沖縄-辺野古・高江から-2016年8月10日

 2016年8月10日沖縄-辺野古・高江の今を沖縄タイムスと琉球新報は次のように表した。
「ヘリパッド建設、砂利搬入続く 抗議の市民押さえ付け」(琉球新報)、との状況が続いている。


(1)琉球新報-【ルポ・着陸帯強行】反対へ全国から結集 同志、交流深め連帯-2016年8月10日 05:01


 琉球新報は、高江の闘いを【ルポ・着陸帯強行】で次のように伝えた。


①「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設問題で、建設に反対する市民らが通称『N1裏』と呼ぶ場所に設置しているテントに5日以降、泊まり込みで運動に参加する人々が各地から訪れている。全国的に注目されてきた米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する運動にも参加したことがない人たちが、入れ替わりながら参加する。8日夜から9日午前にかけて現場を取材した。」
②「N1裏では、警察や沖縄防衛局によるテント撤去を警戒する市民らが結集した5日以降、数日でブルーシートで屋根を作り雨風をしのげるテントが設置された。内部には縦約60メートル、横約12メートルの奥行きのある縦長な集会場が設けられている。ブロックを土台に縦長の板をいくつも並べ、200人余は座れる。テント内の棚には県内外から善意で届いたカップラーメンや缶詰などがぎっしり。水のペットボトルも所狭しと並ぶ。」
③「日が落ちると発電機を使い、電灯がともされた。午後8時半ごろ、昼間は集会場のスペースを寝床に変更する作業が始まり、計20人余が寝るスペースを確保していた。女性陣は地面の上に板を敷いて平らな土台を作り、その上にキャンプ用テントを設置した上で内部にマットを敷く。大きなテント内に小さなキャンプ用テントを四つ以上は設置し、一つのテント当たりで2、3人が横になった。」
④「男性陣は女性陣とは離れた位置にブロックを土台に板で平らな寝床を作り、10人余が雑魚寝した。テントの外では、農道沿い数百メートルの区間に縦列駐車している車中で寝る人も多かった。」
⑤「就寝前、テント内にいた古川香織さん(42)=千葉県=と垣内成子さん(64)=読谷村=は初対面同士で雑談し、交流を深めていた。古川さんは「(7月22日のN1表の車両やテントを強制撤去する)映像を見た。居ても立ってもいられなくなった」と6日から泊まり込む。垣内さんは懐中電灯、寝袋、食料などを自前で持参し泊まり込む。」
⑥「就寝スペースは午後10時ごろには消灯した。翌9日午前4時、起きてきた人ら10人余が、テーブルを囲んで紙コップに入れたコーヒー片手にヘリパッド工事の進捗(しんちょく)について話し合った。」
⑦「輪に加わっていた豊岡英幸さん(30)=東京都=は、7月22日の強制撤去の映像を見て衝撃を受け、8月5日からN1裏に泊まる。『いつ(機動隊らが)来るんじゃないかという緊張感がある』と明かし『(今後も高江に)ぜひ飛んできたい』と強調した。」
⑧「午前5時7分、早朝からのN1裏のテント撤去を警戒してテントの外に駐車した車中で泊まった人や朝に駆け付けた人らもテント内に集まり、一日の開始を告げる集会が始まった。」



(2)沖縄タイムス-車両30台で徐行、トラックの進入阻む 沖縄・高江で抗議拡大-2016年8月10日 05:30



 沖縄タイムスは、「沖縄県東村高江周辺の米軍ヘリパッド建設に反対する市民約50人が9日午前、N1地区表側出入り口につながる県道70号を約30台の車両で徐行し、砂利搬入のトラックが入らないよう抗議した。『砂利が搬入されるとヘリパッド建設が急ピッチで進んでしまう』との危機感から市民は抗議活動を8日から拡大しており、10日以降も続ける構えだ。市民によると県道での抗議は午前7時半ごろ始まり、約30台が徐行しながらトラックが早く進むのを妨げた。歩いてトラックの前に立ちはだかる参加者もおり、多くの機動隊員ともみ合いになりながら混乱は11時ごろまで続いたという。」、と報じた。
 また、「市民は『機動隊員は根拠も示さずに県道を封鎖し、歩行も許さなかった』と指摘。一方、県警は『県道の封鎖や出入り制限は一切していない』としており、主張が食い違っている。」、と伝えた。



