「土人」「シナ人」発言を考える。(25)

大阪府警の機動隊員による「土人」「シナ人」発言を考える。
 「差別する側の意識が変わらないと問題は解決しない」、と識者は評する。
 つまり、差別する側の植民者の自覚がなされるのかどうかだ。
 人種差別撤廃条約に違反する問題なのだ。


 琉球新報は2016年10月30日、-「<機動隊 差別発言を問う>支配する側が意識煽る 落合恵子さん(作家)」、記事を掲載した。
落合恵子さんは、次のように指摘する。


(1)発言者は歴史的な事実を全く知らず、無自覚な差別的発言、ヘイト発言だ。使う言葉は無意識でも、日頃の考えが表出される。属する組織や構造の中で何を教えられてきたかが言葉になる。発言を個人の問題に矮小化してはいけない。
(2)振り返ると、夏の参院選が終わるのを待っていたかのように工事が立て続けに始まった。沖縄への差別はむしろ、顕在化している。その裏側にそびえ立つのが、国であり現政権だ。沖縄戦やベトナム戦争からも分かるように、兵士は「相手は人間ではない」と思いこむように教育され、支配して当然という考えを植え付けられる。どの時代でも支配する側は差別的な言葉と意識を煽(あお)り立て、支配構造を構築してきた。それと同じではないだろうか。
(3)「シナ」という言葉も二重差別だ。中国人に対する差別と、言葉を投げ掛けた相手に対する差別。何代か前の東京都知事も同じ言葉を意識的に使っていた。嫌悪感を覚える。
(4)後で謝罪はしたが、大阪府の松井一郎府知事は、今回の発言について「売り言葉に買い言葉」と言った。しかし警察と市民は対等ではない。圧倒的に不平等な関係の中で「売り言葉に買い言葉」という論法は成立しない。政府は沖縄県に「話し合いを」を繰り返すが、しかし、これが政府の話し合いの姿勢なのか。私をはじめ、沖縄で暮らしていない者はさらに、この問題をしっかり考えなくてはいけない。


 確かに、「沖縄への差別はむしろ、顕在化している。その裏側にそびえ立つのが、国であり現政権だ。」、ということだ。
 もう一つ確かなのは、「沖縄戦やベトナム戦争からも分かるように、兵士は「相手は人間ではない」と思いこむように教育され、支配して当然という考えを植え付けられる。どの時代でも支配する側は差別的な言葉と意識を煽(あお)り立て、支配構造を構築してきた。」、ということだ。


 以下、琉球新報の引用。







琉球新報-<機動隊 差別発言を問う>支配する側が意識煽る 落合恵子さん(作家)-2016年10月30日


 発言者は歴史的な事実を全く知らず、無自覚な差別的発言、ヘイト発言だ。使う言葉は無意識でも、日頃の考えが表出される。属する組織や構造の中で何を教えられてきたかが言葉になる。発言を個人の問題に矮小化してはいけない。

 振り返ると、夏の参院選が終わるのを待っていたかのように工事が立て続けに始まった。沖縄への差別はむしろ、顕在化している。その裏側にそびえ立つのが、国であり現政権だ。沖縄戦やベトナム戦争からも分かるように、兵士は「相手は人間ではない」と思いこむように教育され、支配して当然という考えを植え付けられる。どの時代でも支配する側は差別的な言葉と意識を煽(あお)り立て、支配構造を構築してきた。それと同じではないだろうか。

 「シナ」という言葉も二重差別だ。中国人に対する差別と、言葉を投げ掛けた相手に対する差別。何代か前の東京都知事も同じ言葉を意識的に使っていた。嫌悪感を覚える。

 後で謝罪はしたが、大阪府の松井一郎府知事は、今回の発言について「売り言葉に買い言葉」と言った。しかし警察と市民は対等ではない。圧倒的に不平等な関係の中で「売り言葉に買い言葉」という論法は成立しない。政府は沖縄県に「話し合いを」を繰り返すが、しかし、これが政府の話し合いの姿勢なのか。私をはじめ、沖縄で暮らしていない者はさらに、この問題をしっかり考えなくてはいけない。


by asyagi-df-2014 | 2016-11-17 15:15 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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