沖縄-辺野古-高江-から-2017年3月12・13日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 3月11日は土曜日、「大規模行動日」に当たり、大雨の中、懸命な抗議活動が続けられている。沖縄タイムスは、「建設反対の立場をとる県選出国会議員や県議、那覇市や名護市、金武町などの市町村議員らも参加。政治の場でも、基地建設阻止に向けた働きかけをいっそう強める決意を示した。」、と伝える。


 2017年3月12・13日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)沖縄タイムス-タクシー乗務員殴り1170円乗り逃げ 米軍基地に住む男逮捕 「殴ってない」と否認-2017年3月12日 10:38


 沖縄タイムスは、「沖縄署は11日、タクシー乗務員に暴行を加え、料金1170円を支払わずに逃げたとして、海兵隊員の夫でキャンプ瑞慶覧に住む米国籍の自称整備工の男(25)を強盗致傷の疑いで現行犯逮捕した。「殴っていない。強盗もしていない』と容疑を否認している。乗務員の男性(39)=金武町=は頭部打撲の軽傷。」、と報じた。
 また、「同署によると同日午前1時10分ごろ、容疑者は北谷町砂辺でタクシーに乗り、北谷1丁目の県道130号で降りる時に後部座席から乗務員の頭を1回殴り、逃げたという。目撃者から『タクシー運転手が殴られたようだ』との110番通報を受け、現場に駆け付けた警察官が車両から約300メートル離れた歩道をふらついて歩く同容疑者を職務質問し、現行犯逮捕した。呼気からは基準値の約3倍のアルコールが検知された。」、と報じた。


(2)沖縄タイムス-「建白書」の保存期間を再延長へ 稲田防衛相「重要な参照資料」-2017年3月12日 05:00


 沖縄タイムスは、「稲田朋美防衛相は10日、衆院安全保障委員会で、今月末に期限を迎えるオスプレイの配備撤回などを求めて県内41市町村の代表らが政府へ提出した『建白書』の保存期間の再延長を検討していることを明らかにした。正式に決まれば3度目の延長になる。稲田防衛相は『建白書は、翁長県政の政策立案や実施について理解していく上で重要な参照資料の一つ』との認識を示し、『建白書を活用していくため、防衛省で保存期間の延長を検討している』と答えた。」、と報じた。

 質問した照屋寛徳議員(社民)は「翁長県政だけでなく全市町村の総意だ。沖縄への優しさや思いやり、理解が足りない。国立公文書館への移管を求める」と指摘した。

 建白書は普天間飛行場の撤去や県内移設断念を求め、2013年1月に安倍晋三首相宛てに提出。その後、防衛省が保管しているが、永久保存が義務付けられる「歴史公文書」ではなく行政文書の扱いとなっている。


(3)琉球新報-「民泊で戦争伝えて」 東村で元農林学徒・瀬名波さん 「最期の碑」を案内-2017年3月12日 05:00


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「東村で修学旅行生らの民泊を受け入れる人々を対象に2月21日、案内の際に役立ててもらおうと、同村宮城の「県立農林学校隊最期の碑」を瀬名波榮喜さん(88)が案内した。瀬名波さんは鉄血勤皇隊農林隊として戦争の前線に立たされ、多くの友人を亡くした。当時の様子や碑に込められた思いなどを説明した。」
②「碑は2014年6月23日に建立された。碑の対岸にある内福地地域で1945年4月28日に学徒らは米軍と交戦し、隊長1人を含む11人が命を落とした。瀬名波さんは無念さから一昨年、亡くなった学友10人の名前を調べ上げ、碑に刻銘した。土地は同村の又吉佳子さんが提供した。」
③「嘉手納町にある県立農林学校の跡地には別に『農林健児之塔』がある。しかし、若い学生が戦争に巻き込まれ犠牲になったことをより伝えるため、東村のこの地にある碑にはあえて『県立農林学校隊最期の碑』と『学校』の2文字を意識して入れた。瀬名波さんは約35人の参加者に『悲劇が繰り返されないように、若い人に伝えてもらっている』と話した。」
④「同じく隊員で2011年に他界した大城仁光さんの孫である東江あやかさん(23)=那覇市=が中学生の時、大城さんの話を基に書いた詩が碑に刻まれている。東江さんは『友の死を忘れない』と朗読した。」


