「土人」「シナ人」発言を考える。(3)

 大阪府警の機動隊員による「土人」「シナ人」発言を考える。
 「差別する側の意識が変わらないと問題は解決しない」、と識者は評する。
 つまり、差別する側の植民者の自覚がなされるのかどうかだ。
 人種差別撤廃条約に違反する問題なのだ。


 このことに関して、沖縄タイムスは2016年10月20日、作家大城立裕さん〈以下、大城とする)のインタビュー記事を掲載した。
沖縄タイムスは、まず、このように伝える。


 沖縄人を「土人」と呼ぶのは、子供のころは、ヤマト(本土)からの差別用語として伝えられ、違和感やら反発やら高かったが、時代が下って、滅びたと思っていた。そこへ降って湧いたような事件で、驚いている。


 大城は、この事件の背景について、このように触れる。


 警官が使ったというだけでなく、彼に伝えた世間があるのだろう。親か、どういう世間だろうかと興味がある。それより、この機動隊の組織が、沖縄に対して、どのような姿勢で教育をしているかに、深い興味がある。


 大城は、続いて、こう示す。


 さらに、いま起きている事件にどういう反省をしているか、が問題だ。指導者は、この語の由々しさについてよく知っているだろうから、これからどうアフターケアを図るか、よく考えてしかるべきだろう。弾圧するにも、もっと正々堂々と進める道があろう。これでは、余計に反発を買うだけだ。
 改めて思うが、機動隊員には県民もいるはずで、彼らに嫌悪感をいだかせない用心をすべきだろう。県人の機動隊員が、ただでさえ、ヤマトの機動隊のなかで居心地がよくないであろうのに、これでは火に油を注ぐことにならないか。教育担当者は、県人機動隊員への温かい処遇も考えてほしいものである。


 以下、沖縄タイムスの引用。









沖縄タイムス-滅びたと思っていたのに… 作家・大城立裕さん【インタビュー「土人」発言・1】-2016年10月20日 20:30


 沖縄人を「土人」と呼ぶのは、子供のころは、ヤマト(本土)からの差別用語として伝えられ、違和感やら反発やら高かったが、時代が下って、滅びたと思っていた。そこへ降って湧いたような事件で、驚いている。

 一警官が使ったというだけでなく、彼に伝えた世間があるのだろう。親か、どういう世間だろうかと興味がある。それより、この機動隊の組織が、沖縄に対して、どのような姿勢で教育をしているかに、深い興味がある。

 さらに、いま起きている事件にどういう反省をしているか、が問題だ。指導者は、この語の由々しさについてよく知っているだろうから、これからどうアフターケアを図るか、よく考えてしかるべきだろう。弾圧するにも、もっと正々堂々と進める道があろう。これでは、余計に反発を買うだけだ。

 改めて思うが、機動隊員には県民もいるはずで、彼らに嫌悪感をいだかせない用心をすべきだろう。県人の機動隊員が、ただでさえ、ヤマトの機動隊のなかで居心地がよくないであろうのに、これでは火に油を注ぐことにならないか。教育担当者は、県人機動隊員への温かい処遇も考えてほしいものである。
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 沖縄県東村高江周辺の米軍北部訓練場内のヘリパット建設に反対する市民に対し、機動隊員が「土人」「シナ人」などと言い放った。発言の意味や背景を識者らに聞く。


by asyagi-df-2014 | 2016-10-24 10:16 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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