沖縄-辺野古- 高江-から-2017年5月22日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 町が制定した「与那原町民平和の日」。
 聞こえてくる声は、次のもの。
 「母の死を目の前にしても、悲しいとは感じなかった。(母が)自分より先に死んだ、としか思わなかった」
 「戦争のむごさは忘れることができない。平和をいつまでも持ち続けてほしい」
 「二度とあの戦争を繰り返さないという気持ちを込めた」


 2017年5月22日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-「戦争繰り返さぬ」 与那原町民平和の日で式典-2017年5月22日 05:00


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「与那原町は町が制定する「与那原町民平和の日」の21日、軽便与那原駅舎前広場で記念式典を開いた。町民や関係者ら約130人以上が参加し、沖縄戦体験者の具志堅貞子さん(86)の証言に耳を傾けた。小中高生らの平和メッセージや合唱もあった。式典の最後には、戦争で破壊された与那原駅舎の写真を前に参加者全員が献花し、会場は静かな祈りに包まれた。」
②「1945年5月21日は、町のシンボルとして知られる運玉森の東側が米軍に占領された日であり、町は2011年に条例で「町民平和の日」と定めた。」
③「具志堅さんは45年3月23日の空襲から始まった防空壕での生活や、目の前で母親を失った経験などを、まるで当時の光景を見ているかのような表情で証言した。『母の死を目の前にしても、悲しいとは感じなかった。(母が)自分より先に死んだ、としか思わなかった』と語った。最近まで戦争の夢を見ることがあったという具志堅さんは『戦争のむごさは忘れることができない。平和をいつまでも持ち続けてほしい』と願った。
④「町ジュニアリーダーの中高生7人は、平和を次の世代に受け継ぐ覚悟をメッセージとして読み上げた。メッセージを作った1人で、首里高1年の上原陽(ひかり)さん(15)は「二度とあの戦争を繰り返さないという気持ちを込めた」と話した。」


(2)沖縄タイムス-辺野古新基地:ゲート前の抗議、早朝に政治団体が押しかけ 工事車両25台入る-2017年5月22日 11:47


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では22日午前も、新基地建設に反対する市民ら約50人が座り込みを続けた。午前9時ごろ、機動隊が市民らを強制排除し、トラックやコンクリートミキサー車など工事車両25台が基地内に入った。」
②「同日午前4時20分ごろ、政治団体のステッカーをつけた車に乗った男女4人がテントに押しかけ「不法占拠だ」「沖縄から出て行け」などといいながら掲示物をたたくなどして警察官が駆けつける騒ぎがあった。当番でテントに寝泊まりしていた60代の男性が体を押された際に転倒し、地面に体を打ち付けたといい、現在病院で診察を受けている。」
③「キャンプ・シュワブ沖では、護岸整備などの大がかりな海上作業は確認されていない。抗議船4隻とカヌー16艇に乗った市民らは『岩礁破砕の許可を受けていない違法工事はやめろ』と声をあげた。波が高いため、午前10時過ぎに引き上げた。市民らによると、東側のフロートの一部が沖に流されているという。」


(3)琉球新報-沖縄戦で損傷の十字架復元 首里教会 体験継承に活用へ-2017年5月22日 08:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「沖縄戦で激戦地となった那覇市首里当蔵町で、戦前から続く日本キリスト教団・首里教会(代表・竹花和成牧師)は21日までに、戦時中の銃撃戦で激しく損傷した十字架を、当時の状態で復元した。教会信者や周辺住民らが見守る中、現在復元工事が進められている旧会堂塔屋の頂上へ同日、設置された。」
②「沖縄戦の悲劇を忘れないことや戦没者の慰霊のため、写真や証言を基に戦禍で傷ついた姿の十字架を復元した。戦争体験者の高齢化が進む中、証言に加えて場所やモノを通した戦争体験の継承に活用する構えだ。」
③「首里教会の旧会堂が建設されたのは1936年。45年には激しい地上戦が繰り広げられた。県公文書館の資料には、米軍が戦時下に撮影した首里教会の写真が複数存在する。写真の解説の一部には『首里城下にあるキリスト教会の塔状建物は、日本軍狙撃兵の根城となっていた』と記録されている。激しい銃撃戦で旧会堂は破壊され、十字架にも銃弾や砲弾の痕跡が数多く残った。戦後、焼け野原で景色が一変した一帯にあって、損傷しながらも残る首里教会の旧会堂の十字架は疎開先や出征先から戻ってきた人にとって首里だと実感できる地域のシンボルにもなっていた。」
④「85年に現在の会堂が建設され、戦時下をくぐり抜けた旧会堂を歴史の証言者として保存するべきだとの意見も出た。しかし破損の度合いから危険性が指摘されたため、旧会堂は解体し、十字架は撤去した。2008年、創立100周年を迎えた首里教会は記念事業を検討する中、旧会堂と十字架を復元する方針を固めた。十字架は弾痕が残る状態で再現すべきだとの意見が多く出た。これを受け、県公文書館などが所蔵する写真や幼少期から首里教会の隣に住む比嘉文子さん(81)ら数人の証言を基に、十字架の内部の鉄筋もむき出しの状態など、忠実に再現した。」
⑤「首里教会の創立100周年記念構築物(旧会堂塔屋復元)建築実行委員会で3代目の委員長を務めている宮里稔さん(70)は、再現した十字架設置を終え『ほっとした。戦争の愚かさを反省するための象徴になってほしい』と傷ついたまま残す意味を語った。」
⑥「十字架を設置した旧会堂部分は8月下旬に完成する予定となっている。」


(4)琉球新報-沖縄の人権侵害告発 国連宛て報告公表、研究会がシンポ-2017年5月22日 06:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「沖縄国際人権法研究会(島袋純、星野英一共同座長)は21日、沖縄大学でシンポジウム『沖縄の声を国連に!』を開いた。同研究会を含む複数のNGOが3月、国連人権理事会宛てに提出した沖縄の人権状況についての報告書の内容を公表。米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古での新基地建設など基地問題を中心に、日米両政府によって自己決定権、環境権、表現の自由、女性・子どもの権利の4分野で人権が脅かされている状況を報告した。」
②「島袋純琉球大教授は自己決定権に関し、新基地建設に伴って大浦湾への立ち入りが規制されたことに『国連の先住民族権利宣言に定められている【先祖伝来の領域】に関する権利を侵害している。漁業権のみを問題にし、他の人々の権利を無視して立ち入り禁止にする権限は日本政府にはない』と強調。報告書では琉球/沖縄を『先住の人民』として承認し、権利を保護するための具体的措置をとる―などを政府に求めた。」
③「表現の自由について研究会事務局の阿部藹(あい)さんは、作家の百田尚樹氏が沖縄2紙を『つぶさなあかん』と発言したことを例示。(1)メディアの独立性と報道の自由を担保する。法執行官への人権教育を実施する(2)罰則規定を含む実行力のある差別禁止法を制定する―など5項目を求めた。」
④「環境権は桜井国俊沖縄大名誉教授、女性の権利は親川裕子沖縄大地域研究所特別研究員が報告した。」
⑤「国連人権理事会の普遍的定期審査(UPR)で11月、沖縄国際人権法研究会を含め、さまざまなNGOが提出した報告書を基にして日本政府が審査される。」




by asyagi-df-2014 | 2017-05-22 17:02 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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