元海兵隊将校に、屋良朝博さんが質問をぶつけました。

 2016年9月1日の屋良朝博さん(以下、屋良とする)のFBへの投降が、非常に面白いものでした。
 このFBを考える。
屋良の文章は、このように始まる。


「昨日、ヘリパッド建設で揺れる東村高江を訪問したアメリカの平和のための退役軍人会メンバーの中に、数年前に沖縄に駐留した元海兵隊将校がいました。質問をぶつけてみました。彼はイラク戦争にも参戦したそうです。」


 屋良の質問と元海兵対象校の答え。


(1)「なぜ海兵隊は沖縄に駐留しなければならないのか?」
(元)「海兵隊は移動手段がありません。隊員や物資を運ぶ艦船はないし、大型輸送機も沖縄に配備されていません。まったく動けない兵力なのです」


(2)「日本では朝鮮半島情勢や中国脅威で沖縄基地の重要性が強調される。海兵隊は有事対応でどのように動くのか」。
(元)「沖縄の海兵隊は輸送手段がないのだから、第一撃には使えない。米本国にある大型輸送機が運ぶ海兵隊は、カリフォルニア・ペンドルトン基地の第1海兵遠征軍であり、沖縄の第3海兵遠征軍ではない。大型輸送機はカリフォルニアと朝鮮半島を往復し、第一遠征軍を運び終えた後、必要なら沖縄から第3遠征軍を追加で運ぶ。二次的な兵力なんです」


(3)「朝鮮有事で、在韓米軍は2万5000人ほどですが、米本国からの増派部隊は何人くらいでしょうか」
(元)「30万から40万くらいのオーダーでしょう。その中の海兵隊は第1遠征軍が主力になります」


(4)「日本の安全保障は宗教的ですね」
(元)「そうそう」(と笑ってました。)


(5)「それではなぜ海兵隊は沖縄に固執するのだろうか。」
(元)「メンツの問題だろうね。地元住民が反対するから出て行くとなっては格好が悪いでしょ。そもそも軍隊は自身の意思で駐留先を決める組織じゃないから、彼らは政治の指示に従うだけだよ」。


 最後に、屋良は、日本をこんな風に描き出しています。


「いま政府は翁長知事を裁判で訴えています。政府の主張は地理的優位性がある沖縄でしか海兵隊は機能できず、普天間を移設するとしたら辺野古が『唯一』と主張しています。海兵隊側からすれば失笑を買うような議論を大真面目でやっているのが日本政府。そんな論理で辺野古の海を埋め立て、高江の森を潰し、オスプレイが縦横無尽に民家の上を飛ぶ。なんておかしな国なんでしょうか。」


 この屋良のFBで、よくわかったこと、
 米軍再編後、沖縄に残る部隊は31海兵遠征隊という部隊は、「抑止力」の範疇には入らないこと。
 また、このことを主張し続ける日本政府はあまりにも愚かだし、下を向いて笑っている米国政府は、やはり軍事的植民地主義の支配者である。


 以下、屋良朝博FBの引用。








 昨日、ヘリパッド建設で揺れる東村高江を訪問したアメリカの平和のための退役軍人会メンバーの中に、数年前に沖縄に駐留した元海兵隊将校がいました。質問をぶつけてみました。彼はイラク戦争にも参戦したそうです。
 ぜひ聞きたかった。「なぜ海兵隊は沖縄に駐留しなければならないのか?」
 元将校曰く、「海兵隊は移動手段がありません。隊員や物資を運ぶ艦船はないし、大型輸送機も沖縄に配備されていません。まったく動けない兵力なのです」
 我が意なのです。小生が20年前から主張してきたこと。
 続けて質問。「日本では朝鮮半島情勢や中国脅威で沖縄基地の重要性が強調される。海兵隊は有事対応でどのように動くのか」。
 元将校曰く、「沖縄の海兵隊は輸送手段がないのだから、第一撃には使えない。米本国にある大型輸送機が運ぶ海兵隊は、カリフォルニア・ペンドルトン基地の第1海兵遠征軍であり、沖縄の第3海兵遠征軍ではない。大型輸送機はカリフォルニアと朝鮮半島を往復し、第一遠征軍を運び終えた後、必要なら沖縄から第3遠征軍を追加で運ぶ。二次的な兵力なんです」
 いやはや、なんともあっさり答えてくれた。これも論理的に考えると当たり前のことです。「朝鮮有事で、在韓米軍は2万5000人ほどですが、米本国からの増派部隊は何人くらいでしょうか」
 元将校曰く、「30万から40万くらいのオーダーでしょう。その中の海兵隊は第1遠征軍が主力になります」
 沖縄駐留の海兵隊は米軍再編後、第31海兵遠征隊が主力ですが、その実働兵力は2200人と小ぶりな機動部隊です。だから沖縄の基地が日本を守ってくれているというのはあまりにも過大評価なんでしょうね。そんな海兵隊のために辺野古の海を潰し、高江の自然を壊すなんてあまりにも馬鹿げています。
 私が「日本の安全保障は宗教的ですね」と自虐ネタを振ると、ベテランズは「そうそう」と笑ってました。
 それではなぜ海兵隊は沖縄に固執するのだろうか。聞いてみました。
 元将校は両手を肩の高さほどまで上げながら、ミッキーマウスのようなひょうきん顔を向けました。曰く、「メンツの問題だろうね。地元住民が反対するから出て行くとなっては格好が悪いでしょ。そもそも軍隊は自身の意思で駐留先を決める組織じゃないから、彼らは政治の指示に従うだけだよ」。
 いま政府は翁長知事を裁判で訴えています。政府の主張は地理的優位性がある沖縄でしか海兵隊は機能できず、普天間を移設するとしたら辺野古が「唯一」と主張しています。海兵隊側からすれば失笑を買うような議論を大真面目でやっているのが日本政府。そんな論理で辺野古の海を埋め立て、高江の森を潰し、オスプレイが縦横無尽に民家の上を飛ぶ。なんておかしな国なんでしょうか。

ちょこっと解説:米軍再編後、沖縄に残る部隊は31海兵遠征隊という部隊で、長崎県佐世保の船に乗って1年の半分以上をアジア太平洋地域へ遠征している。長崎が始発駅とすると沖縄は乗車駅です。目的地がアジア全域であれば、乗車駅を沖縄に限定する理由はまったくありません。日本だけで通用するとんでもない論理なのです。乗車駅は長崎でも佐賀でも、熊本、鹿児島でもどこでもいいし、グアム、オーストラリア、ハワイ、米本国でもまったく運用に支障はありません。政治がそう決めればいいだけの話です。


by asyagi-df-2014 | 2016-09-07 05:36 | 米軍再編 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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