(4)琉球新報-「陸自来たら婦女暴行起こる」 石嶺宮古島市議がFBに投稿 批判受け、その後削除-2017年3月12日 17:58


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「宮古島市への陸上自衛隊配備計画を巡り、石嶺香織宮古島市議が9日、自身のフェイスブック上で、米海兵隊の訓練を受けた陸自部隊が宮古島に配備されたら『絶対に婦女暴行事件が起こる』などと投稿した。その後、批判する書き込みが相次いだ。これを受け、石嶺市議は12日までに、フェイスブック上で釈明をした上で投稿を削除した。」
②「石嶺市議は12日、琉球新報などの取材に『あらためて会見などで見解を述べたい』と話した。同日までにフェイスブック上では『言葉足らずな表現から、意図するところとは違う誤解を生んでしまいました。私が批判しているのは、自衛隊員個々の人格に対してではなく、戦争のための軍隊という仕組みに対してです』などと釈明した。」
③「石嶺市議は9日、陸自が米国で海兵隊と共に実働訓練をしているとのニュースを引き合いに出し『海兵隊からこのような訓練を受けた陸自が宮古島に来たら、米軍が来なくても絶対に婦女暴行事件が起こる』と投稿した。その上で『沖縄本島で起こった数々の事件がそれを証明している。宮古島に来る自衛隊は今までの自衛隊ではない』と記した。」
④「石嶺市議は宮古島市への陸自配備の反対を公約に掲げ、今年1月の市議会補欠選挙で初当選した。」
⑤「防衛省は宮古島市に700~800人規模の警備部隊とミサイル部隊の配備を計画している。」


(5)沖縄タイムス-拘束が4カ月以上続く基地反対リーダー、那覇地裁が妻との接見認める-2017年3月12日 18:32


 沖縄タイムスは、「米軍基地の建設反対運動中に公務執行妨害や威力業務妨害などで逮捕・起訴され、約4カ月半の身柄拘束が続く沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)について、那覇地裁は10日付で妻との接見を認める決定を出した。弁護側が同日、接見禁止の解除を求める申立書を地裁に提出していた。弁護側によると、検察側が決定を不服として準抗告する可能性があり、決定が確定するかは不透明だという。」、と報じた。


(6)沖縄タイムス-「山城議長の保釈を」 大阪でミキサー車など250台パレード-2017年3月12日 21:44


 沖縄タイムスは、「『辺野古新基地NO』を掲げるミキサー車など250台のパレードが12日、大阪市内の繁華街であった。4労組でつくる関西生コン産業政策協議会が春闘に合わせて実施。毎年辺野古を主要スローガンの一つに掲げており、ことしは勾留が続く沖縄平和運動センターの山城博治議長の保釈も求めた。賃上げ要求に交じって、山城議長の顔写真と『不当な長期勾留許さない』の文字が入った横幕を掲げたミキサー車もあった。」、と報じた。
 また、「出発前の集会には約700人が参加。構成団体の全日建連帯労組関西地区生コン支部の武建一委員長は昨年の集会に山城議長を招いたことを振り返り、『逮捕、拘束は闘争を押しつぶすための攻撃だ。新基地建設は絶対に認められない』と強調した。パレードは辺野古沖のボーリング調査を請け負う深田サルベージ建設の本社前も通り、抗議の声を上げた。」、と報じた。


