「沖縄の負担軽減」の実態。それは軍事植民地主義のあらわれ。

 2017年5月27日の沖縄タイムスの記事にあきれるとともに、怒りを覚える。
 まずは、「嘉手納町長と嘉手納基地司令官、携帯電話で40分激論 その内容は」との記事を目にする。
 それは、次のことを伝えていた。


①「米軍嘉手納基地の旧海軍駐機場の使用を巡り、断固反対する當山宏町長と、必要性を強調する在沖米軍第18航空団司令官のバリー・コーニッシュ准将は25日に、携帯電話でお互いの主張を激しく闘わせていた。町長の強い反対にもかかわらず、米軍は26日になっても使用強行の姿勢を崩しておらず、當山町長は『私たちは無視されている。米軍には大きな不信感がある』と怒りが収まらない。」
②「當山町長によると、コーニッシュ准将から携帯電話に連絡があったのは、東京に出張し外務省と防衛省に同駐機場を使用しないことなどを求めた直後。コーニッシュ准将はミサイル開発などを巡り緊張が高まっている北朝鮮情勢や在韓米軍基地の滑走路補修を理由に、同駐機場使用に理解を求めた。
③「當山町長は『理解してというが、全く理解できない。SACO合意は何だったのか。日本政府も了解していない。一方的な米軍のやり方には町民の不満も高まっている』と、認められないとの強い姿勢を伝えた。」 
④「携帯電話にかかってくるのも初めてのこと。双方の意見は折り合わず、通訳を介したやりとりはおのずと熱を帯び、約40分間と異例の長さになったという。」


 何と、在沖米軍第18航空団司令官のバリー・コーニッシュ准将が直接、嘉手納町長に携帯電話をかけてきたというのである。
 このことがどのようなことなのか、つかみにくかったが、沖縄タイムスの「米軍、嘉手納基地の旧駐機場再使用を通告 U2偵察機を暫定配備」という次の記事でわかった。
沖縄タイムスは、次のように伝えた。


①「米太平洋空軍は26日、烏山基地(韓国)所属のU2偵察機4機と180人の兵士を30日間、嘉手納基地に配備すると発表した。滑走路改修が理由で、北朝鮮の動向を監視する。米側は4機のうち3機を旧海軍駐機場の格納庫を常時使うと沖縄防衛局に伝えており、反発の声が上がっている。」
②「旧駐機場は嘉手納町屋良に隣接し、騒音や悪臭被害の原因となっていた。負担軽減のため沖縄市側に新たな駐機場を造り、移設することを日米政府が合意。1月から使用を始めていた。」
③「嘉手納町の當山宏町長は『どんな理由があっても断じて容認できない。新たな駐機場によって数十年の懸案がやっと解消した直後。機能を失ったはずの旧駐機場を勝手な理由をつけて使う米軍は住民をばかにしている』と激怒した。」
③「米軍は26日、旧駐機場を使用するとした上で『騒音を可能な限り最小限にするためのあらゆる努力を行う』と説明。同局はSACO(日米特別行動委員会)最終報告・騒音軽減イニシアチブの趣旨にかなう運用を行うよう強く申し入れた。」


 つまり、米軍が約束違反をしているということなのだ。
だからこそ、嘉手納町長の次の発言が生まれるのだ。


 「私たちは無視されている。米軍には大きな不信感がある」
 「當山町長は『理解してというが、全く理解できない。SACO合意は何だったのか。日本政府も了解していない。一方的な米軍のやり方には町民の不満も高まっている」
 


 まさしく、沖縄の負担軽減の実態を示している。
 それは、軍事植民地主義の現れ。





by asyagi-df-2014 | 2017-05-28 06:31 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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