原発問題-鹿児島県知事は26日、県庁で九州電力社長と面会し、川内原発を一時停止し、再点検するよう申し入れた。
2016年 08月 26日
標題について、毎日新聞は2016年8月26日、「鹿児島県の三反園訓(みたぞの・さとし)知事は26日、県庁で九州電力の瓜生(うりう)道明社長と面会し、川内(せんだい)原発(同県薩摩川内市)を一時停止し、再点検するよう申し入れた。九電は応じないことを9月初旬までに知事に伝える方針だが、定期検査のため川内1号機を10月に、2号機を12月に停止する予定で、その後、運転を再開するかが焦点となる。」、と報じた。
また、知事の申し入れについて、次のように伝えた。
(1)三反園知事は申し入れで、川内原発について「一旦停止し、再点検、再検証すべきだ」と強調。その上で、(1)安全性の点検と周辺の活断層の調査(2)自治体の避難計画に対する支援体制強化(3)県民の不安解消に向けた情報発信−−の3点を強く要請した。
(2)三反園知事は7月の知事選で、川内原発について「熊本地震後、住民の不安が高まっている」と、運転の一時停止・再点検を公約に掲げ初当選した。今月19日には、事故時の避難対策を確認するため原発周辺の避難ルートや福祉施設などを視察し、九電への申し入れ内容を検討してきた。
(3)知事に原発を停止させる法的権限はなく、原子力規制委員会と九電は4月の熊本地震発生後、川内原発について「安全上問題ない」と強調してきた。九電は要請とは関係なく、川内1号機は10月6日、2号機は12月16日から原子炉を停止して定期検査する予定。
さて、九州電力は、鹿児島県民の命の問題を課題とする鹿児島県知事の意向をどのように汲み取ることができるのか。
以下、毎日新聞の引用。
毎日新聞-鹿児島知事 川内原発の停止と再点検申し入れ 九電社長に-2016年8月26日 16時20分
鹿児島県の三反園訓(みたぞの・さとし)知事は26日、県庁で九州電力の瓜生(うりう)道明社長と面会し、川内(せんだい)原発(同県薩摩川内市)を一時停止し、再点検するよう申し入れた。九電は応じないことを9月初旬までに知事に伝える方針だが、定期検査のため川内1号機を10月に、2号機を12月に停止する予定で、その後、運転を再開するかが焦点となる。
三反園知事は申し入れで、川内原発について「一旦停止し、再点検、再検証すべきだ」と強調。その上で、(1)安全性の点検と周辺の活断層の調査(2)自治体の避難計画に対する支援体制強化(3)県民の不安解消に向けた情報発信−−の3点を強く要請した。
三反園知事は7月の知事選で、川内原発について「熊本地震後、住民の不安が高まっている」と、運転の一時停止・再点検を公約に掲げ初当選した。今月19日には、事故時の避難対策を確認するため原発周辺の避難ルートや福祉施設などを視察し、九電への申し入れ内容を検討してきた。
知事に原発を停止させる法的権限はなく、原子力規制委員会と九電は4月の熊本地震発生後、川内原発について「安全上問題ない」と強調してきた。九電は要請とは関係なく、川内1号機は10月6日、2号機は12月16日から原子炉を停止して定期検査する予定。【杣谷健太、遠山和宏】