沖縄-辺野古-高江-から-2017年1月5日

 沖縄で起こっていること、その現場の事実をきちんと確認すること。
 2017年も、琉球新報と沖縄タイムスの記事を、「沖縄-辺野古-高江-から」を、報告します。


 「美しい海がまた囲い込まれた-。」
琉球新報は、辺野古の海をそう表現した。
 辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部にオイルフェンスが、約7カ月ぶりに設置された。
 「ポピュリズム(大衆迎合主義)」が2017を表す言葉になるのか。
 他方、琉球新報は、瀬長亀次郎氏に、「『不屈』の市長」との「全国から共感のメッセージが寄せられている。」、と伝える。
瀬長さんに関する資料を展示する不屈館の内村千尋館長は、「米統治下よりひどい無法地帯のような状況で県民が団結して闘っている背景には、島ぐるみでカメジローを支えた当時の経験がある。現在はカメジローの言葉が、皆さんを支える力になっているのではないか」、と。
 沖縄のとてつもないエネルギ-は、道筋を照らす。


 2017年1月5日、沖縄-辺野古-高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-辺野古の海、市民排除再び 海保が8人一時拘束-2017年1月5日 06:30


琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「美しい海がまた囲い込まれた-。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画に伴う名護市辺野古の新基地建設に向けた作業で、沖縄防衛局は4日午後、辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部に汚濁防止膜(オイルフェンス)を約7カ月ぶりに設置した。」
②「市民らはカヌーや船で抗議行動を展開したが、ゴムボートに乗った海上保安官約80人に次々と拘束、排除された。約1時間で約200メートルのオイルフェンスが海に浮かんだ。午後3時すぎ。砂浜に移動したクレーンが海上保安庁のゴムボート3艇を海に浮かべた。『作業船が海上作業を始めます』。海上保安官がスピーカーで告げると、市民に緊張が走った。」
③「作業船3隻がオイルフェンスを沖へ移動。作業船に近づいたカヌーが次々と海保のゴムボートに囲い込まれ、市民8人が拘束された。抗議船も全てオイルフェンス外に排除された。」


(2)琉球新報-辺野古のブロック投下、沖縄県が照会へ 破砕許可の更新判断に影響も国の作業内容を検証-2017年1月5日 06:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画に伴う沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局が海域の汚濁防止膜を固定するため海中に投下するコンクリートブロックについて、沖縄県は近く防衛局に詳細を照会する文書を発送する方針を固めた。」
②「コンクリートブロックの投下行為は、仲井真弘多前知事が2014年8月に防衛局に出した岩礁破砕許可の対象区域外で行われる予定。県側は投下行為の内容次第では、岩礁破砕許可違反になる可能性もあるとみて、慎重に内容を精査する。岩礁破砕許可は今年3月末に更新期限を迎えるため、県の更新可否判断に影響する可能性もある。」
③「14年に前知事が岩礁破砕許可を出した際、防衛局は県への申請でコンクリートブロックの重量は約15トンだと表示していた。だが、その後に作成した工事の仕様書では、投下するブロック236個の約半数が、申請内容の4倍となる57トンと記載されていた。
そのため県は、投下行為が海底地形に深刻な影響を与えかねないとして、その影響を評価するため、ブロックの重量や個数、投下位置など詳細を説明するよう15年11月25日に防衛局に求めた。しかし防衛局は県には具体的な回答をせず、一方で、県が照会したのと同日に琉球新報の取材に対して『波高、潮流、水深などの技術面での条件に基づき検討』した結果、海中に投入するブロックは全て15トン以下とするよう申請通りに再変更したと明らかにしている。」
④「県はまた防衛局に対し、投下前の事前協議を求めていたが、防衛局は再変更したため県との事前協議に応じる必要もないとの認識を示していた。」


