「土人」「シナ人」発言を考える。(17)
2016年 11月 07日
大阪府警の機動隊員による「土人」「シナ人」発言を考える。
「差別する側の意識が変わらないと問題は解決しない」、と識者は評する。
つまり、差別する側の植民者の自覚がなされるのかどうかだ。
人種差別撤廃条約に違反する問題なのだ。
沖縄タイムスは2016年10月25日、-「根拠のない憎悪で罵倒 のりこえねっと共同代表・辛淑玉さん【インタビュー「土人」発言・5】」、とインタビュー記事を掲載した。
辛淑玉さんは、次のように語っている。
(1)東村高江での「土人」発言の機動隊員がうれしそうに、ある男に声を掛けている様子がネット動画で流れている。その相手は京都朝鮮初級学校を襲撃し、裁判で有罪判決を受けたレイシストたち。彼らはわざわざ沖縄まで来て大阪府警の機動隊を褒めたたえ「シナ・チョーセンの犬が!」と住民を罵倒している。
(2)共通するのは「自分は国家に褒められる行為をしている」との認識。この発想は相模原の障害者施設で19人を殺し、26人に傷を負わせた犯罪者と同一線上にある。喜んで殺しているのだ。
(3)沖縄戦を生き延びたおばあに対してさえヘイトスピーチを浴びせられるのは、彼らが無知だからではない。「憎しみ」を持っているからだ。根拠のない憎悪が彼らを突き動かしているのだ。だからこそ、化けの皮を剥がされたことに対する逆ギレが起きている。
(4)植民地支配の甘い汁に酔った日本人は「人類館事件」の頃より更に進化して自分たちは良いことをしていると思い込み、抵抗する者には「国家の敵」の烙印(らくいん)を押し、見せしめとして徹底的にたたく道を選んだ。これを許してはならない。
辛淑玉さんは、「今が、正念場だ。一緒にふんばろう。」、と語ってくれている。
だとしたら。次のことを身に刻んでおこう。
「沖縄戦を生き延びたおばあに対してさえヘイトスピーチを浴びせられるのは、彼らが無知だからではない。『憎しみ』を持っているからだ。根拠のない憎悪が彼らを突き動かしているのだ。だからこそ、化けの皮を剥がされたことに対する逆ギレが起きている。」
「植民地支配の甘い汁に酔った日本人は『人類館事件』の頃より更に進化して自分たちは良いことをしていると思い込み、抵抗する者には『国家の敵』の烙印(らくいん)を押し、見せしめとして徹底的にたたく道を選んだ。これを許してはならない。」
以下、沖縄タイムスの引用。
沖縄タイムス-「根拠のない憎悪で罵倒 のりこえねっと共同代表・辛淑玉さん【インタビュー「土人」発言・5】」-2016年10月25日 07:21
東村高江での「土人」発言の機動隊員がうれしそうに、ある男に声を掛けている様子がネット動画で流れている。その相手は京都朝鮮初級学校を襲撃し、裁判で有罪判決を受けたレイシストたち。彼らはわざわざ沖縄まで来て大阪府警の機動隊を褒めたたえ「シナ・チョーセンの犬が!」と住民を罵倒している。
共通するのは「自分は国家に褒められる行為をしている」との認識。この発想は相模原の障害者施設で19人を殺し、26人に傷を負わせた犯罪者と同一線上にある。喜んで殺しているのだ。
沖縄戦を生き延びたおばあに対してさえヘイトスピーチを浴びせられるのは、
彼らが無知だからではない。「憎しみ」を持っているからだ。根拠のない憎悪が彼らを突き動かしているのだ。だからこそ、化けの皮を剥がされたことに対する逆ギレが起きている。
植民地支配の甘い汁に酔った日本人は「人類館事件」の頃より更に進化して自分たちは良いことをしていると思い込み、抵抗する者には「国家の敵」の烙印(らくいん)を押し、見せしめとして徹底的にたたく道を選んだ。これを許してはならない。
今が、正念場だ。一緒にふんばろう。