨に打たれながら行動の自由を奪われ、寒さのため身を寄せ合う人の姿もあった。17日午前は本島全域で大雨が降り続け、沖縄気象台は午前10時16分、本島地方に竜巻警戒情報を出していた。」


(3)琉球新報-雨の中、視覚障がい者のパラソル奪う 辺野古新基地建設で機動隊-2017年6月16日 13:25


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、米軍キャンプ・シュワブゲート前で16日午前、機動隊が工事車両を基地内に入れるために座り込みをしている約30人を強制排除する際、雨が降る中、ゲート横の歩道にいた視覚障がい者の女性(69)が雨をよけるために差していたビーチパラソルを抜き取った。」
②「ビーチパラソルを抜き取られた女性は『邪魔にならないところに座っていたのに【邪魔になるからどかそう】と言われた』と話し、振り返る。」
③「女性は5年前からほぼ毎日座り込んでいるが、雨の中でビーチパラソルを奪われたのはこれが初めてだという。」
④「女性がその後も雨が降る中で座り込みを続けていたところ、別の機動隊員がビニール傘を差し出した。道向かいの歩道にいた人も一緒に排除した。」
⑤「午前11時までにコンクリートミキサー車を含む工事車両約70台がゲート内に入った。一方、海上ではシュワブ内の工事現場「K9護岸」近くで沖縄防衛局が重機を動かす作業が確認された。またK9護岸付近に作業船が近づき、黒いロープを海中に垂らした。砕石の投下は行われていない。」


(4)琉球新報-オスプレイ事故報告書 公表期限間に合わず-2017年6月17日 10:32


 
 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「昨年12月に名護市安部で墜落した米海兵隊輸送機MV22オスプレイの米軍による事故調査報告書が、日米合意の提供期限となる今月19日に間に合わない見通しであることが16日、分かった。県や名護市など地元自治体への公表が遅れることになる。複数の防衛省関係者が明らかにした。合意では提供要請から6カ月が経過した後は、提供期限が3カ月ごとに更新されるため、9月まで延長される見込み。」
②「日本政府は事故から6日後の昨年12月19日、日米合意に基づき米側に公表可能な報告書の写しの提供を求めた。防衛省によると報告書は16日の時点で米側から提供はなく、調査終了の見込みについても情報がない。防衛省は事故調査報告書が提供され次第、県など関係自治体に説明するとしている。だが防衛省関係者は16日時点で米側から提供がないため、県などへの情報提供が19日に間に合わないとの見方を示した。」
③「稲田朋美防衛相は16日の会見で『さまざまな機会に提供時期について照会しているが、現時点で具体的な情報はない』と述べるにとどめている。」


(5)琉球新報-着陸帯周辺から赤土 高江住民「欠陥」と批判-2017年6月17日 09:55


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「沖縄本島北部で14日、降り続いた大雨の影響で、東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場に建設中の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)のH地区周辺から赤土が流出した。東村高江沖合の海が赤茶色に濁り、地元住民らは『金をかけて欠陥工事をしているのは許せない』『自然破壊につながることをするのはおかしい』と憤った。」
②「沖縄防衛局によると、ヘリパッドH地区着陸帯の資材置き場から約10立方メートルの土砂の流出を確認した。土砂流出を受け、シートで土砂を覆う応急措置をとった。今後、詳細な調査を実施する予定。沖縄気象台によると、東村の14日の24時間雨量は262・5ミリ、国頭村は170・5ミリで、いずれも6月の観測史上最多だった。」
③「東村高江に生まれたときから住んでいる高江洲義吉さん(76)は『台風でも高江の海に赤土が流れることは今までなかった。今回が初めてだ。金をかけてヘリパッドを造ってこんな欠陥工事をやっているのか』と憤った。その上で『環境汚染は許せない。ヘリパッドを全部撤去した方がいい』と求めた。」
④「中嶋局長から直接説明を受けた伊佐真次村議は『大雨が降ることは分かっていたので、それなりの対応をすべきではなかったか。国が自然破壊につながることをやるのはおかしい』とただした。東村は沖縄防衛局の説明を受け『赤土流出対策を万全に取ってほしい』と求めた。」


(6)琉球新報-嘉手納周辺首長ら欠席へ 異例の対応 7月の司令官交代式、降下訓練強行に抗議-2017年6月16日 07:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「沖縄県の米軍嘉手納基地で7月10日に行われる同基地第18航空団の司令官交代式に、同基地を抱える沖縄市の桑江朝千夫市長と北谷町の野国昌春町長が欠席する意向を示していることが15日、分かった。同じく當山宏嘉手納町長も既に欠席を決めており、米軍嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)の全首長が欠席する。北谷と嘉手納の両議会議長も欠席の意向を示しており、首長と議長がそろって欠席する異例の対応。相次ぐパラシュート降下訓練や旧海軍駐機場の使用継続に抗議の意思を示した形だ。」
②「沖縄市議会の普久原朝健議長は『招待が届いていない』と述べるにとどめた。桑江沖縄市長は『SACO(日米特別行動委員会)合意の約束も守らない中で、参加はできない。訓練や旧駐機場の利用に対する説明もなく、こちらから歩み寄る必要はない』と語った。野国北谷町長は『傍若無人な訓練を繰り返し、空軍による事件・事故が続いている状況を見れば、理由は言うまでもない』と話した。北谷町議会の田場健儀議長は『当然、国と国の約束をほごにするわけだから、議会としても町民を代表して納得しない意思を表明したい』と不参加の理由を説明した。」

