沖縄-辺野古・高江から-2016年10月12日

 2016年10月12日、沖縄-辺野古・高江の今を、琉球新報、沖縄タイムスは次のように表した。


「高木層の大量伐採により、残された周辺の樹木は強い直射日光や強風のあおりで相当なダメージを受けることになる」
「伐採から波及する環境への負荷は計り知れない」
「やんばるでも特に自然度の高い場所で2万4千本以上伐採すれば確実に生態系が乱れ、取り返しのつかないことになる」
 誰が考えても、虚構の論理は、破壊しかもたらさない。


(1)琉球新報-高江伐採2万4000本 北部訓練場着陸帯工事 防衛局計画-
2016年10月12日 06:30


 琉球新報は、米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設工事に関して、防衛相の伐採計画について、次のように報じた。


①「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設工事を巡り、N1、G、Hの3地区で計2万4262本の立木(りゅうぼく)が伐採される計画であることが11日、分かった。伐採範囲は少なくとも3・8ヘクタール以上で、国頭村内の2013~15年度の年間平均伐採面積5・2ヘクタールの約7割に当たる。沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんが情報公開請求で沖縄森林管理署から入手した複数の資料により明らかとなった。」
②「数値は07年4月と08年8月に、沖縄防衛局長(07年は那覇防衛施設局長)が林野庁沖縄森林管理署長宛てに提出した『北部訓練場立木調査業務の調査報告書』や、防衛局と森林管理署の事前協議書に基づき、北上田さんが集計。G地区では林齢71年の広葉樹やリュウキュウマツなど1万490本の伐採計画が明記されているほか、N1では進入路を含め7307本が切り倒されることになっている。」
③「世界自然保護基金(WWF)ジャパン元主任で沖縄環境ネットワーク世話人の花輪伸一さんは『高木層の大量伐採により、残された周辺の樹木は強い直射日光や強風のあおりで相当なダメージを受けることになる』と指摘。さらに樹齢60年以上の幹が太くてしっかりとした樹木はノグチゲラやヤンバルテナガコガネなど希少種の営巣に最適な環境でもあるため、『伐採から波及する環境への負荷は計り知れない』と述べた。
 北上田さんは『やんばるでも特に自然度の高い場所で2万4千本以上伐採すれば確実に生態系が乱れ、取り返しのつかないことになる』とし、ヘリパッド建設を批判した。」


(2)沖縄タイムス-翁長知事「歓迎」発言は不適切 米軍ヘリパッド建設認めず-2016年10月12日 07:33


沖縄タイムスは、翁長雄志沖縄県知事の「歓迎」発言に関して、次のように報じた。

①「知事は8日に知事公舎で菅義偉官房長官と会談した際、訓練場の過半面積の年内返還を伝えられ、会談後、記者団に「歓迎する」と述べていた。知事は発言の真意を『早く返ってくることは了解だとの意味だ』と説明。菅氏との会談の場では年内返還に関し『承った。諸課題は後日申し上げる』と伝えたと述べ『歓迎』との発言は適切ではなかったとした。」
②「一方、11日の県議会米軍基地関係特別委員会(仲宗根悟委員長)では、『歓迎』発言に関する質問が与野党から相次いだ。謝花喜一郎知事公室長は、知事の発言に関し、『【歓迎】とはあるが、【容認】とは言っていない』と指摘。北部訓練場返還とヘリパッド建設に関し『知事のスタンスは変わっていない』と説明した。渡久地修氏(共産)の質問に答えた。また、県はオスプレイの配備撤回を求めていることに加え、自衛隊ヘリを使った資機材の搬入や機動隊を投入した警備などを挙げ『信頼関係の問題もあり、直ちに容認とはならない』とも指摘。県政内にヘリパッド建設に反対の選択肢はあるかを問われ、『オスプレイの使用や強行的な工事の進め方などトータルで考えなければならず、まだ県政内で議論ができていない』と述べた。照屋守之氏(沖縄・自民)への答弁。」
③「北部訓練場の約4千ヘクタールの返還はヘリパッドの建設が条件。菅氏は8日の会談で、年内の完成と訓練場の返還を明言した。これを知事が『歓迎』と評価したことから、知事がヘリパッド建設を容認したとの見方が出て、県内で波紋が広がっていた。」


