沖縄-辺野古- 高江-から-2017年6月4日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 「暗闇の中、72年前に思い巡らす 金武町児童が戦跡めぐり」、と琉球新報は伝える。
 学校での平和教育が失われたり形骸化されてきている状況は、全国的に危惧されるものになっている。
 しかし、沖縄では、この平和学習「金武・やんばるの戦跡めぐり」(主催・金武町公民館連絡協議会)の案内をしたのは、「協議会や町教育委員会の職員」だという。
 町教育委員会が関わることの意味を、きちっと把握する必要がある。


 2017年6月4日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-「全員無罪」へ気勢 山城議長裁判報告に250人-2017年6月4日 05:00


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設や北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に伴う抗議行動を巡り、威力業務妨害や公務執行妨害などの罪に問われた沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)や稲葉博さん(66)、添田充啓さん(44)3人の裁判闘争報告集会が3日、那覇市の県市町村自治会館で開かれた。弁護団から長期勾留に対する疑問点や検察の裁判審理の不当性などが指摘され、参加者約250人が裁判勝利に向け団結し気勢を上げた。」
③「弁護団を代表して三宅俊司弁護士は、長期勾留された山城議長の保釈請求が何度も却下されたことを報告。その際、検察官が抗議行動は組織的に行われた犯罪とした上で、『釈放すれば抗議行動を一層激化させ、現場にいた(国の)職員を畏怖させ、身体的、精神的危害を加える恐れも多い』などとの意見を示していたことを紹介した。」
③「山城議長と稲葉さん、添田さんも弁護士と共に登壇し『全員の無罪を勝ち取り、正義の闘いを示していこう』と訴えた。ほか琉球大の森川恭剛(やすたか)教授らが公判傍聴の報告をするなどした。」


(2)琉球新報-白梅学徒の解散命令後の足跡たどる ピースウオーク-2017年6月4日 16:12


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「県立第二高等女学校の4年生で編成された白梅学徒隊に解散命令が下った4日、八重瀬町富盛の八重瀬岳の手術壕跡を出発地点に『白梅学徒の足跡をたどる2017ピースウオーク』(八重瀬町ガイドの会主催)が実施された。町内外から34人が参加し、白梅学徒が解散命令の後に逃げ惑った道程の一部を歩いた。」
②「参加者はじっとりした暑さの中、元白梅学徒の中山きくさん(88)の話やガイドの説明を聞きながら、約5キロ先にある糸満市の白梅の塔まで歩き、慰霊碑に花を手向け、手を合わせた。」
③「手術場壕で重症患者の世話をしていた中山さんは『泣き叫ぶ患者の声や、真っ黒に壊死(えし)した体、汚物の匂いなど今も忘れられない』と声を絞るように語った。壕から目をそらし、眉間にしわを寄せる参加者の女性もいた。母親と一緒に参加した山城花都(はなこ)さん=8歳、豊崎小=は『昔の人はどれくらい大変だったのか分かった。爆弾が夜も落とされて、とても怖かったと思う』と、ゆっくりとした口調で話した。」


(3)沖縄タイムス-「血税157億円投入し負担増なら本末転倒」 嘉手納の駐機場使用 沖縄県が反発-2017年6月4日 05:30


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「米空軍第18航空団が今年1月に移転を終えた旧海軍駐機場を継続使用する考えを示したことに、沖縄県幹部は『米軍は日米合意をなんだと思っているのか。そんなに好き勝手に運用したいなら、本国へお引き取り願うしかない』と憤った。」
②「米軍は今年4、5月に嘉手納基地で地元の反対を無視してパラシュート降下訓練を実施した。県幹部の一人は、『降下訓練の伊江島移転も駐機場移転も、SACO合意の文言があいまいだ』と指摘。現状は、負担軽減を目的としたSACOの趣旨が『ないがしろにされている』として、SACO合意事項を見直す必要性にも言及した。別の幹部は『米軍への信頼は崩れる一方だ。仮に辺野古新基地ができても、普天間飛行場を返さず継続使用するのでは』と皮肉る。」
③「新駐機場整備に157億円もの日本の税金がつぎ込まれていることを問題視する声もある。県関係者は『旧駐機場も継続使用するなら、日本の税金で追加の駐機場を提供したことになる』と指摘。『血税で地元の負担を増やしているなら本末転倒。20年越しの移転実現に喜ぶ地元市町村への背信行為だ』と、米軍へ使用中止を求めない日本政府の姿勢を非難した。一方、防衛省関係者はSACO合意の目的である負担軽減のために多額の予算をかけて新駐機場を整備したと説明し、『負担軽減の実現は譲れない一線だ』とする。だが、『米側があの合意をどう解釈しているかは分からない。とにかく(旧駐機場で)騒音を発生させないことが重要だ』と語り、明確な『合意違反』か否かの説明は避けた。」


