沖縄-「辺野古裁判、沖縄県が敗訴」(7)

 辺野古裁判は、沖縄県が敗訴となった。
 このことを伝える。 
 沖縄タイムスは、2016年9月24日、「『三権一体』国追認判決の衝撃(5)『司法は期待できない』 新たな切り札探る動き」、と特集を続けた。
 その見出しは、「新たな切り札探る動き」、となっている。
 この特集で考える。
 沖縄タイムスは、まず、判決前後の様子を次のように伝える。


(1)辺野古違法確認訴訟の判決を翌日に控えた15日夕。翁長雄志知事ら県三役と与党県議団の姿が知事公舎にあった。9月定例会に向け、議案説明と懇親を目的とした県執行部と与党の定例の会合。翁長知事からは裁判についての言及はなかったが、会派代表者からは、言外に敗訴も覚悟しつつ、翁長県政と「反辺野古」の姿勢を貫く決意を表明する言葉が相次いだ。知事は落ち着いた表情で、議員たちの声を聞いていた。
(2)一夜明けた16日に言い渡された判決は、知事の埋め立て承認取り消しを違法と断じた。さらに、米軍普天間飛行場の危険性を除去する解決策は辺野古しかないという国と同じ主張を司法が採用。一報を受けた与党幹部は「敗訴も想定していたが、予想を上回るひどい内容だ」と批判した。
(3)裁判所前の公園では判決言い渡しの直後、与党や経済界、市民でつくる「オール沖縄会議」が主催する報告集会が開かれた。県敗訴の知らせに辺野古阻止を諦める声はなく、1500人(主催者発表)が集った会場は「不当判決だ」「安倍政権の下では三権分立は成り立たないのか」と怒りの声で満たされた。これまでの裁判に関連する集会は、両手をつなぐ「オール沖縄方式」のガンバロー三唱で締めくくられたが、この日は手をつながず、右の拳を高く突き上げ怒りを突き付けた。


 一方、自民党県連については次のように記す。


(1)自民党県連にとって県敗訴は想定される結果だった。ある幹部は「司法が『辺野古反対』の民意よりも、移設による普天間の危険性除去が重要と判断した。これ以上、知事が辺野古に反対しても全国的には『司法判断に従わず、わがままを言っている』としか映らないだろう」と勝ち誇る。
(2)最高裁まで訴訟が続く可能性を認めつつ「県が勝つことはあり得ないはず」と言い放った。


 県与党内の新たな動きについても伝える。


(1)与党内では知事を支え、辺野古阻止を実現する支援策を早急に考えるべきだとの意見が上がっている。県議の一人は「司法が『辺野古が唯一』と安全保障政策まで踏み込むのは異常だ。世論を高めれば最高裁で逆転する可能性もあるはずだ」と主張する。
(2)別の県議は「まずは民進党をはじめとする国政野党を巻き込んで動く必要がある。知事に上京してもらい、野党議員100人以上と集会を開きたい」と、より具体的な計画を練る。
(3)一部では訴訟とは別の手段を求める声も上がる。与党幹部は「最高裁まで持ち込むことは重要。しかし、今回の判決でそもそも司法には期待できないことが分かった」と指摘。新たな切り札の可能性に言及した。


 問題は、新たな切り札の可能性とは何なのかと言うことになる。つまり、沖縄タイムスの見出しの「新たな切り札探る動き」に戻る。
沖縄タイムスは、その動きの一つを、最後に次のように記述する。


「タイミング次第だが、県民投票が求められる。民意をはっきりさせる」


 以下、沖縄タイムスの引用。








沖縄タイムス-「三権一体」国追認判決の衝撃(5)「司法は期待できない」 新たな切り札探る動き-2016年9月24日 21:00



 辺野古違法確認訴訟の判決を翌日に控えた15日夕。翁長雄志知事ら県三役と与党県議団の姿が知事公舎にあった。9月定例会に向け、議案説明と懇親を目的とした県執行部と与党の定例の会合。翁長知事からは裁判についての言及はなかったが、会派代表者からは、言外に敗訴も覚悟しつつ、翁長県政と「反辺野古」の姿勢を貫く決意を表明する言葉が相次いだ。知事は落ち着いた表情で、議員たちの声を聞いていた。

 一夜明けた16日に言い渡された判決は、知事の埋め立て承認取り消しを違法と断じた。さらに、米軍普天間飛行場の危険性を除去する解決策は辺野古しかないという国と同じ主張を司法が採用。一報を受けた与党幹部は「敗訴も想定していたが、予想を上回るひどい内容だ」と批判した。

 裁判所前の公園では判決言い渡しの直後、与党や経済界、市民でつくる「オール沖縄会議」が主催する報告集会が開かれた。県敗訴の知らせに辺野古阻止を諦める声はなく、1500人(主催者発表)が集った会場は「不当判決だ」「安倍政権の下では三権分立は成り立たないのか」と怒りの声で満たされた。

 これまでの裁判に関連する集会は、両手をつなぐ「オール沖縄方式」のガンバロー三唱で締めくくられたが、この日は手をつながず、右の拳を高く突き上げ怒りを突き付けた。
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 自民党県連にとって県敗訴は想定される結果だった。ある幹部は「司法が『辺野古反対』の民意よりも、移設による普天間の危険性除去が重要と判断した。これ以上、知事が辺野古に反対しても全国的には『司法判断に従わず、わがままを言っている』としか映らないだろう」と勝ち誇る。

 最高裁まで訴訟が続く可能性を認めつつ「県が勝つことはあり得ないはず」と言い放った。

 与党内では知事を支え、辺野古阻止を実現する支援策を早急に考えるべきだとの意見が上がっている。県議の一人は「司法が『辺野古が唯一』と安全保障政策まで踏み込むのは異常だ。世論を高めれば最高裁で逆転する可能性もあるはずだ」と主張する。

 別の県議は「まずは民進党をはじめとする国政野党を巻き込んで動く必要がある。知事に上京してもらい、野党議員100人以上と集会を開きたい」と、より具体的な計画を練る。

 さらに、一部では訴訟とは別の手段を求める声も上がる。与党幹部は「最高裁まで持ち込むことは重要。しかし、今回の判決でそもそも司法には期待できないことが分かった」と指摘。新たな切り札の可能性に言及した。

 「タイミング次第だが、県民投票が求められる。民意をはっきりさせる」(政経部・銘苅一哲)=おわり


by asyagi-df-2014 | 2016-09-29 05:57 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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