 嘉手納町議会の徳里直樹議長も「空軍は住民に全く配慮がなく、今は参加できない」と述べた。


(7)伊江米軍船爆発「風化させない」 生存者ら那覇で座談会-2017年6月18日 11:34


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「1948年8月に102人が犠牲となった伊江島での米軍弾薬処理船(LCT)爆発事故に関する座談会が17日、那覇市銘苅のなは市民活動支援センターで開かれた。事故の生存者も登壇し、『(爆発で)人肉が葉っぱにくっ付いて散らばっていた』『空を焦がすような真っ黒い煙が上がった』などと証言。参加者からの質問は途絶えず、関心の高さをうかがわせた。」
②「事故は米国統治下の48年8月6日、LCTに爆弾を積む作業中に荷崩れを起こし、5千発の爆弾が船ごと爆発した。『波止場爆発事故』とも呼ばれ、負傷者も73人に上った。」
③「座談会では、生存者の1人で、爆発地点から2~3キロ離れた自宅にいた金城正子さん(75)=嘉手納町=もマイクを握った。爆発後、外に出ると、焼け焦げた死体を背負った人が何人も歩いていた。当時6歳だった金城さんは『8月6日といえば(原爆の日の)広島は沖縄の人にもよく知られているけど、伊江島の爆発事故は知られていない』と嘆き、『絶対に風化させてはいけない』と強調した。」
④「座談会は伊江島・米軍LCT爆発事故連絡会の主催で、約15人が参加した。」


(8)琉球新報-平和、環境 島で学ぶ 「渡嘉敷体験」1253人参加-2017年6月18日 05:00


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「愛知県東海市立中学校全6校の2年生全生徒と教員ら約1200人が3泊4日の日程で沖縄を訪れ、自然や文化に触れたり、平和について学んだりする沖縄体験学習の『渡嘉敷島体験』が始まった。連続10回の訪問で、国立沖縄青少年交流の家を主会場に27日まで行われる。」
②「最初に横須賀中266人が4~6日、渡嘉敷村の国立沖縄青少年交流の家に入った。続いて上野中(163人)、名和中(209人)、加木屋中(229人)、富木島中(185人)、平州中(201人)が訪れる。」
③「島では、渡嘉志久ビーチでのマリン体験(カヌー、海水浴、シュノーケリングなど)、レクリエーション交流、集団生活などを通して、協力し合い学び合う態度を身に付ける。また、地元の平和ガイドを講師に招き、渡嘉敷島の『集団自決』(強制集団死)について学び、沖縄戦の悲惨さ、命や平和の尊さについて認識を深める。」
④「4年前からは環境教育の一環として、渡嘉敷村やダイビング協会の協力でサンゴの苗(ミドリイシサンゴなど)を植え付ける体験も行っている。最終日は交流のある沖縄市を訪問し、中学生らとの交流会や南部戦跡などを見学する。」
⑤「同中の指原翔さん(14)は『戦争のむごさ、自決した人の思いがとてもつらかった』と話した。ライアン美幸教諭(36)は『島の海を満喫できた。平和を学ぶには沖縄戦を学ぶことが重要だと再認識できた』と語った。」


(9)沖縄タイムス-国「意思があれば効力」沖縄県「認めていない」 辺野古の漁業権放棄、免許原簿に消滅手続きなし-2017年6月18日 17:05


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設を巡り、国が消滅したとしている辺野古沿岸部の埋め立て海域の漁業権が、県内の漁業権の登録状況などを示す『免許漁業原簿』では消滅していないことが分かった。公開されている原簿で確認した。水産庁は原簿への記載は不動産の登記と同様に義務ではないとしており、『記載の有無にかかわらず、名護漁協が漁業権を一部放棄するという意思を示した時点で法的効力が発生する』とし、漁業権は消滅しているとの見解を改めて示した。」(政経部・比嘉桃乃、東京報道部・大城大輔)
②「県は埋め立て海域の漁業権は消滅していないと主張。沖縄防衛局が漁業権のある海域に必要な岩礁破砕許可を得ずに埋め立て工事を進めるのは県漁業調整規則に違反するとして、7月にも提訴する方針を示すなど、国と県の見解が食い違っている。」
③「免許漁業原簿は県が漁場などを管理する目的で、漁場の位置や区域など県が漁協に与えた免許の内容を記したもの。漁業法第50条では、漁業権の変更や消滅については原簿に登録するよう定められている。」
④「名護漁協に付与された免許は2013年9月1日付で、名護市と東村の境界線から宜野座村と名護市の境界線で囲まれた漁場を緯度と経度で示している。辺野古沿岸部の埋め立て海域の漁業権が除外されたとの記載はない。名護漁協は昨年11月の臨時総会で埋め立て海域の漁業権の一部放棄を決議。同12月12日に『総会開催報告書』を県に提出した。報告書には、『「共同第5号漁業権の一部消滅等を決議した』との文言があり、一部放棄を決議した海域を示す緯度と経度の記載があったという。しかし県は、『総会開催報告書』はあくまで『届け出』との認識で、一部放棄海域を消滅させる手続きをとっていない。県幹部は『この報告書を受け取ったことで一部放棄を認めるものではない』としている。」
⑤「県は漁業権の消滅は免許の『変更』にあたるとしている。免許内容を変更する場合は、県に申請する必要がある。申請後、県は有識者15人で構成する海区漁業調整委員会に諮問し、答申を受けた後、変更するかどうかを正式に決定する。」


