沖縄-辺野古- 高江-から-2017年5月6・7日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


平安名純代・沖縄タイムス米国特約記者は、「米国では米軍も法を守らせられるが、米軍の訓練を規制する法律がないに等しい“無法地帯”の沖縄では、オスプレイの違反飛行が恒常化している。」、と指摘する。
 その背景にあるのは、米国の植民地主義であるし、日本国の米軍再編に乗っかろうとする強い意志である。


 2017年5月6・7日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)沖縄タイムス-1月~3月で800回以上、アセス最終報告書超え… 住民抗議でオスプレイ訓練中止 米ハワイ島-2017年5月6日 08:55


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「米海兵隊がハワイ州ハワイ島のウポル空港周辺で、環境影響評価(アセスメント)最終報告書に記載がない垂直離着陸型輸送機MV22オスプレイの飛行訓練を実施していたが、騒音被害などを訴える住民の抗議を受け、訓練を取りやめていたことが3日までに分かった。」
②「米軍は、2012年6月に公表したアセス最終報告書で、同空港でのオスプレイとH1給油機の訓練について、空港周辺にある遺跡への悪影響や騒音被害などを考慮し、緊急時や予定着陸地点が天候不良の場合の代替空港として、年間25回の利用に限定するなどと明記していた。しかし海兵隊は今年1月~3月までに、空港周辺で800回以上、オスプレイの訓練を実施。住民の激しい騒音被害の訴えを受け、環境弁護士事務所アースジャスティスが3月28日に海兵隊に書面を送付した。」
③「書面は、アセス最終報告書に明記されていない過剰な訓練は、米国家環境政策法に違反と指摘。訓練を継続する場合は、アセスをやり直してアセス補足書を発行するなど、同法の順守を主張、飛行訓練を中止し対応するよう求めていた。」
④「海兵隊は4月28日の回答書面で、今後は同空港周辺での訓練は、アセス最終報告書で定められている通り、緊急時などの場合を除いて行わないと通達した。」
⑤「同事務所のデービッド・ヘンキン弁護士は2日に声明を公表し、『米政府機関が間違いを認め、行いを変更するということは非常にまれである』と指摘し、『海兵隊の正しい決断を歓迎する』と評価した。」


(2)沖縄タイムス-住民抗議を米軍受け入れ、沖縄と違い顕著 ハワイ島オスプレイ訓練【深掘り】-2017年5月6日 11:36


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「米ハワイ島北部のウポル空港で、米海兵隊が環境影響評価(アセスメント)最終報告書に記載されていないMV22オスプレイの過剰な飛行訓練を実施していたのは、訓練を優先し法も環境への影響をも軽視する米軍の姿勢を浮き彫りにした。しかし、その軍事優先の姿勢を改めさせ、米軍に法を守らせたのは住民の強い抗議だった。」
②「同空港の南東約2キロの地点にはハワイ王国の初代国王・カメハメハ1世の生誕地が、約1・4キロ地点には最古級の神殿遺跡などの考古学資源や、希少生物も生息している。」
③「当初のアセス準備書では同空港で年間288回もの着陸訓練が計画されていた。だが、オスプレイの強い吹き下ろし風が遺跡表面を削る恐れや、騒音や観光、農業への悪影響を懸念する住民の声が多く寄せられたため、アセス最終報告書を踏まえた決定文書では、緊急時以外の同空港の使用を制限する文言が盛り込まれた。実際にふたを開けてみると、海兵隊は準備書で示された回数をも大幅に上回る訓練を実施。1月からの3カ月で、800回以上もの訓練をしていたことが住民の監視で確認された。」
④「訓練優先で、環境を守るための法を順守しない環境軽視の海兵隊の姿勢に変化をもたらしたのは、弁護士事務所アースジャスティスからの文書だった。周辺住民の声を代弁する同事務所は3月末、アセス報告書に盛り込まれなかった訓練は、米国家環境政策法に違反し、訓練を中止してアセスをやり直す必要があると警告。海兵隊は約1カ月後、今後のアセス順守を回答してきた。」
⑤「米国では米軍も法を守らせられるが、米軍の訓練を規制する法律がないに等しい“無法地帯”の沖縄では、オスプレイの違反飛行が恒常化している。」