(3)沖縄タイムス-<米軍ヘリパッド>機動隊員、建設業者の車両で移動 荷台に20人-2016年10月12日 07:56


 沖縄タイムスは、「東村高江周辺の米軍北部訓練場ヘリパッド建設で11日、機動隊員が建設業者の車両で訓練場内を移動していることが確認された。抗議するため訓練場に入った市民によると、同日午後1時半ごろ、N1ゲートからN1地区へ向かう道で、ダンプカーの荷台に機動隊員約20人が乗って移動していた。9月には県警が警察車両で作業員を運ぶ様子が確認され、市民らから『警察法が定める業務を超え、公正中立が疑われる』と批判が出ていた。」、と報じた。


(4)沖縄タイムス-米軍訓練場内で直接抗議 逮捕覚悟で森守る-2016年10月12日 08:03


 沖縄タイムスは、市民の米軍訓練場内に入り直接抗議行動について、次のように報じた。


①「米軍北部訓練場で進むヘリパッド建設に抗議する市民が、訓練場内に入り直接行動を始めて約3週間。ヘリパッドの早期完成を目指す政府は、『基地内』で市民を法的に排除するための方法を模索しており、今後は逮捕者が出る事態も想定される。にもかかわらず、なぜ行動するのか-。そうでもしなければ大規模な森林伐採が続く基地内の様子が分からず、建設を止められないという“ジレンマ”を抱えている。」
②「建設予定地の一つ、N1地区の裏側の通称『N1裏』から市民らが一列になり山へ入る。基地の境界がどこかも分からない、ただただジャングルの森。1人がやっと歩ける幅の獣道を通り抜け、作業現場に約40分かけてたどり着く。訓練場内での抗議行動が始まった9月22日、市民らはN1地区で伐採されそうな木にしがみついたりして阻止行動を展開。その日以降、防衛局側とのせめぎ合いが続いている。」
③「工事を急ぐ政府は、米軍施設・区域への無断立ち入りを規制する刑事特別法(刑特法)に基づき、防衛局職員による『私人逮捕』を検討。だが、訓練場には施設境界を示すラインがないことなどから難しいと判断し、新たに機動隊による威力業務妨害での検挙を模索している。」
④「刑特法に詳しい駿河台大学の島伸一名誉教授は、市民が建設現場近くで写真を撮っていることから、『フェンスやラインがなくても刑特法違反になる可能性が高い』と指摘。威力業務妨害に関し『米軍基地内の行為であっても、基地から出てきたときに逮捕される可能性がある』とみる。」
⑤「それでも訓練場内での抗議行動は続く。沖縄平和運動センターの山城博治議長は『そうでもしないと阻止できない。基地外のゲートでどんなに激しく抵抗しても10分あれば排除されてしまう』と語気を強める。外からはうかがい知れない建設現場は大量に木が伐採され、道路整備が進んでいた。『工事を1日でも、1時間でも遅らせたい』と思うものの、訓練場内への抗議参加は今のところ『自由意思』を尊重している。中に入らない市民もいる。『ヘリパッドいらない住民の会』の伊佐真次・東村議は基地内行動の趣旨は理解しつつ『逮捕者が出て世論に受け入れられるかどうか』と懸念。『社会に認められ、一緒に頑張れる運動にしたい』と思う。」
⑥「統一連の瀬長和男事務局長は『建設を止めたい思いは一つだが、方法論で異なる。那覇の路上で抗議する人もいるし、国の強行に対抗する手段として、みんなが模索している』と言う。」
⑦「抗議する市民を支援する小口幸人弁護士は『問題なのは警察や国の姿勢』と批判。『県道での違法な検問や道路封鎖で表現の自由の弾圧が続いている。逮捕されるのを覚悟の上で、これだけ多くの市民が訓練場に入っている現状を、警察や国、そして県は直視してほしい』と訴えた。」


(5)琉球新報-高江で300人座り込み うるま、那覇市からも参加 正午まで砂利搬入なし-2016年10月12日 13:28


 琉球新報は、軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯建設に反対する市民の動きについて、次のように報じた。


①「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対する市民ら約300人が12日午前、東村高江のN1ゲート前で座り込み「やんばるの森を破壊するな」などと書かれたプラカードを掲げながら、建設に対する抗議の声を上げた。毎週水曜の一斉行動に当たる同日、同ゲート前にはうるま市や那覇市からの島ぐるみバスで参加した人たちを含め、300人以上が駆け付けて抗議活動を展開した。正午までに砂利を積んだダンプカーの搬入は確認されなかった。」
②「集会では、ベトナム戦争を経験したというベトナム人作家のレイ・リー・ヘイスリップさん(66)が『戦争を体験したからこそ、皆さんが平和を願う気持ちには深く共感できる』とあいさつし、大きな拍手が起こった。」
③「沖縄平和運動センターの山城博治議長は、着々と進む工事に対して『71年も我慢を強いられてきた。高江は沖縄だけでなく、全国の戦いだ。われわれは負けない』と連帯を呼び掛けた。」
④「建設に反対するメンバーによる米軍提供施設内建設現場付近での抗議は行われなかった。」