(10)沖縄タイムス-山城博治議長が国連人権理で演説「日本政府が沖縄の市民弾圧」-2017年6月16日 05:30


 沖縄タイムスは、「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設への抗議運動を続ける沖縄平和運動センターの山城博治議長が15日、ジュネーブの国連人権理事会で演説した。日本政府が沖縄の軍事化に反対する市民を大規模な警察力で『弾圧し、暴力的に排除している』と訴えた。自らの長期拘束について『当局による明らかな人権侵害だ』と主張した。」、と報じた。
 また、「山城議長は米軍北部訓練場での抗議活動で昨年10月、有刺鉄線を切断した器物損壊容疑で逮捕後、約5カ月間勾留され、公判中。演説でも、長期勾留中に家族とも会うことを許されず『自供と抗議運動からの離脱を迫られた』と述べた。」、と報じた。


(11)沖縄タイムス-平和と人権で連帯 山城議長ら4氏、ジュネーブで訴え-2017年6月17日 09:05


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)は16日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部内で開かれたシンポジウムで、『今回、平和と人権を大切にする国連機関と交流が持てたことをこの上なく光栄に、力強く感じている。今後も皆さんとつながっていきたい』と呼び掛けた。」
②「山城議長は傷害容疑などに問われて拘束されていた境遇を詳述。『悪性リンパ腫の元患者なのに、主治医の検診が受けられず再発の恐怖と向き合った』『500通もの手紙が届いたが、見せられなかった』『自供、屈服を迫る取り調べにさらされた』などと語った。」
③「金高望弁護士は『軽微な案件に形式的に国内法を適用し、長期勾留した』と批判。『共謀罪』法成立に関して、『今の政府には、市民の表現の自由を保護しようとする姿勢は全くない。この新法が沖縄をはじめとする反対運動の弾圧に使われるのではないかと危惧している』と述べ、『国際社会からの監視を』と要望した。」
④「シンポには国連の表現の自由に関する特別報告者、デービッド・ケイ氏も出席。東村高江周辺の米軍ヘリパッド建設を取材していた沖縄2紙の記者が機動隊に拘束されたことについて『短時間でも、取材ができなかったことは問題だ』と指摘した。沖縄タイムス北部報道部長の阿部岳氏は政府による沖縄メディアへの攻撃を説明。『政府は全国や世界に沖縄で何が起きているかを知らせたくない。メディアを孤立させ、問題を封じ込めようとしている』と話した。」
⑤「シンポは国際NGOのアムネスティ・インターナショナル、フランシスカンズ・インターナショナル、反差別国際運動(IMADR)が主催。沖縄国際人権法研究会が協力した。」


(12)沖縄タイムス-国連事務所「今後も見守る、情報提供を」 沖縄の人権状況改善を注視-2017年6月18日 11:25


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄平和運動センターの山城博治議長らは16日、スイス・ジュネーブの国連人権高等弁務官事務所を訪ね、日本政府による基地建設と人権侵害を報告した。山城議長の拘束を懸念し、共同緊急アピールを政府に送った特別報告者のアシスタントら国連職員が対応し、『今後も見守っていく。安心してほしい』と述べた。」
②山城議長は『人権のとりでを訪れることができて光栄に思う』とあいさつし、2月に出たアピールが保釈の力になったと感謝を伝えた。その上で『民主主義を掲げる日本で、少数派である沖縄の意見が圧殺されている』と訴えた。」
③「金高望弁護士は山城議長の拘束について『形式的な法の適用で、国際人権基準を満たしていない』と指摘。保釈の条件として事件関係者との接触が禁止されているため、運動の現場に復帰できていないことなど最新の状況を説明した。」
④「国連職員側は沖縄の人権状況改善に役立つ手続きを紹介。『引き続き情報を提供してほしい』と求めた。」
⑤「山城議長らはこの日、海外政府の国連代表部とも面会した。加盟国が互いの人権状況をチェックする『普遍的定期審査(UPR)』で日本が11月に対象になることから、日本に対する質問を準備するよう要請した。」
⑥「国連訪問を企画した沖縄国際人権法研究会の共同代表、星野英一琉球大教授は国連職員らとの面談について『充実した内容だった』と総括。『今後も他のNGOと協力して働き掛けを続けていきたい』と語った。」
⑦「山城議長ら一行は18日夜、沖縄に戻る。」



by asyagi-df-2014 | 2017-06-18 20:42 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
画像一覧