沖縄-辺野古・高江から-2016年11月27日

 高江の実態。
「最初の工期は17年2月だった。一般に工期が短くなると、工事の質、安全面などがおろそかになる傾向があるが、その様子が見られた。工事の手抜きは他でも見られる。年内完成は難しいのではないか」、との市民の声。


 2016年11月27日、沖縄-辺野古・高江の今を、沖縄タイムス、琉球新報は次のように表した。


(1)琉球新報-ヘリパッド工事で一部崩落か 沖縄・高江、土台部分を再施工 期間短縮の影響?-2016年11月27日 06:30


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「沖縄県の東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の建設を巡って26日、N1地区で工事中のヘリパッド表層の芝生が剥がされ、その下の土台部分を再び工事する動きが見られた。建設に反対する市民らによると、円すい型のヘリパッドの一部が崩落しており、『工期短縮で工事がいい加減になっているのではないか』と指摘している。崩落は別の場所でもあったという。」
②「ヘリパッドは砂利を盛った土台部分の上に『張り芝』を敷いて造られる。N1の工事中の二つのヘリパッドについては、18日ごろはそのうち一つは張り芝が敷かれており、もう一方も完成間近だったという。しかし、26日には敷かれた張り芝が複数箇所剥がされ、土台部分の工事をしていた。政府が年内の完成を目指していることから、市民らは『最初の工期は17年2月だった。一般に工期が短くなると、工事の質、安全面などがおろそかになる傾向があるが、その様子が見られた。工事の手抜きは他でも見られる。年内完成は難しいのではないか』と語っている。」
③「高江では26日、約130人がN1地区ゲートに座り込み、ヘリパッド建設に抗議した。メインゲートではダンプカーにより24台分の資材が搬入された。」


(2)琉球新報-やんばる 基地から守る 緊急シンポ 高江や辺野古の問題指摘-2016年11月27日 11:17


 琉球新報は、標題について次のように報じた。


①「本島北部で進む米軍基地建設の問題点を考える『伊江島・高江・辺野古のトライアングル ヤンバル全体を危険地帯にしないために!緊急シンポジウム』(基地の県内移設に反対する県民会議主催)が26日夜、那覇市の県青年会館ホールで開かれた。250人が聴講。パネルディスカッションでは高江のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)工事や辺野古新基地建設、伊江島の着陸帯拡張に関して、違法工事や環境破壊など、さまざまな角度から問題点が指摘された。」
②「生物学者の屋冨祖昌子氏は、高江のヘリパッド建設について『破壊された亜熱帯の自然を戻す方法は確立されていない』と説明。『今必要なことは、高江の工事を一分一秒でも止めることだ。これを真っ先にやらなくてはならない』と訴えた。」
③「沖縄平和市民連絡会の北上田毅氏は、県が米軍キャンプ・シュワブの兵舎建設再開を受け入れたことに一定の理解を示した上で『辺野古の新基地建設では、波消しブロックが5万6千個必要となり、それを造るためのコンクリートプラントが建設される。兵舎建設とは別のもので、これは絶対に造らせない』と強調した。」
④「建築家の真喜志好一氏は、兵舎建設の再開に懸念を示し『辺野古ダム周辺にも十数個の兵舎を建てる計画がある。全体として基地機能は認めないところまで追い込むことが必要だ』と指摘した。」
⑤「ジャーナリストの屋良朝博氏は『米国ワシントンのシンクタンクと連携し、海兵隊を沖縄に置かなくてもアジア太平洋地域に展開できるという、新たな環境整備を提示する交渉を始めるべきだ』と話した。」
⑥「会場にいた伊江村議の名嘉實氏も急きょ登壇し、伊江島の着陸帯の拡張工事による影響などを報告した。」


(3)沖縄タイムス-「日本のお金で建設される基地」米新政権に異論なし 辺野古見直し程遠く…-2016年11月27日 11:00


 沖縄タイムスは、標題について次のように報じた。



①「トランプ次期米大統領が選挙中に掲げた軍事・外交政策を巡る草案に、沖縄県名護市辺野古の新基地建設計画を維持する方針が盛り込まれていた。最終案の確定はこれからだが、政権移行チームには海兵隊の支持者も多く、新基地建設計画が見直される可能性は低いとみられる。」
②「トランプ氏関係者によると、同草案は、新基地建設計画を支持するワシントンの保守系シンクタンク『ヘリテージ財団』の提言を元に、マイケル・フリン次期国家安全保障担当大統領補佐官がまとめたという。陸軍出身で前国防情報局長のフリン氏は、選挙戦はトランプ氏の外交顧問として軍事政策面における中枢的役割を担った人物。10月には訪日し、日本の政府関係者と面会したほか、自民党本部で講演も行った。」
③「マイク・ペンス次期副大統領の関係者によると、米海兵隊の増強を主張したのは海兵隊員を息子に持つペンス氏で、国防長官に有力視されているジェームズ・マティス元中央軍司令官を候補に推したのも同氏という。ペンス氏関係者は本紙に対し、『米側には、日本の支出で建設される新基地建設計画に異論はなく、見直しの必要性などを問う声は上がっていない』と説明した。」
④「トランプ氏は、米議会が2011年に定めた国防支出の上限を引き上げることで軍備増強が可能になると主張している。米議会がトランプ氏の強制削減撤回要請を受け入れるかどうかは未知数だが、新基地建設計画については米議会はすでに容認していることから、現時点での見直しの可能性は低いといえる。」
⑤「新基地建設反対を掲げる翁長雄志知事はトランプ氏との会談希望を表明しているが、トランプ氏就任後はすでに正式決定した外交・軍事政策のもとに新政権始動となるため、方向転換は難しいとみられる。新基地建設計画を白紙化するには、現時点で意思決定権を持つ新政権中枢にアプローチできるかどうかが鍵となる。」


(4)沖縄タイムス-「これでふたしよう」民間バスで道ふさぐ 米軍ヘリパッド建設で警察-2016年11月27日 10:32


 沖縄タイムスは、「沖縄県東村高江の米軍北部訓練場メインゲート付近の県道上で26日正午ごろ、ヘリパッド建設に反対する市民らが通行できないよう、警察が『これでふたしよう』と市民らの貸し切りバスを誘導して県道上に留め置き、道をふさいだ。機動隊員や車両で市民らを制止するケースはあるが、民間バスも使ったことに反発の声が上がった。砂利を積んだトラックの搬入を阻止しようと市民らが集まったが、警察がゲート北側の車道や歩道を車両と隊員の人垣でふさぎ、近づけない状況に。さらに、駆け付けたバスを見た警察が『留め置けば反対派もこっちに通りきれない。これ(バス)でふたしよう』と発言。市民らを制止する隊員らの背後に誘導して留め置いた。」、と報じた。
 また、「バスの運転手は『前に進むよう言われ、通すのかと思ったら止められたままだった』と困惑。沖縄平和運動センターの大城悟事務局長は『県警はトラブル防止のためというが、建設に反対する人を邪魔者、犯罪者扱いし、職務の範囲を逸脱している』と批判した。」、と伝えた。


 以下、琉球新報及び沖縄タイムスの引用。





by asyagi-df-2014 | 2016-11-27 16:06 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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