沖縄-辺野古- 高江-から-2017年6月3日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 例えば、「稲田朋美防衛相は2日の記者会見で、1996年のSACO(日米特別行動委員会)最終報告に基づき今年1月に移転した米軍嘉手納基地の海軍旧駐機場について、米軍が今後も使用することを容認する意向を示した。」、との琉球新報の報道をどのように捉えることができるか問うことが問われている。
 何とまあ、安倍晋三政権は、「沖縄の負担軽減」の偽りを平気で表に出すものだ。
まず最初にあるのが、「日米合意に沿ったものだ」という強弁。


 2017年6月3日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-施設の継続、実は米と合意 嘉手納の旧駐機場、防衛相は使用容認 日米合意違反と地元指摘-2017年6月3日 06:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「稲田朋美防衛相は2日の記者会見で、1996年のSACO(日米特別行動委員会)最終報告に基づき今年1月に移転した米軍嘉手納基地の海軍旧駐機場について、米軍が今後も使用することを容認する意向を示した。」
②「米側に旧駐機場の使用中止は求めていない。SACO合意違反との認識も示しておらず、米軍の使用を全面的に容認した形だ。また、旧駐機場に残っている整備格納庫など残余施設の継続使用を日米間で合意していたことが防衛省への取材で分かった。駐機場移転のため日本政府が157億円(契約ベース)を負担したことも明らかになった。旧施設の撤去費用などは含まれず、新たに提供した格納庫や誘導路などの費用としている。」
③「米軍は残余施設の継続使用の合意を理由に旧駐機場の使用を『日米合意に沿ったものだ』と主張しているとみられる。ただ防衛省関係者は『倉庫などとして使うものだ』と駐機場としての利用は認めていないとした。」
④「稲田氏は今回の使用は『例外的』との認識を示した。一方、米軍が琉球新報に対して旧駐機場を今後も使用すると回答したことには『SACO最終報告の騒音軽減イニシアチブの趣旨を踏まえた運用を行うよう強く求めている』と述べるにとどめ、使用を中止すべきとの認識は示さず米軍の使用を追認した形だ。」


(2)琉球新報-内閣府 離島振興に6.9億円交付 新規で22事業-2017年6月3日 11:19


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「内閣府は2日、離島振興を支援する『沖縄離島活性化推進事業』として新たに22事業6億8900万円の交付を決定した。久米島町と琉球大が連携して実施する糖尿病の原因に関する調査事業費(1億4700万円)や、石垣市で導入予定の県内初となる再生可能エネルギーを活用した電動スクーターの関連費(5800万円)、伊是名村が検討するイチゴの栽培工場の整備費(7300万円)などが計上されている。」
②「肥満率と糖尿病の死亡率が高い傾向にある久米島町は、琉大医学部と連携し、島しょ地域の遺伝的な特性も含め原因に関する研究を進め、有効策を探る。石垣市では民間業者が県内初となる電池交換式の電動スクーターを100台程度導入予定で、市が補助金で充電のための太陽光装置(3カ所)を整備する。伊是名村は産業振興のモデル事業として、遊休地にイチゴの栽培工場を整備する。」
③「内閣府予算額は10億8000万円。初回分3億2600万円を含め交付額は10億1500万円となった。」


(3)琉球新報-教育戦没者7609人を追悼 慰霊祭で不戦の誓い新た-2017年6月3日 14:04


 琉球新報は、「沖縄戦で犠牲となった教職員や児童・生徒を追悼する第64回教育関係戦没者慰霊祭が3日午前、那覇市久茂地の教育会館慰霊室で開かれた。遺族や教育関係者ら約70人が参列し、志半ばで命を絶たれた教員や子どもたちのみ霊を慰め、不戦の誓いを新たにした。慰霊室には1944年に米潜水艦に撃沈された疎開船・対馬丸の犠牲者878人を含む7609人の教職員や児童・生徒の氏名が刻まれている。慰霊祭で参列者は黙とうした後祭壇に献花し、戦没者を追悼した。」、と報じた。
 、また、「中学生を代表して献花した宜野湾市立普天間中学校2年の桃原嬉(うれし)さん(14)は『私たち若い世代が沖縄戦について本で学んだり、体験者の話を聞いたりして、後世に伝えることが重要だと思う』と話した。」、と報じた。