(7)沖縄タイムス-「ジャングル戦闘の研修をした」 陸自、米軍北部訓練場の使用が増加-2017年3月13日 06:13


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。


①「沖縄県東村高江周辺でヘリパッド建設が進められていた昨年9月から12月にかけ、陸上自衛隊が北部訓練場内で3回、米軍と事実上の共同訓練をしていた。防衛省の担当者が10日、衆院安全保障委員会で赤嶺政賢議員(共産)の質問に答えた。自衛隊が『研修』などとして、北部訓練場を使用する頻度が年々増加していることも明らかにした。鈴木良之人事教育局長は「陸上自衛隊のレンジャー教育のため、海兵隊のジャングル戦闘の研修をした」と説明した。」
②「在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官は8日に開いた報道機関との意見交換会で、北部訓練場のジャングル訓練施設で陸自と訓練を始めており、在沖米軍基地の全てで共同使用が可能との認識を示していた。」
③「深山延暁地方協力局長は、自衛隊単独での使用実績はないが、米海兵隊の訓練を『研修』することはあると答えた。陸自の2016年度の使用実績は6件で、過去4年間の合計と同数となり、増加傾向にある。海上自衛隊や航空自衛隊は確認されていないという。
また、米軍再編の一環で陸自がキャンプ・ハンセンでの訓練を始めた08年3月以降、陸自の使用総数は333回に上った。近年では射撃訓練の頻度が増しており、岡真臣防衛政策局次長は、第15旅団が、レンジ1と18で戦闘状況を模した射撃訓練を、レンジ22では25メートル程度と近い射程で射撃訓練をしていると伝えた。」
④「防衛省は、自衛隊組織としての任務遂行を目的としているのは『訓練』、隊員個人の知識や技能の向上を目的としたのは『研修』と呼ぶ。赤嶺議員は『自衛隊が在沖米軍基地で訓練をしている。負担は重くなるだけなのに負担軽減という言葉は使わないでほしい』と苦言を呈した。」


(8)琉球新報-工事車両約20台入る 名護市辺野古の新基地建設 機動隊、市民30人を排除-2017年3月13日 10:20


 琉球新報は、「米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らは13日午前、最大約40人が米軍キャンプ・シュワブの工事用ゲート前に座り込んだ。同日午前8時50分ごろから午前9時ごろにかけて、県警の機動隊員らが座り込む市民ら約30人を排除し、工事車両が入る通行路を確保した。コンクリート車やダンプなど約20台がゲートから基地内に入った。午前9時半までにけが人や逮捕者は出ていない。」、と報じた。
 また、「一方、新基地建設が予定されるシュワブ沿岸の大浦湾海上は雨が降り、波が高い天候となっている。同日午前8時すぎ、大型クレーン船が一時的にクレーンを動かしていたが、大型コンクリートブロック投下や汚濁防止膜の設置の作業は確認されていない。荒天のため、基地建設に反対する市民らの抗議船やカヌーは出ていない。」、と報じた。


(9)琉球新報-陸自配備で宮古・石垣住民が要請 防衛局が質問に回答 「ほとんど答えられていない」-2017年3月13日 14:40


 琉球新報は、「自衛隊配備が計画されている石垣島と宮古島の住民有志と県選出国会議員らは13日午前、嘉手納町の沖縄防衛局を訪れ、要請行動をした。住民有志らは沖縄防衛局に自衛隊配備計画に関する質問25項目を事前に提出していた。防衛局は要請の場で回答したが、出席した住民からは『ほとんど答えられていない。今後も反対運動を進める』との声が上がった。」
 また、「沖縄防衛局は中嶋浩一郎局長や伊藤晋哉企画部長らが対応した。中嶋局長は『』南西諸島の防衛体制の充実は極めて重要な課題であると考えているので、この点を理解してほしい』と語った。伊藤部長からはそれぞれの質問に対する回答があった。住民からの『有事の際の抑止力というが、宮古島で想定する有事とはどういう事態か』という問いに『周辺情勢が厳しさを増す中で、陸上自衛隊配備の空白地帯となっている宮古島への配備を進めることで抑止力を強化したい』と回答した。」、と報じた。


(10)沖縄タイムス-辺野古ゲート前:「工事をやめろ」大雨の中、市民60人が抗議-2017年3月13日 12:22


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古のキャンプ・シュワブのゲート前では13日午前、新基地建設に反対する市民約60人が大雨の中、『新基地建設阻止』『工事をやめろ』などと抗議の声を上げた。午前8時50分ごろ、工事用ゲート前に座り込んでいた約30人の市民を機動隊約50人が強制排除し、その間に工事車両19台が基地内に入った。午後0時20分、座り込む市民を再び機動隊が排除し、工事車両5台が基地内に入り、午前中に入っていた19台が出た。集会では、長期勾留されている沖縄平和運動センターの山城博治議長が初めて家族と接見できたとの報告があり、参加者から歓声や拍手が上がった。」、と報じた。




by asyagi-df-2014 | 2017-03-13 17:37 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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