土人」「シ「ナ人」発言を考える。(35)

 大阪府警の機動隊員による「土人」「シナ人」発言を考える。
 「差別する側の意識が変わらないと問題は解決しない」、と識者は評する。
 つまり、差別する側の植民者の自覚がなされるのかどうかだ。
 人種差別撤廃条約に違反する問題なのだ。


 沖縄タイムスは2016年11月9日、平安名純代・米国特約記者の「『土人』は植民地主義的 米ブラウン大名誉教授・ラブソン氏が批判」、との記事を掲載した。
 記事は、次のように報告する。


(1)米ブラウン大学名誉教授のスティーブ・ラブソン氏は、東村高江のヘリパッド建設現場で抗議活動する市民に対する大阪府警機動隊員の「土人が」発言について、「この差別用語は、一個人による侮辱というレベルを超えるものであり、日米による沖縄に対する植民地主義の現れだ」と指摘した。沖縄タイムスの取材に7日までに答えた。
(2)ラブソン氏は、世界における他国に支配された植民地的状況を反映する差別用語の例として、「南アフリカで人種隔離政策(アパルトヘイト)時代に使われていた『バンツー』、英国がインドを植民地支配していた時代に使われていた『ウォグ』、英国がアイルランドを植民地支配した時代の『パディー』などがある」と言葉と人々の差別意識の関連性を挙げ、「こうした言葉の背後には植民地的支配に置かれた人々の葛藤が存在している」と指摘した。
(3)こうした世界における例を踏まえた上で、改めて大阪府警による「土人が」発言は、「沖縄が置かれている植民地的状況を反映したものであり、日米両政府が沖縄の民主主義と人権を否定し、植民地主義政策を取り入れている反映だ」と批判した。
(4)ラブソン氏は「差別用語の使用がいかなるダメージを与えるかについての教育が重要だ。沖縄とその他の地域が置かれている植民地的状況を変えるまで、その重要性は変わらない」と述べ、差別をなくす鍵は教育にあるとの見解を示した。


 確かに、大事なことは、「植民地的状況を反映する差別用語の背後には、『こうした言葉の背後には植民地的支配に置かれた人々の葛藤が存在している』」、ことを理解することだ。
 このことを理解できないからこその、差別発言否定なのである。
 あらためて、「沖縄が置かれている植民地的状況を反映したものであり、日米両政府が沖縄の民主主義と人権を否定し、植民地主義政策を取り入れている反映だ」、との批判を肝に命じたい。


 以下、沖縄タイムスの引用。








沖縄タイムス-「土人」は植民地主義的 米ブラウン大名誉教授・ラブソン氏が批判-2016年11月9日 07:18



 【平安名純代・米国特約記者】米ブラウン大学名誉教授のスティーブ・ラブソン氏は、東村高江のヘリパッド建設現場で抗議活動する市民に対する大阪府警機動隊員の「土人が」発言について、「この差別用語は、一個人による侮辱というレベルを超えるものであり、日米による沖縄に対する植民地主義の現れだ」と指摘した。沖縄タイムスの取材に7日までに答えた。

 ラブソン氏は、世界における他国に支配された植民地的状況を反映する差別用語の例として、「南アフリカで人種隔離政策(アパルトヘイト)時代に使われていた『バンツー』、英国がインドを植民地支配していた時代に使われていた『ウォグ』、英国がアイルランドを植民地支配した時代の『パディー』などがある」と言葉と人々の差別意識の関連性を挙げ、「こうした言葉の背後には植民地的支配に置かれた人々の葛藤が存在している」と指摘した。

 こうした世界における例を踏まえた上で、改めて大阪府警による「土人が」発言は、「沖縄が置かれている植民地的状況を反映したものであり、日米両政府が沖縄の民主主義と人権を否定し、植民地主義政策を取り入れている反映だ」と批判した。

 ラブソン氏は「差別用語の使用がいかなるダメージを与えるかについての教育が重要だ。沖縄とその他の地域が置かれている植民地的状況を変えるまで、その重要性は変わらない」と述べ、差別をなくす鍵は教育にあるとの見解を示した。


by asyagi-df-2014 | 2016-12-04 12:14 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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