水俣-公式確認から60年、水俣病の犠牲者慰霊式。「チッソは、主人に本当に『すまなかった』と思うなら、逃げたりしないで、水俣病のことをちゃんと伝えてほしい」、と。

 熊本日日新聞は2016年10月30日、標題について次のように報じた。


(1)公式確認から60年を迎えた水俣病の犠牲者慰霊式が29日、水俣市の水俣湾埋め立て地で営まれた。患者や遺族ら約750人が犠牲者を悼み、公害の原点とされる環境破壊と深刻な被害への反省を誓った。西田弘志市長は式辞で「水俣病の歴史をしっかりと受け止め、教訓を現在、将来に生かし、次の世代に引き継ぐ」と述べた。慰霊式は、市や被害者団体などでつくる実行委主催。これまで、水俣病が公式確認された5月1日に開かれてきたが、今年は熊本地震の影響で延期されていた。
(2)「水俣病慰霊の碑」前に、患者や市民、行政、原因企業チッソの関係者らが参列。黙とうして献花台に花を手向けた。亡くなった認定患者のうち、新たに申し出のあった8人の名簿を奉納。奉納者は計396人となった。行政が認定した患者は8月末現在、熊本、鹿児島両県で計2282人で、1886人が亡くなった。
(3)「祈りの言葉」では患者・遺族を代表し、公式確認された1956年に夫を亡くした認定患者の大矢ミツコさん(90)=水俣市=が「チッソは、主人に本当に『すまなかった』と思うなら、逃げたりしないで、水俣病のことをちゃんと伝えてほしい」と語った。
(4)今後の患者認定審査について、蒲島郁夫知事は「これまで申請している人の審査を(任期中の)4年間で完了できるように、審査業務を加速させたい」と強調。就任後初めて参列した山本公一環境相は式典後、チッソの事業を担う子会社JNCの株式売却について「認定申請中の人や裁判中の人が多く、救済が完了したとは言い難い。売却を承認できる環境にはない」と述べた。


 水俣病は、終わっていない。


 以下、熊本日日新聞の引用。







熊本日日新聞-祈り、教訓未来へ 水俣病慰霊式 患者ら750人誓い - 2016年10月30日



 公式確認から60年を迎えた水俣病の犠牲者慰霊式が29日、水俣市の水俣湾埋め立て地で営まれた。患者や遺族ら約750人が犠牲者を悼み、公害の原点とされる環境破壊と深刻な被害への反省を誓った。西田弘志市長は式辞で「水俣病の歴史をしっかりと受け止め、教訓を現在、将来に生かし、次の世代に引き継ぐ」と述べた。

 慰霊式は、市や被害者団体などでつくる実行委主催。これまで、水俣病が公式確認された5月1日に開かれてきたが、今年は熊本地震の影響で延期されていた。

 「水俣病慰霊の碑」前に、患者や市民、行政、原因企業チッソの関係者らが参列。黙とうして献花台に花を手向けた。亡くなった認定患者のうち、新たに申し出のあった8人の名簿を奉納。奉納者は計396人となった。

 行政が認定した患者は8月末現在、熊本、鹿児島両県で計2282人で、1886人が亡くなった。

 「祈りの言葉」では患者・遺族を代表し、公式確認された1956年に夫を亡くした認定患者の大矢ミツコさん(90)=水俣市=が「チッソは、主人に本当に『すまなかった』と思うなら、逃げたりしないで、水俣病のことをちゃんと伝えてほしい」と語った。

 今後の患者認定審査について、蒲島郁夫知事は「これまで申請している人の審査を(任期中の)4年間で完了できるように、審査業務を加速させたい」と強調。就任後初めて参列した山本公一環境相は式典後、チッソの事業を担う子会社JNCの株式売却について「認定申請中の人や裁判中の人が多く、救済が完了したとは言い難い。売却を承認できる環境にはない」と述べた。(福山聡一郎)


by asyagi-df-2014 | 2016-10-30 20:26 | 水俣から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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