沖縄-辺野古- 高江-から-2017年4月4日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 「北部でコーヒーを栽培する農家5人は4日、やんばる珈琲ツーリズム協会を設立した。消費されるコーヒーのほとんどが輸入される日本で、数少なくコーヒーを栽培できる沖縄の環境を生かし、やんばるコーヒーをブランド化し、地域産業の活性化や観光集客に結びつける。」(琉球新報)。
 N珈琲を購入してきた者として、どことなく嬉しい。
 本来の当たり前の営為なのだ。


 2017年4月4日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-漁協の権利放棄で二重基準 辺野古は漁業権「消滅」、那覇空港沖は「存在」 国、岩礁破砕許可切れ巡り-2017年4月4日 06:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画に伴う名護市辺野古沿岸部の岩礁破砕許可を巡り沖縄防衛局は、『名護漁協の漁業権放棄決議によって許可の前提となる漁業権が存在しなくなったために許可を取得する必要はない』と主張し、4月以降、県の許可を得ずに新基地建設工事を続けている。」
②「県は『漁業権の変更(一部放棄)は知事の承認を得ない限り成立しない』として、漁業権はなお存在し、許可申請は必要だとしている。一方、那覇空港の第2滑走路建設では、国の機関である沖縄総合事務局は地元漁協が漁業権放棄を決議して以降も漁業権は存在するとの認識で、県に岩礁破砕許可を申請している。」
③「辺野古新基地建設では2013年3月、那覇空港第2滑走路は同年6月ごろ、それぞれ関係する漁協が工事に伴う漁業補償を受けることを条件に、工事区域の漁業権を放棄する特別決議をしている。その後の13年9月1日、県は10年に1度の漁業権更新を行った。この中では地元漁協が漁業権「放棄」を決議した辺野古新基地建設予定地、那覇空港第2滑走路建設予定地でも、海域への漁業権自体は存続していると告示されていた。これを受け防衛局は14年7月11日、岩礁破砕許可を県に申請し、同年8月28日に仲井真弘多前知事が許可した。」
④「一方、新基地建設に反対する翁長県政の発足後に防衛局は、県への岩礁破砕許可申請を回避するため、名護漁協に対し、漁業法31条と水産業協同組合法50条に基づいて漁業権を放棄する特別決議を再度可決することを依頼。名護漁協は、工事区域だけでなく、周辺の臨時制限区域の漁業権も併せて放棄する特別決議を16年11月28日に可決した。これを受け防衛局は13年9月1日に県の漁業権見直し決定で『復活』したはずの漁業権を再び『消滅』させたとの法解釈に基づき、破砕許可の不申請を決めた。」
⑤「これに対して県は漁業法31条や水産業協同組合法50条は漁業権を放棄する『内部手続き』の在り方を定めただけで、漁協の内部決定だけで漁業権は自然消滅しないと指摘している。」


(2)琉球新報-辺野古、沖縄県が行政指導へ 破砕期限切れ、防衛局は海底掘削続行-2017年4月4日 06:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設計画を巡り、防衛省沖縄防衛局は3日、沖縄県の岩礁破砕許可が3月31日に切れて以降、初めて海上作業を実施した。」
②「県は同日、翁長雄志知事との事前協議で『不要』と判断されない限り、県の許可が必要と定めている海底の掘削(ボーリング)調査が実施されているのを確認した。これを受けて翁長知事は4日にも、掘削に関して県の許可を得るよう求め、防衛局を行政指導する。」
③「防衛局が工事を続けた場合、県は差し止め訴訟の提起を検討している。防衛局は3日までに、4月中にも着手する護岸工事に向けた仮設道の整備にも着手した。汚濁防止膜の設置を終え次第、護岸工事を始めるとみられる。」
④「掘削調査について防衛局は、岩礁破砕許可の更新は必要ないと判断したため、行政指導には応じず、工事を続ける方針。」
⑤「3日、米軍キャンプ・シュワブの浜辺では重機を使い、ネットに入れた砂利を敷きならす作業が確認された。防衛局は最初に着手する『K9護岸』と呼ばれる地点に砂利を運ぶ車両が通る仮設道の整備を進めている。海上では3台のスパット台船とクレーン船を使って掘削調査を行う様子が確認された。県はこの日、現場海域に漁業取締船『はやて』を派遣し、作業状況を確認した。」
⑥「護岸工事に向けた仮設道の整備について、工事を監視する市民からは、県に対する工事の設計概要変更申請が必要だとの指摘が上がった。県も同日、浜辺で作業が行われていることを確認した。県土木建築部は『護岸の構造が変わったり、施工順序の入れ替わりがあったりすれば、設計変更をする必要がある』と指摘し、作業内容を精査する考えを示した。」


