労働問題-福井労働局敦賀労働基準監督署は、関西電力課長過労自殺に対して、関電社長を出頭させ、指導票を公布。

 朝日新聞は2017年1月17日、標題について次のように報じた。


①「運転開始40年を超えた関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)の運転延長を巡り、原子力規制委員会による審査に対応していた関電課長の40代男性が昨年4月に自殺した問題で、福井労働局敦賀労働基準監督署が関電の岩根茂樹社長を出頭させ、管理職を含む全社員の労働時間管理の徹底を求める指導票を交付していたことが分かった。」
②「関係者によると、今月6日に福井労働局への出頭要請があり、同日中に岩根社長が同局に出向き、指導票を直接受け取った。指導票では、全社員の労働時間の適正な把握や長時間労働者に対する産業医による面談の確実な実施などを求めているという。過労死問題に詳しい森岡孝二・関西大名誉教授は『業界全体に指導するのではなく、特定の企業のトップを呼び出して指示するのは非常に珍しい』としている。自殺した課長は管理職に適用される『管理監督者』に該当するとされ、労働基準法による労働時間の規制から外れていた。管理監督者についても会社側は健康状態を管理し、過重労働とならないよう努めなければならないが、労務管理はおろそかになりがちだとの指摘がある。」
③「高浜1、2号機は昨年7月7日までに原子力規制委の審査手続きを終えなければ廃炉になる可能性が高かった。課長は工事計画認可申請を担当し、規制委への説明や対応にあたっていた。昨年4月に出張先だった東京都内のホテルで自殺しているのが見つかり、その後、敦賀労基署が労災を認定している。関電広報室は、課長の自殺については『プライバシーの問題もあるので回答を控えている』とし、労基署の指導については『真摯に受け止め、引き続き適正な労働時間の管理に努める』としている。」


 このことは、ただ単に、関西電力の企業体質として把握するのではなく、日本の働く者の環境が壊されている実態そのものであると、理解する必要がある。




by asyagi-df-2014 | 2017-01-16 11:47 | 書くことから-労働 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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