(6)琉球新報-高江伐採 政府「協議したと誤認」-2016年10月12日 10:46


 琉球新報は、「政府は11日、米軍北部訓練場の部分返還に伴うヘリコプター着陸帯(リパッド)建設を巡り、沖縄防衛局が沖縄森林管理署との事前協議なく立木(りゅうぼく)を伐採した件について『別の場所での立木(りゅうぼく)伐採の協議により伐採に係る協議も行ったものと誤認した』ことなどが原因だとする答弁書を閣議決定した。仲里利信衆院議員(無所属)の質問主意書に答えた。」、と報じた。
また、「伐採については『必要最小限の範囲で伐採したものであり、森林の保全に支障を及ぼしておらず、仮に事前協議がなされていれば承認していた状況であった』とした。立木の伐採は、8月3日に防衛局から事前協議のない伐採の報告を受けた森林管理署が顛末(てんまつ)書の提出を受け、一度は中止を指示した。だが森林管理署は『現場業者への指示ミスなどが原因だ。誤伐であり、悪質性はない』と判断し、4日に『事後協議が成立』として伐採中止指示を撤回した。」、と報じた。


(7)琉球新報-報道の自由侵害否定 記者排除で政府答弁書「警備方針・内容で判断」-2016年10月12日 12:01


 琉球新報は、「政府は11日、米軍北部訓練場の一部返還に伴うヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設を巡り、8月に取材中の本紙記者ら2人を機動隊が強制排除したことに関し「報道の自由は十分に尊重されている」などとして、問題はなかったとする答弁書を閣議決定した。仲里利信衆院議員(無所属)の質問主意書に答えた。仲里氏は質問主意書で、8月20日に本紙記者らが排除されたことについて『民主主義の根幹を支える報道の自由を侵害する極めて悪質な行為であり、また基本的人権を無視する行為として断じて許すことができない』と問題視。記者の『排除』を判断したのは沖縄県警なのか、報道後の対応の変化などについて質問した。」、と報じた。
 また、「記者への警備対応は『沖縄県警が沖縄県警における米軍基地移設工事等に伴う警備の方針や内容を判断している』と説明。報道の自由を侵害するとの指摘には『当たらない』と否定した。現場での取材に対しては『報道の自由は十分に尊重されている』とした。」、と伝えた。
 さらに、「反対する市民が9月28日、県警にロープで『拘束』された件については『現場の混乱、事故の防止等のために必要な警備活動が行われていたとのことであり、当該現場では【災害救助】が行われたものではないと承知している』などと『拘束』への言及を避けた。」、と伝えた。


 以下、琉球新報、沖縄タイムスの引用。








(1)琉球新報-高江伐採2万4000本 北部訓練場着陸帯工事 防衛局計画-2016年10月12日 06:30


 東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設工事を巡り、N1、G、Hの3地区で計2万4262本の立木(りゅうぼく)が伐採される計画であることが11日、分かった。伐採範囲は少なくとも3・8ヘクタール以上で、国頭村内の2013~15年度の年間平均伐採面積5・2ヘクタールの約7割に当たる。沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんが情報公開請求で沖縄森林管理署から入手した複数の資料により明らかとなった。

 数値は07年4月と08年8月に、沖縄防衛局長(07年は那覇防衛施設局長)が林野庁沖縄森林管理署長宛てに提出した「北部訓練場立木調査業務の調査報告書」や、防衛局と森林管理署の事前協議書に基づき、北上田さんが集計。G地区では林齢71年の広葉樹やリュウキュウマツなど1万490本の伐採計画が明記されているほか、N1では進入路を含め7307本が切り倒されることになっている。
 世界自然保護基金(WWF)ジャパン元主任で沖縄環境ネットワーク世話人の花輪伸一さんは「高木層の大量伐採により、残された周辺の樹木は強い直射日光や強風のあおりで相当なダメージを受けることになる」と指摘。さらに樹齢60年以上の幹が太くてしっかりとした樹木はノグチゲラやヤンバルテナガコガネなど希少種の営巣に最適な環境でもあるため、「伐採から波及する環境への負荷は計り知れない」と述べた。
 北上田さんは「やんばるでも特に自然度の高い場所で2万4千本以上伐採すれば確実に生態系が乱れ、取り返しのつかないことになる」とし、ヘリパッド建設を批判した。