(4)沖縄タイムス-普天間返還を想定 跡地利用で基金創設へ 宜野湾市-2017年6月3日 16:00


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「宜野湾市(佐喜真淳市長)が、普天間飛行場を含む市内の米軍施設の返還跡地利用の推進に向けた財源確保などを目的に『普天間未来基金』を新設することが2日、分かった。9日開会の市議会6月定例会に条例案を提案する。議会承認後、7月1日に創設する。県内外の企業・個人などからの寄付金や、必要に応じて市の一般財源からも基金を積み立てる。また、市ふるさと応援寄付(ふるさと納税)条例の一部を改正し、寄せられた寄付金を基金に充てられるようにする。基金の目標額は、現在は設定されていない。」
②「市によると、基金設置の目的は(1)米軍普天間飛行場の返還を見据えた自己財源確保への準備(2)返還された跡地を活用する人材に対し、跡地への理解を深める事業-などを挙げる。」
③「市基地政策部の鈴木宏治部長は『普天間飛行場を抱える宜野湾市は全国的に知られているが、跡地利用に関しての発信力がなかった。幅広い賛同を期待したい』と話した。」
(中部報道部・勝浦大輔)


(5)沖縄タイムス-酒気帯び運転疑いで米兵逮捕 基準値4倍も「飲んでない」と否認 沖縄-2017年6月3日 12:55


 沖縄タイムスは、「沖縄署は3日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、米軍キャンプ・シュワブ所属の海兵隊員の男(31)を現行犯逮捕した。基準値の約4倍のアルコールが検出されたが、『飲んでいない』と容疑を否認しているという。逮捕容疑は3日午前1時30分ごろ、北谷町伊平の県道23号を酒気帯び状態で普通乗用車を運転した疑い。」、と報じた。
 また、「パトロール中の警察官が、国道58号を方向指示器を出さずに右折する車両を発見。職務質問したところ、運転していた米兵から酒のにおいがしたという。」、と伝えた。


(6)沖縄タイムス-辺野古で抗議の64歳女性、頭を骨折-2017年6月3日 10:00


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県警名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブの工事車両用ゲート前で2日、新基地建設に反対し座り込みに参加していた女性(64)=東京都=が、抗議中のもみ合いの中で転倒し、名護市内の病院に救急搬送された。女性は意識はあるものの、頭蓋骨骨折、急性硬膜下血腫、脳挫傷などのけがと診断された。集中治療室にいて、最短でも1週間の入院が必要という。」
②「現場にいた市民によると、午前10時過ぎ、工事用車両がゲートを通過する際に機動隊員が女性を排除。その後、同じように機動隊員に運ばれてきた男性に押される形で女性は転倒、頭部を地面にぶつけ出血した。そばにいた別の女性によると『ゴンという大きな鈍い音がした』という。女性は夫婦で5月28日に来沖。3日に帰路につく予定だった。」
③「県警警備二課は『警察官は男性を押していない。男性が飛び出し、女性を倒した』として、問題はないとの認識を示した。」
④「同日ゲート前に座り込んでいた別の男性も機動隊員に排除された際に気分が悪くなり、救急搬送された。」
⑤「工事用車両の搬入は約130台が確認された。100台を超えたのは初めて。シュワブ沿岸では午前8時半から午後5時ごろまで護岸工事が続いた。クレーン作業車が砕石を海中に投下し、護岸を沖合に延ばした。」


(7)沖縄タイムス-地元の負担軽減のはずが…米軍は外来機用の「新拠点」に 嘉手納の旧駐機場 政府は「黙認」姿勢-2017年6月3日 15:00


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「米空軍嘉手納基地の第18航空団が今年1月に移転を終えた旧海軍駐機場を継続使用する考えを示した。21年前の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で日米両政府が移転を盛り込んだのは、地元の負担軽減のためだ。だが、米軍は移転後も米本国所属のKC135空中給油機を駐機させるなど、旧駐機場を外来機の新たな『拠点』として位置づけているのが実態で、負担軽減に逆行しているのは明らかだ。」(政経部・大野亨恭)
②「住宅地に近い旧駐機場の移転は地元住民の強い希望だった。日本政府は157億円を投じて新駐機場を建設、21年かけ、ようやく実現した。だが、移転後も旧駐機場の使用を継続するのであれば、米軍に使い勝手のいい施設を日本の税金で増設したことを意味する。」
③「日本政府関係者は、SACO合意文書に『移転後は使用しない』と明記されていないことから、事実上黙認している。ここに根本的な認識の間違いがある。そもそものSACOの趣旨は、沖縄の米軍基地の整理・縮小と負担軽減だ。」
④「4、5月の嘉手納基地でのパラシュート降下訓練など、SACO合意の形骸化が著しい。いずれも、米軍は運用を理由に、基地を自由使用している。明らかな沖縄の負担増だ。
それを許している最大の要因は、日本政府の弱腰な姿勢にある。負担軽減を目的としたグアム移転を含む米軍再編計画に関しても、米軍は一方的に再検討に言及した。それでも日本政府は否定も反論も苦言も呈さない。」
⑤「旧駐機場問題で『SACOに反しない』との米軍の回答を許せば、SACO合意そのものが根底から揺らぐ。」




by asyagi-df-2014 | 2017-06-03 17:41 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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