(4)沖縄タイムス-韓国人の反日感情を理由に、「共謀罪」廃案に反対 沖縄・豊見城市議-2017年6月4日 12:56


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県の豊見城市議会(大城吉徳議長)は2日開会の定例会で、『共謀罪』法案の廃案を求める意見書案を8対14の賛成少数で否決した。」
②「審議では新垣亜矢子市議が『韓国人の反日感情』などを理由に反対討論。『英国で起きたテロ、韓国の反日感情といった世界情勢を考えれば』などと述べ、意見書案に反対した。発言について新垣市議は『近隣に反日感情の強い国があると指摘しただけで、テロにつながると言った訳ではない』」と話している。」
③「共謀罪法案に賛成と話す市議の一人は、『韓国人の反日感情が法整備の理由ではない。他民族や近隣諸国を敵視するような考えで、法が成立するようなことは避けたい』と述べた。」
④「意見書案は『何が犯罪になるかは捜査機関の裁量にゆだねられ、拡大解釈で個人の思想や内心までが処罰対象となりかねない』と指摘していた。」


(5)沖縄タイムス-辺野古基金への寄付は5850万円余 2016年度-2017年6月4日 12:00


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の新基地建設に反対する活動を支援する『辺野古基金』は5月31日、那覇市の八汐荘で評議員会を開き2億3850万8617円の2017年度予算を決定した。1億7千万円余の16年度からの繰り越しに加え、17年度の寄付金を6千万円と想定する。」
②「16年度の寄付金が5850万2577円、寄付件数1万9898件だったことが報告された。同年度は『オール沖縄会議』など運動体の支援に加え、辺野古問題を広く訴えるための映像作成支援や週刊誌への広告掲載などに取り組んだ。」
③「評議員会はアピール文も採択し『各選挙で突きつけられた(辺野古反対の)圧倒的な民意を踏みにじる安倍晋三政権の姿勢は許されない』として全国からの支援を呼び掛けた。」
④「運営委員会では、国連人権理事会で日本政府の人権侵害を訴える予定の沖縄平和運動センターの山城博治議長の渡航や、『オール沖縄会議』が中心になる8月の訪米をそれぞれ支援することを決定した。」


(6)沖縄タイムス-嘉手納の旧海軍駐機場は何が問題なのか 「住民の願い」裏切る使用継続-2017年6月4日 05:00


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県米軍嘉手納基地にある旧海軍駐機場の移転は、1996年12月の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で『「騒音軽減イニシアティブの実施』として盛り込まれ、日米両政府が合意している。だが、旧海軍駐機場は、現在も合意の趣旨に反した使用が続いている。最終報告には『嘉手納飛行場における海軍航空機の運用および支援施設を、海軍駐機場から主要滑走路の反対側に移転する』と明記している。」
②「旧駐機場は嘉手納町の住宅地に近い場所にあり、エンジン調整や悪臭などの被害が深刻だったことから、町が繰り返し移駐を求めてきた経緯もある。2011年から民間地から離れた沖縄市側に新駐機場の建設が始まり、16年末までに工事が完了した。」
③「日本側は新駐機場整備に157億円を負担している。旧駐機場の一部は倉庫や整備工場などとして使われる予定で、老朽化し取り壊される建屋もあるという。03年、移転を受け入れ、地元住民から批判も受けた仲宗根正和元市長は当時、『苦渋の選択だが、隣町の人たちの苦痛を考えた場合、やむを得ないと判断した』と述べていた。」
④「だが、現状は海軍機が新駐機場に移転した後も、逆に外来機が穴を埋める形で旧駐機場を使い騒音を発生させるなど、地元住民の願いや日米合意の趣旨に反する形で運用されているのが実態だ。」
⑤「防衛省関係者は『157億円かけて新しい駐機場を整備したわけで、その目的にかなわないと困る』と憤った。」




by asyagi-df-2014 | 2017-06-04 17:26 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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