(3)沖縄タイムス-<沖縄関係予算>「菅氏は3千億円台確保を約束」と翁長知事 官邸で会談-2016年8月10日 10:30



 沖縄タイムスは、「沖縄県の翁長雄志知事は10日午前、首相官邸で菅義偉官房長官と会談し、来年度の沖縄関係予算の概算要求に向けた国庫要請・税制改正の要望書を手渡し、実現を求めた。翁長知事によると、菅氏は沖縄関係予算の3千億円台の確保を約束。沖縄振興関連の税制9制度の延長・拡充については『全国的な税制の見直しのなかで検討したい』と答えたという。」、と報じた。
 また、「概算要求時期を前に、政府側が発信した沖縄振興と基地問題の『リンク論』については、話題にならなかったという。」、と伝えた。


(4)琉球新報-ヘリパッド建設、砂利搬入続く 抗議の市民押さえ付け-2016年8月10日 12:35



 琉球新報は、高江の状況を次のように報じた。



①「東村から国頭村に広がる米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対する市民ら約100人は10日朝、東村高江のN1地区ゲート前に向かう県道70号で、砂利を搬入する10トントラックに対する抗議行動をした。警察は市民らの抗議行動をけん制し、新川ダムと東村高江区集落への進入路を車両通行止めにした。集落への進入路は約30分で解除したが、新川ダムの進入路は約2時間にわたって車両通行止めを継続した。抗議行動で沖縄防衛局による砂利の搬入が30分以上遅れた。
②「市民らは県道70号上で、砂利を搬入する10トントラックに対し、プラカードを掲げ抗議した。警察は午前7時前から東村高江区内の各地で機動隊員を配置し、抗議行動を警戒。路上にいる市民らを機動隊員5、6人が取り囲むなどして抗議行動をけん制した。」
③「砂利を積んだ10トントラックは最初の2台が午前8時40分ごろにゲート内に入った。以降、20分おきに搬入が続き、午前10時半ごろに最後の9、10台目がゲート内に入った。」
④「通称『N1裏』では、沖縄防衛局によるテントの撤去を警戒し、多くの市民らが9日夜から10日早朝にかけて泊まり込んだ。沖縄防衛局や警察によるテントの撤去は行われなかった。」


 以下、沖縄タイムス及び琉球新報の引用。








(1)琉球新報-【ルポ・着陸帯強行】反対へ全国から結集 同志、交流深め連帯-
2016年8月10日 05:01


 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設問題で、建設に反対する市民らが通称「N1裏」と呼ぶ場所に設置しているテントに5日以降、泊まり込みで運動に参加する人々が各地から訪れている。全国的に注目されてきた米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する運動にも参加したことがない人たちが、入れ替わりながら参加する。8日夜から9日午前にかけて現場を取材した。

 N1裏では、警察や沖縄防衛局によるテント撤去を警戒する市民らが結集した5日以降、数日でブルーシートで屋根を作り雨風をしのげるテントが設置された。内部には縦約60メートル、横約12メートルの奥行きのある縦長な集会場が設けられている。ブロックを土台に縦長の板をいくつも並べ、200人余は座れる。テント内の棚には県内外から善意で届いたカップラーメンや缶詰などがぎっしり。水のペットボトルも所狭しと並ぶ。
 日が落ちると発電機を使い、電灯がともされた。午後8時半ごろ、昼間は集会場のスペースを寝床に変更する作業が始まり、計20人余が寝るスペースを確保していた。女性陣は地面の上に板を敷いて平らな土台を作り、その上にキャンプ用テントを設置した上で内部にマットを敷く。大きなテント内に小さなキャンプ用テントを四つ以上は設置し、一つのテント当たりで2、3人が横になった。
 男性陣は女性陣とは離れた位置にブロックを土台に板で平らな寝床を作り、10人余が雑魚寝した。テントの外では、農道沿い数百メートルの区間に縦列駐車している車中で寝る人も多かった。
 就寝前、テント内にいた古川香織さん(42)=千葉県=と垣内成子さん(64)=読谷村=は初対面同士で雑談し、交流を深めていた。古川さんは「(7月22日のN1表の車両やテントを強制撤去する)映像を見た。居ても立ってもいられなくなった」と6日から泊まり込む。垣内さんは懐中電灯、寝袋、食料などを自前で持参し泊まり込む。
 就寝スペースは午後10時ごろには消灯した。翌9日午前4時、起きてきた人ら10人余が、テーブルを囲んで紙コップに入れたコーヒー片手にヘリパッド工事の進捗(しんちょく)について話し合った。
 輪に加わっていた豊岡英幸さん(30)=東京都=は、7月22日の強制撤去の映像を見て衝撃を受け、8月5日からN1裏に泊まる。「いつ(機動隊らが)来るんじゃないかという緊張感がある」と明かし「(今後も高江に)ぜひ飛んできたい」と強調した。
 午前5時7分、早朝からのN1裏のテント撤去を警戒してテントの外に駐車した車中で泊まった人や朝に駆け付けた人らもテント内に集まり、一日の開始を告げる集会が始まった。(古堅一樹)


