「声なんて届かなくていい。」

 白充弁護士の「朝鮮半島はいつまで、『中心』に消費されなければならないのでしょうか。」、との声は、沖縄からの声と重なる。白充弁護士の「どうせ殺し合うのは半島人」は、「沖縄でよかった。」と聞こえてくる。

 琉球新報は、2017年5月5日、白充弁護士の「<南風>声は届かない」との記事を掲載した。
白充弁護士は、次のように綴る。


(1)朝鮮半島はいつまで、「中心」に消費されなければならないのでしょうか。
(2)日本では毎日のように「北朝鮮危機」が報道されていますが、韓国は、大統領選挙が近いくらいで、全くもって平穏とのことです。
(3)そもそも、広島や長崎に原爆を投下し、今なお何千発もの核兵器を持つ米国は危険ではないのに、なぜ「北朝鮮は危険」なのでしょうか。なぜ、韓国では地下鉄が止まることは無いのに、日本では止まるのでしょうか。なぜ、米国からわざわざ空母が来るのでしょうか。朝鮮半島から離れている国ほど、意気揚々と戦争の準備をしているように見えます。
(4)しかし、それもそのはずかもしれません。もし戦争が始まっても、「どうせ殺し合うのは半島人」です。自分さえ死ななければ、必死に止める必要はありません。最近70歳になった日本国憲法が、どのように定めているかなんて、考えない方が楽です。
(5)沖縄に来て分かったんです。「朝鮮人の声なんて届かない」ということ。同じ日本人、しかも選挙権がある沖縄の声ですら届かない。若い女性が殺されても、心ともいうべき海が潰(つぶ)されても、その苦しみは届かない。中心にとって都合の良いことだけを「真実」と呼び、周辺の歴史や心になんて、向き合おうともしない。
(6)「問題は本土の無関心だ」。そうだとも思います。でもこのままで、「本土」が関心を持ってくれる日は来ますか? このままで、日本の世論が「朝鮮半島での戦争は終わらせるべきだ」と盛り上がる日は来ますか?
(7)もう待てないんです。誰一人として、殺されたくないんです。人としての誇りを、踏みにじられたくないんです。
 だから、声なんて届かなくていい。私は、夢に向かって進もうと思います。悲しくても、悔しくても。


 白充弁護士の次の言葉の向こう側に。


「朝鮮半島から離れている国ほど、意気揚々と戦争の準備をしているように見えます。」
「どうせ殺し合うのは半島人」
「中心にとって都合の良いことだけを『真実』と呼び、周辺の歴史や心になんて、向き合おうともしない。」


 やはり、「だから、声なんて届かなくていい。私は、夢に向かって進もうと思います。悲しくても、悔しくても。」、との言葉を重ねていきたい。





by asyagi-df-2014 | 2017-05-08 08:20 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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