沖縄-辺野古- 高江-から-2017年4月25日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 辺野古埋め立て始まる。護岸工事で。
 安部晋三政権の言い放つ言葉が浮かぶ。
 「淡々と。粛々と。」。ほくそ笑みを押し込めながら。
実は、日本という国の「崩壊」の実態化であるというのに。


 2017年4月25日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-辺野古 護岸着工 政府、海に投石強行-2017年4月25日 10:29


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市辺野古の海域で政府は25日午前、新基地建設の埋め立ての第一段階となる護岸工事に着手した。午前9時20分、作業員が砕石をクレーンで海中に投下した。多くの県民が県内移設に反対し、県も事前協議や岩礁破砕許可申請の必要性など国の手続き不備を指摘する中、政府は工事を強行した。1996年の普天間飛行場返還合意から21年、辺野古新基地建設問題は埋め立て工事という新たな局面を迎えた。」
②「翁長雄志知事は『あらゆる手法』で工事を阻止すると表明しており、今後は県による工事差し止め訴訟や埋め立て承認撤回の時期が注目される。」
③「護岸は石材を海中に積み上げ、埋め立て区域の囲壁を作るもの。一部護岸ができ次第、土砂を海中に投入する埋め立ても進める。大量の石材や土砂が海中に投下されるため海の原状回復は困難となる。」
④「辺野古新基地建設問題を巡っては2013年12月、当時の仲井真弘多知事が埋め立てを承認した。14年11月の知事選で辺野古新基地建設阻止を掲げた翁長氏が当選し、15年10月に埋め立て承認を取り消した。国は違法確認訴訟を起こし、最高裁は16年12月、国勝訴の判決を出した。」


(2)沖縄タイムス-【号外】辺野古埋め立て始まる 護岸工事、県は反発 復帰後最大の基地建設へ-2017年4月25日 10:30


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄防衛局は25日午前9時20分、沖縄県名護市辺野古の新基地建設に向け、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部を埋め立てる護岸工事に着手した。2014年の事業開始後、埋め立て工事は初めて。大量の石材や土砂などが投下されれば原状回復は困難となる。1996年の普天間飛行場返還合意から21年、重大な局面を迎えた。」
②「沖縄県は岩礁破砕の許可を得ていないと主張しており、翁長雄志知事は同日午後に記者会見で県の立場を示し、強く抗議する方針。」
③「稲田朋美防衛相は同日朝の閣議後会見で『資機材の準備が整い、天候が許せば着工すると報告を受けた。普天間飛行場の一日も早い返還の実現、危険性の除去に取り組む』と語った。」
④「辺野古新基地は、国内で復帰後最大の米軍基地建設となる。防衛局が着手したのはシュワブ北側の「K―9護岸」と呼ばれ、埋め立て区域の外枠となる堤防の一部。政府は、護岸が完成した箇所から土砂を投入し埋め立て工事を進める。年度内にも土砂を海中へ投下する方針だ。約160ヘクタールを東京ドーム16・6杯分に相当する約2062万立方メートルの土砂で埋め立てる計画。埋め立て工事に5年、全体工期は9・5年を見込んでいる。」
⑤「辺野古新基地を巡っては、2014年12月に翁長氏が建設反対を訴え、知事に就任。15年10月に埋め立て承認を取り消したことで国と訴訟になり工事は一時中断した。16年12月の最高裁判決で取り消しが違法と判断され、防衛局は今年2月に建設作業を再開した。」
⑥「翁長氏は建設阻止に向け工事差し止め訴訟のほか、承認撤回も明言しており、今後、知事の対抗策に注目が集まる。知事を支持する団体からは、撤回を後押しするため新基地建設の是非を問う県民投票実施へ向け、具体的な動きも出始めている。」


(3)琉球新報-「われわれは諦めない」 辺野古護岸工事でゲート前市民-2017年4月25日 10:27


 琉球新報は、「米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る新基地建設で25日午前、米軍キャンプ・シュワブゲート前には約70人の市民が集まった。午前9時半ごろ、海上から工事着手の連絡を受けると、参加者は海の方角に向かって『われわれは諦めないぞ』『さんごの海をつぶすな』と声を上げ、拳を握って高く掲げた。」、と報じた。
 また、「集まった市民はゲート前で肩を組んで歌を歌い、新基地建設阻止の思いをあらためて決意した。『これから工事が止められなくなるわけではない』として、今後も声を上げ続けることを確認した。通常午前9時ごろからゲートに進入する工事車両の搬入はなかった。」、と報じた。
 さらに、「朝からゲート前で座り込みをしている富樫守さん(75)=旧姓・渡嘉敷、読谷村=は『いてもたってもいられず、昨日から辺野古に来ている。砕石の投入は長い工事過程のうち、一つの節目だと思うが、これからも抗議を続けていきたい』と話した。「辺野古の問題は沖縄だけの問題でなく、全国の問題だ。多くの人がゲート前に来てほしい』と呼び掛けた。」、と伝えた。