(3)沖縄タイムス-辺野古で海底掘削 岩礁破砕許可切れ後に初作業 沖縄県、行政指導も-2017年4月4日 07:49


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は3日、米軍キャンプ・シュワブ沖合で海底を掘削するボーリング調査を実施した。1日に岩礁破砕許可が切れて以降初めての海上作業で、県は漁業取締船『はやて』を派遣して作業を確認した。県は4日以降、防衛局へ作業内容の照会や行政指導などの対応を検討する。」
②「防衛局は午前9時50分ごろ、固定したスパット台船3基のうち1基で掘削棒を海中に下ろす作業を開始。午後3時半までに、スパット台船3基とクレーン船1隻の計4地点で掘削作業をした。県は、ボーリング調査に当たっては事前にどのような調査をするか「協議」が必要だとしており、県を無視する形で作業を継続する防衛局を問題視している。一方、防衛省はそもそも工事には岩礁破砕許可が不要との立場で、今後も作業を継続する意向だ。
③「防衛局は汚濁防止膜の設置が終了次第、早ければ4月下旬にも護岸工事に着手する方針。県は、護岸工事など大型浚渫(しゅんせつ)工事を確認した場合、明らかな破砕行為の可能性があるとして、潜水調査のための立ち入りなどを求める意向だ。翁長雄志知事は新基地建設阻止に向け工事停止を求める差し止め訴訟を検討し、埋め立て承認の撤回時期の本格検討に入る。」
④「この日、防衛局はシュワブの海岸でネットに入れた石を岸辺へ敷く作業も実施した。護岸整備に向けた車両通行用の道路整備の一環とみられる。汚濁防止膜を海中に沈める作業のほか、陸上部では消波ブロックの型枠の準備作業も確認された。県は4日は取締船は派遣せず、陸上部から作業の様子を確認する方針。一方、防衛局が2015年、翁長知事による作業停止指示の取り消しを求めて農相に審査請求していた問題で、防衛局は3日、請求の取り下げを水産庁に通知した。沿岸埋め立て工事に際し仲井真弘多前知事が出した「岩礁破砕許可」の期限が、3月末で切れたことに関連する措置。」


(4)琉球新報-辺野古沖で掘削継続 座り込み排除し資材搬入-2017年4月4日 10:42


 琉球新報は、「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設工事で、沖縄防衛局は4日午前も沖合で海底の掘削(ボーリング)作業を継続した。やぐらを載せた台船が掘削作業に使う棒を海中に下ろしているのが確認された。キャンプ・シュワブの浜辺では、重機が鉄板を置く作業が確認された。護岸工事に向けた仮設道整備作業とみられる。県の岩礁破砕許可は3月31日に切れている。」、と報じた。
 また、「シュワブのゲート前では新基地建設に反対して座り込んだ市民約40人を機動隊が排除し、午前9時すぎに砕石やプレハブなどを積んだ工事用車両22台が基地内に入った。」、と報じた。


(5)琉球新報-コーヒー栽培で協会設立 やんばるの農家5人、活性化と誘客目指す-2017年4月4日 17:04


 琉球新報は、「北部でコーヒーを栽培する農家5人は4日、やんばる珈琲ツーリズム協会を設立した。消費されるコーヒーのほとんどが輸入される日本で、数少なくコーヒーを栽培できる沖縄の環境を生かし、やんばるコーヒーをブランド化し、地域産業の活性化や観光集客に結びつける。」、と報じた。
 また、「今帰仁村で開かれた総会で、観光農園「花野果(はなやか)」を運営する金城重信さん(65)が会長に就任することが決まった。金城さんは『やっと設立することができた。これからいろいろ考えて、日本でも珍しい取り組みとして面白い情報を提供していこう』とあいさつした。」、と報じた。


(6)沖縄タイムス-大田元沖縄知事、ノーベル賞候補に 敵味方超えて戦没者の名刻む「平和の礎」創設に関わる-2017年4月4日 07:11


 沖縄タイムスは、「沖縄県内の大学教授や市民団体の有志らでつくる『平和の礎のマブイ(魂)にノーベル平和賞を』実行委員会は3日、沖縄県庁で会見し、大田昌秀元知事がノーベル平和賞にノミネートされたと報告した。ノルウェーのノーベル平和賞委員会から通知があった。ことしは個人215人、103団体が候補として登録されたという。」、と報じた。
 また、「高良鉄美共同代表は当初、沖縄県民に同賞をと考えていたが、漠然とした対象ではノミネートが難しいとの判断から、『沖縄戦体験者で【平和の礎】の創設にも関わった』大田元知事が県民代表として受賞することがふさわしいと説明した。石原昌家共同代表も『平和の礎には敵軍兵士の名前も刻まれており、その思想はあらゆる戦争を否定する平和の心が具体的な形で示されている』と強調した。」、と報じた。




by asyagi-df-2014 | 2017-04-04 20:41 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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