プリントパック社は、「ブラック企業大賞2016」業界賞受賞を理由に、労働組合活動に圧力。

 ブラック企業大賞実行委員会(以下、実行委員会とする。)は2017年1月13日、「プリントパック社の『ブラック企業大賞2016』業界賞受賞を理由に労働組合活動に圧力をかけていることに対する声明」、を発表した。
 「声明」は、ブラック企業株式会社プリントパックの不当な行為を次のように告発する。


「『ブラック企業大賞2016』業界賞を受賞した株式会社プリントパックが、2017年1月11日付で、『ブラック企業大賞2016』授賞式に出席した従業員(労働組合委員長)に対して、『ブラック企業大賞2016』の選考にはたらきかけていたかのような嫌疑をかけ『呼び出し状』を出し、さらには懲戒処分をほのめかすという驚くべき事態が生じている。」


 このことについて、実行委員会は次のように反論している。


(1)ブラック企業大賞は、ブラック企業の被害をなくすために、特別に人権侵害的な労働環境をつくっている企業についてノミネート・表彰をおこなってきた。ノミネート企業や受賞企業の選考は、ブラック企業大賞実行委員会が責任をもっておこなっている。
(2)その選考理由については、ウェブサイトで公表しているとおりである。また、実行委員会は、弁護士、労働運動関係者、ジャーナリスト、研究者などによって構成され、構成メンバーもウェブサイトで公開している。
(3)したがって、たとえ何者かの働きかけを受けたとしても、それを理由として当該企業をノミネートすることなどあり得ないことを、ここに宣言しておく。


 また、実行委員会は、株式会社プリントパックに向けてこのように宣言する。


(1)今回の株式会社プリントパックの「呼び出し状」でかけられている嫌疑は、事実とまったく異なることであり、邪推も甚だしく、実行委員一同呆れ果てているところである。と、同時に、こうした行為が、むしろ自らが「ブラック企業」であることを証明することになっている点に、どうして気づかないのか、不思議に感じているところでもある。
(2)株式会社プリントパックは、「ブラック企業大賞2016」において「業界賞」を受賞されたが、「ブラック企業大賞2017」の「大賞」を狙っておられるのだろうか?
(3)さまざまな労働条件について、労働組合と使用者とが話し合うことは、まともな企業であれば常識である。当実行委員会としては、株式会社プリントパックが邪推に基づき労働組合役員に圧力をかけることなどなく、一日も早く正常な労使関係を構築されることを願うものである。


 そうなのだ、実は、日本の働く者を取り囲む状況は、「さまざまな労働条件について、労働組合と使用者とが話し合うことは、まともな企業であれば常識である。」、ということがすでに失われているのだ。




by asyagi-df-2014 | 2017-01-16 18:07 | 書くことから-労働 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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