(4)琉球新報-国、辺野古移設で県の指導無視-2017年4月25日 10:56


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「辺野古新基地建設を巡り、県は沖縄防衛局に対し、事実確認やその間の作業中断を求める行政指導をしてきたが、防衛局は無視する形で作業を続行してきた。」
②「県は前知事による埋め立て承認の留意事項に基づく工事の実施設計や環境対策に関する『事前協議』の実施を防衛局に求めてきた。だが防衛局は県の照会に対して、既に十分な回答を重ねたとして事前協議を打ち切り、工事を続けている。県はこうした対応は『留意事項違反』に当たるとしてきた。汚濁防止膜を海底で固定するコンクリートブロックの投下行為についても、県は計画の内容が途中で変遷した経緯の説明と、その間の作業中断を求めてきたが、防衛局は投下を続けた。」
③「3月末には県から防衛局への岩礁破砕許可が期限切れを迎え、県は更新申請を防衛局に求めた。だが防衛局は現場海域の漁業権が消滅したとして、申請は『必要ない』との認識を示して申請しなかった。」
④「県は4月以降の岩礁破砕行為は『無許可状態』になると指摘し、工事現場のサンゴ生息状況などを確認する立ち入り調査を求めている。しかし防衛局は自らによる現況調査結果の提供で足りるとして、県の調査での立ち入りも拒んでいる。」


(5)琉球新報-「普天間返還の着実な一歩」 護岸工事着手で稲田防衛相-2017年4月25日 09:48


 琉球新報は、「稲田朋美防衛相は25日午前、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設の護岸工事着手について『護岸工事の開始は普天間飛行場の全面返還を実現する着実な一歩となると確信している』とのコメントを発表した。稲田氏は会見で、昨年の最高裁で県に勝訴したことなどを挙げ『沖縄県と協力して移設事業を進める』と述べ、翁長雄志知事が反対する中でも県の協力を得ながら計画を推進する考えを示した。」、と報じた。
 また、「翁長知事や多くの県民が反対している中、護岸工事に着手することについては「沖縄の皆さんのご意見もしっかりと受け止めなければならない」と述べた。ただ新基地建設計画については「辺野古移設の原点は普天間飛行場の危険性の除去だ」とこれまでの見解を繰り返した。」、と報じた。


(6)沖縄タイムス-「県民の意見聞かない」辺野古着手を批判 沖縄県の吉田政策調整監-2017年4月25日 10:53


 沖縄タイムスは、「沖縄防衛局が名護市辺野古の新基地建設に向け、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部を埋め立てる護岸工事に着手したことに関し、沖縄県の吉田勝廣政策調整監は「政府がやりたいことをやり、地域住民や県民の意見を聞かないのは納得できない」と政府の姿勢を批判した。25日午前、県庁で記者団に答えた。吉田氏は新基地建設には県民の間で根強い反対があることを念頭に「県民の意思を理解してもらえず残念だ」と述べた。」、と報じた。


(7)琉球新報-降下訓練で抗議 三連協がSACO合意遵守要請-2017年4月25日 13:57


 琉球新報は、「米軍が24日に嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施したことを受け、嘉手納町、沖縄市、北谷町でつくる『嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会』(三連協)は25日午前、嘉手納町の沖縄防衛局に中嶋浩一郎局長を訪ね、訓練実施に抗議した。」、と報じた。
 また、「要請書では『周辺住民が航空機騒音等の負担軽減を強く求めている中で、さらなる基地負担の増大を招くものであり、断じて容認できるものではない』と強く批判した。訓練の実施場所を伊江島補助飛行場に移転した1996年のSACO合意を念頭に『合意をじゅんしゅし、嘉手納飛行場での降下訓練を行わない』ことを求めた。会長の桑江朝千夫市長から要請書を受け取った中嶋局長は『SACOの最終報告に沿って伊江島の補助飛行場で実施するよう引き続き米国側に求めていく』と述べた。」、と報じた。


(8)沖縄タイムス-辺野古の護岸工事着工に、市民ら怒り「これからが正念場」-2017年4月25日 12:59


 沖縄タイムスは、「政府が名護市辺野古の新基地建設で護岸整備に着工した25日、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では新基地に反対する市民約80人が座り込みの抗議行動を続けている。午前7時から正午まで、工事車両はゲート前に現れていない。市民は護岸着工を警戒し、午前7時半から座り込みを開始。作業員や工事車両が基地内に入るのを阻止しようと、工事用ゲート前で待ち構えた。」、と報じた。
 また、「午前9時20分すぎに海上抗議のメンバーから『石材が海中に投入された』との情報が伝えられると『うそだ』『許せない』と驚きと怒りの声が上がった。一方、マイクを握った市民の1人は『あくまでも石材。埋め立て土砂ではなく、工事が本格化したわけではない』と呼び掛けた。別の市民も『れで工事が終わったわけではない』『これからが正念場だ』と応じ、シュプレヒコールで気勢を上げた。」


(9)琉球新報-知事、護岸工事着手に「暴挙だ」 承認撤回は時期明言せず-2017年4月25日 15:30


 琉球新報は、「米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の埋め立てで、政府の護岸工事着手を受け翁長雄志知事は25日午後、県庁で会見し『事前協議を求めてきたが、防衛局が応じず護岸工事を強行したことは許し難い。サンゴ礁生態系を死滅に追いやる恐れがあり、環境保全の重要性を無視した暴挙だと断ぜざるを得ない』と厳しく政府を批判した。」、と報じた。
 また、「県民から要望が高まる埋め立て承認の撤回については『差し止め訴訟も撤回も慎重にあるいは大胆に進めていかなければならない。法的な観点からの検討は丁寧にやらなければならない』と述べ、時期は明言しなかった。」、と伝えた。





by asyagi-df-2014 | 2017-04-25 17:00 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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