(3)琉球新報-戦争の悲惨さ心に刻む 渡嘉敷で豊見城南高が平和学習-2017年5月7日 15:57


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「県立豊見城南高校(石原啓校長)は1981年の開校以来、毎年渡嘉敷村を訪れて新入生宿泊研修を国立沖縄青少年交流の家で実施している。プログラムの中に地元の平和ガイドを招いた平和学習を取り入れ、渡嘉敷村の沖縄戦や『集団自決』(強制集団死)などについて学んでいる。」
②「37回目の今年は新1年生と教諭ら200人が4月26日から2泊3日の日程で同村を訪れた。高校生活全般のオリエンテーション、充実した高校生活を送るための心構えなどについての講話やキャンプファイア、レク、ハイキング、海洋研修など、渡嘉敷島での体験活動を通して仲間との親睦を深めた。最終日は地元平和ガイドによる平和学習があり、青少年交流の家に隣接する集団自決跡地の慰霊碑を訪れた。」
③「講師は渡嘉敷村住民の悲惨な『集団自決』がなぜ起きたのかを体験者の証言などを基に語った。島の戦時中の悲劇について説明した講師が『この世の出来事とは思えない凄惨な光景の中で、330人が自ら生命を絶った』と語ると、生徒らは熱心に耳を傾けて聴き入った。最後は全員で黙とうを捧げた。」
④「中野航太さん(15)は『渡嘉敷島の戦争の悲惨さをみんなに伝え、恒久平和の誓いを新たにしたい』と生徒を代表して講師にお礼を述べた。」


(4)沖縄タイムス-岩礁破砕許可切れの影響は? 那覇空港第2滑走路、2020年供用開始へ完成急ぐ-2017年5月7日 16:22


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「岩礁破砕許可切れで一時工事が中断し、2020年3月末の供用開始遅れが示唆された那覇空港第2滑走路の増設工事が順調に進んでいる。昨年は台風などの影響が少なかったことが要因。政府内には供用開始の前倒しを期待する声もあるが、完成まで約2年半。工事は気象によって左右されるため、予断を許さない。」
②「知事の岩礁破砕許可が切れたことで2月から3月にかけ24日間、一部の工事が中断した。菅義偉官房長官は記者会見で、供用開始予定が遅れる可能性を示唆。許可が下りた後も『供用開始時期について確実なことは申し上げられる段階ではない』と答えていた。だが政府関係者は『那覇空港はかなり工事が進んでいる。経済界の悲願であり第2滑走路こそ沖縄県民の総意。沖縄振興とは別枠で予算も減らさない』と強調。19年末には完成するという。」
③「14年1月に着手した護岸は、効率的に施工を進めるため六つに分割した工区のうち、1カ所を残してほぼ完成した。15年9月から開始した埋め立ては、全体で土砂を約1千万立方メートル入れる計画で約2割は投入済み。二つの工区はことし1月末までにほぼ埋め立てを終え、工程表では18年度とされた舗装工事は本年度から着手する。3月末に舗装工事の入札公告手続きを開始した。しかし、水深が深く土砂を大量に必要とする工区は本年度から埋め立てに取りかかる。土砂は本島北部から海上輸送で那覇まで運ぶため、気象の影響を受けやすい。台風が接近すれば、接近時から通過後まで1週間程度作業が中断される。当初7年を予定していた工期を、大型船舶で運搬能力を向上させるなど1年2カ月短縮させた経緯がある。タイトな工事スケジュールだが、完成を急ぐ。」


(5)沖縄タイムス-「海上工事止め実施を」「承認取り消しで終了」 辺野古協議、沖縄県と国の見解に開き-2017年5月7日 11:29


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄県は、2013年12月の埋め立て承認時に、本体工事着手前の事前協議を留意事項として付した。県は『事前協議は終了していない』と求めているが、沖縄防衛局は実質的な協議に入らないまま、一方的に『協議終了』とし、工事に着手した。」
②「事前協議は、護岸を含む本体工事に入る前に(1)実施設計(2)工事中の環境保全対策-などを確認するもので、工事の最終的な実施設計が承認要件に適合するかを確認する重要な協議との位置付けだ。15年7月、防衛局が県に事前協議の文書を提出して協議入りしたが、同年10月13日、翁長雄志知事が埋め立て承認を取り消し、防衛局へ『事前協議はできない』と伝えた。防衛局はこの通知を理由に協議終了を告げ、工事着手届を提出、辺野古での工事を始めた。」
③「その後、裁判の和解で工事は一時中断したが、昨年12月、辺野古違法確認訴訟の最高裁判決で県敗訴が確定。知事は工事再開を前に菅義偉官房長官に直接事前協議を求めたが、菅氏は拒否。ことし1月4日に海上作業を再開した。さらに防衛局は1月、新たに護岸5カ所分の実施設計が終了したとして事前協議文書を県に提出した。県は海上工事の停止後に事前協議する意向を伝えたが、防衛局は工事を続行し、県の求めには応じていない。」





by asyagi-df-2014 | 2017-05-07 17:42 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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