(2)沖縄タイムス-翁長知事「歓迎」発言は不適切 米軍ヘリパッド建設認めず-2016年10月12日 07:33


 知事は8日に知事公舎で菅義偉官房長官と会談した際、訓練場の過半面積の年内返還を伝えられ、会談後、記者団に「歓迎する」と述べていた。

 知事は発言の真意を「早く返ってくることは了解だとの意味だ」と説明。菅氏との会談の場では年内返還に関し「承った。諸課題は後日申し上げる」と伝えたと述べ「歓迎」との発言は適切ではなかったとした。

 一方、11日の県議会米軍基地関係特別委員会(仲宗根悟委員長)では、「歓迎」発言に関する質問が与野党から相次いだ。

 謝花喜一郎知事公室長は、知事の発言に関し、「『歓迎』とはあるが、『容認』とは言っていない」と指摘。北部訓練場返還とヘリパッド建設に関し「知事のスタンスは変わっていない」と説明した。渡久地修氏(共産)の質問に答えた。

 また、県はオスプレイの配備撤回を求めていることに加え、自衛隊ヘリを使った資機材の搬入や機動隊を投入した警備などを挙げ「信頼関係の問題もあり、直ちに容認とはならない」とも指摘。県政内にヘリパッド建設に反対の選択肢はあるかを問われ、「オスプレイの使用や強行的な工事の進め方などトータルで考えなければならず、まだ県政内で議論ができていない」と述べた。照屋守之氏(沖縄・自民)への答弁。

 北部訓練場の約4千ヘクタールの返還はヘリパッドの建設が条件。菅氏は8日の会談で、年内の完成と訓練場の返還を明言した。これを知事が「歓迎」と評価したことから、知事がヘリパッド建設を容認したとの見方が出て、県内で波紋が広がっていた。


(3)沖縄タイムス-<米軍ヘリパッド>機動隊員、建設業者の車両で移動 荷台に20人-2016年10月12日 07:56


 東村高江周辺の米軍北部訓練場ヘリパッド建設で11日、機動隊員が建設業者の車両で訓練場内を移動していることが確認された。
 抗議するため訓練場に入った市民によると、同日午後1時半ごろ、N1ゲートからN1地区へ向かう道で、ダンプカーの荷台に機動隊員約20人が乗って移動していた。
 9月には県警が警察車両で作業員を運ぶ様子が確認され、市民らから「警察法が定める業務を超え、公正中立が疑われる」と批判が出ていた。


(4)沖縄タイムス-米軍訓練場内で直接抗議 逮捕覚悟で森守る-2016年10月12日 08:03


 米軍北部訓練場で進むヘリパッド建設に抗議する市民が、訓練場内に入り直接行動を始めて約3週間。ヘリパッドの早期完成を目指す政府は、「基地内」で市民を法的に排除するための方法を模索しており、今後は逮捕者が出る事態も想定される。にもかかわらず、なぜ行動するのか-。そうでもしなければ大規模な森林伐採が続く基地内の様子が分からず、建設を止められないという“ジレンマ”を抱えている。

 建設予定地の一つ、N1地区の裏側の通称「N1裏」から市民らが一列になり山へ入る。基地の境界がどこかも分からない、ただただジャングルの森。1人がやっと歩ける幅の獣道を通り抜け、作業現場に約40分かけてたどり着く。

 訓練場内での抗議行動が始まった9月22日、市民らはN1地区で伐採されそうな木にしがみついたりして阻止行動を展開。その日以降、防衛局側とのせめぎ合いが続いている。

 工事を急ぐ政府は、米軍施設・区域への無断立ち入りを規制する刑事特別法(刑特法)に基づき、防衛局職員による「私人逮捕」を検討。だが、訓練場には施設境界を示すラインがないことなどから難しいと判断し、新たに機動隊による威力業務妨害での検挙を模索している。

 刑特法に詳しい駿河台大学の島伸一名誉教授は、市民が建設現場近くで写真を撮っていることから、「フェンスやラインがなくても刑特法違反になる可能性が高い」と指摘。威力業務妨害に関し「米軍基地内の行為であっても、基地から出てきたときに逮捕される可能性がある」とみる。

 それでも訓練場内での抗議行動は続く。沖縄平和運動センターの山城博治議長は「そうでもしないと阻止できない。基地外のゲートでどんなに激しく抵抗しても10分あれば排除されてしまう」と語気を強める。

 外からはうかがい知れない建設現場は大量に木が伐採され、道路整備が進んでいた。「工事を1日でも、1時間でも遅らせたい」と思うものの、訓練場内への抗議参加は今のところ「自由意思」を尊重している。