(2)沖縄タイムス-車両30台で徐行、トラックの進入阻む 沖縄・高江で抗議拡大-2016年8月10日 05:30


 沖縄県東村高江周辺の米軍ヘリパッド建設に反対する市民約50人が9日午前、N1地区表側出入り口につながる県道70号を約30台の車両で徐行し、砂利搬入のトラックが入らないよう抗議した。「砂利が搬入されるとヘリパッド建設が急ピッチで進んでしまう」との危機感から市民は抗議活動を8日から拡大しており、10日以降も続ける構えだ。

 市民によると県道での抗議は午前7時半ごろ始まり、約30台が徐行しながらトラックが早く進むのを妨げた。歩いてトラックの前に立ちはだかる参加者もおり、多くの機動隊員ともみ合いになりながら混乱は11時ごろまで続いたという。

 市民は「機動隊員は根拠も示さずに県道を封鎖し、歩行も許さなかった」と指摘。一方、県警は「県道の封鎖や出入り制限は一切していない」としており、主張が食い違っている。


(3)沖縄タイムス-<沖縄関係予算>「菅氏は3千億円台確保を約束」と翁長知事 官邸で会談-2016年8月10日 10:30


 【東京】沖縄県の翁長雄志知事は10日午前、首相官邸で菅義偉官房長官と会談し、来年度の沖縄関係予算の概算要求に向けた国庫要請・税制改正の要望書を手渡し、実現を求めた。
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 翁長知事によると、菅氏は沖縄関係予算の3千億円台の確保を約束。沖縄振興関連の税制9制度の延長・拡充については「全国的な税制の見直しのなかで検討したい」と答えたという。

 このほか、一括交付金の所要額の確保、子どもの貧困対策と駐留軍用地跡地利用に関する取り組みの推進、鉄軌道の事業化に向けた取り組みの早期着手、国保事業に対する支援―などを求めた。

 概算要求時期を前に、政府側が発信した沖縄振興と基地問題の「リンク論」については、話題にならなかったという。

 県側からは安慶田光男副知事、国側から杉田和博官房副長官が同席した。

 翁長知事らは同日、鶴保庸介沖縄担当相や自民党の二階俊博幹事長、高村正彦副総裁らにも同様の要請をする。


(4)琉球新報-ヘリパッド建設、砂利搬入続く 抗議の市民押さえ付け-2016年8月10日 12:35


 【ヘリパッド取材班】東村から国頭村に広がる米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対する市民ら約100人は10日朝、東村高江のN1地区ゲート前に向かう県道70号で、砂利を搬入する10トントラックに対する抗議行動をした。警察は市民らの抗議行動をけん制し、新川ダムと東村高江区集落への進入路を車両通行止めにした。集落への進入路は約30分で解除したが、新川ダムの進入路は約2時間にわたって車両通行止めを継続した。抗議行動で沖縄防衛局による砂利の搬入が30分以上遅れた。

 市民らは県道70号上で、砂利を搬入する10トントラックに対し、プラカードを掲げ抗議した。警察は午前7時前から東村高江区内の各地で機動隊員を配置し、抗議行動を警戒。路上にいる市民らを機動隊員5、6人が取り囲むなどして抗議行動をけん制した。

 砂利を積んだ10トントラックは最初の2台が午前8時40分ごろにゲート内に入った。以降、20分おきに搬入が続き、午前10時半ごろに最後の9、10台目がゲート内に入った。

 通称「N1裏」では、沖縄防衛局によるテントの撤去を警戒し、多くの市民らが9日夜から10日早朝にかけて泊まり込んだ。沖縄防衛局や警察によるテントの撤去は行われなかった。
【琉球新報電子版】


by asyagi-df-2014 | 2016-08-10 18:31 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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