「憲法・教育基本法改悪に反対する市民連絡会おおいた」の「市民連続講座2016 第2回」に参加しました。

 2016年9月3日、大分市のコンパルホ-ルで、「憲法・教育基本法改悪に反対する市民連絡会おおいた」が開催した「市民連続講座2016 第2回」に、参加しました。 この日は、大阪の山田肇(はじむ)さんの「私の教育活動と『日の丸』『君が代』」と題した講演がありました。
実は、2016年8月27日の週刊金曜日大分読者会の成澤さんの講演では、「ひとり一人が問われる時代になる」、との話を参加者で確認したばかりでしたが、この日の講演も、このことの意味を噛み締めさせるものになりました。
 山田さんの講演内容のレジメはこのようになっていました。


1.私の教育活動
2.「日の丸」「君が代」に反対する理由
3.「君が代」不起立=ささやかな抵抗→戒告処分と合格していた再任用の取消
4.人事委員会→裁判へ
5.「ささやかな抵抗」から見えてきたもの


 山田さんの話は、「ささやかな抵抗」について語られたものでした。
 もちろん、この「ささやかな抵抗」が会場参加者に大きな感動をもたらしてくれました。
 山田さんは、自らの「ささやかな抵抗」の意味を、「『ささやかな抵抗』から見えてきたもの」、として次のようにまとめています。


(1)戦前・戦後をつらぬく天皇制と「日の丸」「君が代」
天皇は責任をとらず、戦後も「象徴」として生き残り、「日の丸」「君が代」も 捨て去られなかっただけでなく、職務命令と処分で強制されている。1950年 代から学校に。 
(2)教育と教師の戦争責任、戦後責任はいまだ果たされていない
「国の命令でありさえすれば、まちがっていようが、ひたすら忠実に命令に従う ことを至上とするのは、奴隷の思想」(山中恒氏)
(3)『日の丸』・『君が代』・天皇制との闘いは、日本の国の「主体性をつくりかえる」ための闘い、そして、人間として主体的に生きんとするための闘い」
「君が代」不起立は、「ささやかな抵抗」とはいえ、戦前・戦後の「国体」への 「隷属」を拒否し、「主体性」を持って生きよう」とする「静かな」叫び=闘い(4)侵略と戦争、排外主義と差別扇動を許さない
(5)「考えることで」「強くなり」世界を変革できる・・・
ハンナ・ア-レントがいう〈悪の凡庸さ〉「思考停止」によって「平凡な人間が 残虐行為に走る」アイヒマンへの道は拒絶する。「考えることで」「強くなり」 世界を変革できる


 この記述を見て、山田さんの理論の詰め方が少しだけわかるような気がしました。
 それにしても、会場参加者がこのすべてを持ち帰ることができたのか、一期一会とは言え、その難しさも、一方では感じてしまいます。
何を言いたかったのかというと、ただ1回の出会いだけではつかめないものが多いということを感じたわけで、もう少しこちら側の積み重ねが必要だということでした。
山田さんの講演を聴きながら、素晴らしい出会いを多く重ねえきたのだと感じました。
 もちろん、それを体系的に理論付ける整理を自分の中で積み重ねてきたのだなと。
だとしたら、私たちのの方が、この機会を次に繋げる必要がある、と受け取りました。


なお、「市民連続講座2016 第3回」は、2016年12月3日(土曜)に、大分市コンパルホ-ルで、日出生台の畜産農家である衛藤洋次さんを迎えることになっています。


by asyagi-df-2014 | 2016-09-05 08:08 | 連帯を通して-市民運動の場で | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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