 中に入らない市民もいる。「ヘリパッドいらない住民の会」の伊佐真次・東村議は基地内行動の趣旨は理解しつつ「逮捕者が出て世論に受け入れられるかどうか」と懸念。「社会に認められ、一緒に頑張れる運動にしたい」と思う。

 統一連の瀬長和男事務局長は「建設を止めたい思いは一つだが、方法論で異なる。那覇の路上で抗議する人もいるし、国の強行に対抗する手段として、みんなが模索している」と言う。

 抗議する市民を支援する小口幸人弁護士は「問題なのは警察や国の姿勢」と批判。「県道での違法な検問や道路封鎖で表現の自由の弾圧が続いている。逮捕されるのを覚悟の上で、これだけ多くの市民が訓練場に入っている現状を、警察や国、そして県は直視してほしい」と訴えた。


(5)琉球新報-高江で300人座り込み うるま、那覇市からも参加 正午まで砂利搬入なし-2016年10月12日 13:28


 東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対する市民ら約300人が12日午前、東村高江のN1ゲート前で座り込み「やんばるの森を破壊するな」などと書かれたプラカードを掲げながら、建設に対する抗議の声を上げた。

 毎週水曜の一斉行動に当たる同日、同ゲート前にはうるま市や那覇市からの島ぐるみバスで参加した人たちを含め、300人以上が駆け付けて抗議活動を展開した。正午までに砂利を積んだダンプカーの搬入は確認されなかった。

 集会では、ベトナム戦争を経験したというベトナム人作家のレイ・リー・ヘイスリップさん(66)が「戦争を体験したからこそ、皆さんが平和を願う気持ちには深く共感できる」とあいさつし、大きな拍手が起こった。

 沖縄平和運動センターの山城博治議長は、着々と進む工事に対して「71年も我慢を強いられてきた。高江は沖縄だけでなく、全国の戦いだ。われわれは負けない」と連帯を呼び掛けた。

 一方、建設に反対するメンバーによる米軍提供施設内建設現場付近での抗議は行われなかった。
【琉球新報電子版】


(6)琉球新報-高江伐採 政府「協議したと誤認」-2016年10月12日 10:46


 【東京】政府は11日、米軍北部訓練場の部分返還に伴うヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設を巡り、沖縄防衛局が沖縄森林管理署との事前協議なく立木(りゅうぼく)を伐採した件について「別の場所での立木(りゅうぼく)伐採の協議により伐採に係る協議も行ったものと誤認した」ことなどが原因だとする答弁書を閣議決定した。

 仲里利信衆院議員(無所属)の質問主意書に答えた。

 伐採については「必要最小限の範囲で伐採したものであり、森林の保全に支障を及ぼしておらず、仮に事前協議がなされていれば承認していた状況であった」とした。

 立木の伐採は、8月3日に防衛局から事前協議のない伐採の報告を受けた森林管理署が顛末(てんまつ)書の提出を受け、一度は中止を指示した。だが森林管理署は「現場業者への指示ミスなどが原因だ。誤伐であり、悪質性はない」と判断し、4日に「事後協議が成立」として伐採中止指示を撤回した。


(7)琉球新報-報道の自由侵害否定 記者排除で政府答弁書「警備方針・内容で判断」-2016年10月12日 12:01


 【東京】政府は11日、米軍北部訓練場の一部返還に伴うヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設を巡り、8月に取材中の本紙記者ら2人を機動隊が強制排除したことに関し「報道の自由は十分に尊重されている」などとして、問題はなかったとする答弁書を閣議決定した。仲里利信衆院議員(無所属)の質問主意書に答えた。

 仲里氏は質問主意書で、8月20日に本紙記者らが排除されたことについて「民主主義の根幹を支える報道の自由を侵害する極めて悪質な行為であり、また基本的人権を無視する行為として断じて許すことができない」と問題視。記者の「排除」を判断したのは沖縄県警なのか、報道後の対応の変化などについて質問した。

 記者への警備対応は「沖縄県警が沖縄県警における米軍基地移設工事等に伴う警備の方針や内容を判断している」と説明。報道の自由を侵害するとの指摘には「当たらない」と否定した。現場での取材に対しては「報道の自由は十分に尊重されている」とした。

 反対する市民が9月28日、県警にロープで「拘束」された件については「現場の混乱、事故の防止等のために必要な警備活動が行われていたとのことであり、当該現場では『災害救助』が行われたものではないと承知している」などと「拘束」への言及を避けた。


by asyagi-df-2014 | 2016-10-12 16:32 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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