(3)琉球新報-「不屈」の市長に全国から共感 沖縄の米軍弾圧に抵抗、今と重なる闘い-2017年1月5日 08:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「沖縄の復帰前に米統治下での弾圧に抵抗した政治家、瀬長亀次郎さん(1907~2001年)が1957年1月5日に那覇市長に就任した日から60年を迎える。瀬長さんに関する資料を展示する不屈館(那覇市若狭)には、政府が名護市辺野古への新基地建設や米軍北部訓練場のヘリパッド建設を強行する中、全国から共感のメッセージが寄せられている。」
②「内村千尋館長は『米統治下よりひどい無法地帯のような状況で県民が団結して闘っている背景には、島ぐるみでカメジローを支えた当時の経験がある。現在はカメジローの言葉が、皆さんを支える力になっているのではないか」と話している。」
③「瀬長さんは人民党事件で米当局により投獄され、56年4月に出獄。同年12月に那覇市長に当選し“赤い市長”誕生の報道が米国に衝撃を与えた。就任後は米国民政府が補助金を打ち切るなど弾圧。多くの市民が納税することで瀬長さんを支え、財政危機を脱した。」
④「不屈館には全国から訪問者が相次ぎ、館内に『不屈の精神は辺野古、高江の闘いにつながっている』『勇気づけられた。決して諦めない』など、来館者からカメジローへのメッセージが張り出されている。ほかに名古屋市の団体職員、宇野進二さん(51)が2013年から毎月30個ずつ届けている手作りの『瀬長くん人形』も、12月で計千個となった。サンタクロース姿やエイサーの装いなど工夫を凝らした人形を届けてきた宇野さんは『人形がお土産として全国に広がり、瀬長さんの気持ちも広げてくれるといい。今後も作り続けたい』と話す。」
⑤「内村さんは沖縄の民意に反した基地建設が強行されることに対し、瀬長さんが1956年10月20日の日記に残した『民衆のにくしみに包囲された軍事基地の価値は0にひとしい』との言葉を挙げて『現在の状況と同じだ。政府は辺野古で作業を強行するだろうが、県民は負けない』と強調した。」


(4)沖縄タイムス-基地反対運動リーダー勾留2カ月超 「苦痛与えている」元裁判官ら釈放訴え-2017年1月4日 21:55


 沖縄タイムスは、「沖縄県東村高江や名護市辺野古での基地建設に反対する抗議行動で、公務執行妨害などの容疑で逮捕・起訴され、勾留が続く沖縄平和運動センターの山城博治議長ら3人の『早期釈放を求める会』のメンバーが4日、沖縄県庁記者クラブで会見した。『罪証隠滅や逃亡の恐れがないのに、長期勾留で心身に苦痛を与えている。裁判所は即刻解放すべきだ』と訴えた。」、と報じた。
 また、「『早期釈放を求める会』は先月28日に発足。メンバーは街頭署名を集め、今月17日、それを添えて裁判所に保釈請求する。共同代表で元裁判官の仲宗根勇さん(67)は『警察は山城議長を器物損壊の容疑で逮捕し、公務執行妨害や威力業務妨害などの罪で勾留を続けている。別件逮捕だ』と指摘。『大病を患った山城議長を70日以上もの長期間、勾留する必要があるのか』と批判した。」、と伝えた。


(5)琉球新報-オスプレイの空中給油あす再開 日本政府は容認-2017年1月5日 10:44


 琉球新報は、「墜落事故を受けて空中給油訓練が停止されている米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、防衛省は5日午前、米軍が6日から同訓練を再開すると発表した。日本政府は飛行再開を容認する。詳細な事故原因が不明なまま、昨年12月13日の事故から1カ月たたない状況で飛行全面再開となる。」、と報じた。
 また、「稲田朋美防衛相は米側による『安全対策』が防衛省、自衛隊の専門的知見などからも『妥当』だとして『有効であることが確認できたことから、防衛省として6日に空中給油訓練が再開されることを理解する』とのコメントを発表した。墜落事故は昨年12月13日に発生し、米軍は同月19日から空中給油を除いて飛行を再開していた。」、と報じた。
 さらに、「米軍は事故当時と同様に、天候や飛行条件の場合の同訓練の手順確認、地上でのシミュレーションなど必要な教育を実施したと日本側に説明している。」、と伝えた。


(6)琉球新報-「米軍の言いなり」 政府が空中給油容認で安慶田副知事-2017年1月5日 11:13


 琉球新報は、「昨年12月の米軍垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの墜落原因となった空中給油訓練を米軍が6日に再開する方針について、稲田朋美防衛相が容認したことに、安慶田光男副知事は5日午前、記者団の取材に『原因究明もまだだ。日本政府は米軍の言いなりではなく、少しは県民の気持ちになってほしい。県民感情を考えたかなと思う』と述べた。」、と報じた。


(7)沖縄タイムス-辺野古新基地阻止へ 市民400人が座り込み 名護・シュワブゲート前-2017年1月5日 10:41


 沖縄タイムスは、「沖縄県名護市辺野古のキャンプ・シュワブ工事用ゲート前で5日午前7時、今年初の辺野古新基地に反対する大規模集会が行われた。市民約400人(主催者発表)が集まり、基地建設阻止に向け決意を新たにした。座り込みに参加した稲嶺進名護市長は『今年は正念場を迎える。民主主義という当たり前の政治を取り返すためにも、信念を持ってみなさんとともに闘う』と誓った。基地建設予定地の辺野古沿岸では同日早朝から、浮桟橋の設置など海上作業が確認された。」、と報じた。





by asyagi-df-2014 | 2017-01-05 18:16 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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